中Y〖やり直すか?〗第1回
中Y〖やり直すか?〗第1回
(原題:妻と私の運命を感じた話 投稿者・投稿日:不明)
彼女(岩田優奈:いわた・ゆうな)とは高校1年生の時、同じクラスになったのをきっかけに付き合い始め、21歳の時に彼女が妊娠。優奈は短大を出て働いていましたが、私は学生だったので親に無理を言ってお金を借り、入籍して一緒に暮らし始めて早や22年。当時妻は妊娠、出産、育児と慌しく、私(衛藤直人:えとう・なおと)もまた学生を続けながら休日や夜間はバイトをし、就職活動、就職と忙しい日々で、甘い新婚生活とは程遠い暮らしを送っていました。
その後もすぐに2人目が出来た事で、ずっと子供中心の生活を送ってきたのですが、子供達が大きくなるに連れて2人の時間も増え、昨年下の息子が私達の手を離れて京都の大学に行ったので2人だけの暮らしが多くなった頃には、当時出来なかった事を取り戻すかのように休日には2人で出掛け、平日の夜も時間の合う日は仕事帰りに待ち合わせて、食事をしたりするようになります。
夜の生活も若い新婚夫婦のようにはいかないまでも、月に1度するかしないかに減りつつあったのが徐々に増えて、週に1度はするようになっていて、他の日でも眠る時にはどちらからとも無く手を繋ぐなど、周りの人には恥ずかしくて言えないような生活を送るようになっていました。特に妻(衛藤優奈:えとう・ゆうな:44歳)は完全にその気になっていて、セックスの時以外はしなくなってしまっていたキスを度々せがんで来るようになり、私(衛藤直人:えとう・なおと:44歳)はその度に妻を強く抱き締めてそれに応え、そんな妻が可愛:えとう・ゆうなから帰ると玄関に男物の靴が置いてあり、それを境に妻が徐々に変わっていってしまうのです。
〔大田和宏(おおた・かずひろ:33歳)と申します。図々しくお邪魔してしまって、申し訳ございません。〕
私は彼と初対面でしたが、初めて会ったような気がしません。それと言うのも、妻は役所に臨時職員で勤めていますが彼とは1年前から同じ課で働いていて、妻の話によく出て来ていた男だったからです。確か年齢は私達よりも11歳下で、子供が2人いると聞いたことがありました。2人が深刻そうにしていたので私は席を外しましたが、彼が帰った後の妻の話によると、彼の奥さんが浮気をして子供を連れて実家に帰っているので、その相談に乗っていたそうです。
『離婚は決まっているのだけれど、条件で揉めているらしいの。』
その後の妻は頼られたのが嬉しいのか、彼に没頭して行くのでした。
「今夜待ち合わせて、映画でも観ないか?」
『ごめんなさい。大田君が悩んでいるそうだから、今夜愚痴を聞いてあげようと思って・・。』
それは平日だけでなく、世話を焼けなくなった子供達の代わりを彼に求めているかのように、休日までも会うようになって行きましたが、年齢が離れている事や彼と会う時は私に必ず言っていくことから、浮気などは全く疑いませんでした。しかしそれは、次第に後輩の相談に乗ると言う範囲を超えていきます。 第2回に続く
2017/11/30
(原題:妻と私の運命を感じた話 投稿者・投稿日:不明)
彼女(岩田優奈:いわた・ゆうな)とは高校1年生の時、同じクラスになったのをきっかけに付き合い始め、21歳の時に彼女が妊娠。優奈は短大を出て働いていましたが、私は学生だったので親に無理を言ってお金を借り、入籍して一緒に暮らし始めて早や22年。当時妻は妊娠、出産、育児と慌しく、私(衛藤直人:えとう・なおと)もまた学生を続けながら休日や夜間はバイトをし、就職活動、就職と忙しい日々で、甘い新婚生活とは程遠い暮らしを送っていました。
その後もすぐに2人目が出来た事で、ずっと子供中心の生活を送ってきたのですが、子供達が大きくなるに連れて2人の時間も増え、昨年下の息子が私達の手を離れて京都の大学に行ったので2人だけの暮らしが多くなった頃には、当時出来なかった事を取り戻すかのように休日には2人で出掛け、平日の夜も時間の合う日は仕事帰りに待ち合わせて、食事をしたりするようになります。
夜の生活も若い新婚夫婦のようにはいかないまでも、月に1度するかしないかに減りつつあったのが徐々に増えて、週に1度はするようになっていて、他の日でも眠る時にはどちらからとも無く手を繋ぐなど、周りの人には恥ずかしくて言えないような生活を送るようになっていました。特に妻(衛藤優奈:えとう・ゆうな:44歳)は完全にその気になっていて、セックスの時以外はしなくなってしまっていたキスを度々せがんで来るようになり、私(衛藤直人:えとう・なおと:44歳)はその度に妻を強く抱き締めてそれに応え、そんな妻が可愛:えとう・ゆうなから帰ると玄関に男物の靴が置いてあり、それを境に妻が徐々に変わっていってしまうのです。
〔大田和宏(おおた・かずひろ:33歳)と申します。図々しくお邪魔してしまって、申し訳ございません。〕
私は彼と初対面でしたが、初めて会ったような気がしません。それと言うのも、妻は役所に臨時職員で勤めていますが彼とは1年前から同じ課で働いていて、妻の話によく出て来ていた男だったからです。確か年齢は私達よりも11歳下で、子供が2人いると聞いたことがありました。2人が深刻そうにしていたので私は席を外しましたが、彼が帰った後の妻の話によると、彼の奥さんが浮気をして子供を連れて実家に帰っているので、その相談に乗っていたそうです。
『離婚は決まっているのだけれど、条件で揉めているらしいの。』
その後の妻は頼られたのが嬉しいのか、彼に没頭して行くのでした。
「今夜待ち合わせて、映画でも観ないか?」
『ごめんなさい。大田君が悩んでいるそうだから、今夜愚痴を聞いてあげようと思って・・。』
それは平日だけでなく、世話を焼けなくなった子供達の代わりを彼に求めているかのように、休日までも会うようになって行きましたが、年齢が離れている事や彼と会う時は私に必ず言っていくことから、浮気などは全く疑いませんでした。しかしそれは、次第に後輩の相談に乗ると言う範囲を超えていきます。 第2回に続く
2017/11/30
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