特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第10節5章 74
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第10節5章 74
〖旅行④〗
挿入された瞬間の声は本気の声だった。俺(福山大輔)の妻、葵(あおい)が向井浩人さんに突き刺されて、思わず出した快感の声だ。
『やだぁ・・・駄目、・・ああああんっ!』って葵が明らかに挿入れられた甘え声。
『いやだ、ねえ、だめでしょう?挿入れちゃ・・。』って葵の声に向井さんが、
〔葵(向井さんが呼び捨てした。)、すごく濡れてるぞ!〕
『いや~・・・。』
〔葵に挿入れたかった、凄く気持ちいいよ。〕
って向井さんの甘い声ってのは聞いたことが無かった。
、
〔挿入れちゃ駄目って言いいなよ。〕
『・・え、ほんとに、向井さん挿入れちゃ駄目・・あああっ!』って声。
多分、駄目って言った瞬間に深く突かれたのだと思う。
〔葵、首に手を回せよ。〕と命令する声。
『・・・電話が、まだな・・・やだあんっ!』
そこから暫く葵の喘ぎ声が続いていた。葵の半端無く感じている声とベッドの軋みで、葵が向井さんに突かれ捲っているのは判る。葵の泣きそうな本気の喘ぎ声で、俺は、正直喉がカラカラになった。嫉妬というより、くらくらくる、ヤバい、ヤバいという感情なのだ。
そのうちに葵は、落ち着いた喘ぎ声になっていく。数秒に一回程度の『あんっ!あっ!』って葵の声だけになった。でも葵が向井さんとのセックスに興奮しきっているのは明白だった。
暫くして、キスの音や、ベッドが軋む音が全部止まって、〔大輔には終わってから電話しなよ。おれ中途でやめるのは我慢出来ないから。〕って向井さんの声。5秒くらい沈黙があって、直後にガサガサって音の後、電話が切れた。
結局のところ葵から電話があったのは20時だった。
『ごめんね、今まで滑っていたの・・。』
って、メールの返事ができなかった事を先ず俺に謝ってくる。
「今ホテル着いたの?」と少し意地悪な質問をした。
『んー。まあ、さっきかな。』
って会話。ちょっと明るい声で、何だか葵の声を聞くだけでほっとした。(葵の明らかな嘘には嫉妬を感じない。というかそれが可愛くもあり萌える。)
「御飯はもう食べた?」
『ん?うん。御飯は、これから。』
そして暫くの間、スキーの話題で盛り上がる。10分程経過し、『大輔君、早くこっちへ来てほしいな。明日は絶対に会おうね。』って甘い言葉。
それで、葵から『この後、向井さんの部屋にこのままいてもいいかな?』って告げられた。「葵が良いならいいよ。」と俺は応える。(実は1部屋しか予約していないのを俺は知っていたけれど・・・・そんなの嘘だからダメともいえないな)最後に、『Hになってもいいかな?』とちっちゃい声で尋ねる。俺は「葵がいいなら構わないよ。」『うん。』
その時の空気は凄くエロかった。不思議な感覚ではあるけど、俺の嫉妬も凄いが、でも〖海の時〗みたいな焦燥感とイライラではなかった。当然にそうなるだろうと覚悟はできていた。
葵に、(『ごめんね、今まで滑っていたの。』)嘘をつかれたっていうのは確かにそうなのだけど、何て言えばいいのかな。お互いが嘘をつくことは織り込み済みなのです。(俺が明日行かないのも葵からすれば嘘になる。厳密に言えば、俺も嘘をついていることになるかもしれないが、プレイが1日延長されたという解釈なのだけれどね。)
葵の口調とか、葵は言えない(恥ずかしいってのも絶対ある)からっていうこともあり、このプレイ(〖貸し出し〗)中につく葵の嘘って、本当の“嘘”とは違うと思っています。
向井さんとのセックスについても、葵は俺に『気持よかった』とはほとんど言わないのです。たまに言うときは、どちらかというと俺を喜ばせたり、挑発したりする為に効果的に使っている。
葵は、実際の向井さんとのセックスのことを具体的に言わないけど、俺に言っている極限られた範囲だけでも違う所はある(イッてるし)。それは“嘘”とはちょっと違うかなと思っています。(俺が80%程度はプレイ内容を知っているからですが・・・・)
確かに厳密に言うと嘘かもしれないけど、例えばデートでどこか連れて行って微妙な時(楽しくない場合)でも「連れてきてくれてありがとうね。」と、いうのは嘘だけど、デートしたことが楽しいという意味では嘘ではない。そういうイメージです。
まあ、でも、そう言っておいて何ですけど嘘は嘘ですよね。その『今部屋に着いてすぐ電話したよ。』みたいな電話による葵の嘘に興奮したのも事実です。(そうですよね。知っているから嘘つかれてもショックを受けないだけで、今までも葵が言えない・言わない嘘はあったかも。)
と言う俺自身も「嘘をついている」のですが、言い訳にはなるがプレイを進めるには仕方のない“嘘”だと思います。偉そうに言えばプレイをしているのは俺であり、あくまでも葵は客体に過ぎない。たぶんこんな考え方では将来的に痛い目に遭うだろう。
2015/07/09
〖旅行④〗
挿入された瞬間の声は本気の声だった。俺(福山大輔)の妻、葵(あおい)が向井浩人さんに突き刺されて、思わず出した快感の声だ。
『やだぁ・・・駄目、・・ああああんっ!』って葵が明らかに挿入れられた甘え声。
『いやだ、ねえ、だめでしょう?挿入れちゃ・・。』って葵の声に向井さんが、
〔葵(向井さんが呼び捨てした。)、すごく濡れてるぞ!〕
『いや~・・・。』
〔葵に挿入れたかった、凄く気持ちいいよ。〕
って向井さんの甘い声ってのは聞いたことが無かった。
、
〔挿入れちゃ駄目って言いいなよ。〕
『・・え、ほんとに、向井さん挿入れちゃ駄目・・あああっ!』って声。
多分、駄目って言った瞬間に深く突かれたのだと思う。
〔葵、首に手を回せよ。〕と命令する声。
『・・・電話が、まだな・・・やだあんっ!』
そこから暫く葵の喘ぎ声が続いていた。葵の半端無く感じている声とベッドの軋みで、葵が向井さんに突かれ捲っているのは判る。葵の泣きそうな本気の喘ぎ声で、俺は、正直喉がカラカラになった。嫉妬というより、くらくらくる、ヤバい、ヤバいという感情なのだ。
そのうちに葵は、落ち着いた喘ぎ声になっていく。数秒に一回程度の『あんっ!あっ!』って葵の声だけになった。でも葵が向井さんとのセックスに興奮しきっているのは明白だった。
暫くして、キスの音や、ベッドが軋む音が全部止まって、〔大輔には終わってから電話しなよ。おれ中途でやめるのは我慢出来ないから。〕って向井さんの声。5秒くらい沈黙があって、直後にガサガサって音の後、電話が切れた。
結局のところ葵から電話があったのは20時だった。
『ごめんね、今まで滑っていたの・・。』
って、メールの返事ができなかった事を先ず俺に謝ってくる。
「今ホテル着いたの?」と少し意地悪な質問をした。
『んー。まあ、さっきかな。』
って会話。ちょっと明るい声で、何だか葵の声を聞くだけでほっとした。(葵の明らかな嘘には嫉妬を感じない。というかそれが可愛くもあり萌える。)
「御飯はもう食べた?」
『ん?うん。御飯は、これから。』
そして暫くの間、スキーの話題で盛り上がる。10分程経過し、『大輔君、早くこっちへ来てほしいな。明日は絶対に会おうね。』って甘い言葉。
それで、葵から『この後、向井さんの部屋にこのままいてもいいかな?』って告げられた。「葵が良いならいいよ。」と俺は応える。(実は1部屋しか予約していないのを俺は知っていたけれど・・・・そんなの嘘だからダメともいえないな)最後に、『Hになってもいいかな?』とちっちゃい声で尋ねる。俺は「葵がいいなら構わないよ。」『うん。』
その時の空気は凄くエロかった。不思議な感覚ではあるけど、俺の嫉妬も凄いが、でも〖海の時〗みたいな焦燥感とイライラではなかった。当然にそうなるだろうと覚悟はできていた。
葵に、(『ごめんね、今まで滑っていたの。』)嘘をつかれたっていうのは確かにそうなのだけど、何て言えばいいのかな。お互いが嘘をつくことは織り込み済みなのです。(俺が明日行かないのも葵からすれば嘘になる。厳密に言えば、俺も嘘をついていることになるかもしれないが、プレイが1日延長されたという解釈なのだけれどね。)
葵の口調とか、葵は言えない(恥ずかしいってのも絶対ある)からっていうこともあり、このプレイ(〖貸し出し〗)中につく葵の嘘って、本当の“嘘”とは違うと思っています。
向井さんとのセックスについても、葵は俺に『気持よかった』とはほとんど言わないのです。たまに言うときは、どちらかというと俺を喜ばせたり、挑発したりする為に効果的に使っている。
葵は、実際の向井さんとのセックスのことを具体的に言わないけど、俺に言っている極限られた範囲だけでも違う所はある(イッてるし)。それは“嘘”とはちょっと違うかなと思っています。(俺が80%程度はプレイ内容を知っているからですが・・・・)
確かに厳密に言うと嘘かもしれないけど、例えばデートでどこか連れて行って微妙な時(楽しくない場合)でも「連れてきてくれてありがとうね。」と、いうのは嘘だけど、デートしたことが楽しいという意味では嘘ではない。そういうイメージです。
まあ、でも、そう言っておいて何ですけど嘘は嘘ですよね。その『今部屋に着いてすぐ電話したよ。』みたいな電話による葵の嘘に興奮したのも事実です。(そうですよね。知っているから嘘つかれてもショックを受けないだけで、今までも葵が言えない・言わない嘘はあったかも。)
と言う俺自身も「嘘をついている」のですが、言い訳にはなるがプレイを進めるには仕方のない“嘘”だと思います。偉そうに言えばプレイをしているのは俺であり、あくまでも葵は客体に過ぎない。たぶんこんな考え方では将来的に痛い目に遭うだろう。
2015/07/09
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