長11〖Mの彼女と彼氏の僕〗その6
長11〖Mの彼女と彼氏の僕〗その6
その5
今井沙羅(いまい・さら:21歳)が早坂哲朗(はやさか・てつろう:43歳)さんと初めてのランチに行きます。たかがランチながら僕(森山大志:もりやま・たいし:28歳)はいろんな妄想を繰り返し、そわそわとしながら日中を過ごしました。何度見ても、進まない時計。ペットボトルのお茶を飲んでも、なぜか潤わない口内。食べても味が薄く感じる、板チョコ・・・などなど。
15時前、沙羅からLINEが・・・。
『酔神(バイト先の飲み屋)に到着。これから頑張ります。』
「やっと連絡きたなー(笑)。お仕事頑張ってね。ちなみに、ランチはどうだった? 早坂さんは一緒?」
ストレートに訊くのがもったいないというか、怖いというか、なんとなくモゴモゴした質問になってしまいます。
『ランチは普通に美味しかった(笑)。早坂さんにおごってもらっちゃった。』
結果・・・・・・。この日はただの食事のみ。この後、沙羅のバイト先に行きましたが、早坂さんは来ておらず、僕の妄想は妄想で終わりました・・・。この夜、沙羅を早坂さんになったつもりで激しく突きます。
早坂さんからの報告メールでは、〔沙羅ちゃんはガードが固いので、初めは何もせず、信頼度を上げてから口説く作戦にします。〕とのこと。それでも、偉大な一歩と、ものすごい興奮でした。
そして初めてのランチから2カ月ちょっと・・・。その間、ランチを3回、僕の代わりでディナーを一回、早坂さんと沙羅は二人きりで行きます。全て、沙羅からも早坂さんからも報告がありました。《そろそろ次のステップに行って欲しい!》と考えていたころ、早坂さんとの4回目のランチの時です。
仕事の最中、携帯にメールが・・・、沙羅とランチをしているはずの早坂さんからでした。
〔大志くん、ついに念願の、沙羅ちゃんの唇をいただきました(笑)。流れ次第ですが、このまま進めそうだと思います。覚悟はできていますか?〕
思わず僕は携帯を落としそうになりました。《まさか! まさか! まさか!》の急展開です。《早く次のステップへ!》なんて考えていたのがいけなかったか? 沙羅とキスしたことも大興奮でしたが、その先までいくのか・・・・・・・・・。
吐きそうな程の興奮と、泣きそうな程の期待と後悔のなか、僕は震える手で、「よろしくお願いします。」とだけ、送り返しました・・・。それからは、沙羅からも早坂さんからも連絡が来ません。いつもなら、『ランチ終わったよ。』って元気良く沙羅からLINEが来る時間も過ぎます。僕は同僚に「気分が悪い。」と席を離れ、一人になれる場所を求め歩きまわりました。 その7に続く
2018/07/02
その5
今井沙羅(いまい・さら:21歳)が早坂哲朗(はやさか・てつろう:43歳)さんと初めてのランチに行きます。たかがランチながら僕(森山大志:もりやま・たいし:28歳)はいろんな妄想を繰り返し、そわそわとしながら日中を過ごしました。何度見ても、進まない時計。ペットボトルのお茶を飲んでも、なぜか潤わない口内。食べても味が薄く感じる、板チョコ・・・などなど。
15時前、沙羅からLINEが・・・。
『酔神(バイト先の飲み屋)に到着。これから頑張ります。』
「やっと連絡きたなー(笑)。お仕事頑張ってね。ちなみに、ランチはどうだった? 早坂さんは一緒?」
ストレートに訊くのがもったいないというか、怖いというか、なんとなくモゴモゴした質問になってしまいます。
『ランチは普通に美味しかった(笑)。早坂さんにおごってもらっちゃった。』
結果・・・・・・。この日はただの食事のみ。この後、沙羅のバイト先に行きましたが、早坂さんは来ておらず、僕の妄想は妄想で終わりました・・・。この夜、沙羅を早坂さんになったつもりで激しく突きます。
早坂さんからの報告メールでは、〔沙羅ちゃんはガードが固いので、初めは何もせず、信頼度を上げてから口説く作戦にします。〕とのこと。それでも、偉大な一歩と、ものすごい興奮でした。
そして初めてのランチから2カ月ちょっと・・・。その間、ランチを3回、僕の代わりでディナーを一回、早坂さんと沙羅は二人きりで行きます。全て、沙羅からも早坂さんからも報告がありました。《そろそろ次のステップに行って欲しい!》と考えていたころ、早坂さんとの4回目のランチの時です。
仕事の最中、携帯にメールが・・・、沙羅とランチをしているはずの早坂さんからでした。
〔大志くん、ついに念願の、沙羅ちゃんの唇をいただきました(笑)。流れ次第ですが、このまま進めそうだと思います。覚悟はできていますか?〕
思わず僕は携帯を落としそうになりました。《まさか! まさか! まさか!》の急展開です。《早く次のステップへ!》なんて考えていたのがいけなかったか? 沙羅とキスしたことも大興奮でしたが、その先までいくのか・・・・・・・・・。
吐きそうな程の興奮と、泣きそうな程の期待と後悔のなか、僕は震える手で、「よろしくお願いします。」とだけ、送り返しました・・・。それからは、沙羅からも早坂さんからも連絡が来ません。いつもなら、『ランチ終わったよ。』って元気良く沙羅からLINEが来る時間も過ぎます。僕は同僚に「気分が悪い。」と席を離れ、一人になれる場所を求め歩きまわりました。 その7に続く
2018/07/02
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