長X【交尾】第1章1回 01
長X【交尾】第1章1回 01
(原題:腐れ縁 投稿者:琢己 投稿日:2009/11/09 )
俺(勝呂裕之:ひろゆき)は30歳。妻の沙理奈(さりな)は28歳で大学時代の後輩です。結婚して5年経ちますが、子供は未だ出来ずにお陰で妻のスタイルはほぼ知り合った頃から変わりません。数カ月前、同じく学生時代の同期であった三井道晴という男が、陽菜という子と長年付き合ってゴールインしました。結婚前から良く知る間柄で、お互いの家を行き来する仲でした。
しかし俺と三井夫妻にはややこしい(?)関係があり、陽菜は、実を言うと俺の学生時代の元カノです・・三井からすると、どうもこの関係は不公平!?ということになるらしく、うちに遊びに来ると必ず、同じ話でグチグチと不満を漏らす“最低男”なのです・・・。
〔おぉ!沙理奈久し振り~。〕
三井は妻を〔沙理奈〕と平気で呼び捨てにします。まぁ紗理奈は三井にとっても後輩なんですが・・・。
『三井先輩、新婚生活はどうですか?』
〔新婚!?だっておれら7年付き合っていたんだからな。新鮮さなんてゼロ!ゼロ!〕
悪ぶっている三井に俺たち夫婦は苦笑しました。
『陽菜先輩のことを泣かせたらダメですよ~。』
〔はいはい、近頃沙理奈も口煩くなっちゃって・・・。昔はホント可愛かったのになぁ、なぁ裕之?〕
俺は大声で笑いました。沙理奈だけではなく、昔は皆、学生とはいえまだまだ子供でしたから。
「俺が言える立場じゃないけどさ、子供とかはすぐ作らないのか?」
〔まぁ1~2年はな、作る気無いな。〕
「じゃあその間、道晴まだまだ遊べるな、アハハ!」
男2人がバカ話で盛り上がっている間に、妻は今夜の食事の支度を続けています。
〔お前と陽菜が付き合っていたのって、実際はどのくらいだ?〕
俺はまたか・・・。と辟易(へきえき)しました。酒が入り始めるとこの話題です。
「えぇっと、半年持たなかったんじゃないかな・・・。短かったよ、ホントに。」
〔何回ヤッた??〕
「馬鹿か!そんなの覚えてないよ・・・。て言うか沙理奈に聞こえるだろ!?」
もちろん妻も俺が陽菜と付き合っていたことは知っています。今では遠い過去の笑い話です。
〔でもさぁ、覚えているんだろ?陽菜のカラダを・・・。〕
「そりゃもちろん!・・・。お前には悪いけど。」
そう言って笑うと、ここからが三井の決めゼリフです。
〔どうもなぁ・・・。何て言うか、不公平だよなぁ。〕
「またかよ!」
〔だってさぁ、お前は陽菜のアレコレ、色々知ってるわけだろ?〕
「しょうがないじゃないか、付き合っていたんだから・・。」
〔じゃおれも、沙理奈と付き合いたいな・・・。〕
『え?ナニナニ?陽菜先輩がどうかした?』
出来上がった料理を持って妻が戻ってきました。2人の会話が耳に入っていたようです。
「え!?いやいや、沙理奈いつ見ても可愛いなぁってさ!」
『嘘ぉ!なんか三井さん、イヤラしい話とかしてませんでしたぁ?』
俺たちの会話が聴かれています・・・。しかしこの話題は、妻の目の前でも2度3度していましたが・・・。
〔アハハ!聞こえてた?・・・。だってさ、おれは俺沙理奈のことが好きなんだもん!〕
「お前の言い方は気持ち悪りぃんだよ!」
だいたい今までは、こうやってこの話題は収束するのです。しかし今夜は違ったのです。お酒が進み、妻の美味しい!料理に舌鼓を一通り済ますと・・・。
『ねぇねぇ、裕之ってさ、わたしと付き合うとき、まだ陽菜先輩と関係が続いていたんじゃないの?』
「ん!?何が?」
沙理奈の無邪気な質問でしたが、俺は予想だにしない疑問点を突かれて、しどろもどろになってしまいました。
2015/09/11
(原題:腐れ縁 投稿者:琢己 投稿日:2009/11/09 )
俺(勝呂裕之:ひろゆき)は30歳。妻の沙理奈(さりな)は28歳で大学時代の後輩です。結婚して5年経ちますが、子供は未だ出来ずにお陰で妻のスタイルはほぼ知り合った頃から変わりません。数カ月前、同じく学生時代の同期であった三井道晴という男が、陽菜という子と長年付き合ってゴールインしました。結婚前から良く知る間柄で、お互いの家を行き来する仲でした。
しかし俺と三井夫妻にはややこしい(?)関係があり、陽菜は、実を言うと俺の学生時代の元カノです・・三井からすると、どうもこの関係は不公平!?ということになるらしく、うちに遊びに来ると必ず、同じ話でグチグチと不満を漏らす“最低男”なのです・・・。
〔おぉ!沙理奈久し振り~。〕
三井は妻を〔沙理奈〕と平気で呼び捨てにします。まぁ紗理奈は三井にとっても後輩なんですが・・・。
『三井先輩、新婚生活はどうですか?』
〔新婚!?だっておれら7年付き合っていたんだからな。新鮮さなんてゼロ!ゼロ!〕
悪ぶっている三井に俺たち夫婦は苦笑しました。
『陽菜先輩のことを泣かせたらダメですよ~。』
〔はいはい、近頃沙理奈も口煩くなっちゃって・・・。昔はホント可愛かったのになぁ、なぁ裕之?〕
俺は大声で笑いました。沙理奈だけではなく、昔は皆、学生とはいえまだまだ子供でしたから。
「俺が言える立場じゃないけどさ、子供とかはすぐ作らないのか?」
〔まぁ1~2年はな、作る気無いな。〕
「じゃあその間、道晴まだまだ遊べるな、アハハ!」
男2人がバカ話で盛り上がっている間に、妻は今夜の食事の支度を続けています。
〔お前と陽菜が付き合っていたのって、実際はどのくらいだ?〕
俺はまたか・・・。と辟易(へきえき)しました。酒が入り始めるとこの話題です。
「えぇっと、半年持たなかったんじゃないかな・・・。短かったよ、ホントに。」
〔何回ヤッた??〕
「馬鹿か!そんなの覚えてないよ・・・。て言うか沙理奈に聞こえるだろ!?」
もちろん妻も俺が陽菜と付き合っていたことは知っています。今では遠い過去の笑い話です。
〔でもさぁ、覚えているんだろ?陽菜のカラダを・・・。〕
「そりゃもちろん!・・・。お前には悪いけど。」
そう言って笑うと、ここからが三井の決めゼリフです。
〔どうもなぁ・・・。何て言うか、不公平だよなぁ。〕
「またかよ!」
〔だってさぁ、お前は陽菜のアレコレ、色々知ってるわけだろ?〕
「しょうがないじゃないか、付き合っていたんだから・・。」
〔じゃおれも、沙理奈と付き合いたいな・・・。〕
『え?ナニナニ?陽菜先輩がどうかした?』
出来上がった料理を持って妻が戻ってきました。2人の会話が耳に入っていたようです。
「え!?いやいや、沙理奈いつ見ても可愛いなぁってさ!」
『嘘ぉ!なんか三井さん、イヤラしい話とかしてませんでしたぁ?』
俺たちの会話が聴かれています・・・。しかしこの話題は、妻の目の前でも2度3度していましたが・・・。
〔アハハ!聞こえてた?・・・。だってさ、おれは俺沙理奈のことが好きなんだもん!〕
「お前の言い方は気持ち悪りぃんだよ!」
だいたい今までは、こうやってこの話題は収束するのです。しかし今夜は違ったのです。お酒が進み、妻の美味しい!料理に舌鼓を一通り済ますと・・・。
『ねぇねぇ、裕之ってさ、わたしと付き合うとき、まだ陽菜先輩と関係が続いていたんじゃないの?』
「ん!?何が?」
沙理奈の無邪気な質問でしたが、俺は予想だにしない疑問点を突かれて、しどろもどろになってしまいました。
2015/09/11
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