短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗13話
短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗13話
12話 2019/01/16
『あなた仙台への出張はないの? 笹蒲鉾が食べたいわ。』
などと、いつになく饒舌です。食事中もそのままの勢いで、妻(篠田歩美:しのだ・あゆみ:31歳)の独断場でした。
ベッドに入ると、歩美は、『あー 今日は疲れたわ。おやすみなさい。』って言う。僕(篠田一之:しのだ・かずゆき:29歳)は妻のパンティーに手を突っ込み、割れ目に沿って指をなぞりました。『今日は止めて・・。』僕からの誘いに初めて妻が拒否します。しかし、歩美の言葉を無視し、指を強引にオマンコに突っ込むと、ヌルっと入っていまいました。愛撫らしいことは何もしていないのにです。オマンコの中は非常に熱く感じられました。この瞬間、僕は《やったな。》と感じましたが、最初ほどのショックはありません。
「社長(宮内正隆:みやうち・まさたか:43歳)とよりを戻したみたいだな。」
妻からの返事はありませんが、表情が一気に強張ってしまいました。妻の歩美は白を切る
事もできるでしょう。なにも証拠はないのですから。
しばらくの沈黙の後、引きつった様な声でした。
『ごめんなさい・・・・本当にごめんなさい。あやまって済む事では・・・。2度もあなたを裏切って、私から何も言えることはありません。』
歩美は泣くこともできないようです。
覚悟を決めたようにも見えました。
『わたしのような女はあなたの妻に相応しくないです。やがては男に飽きられ捨てられることも分かっているつもりです。馬鹿な女だと思います。』
「口では『あなただけ』とか良い事を言っても体の関係は切れない訳だろ。もう、無理をしなくていいんだよ。この前も言ったように、お前と別れるつもりはない。歩美のしたいようにしろ!」
好んで宮内に妻を抱いて欲しいなどという気持ちは毛頭ありません。今すぐにでも別れて
欲しいのですが、こんな歩美を捨てられない自分がいるのでした。妻はどう答えてよいのか言葉が口に出ないようです。ある意味、心の部分で見捨てられたと感じたのかもしれません。
翌日からの僕は、仲の良かった頃のように、歩美に対してやさしく接するようになりました。家族の絆を強くしたいという僕の気持ちの現れなのでしょうか。妻はというと、僕の言動、行動に戸惑いながらも、僕や娘のために家事をこなしてくれています。部屋が散らかっていることはないし、夕食は少なくても5品は作ってくれました。
帰宅がどんなに遅くなろうとも、起きて待っています。心の中では、《いつ別れを告げられるのだろうか。》という事実に怯えているのでしょう。娘が寝た後、2人きりになると妻は口数が少なくなり、不安そうな表情に変わリました。ベッドでも、僕から歩美を誘います。行為の最中妻は涙ぐんでいました。
「どうしたんだ? 何かあったのか。」
『うんん。こんな私と一緒にいてくれてありがとう。』
「ああ、夫婦だからな。俺と歩美は。」
まったくの元通りには戻れないでしょうが、歩美は信頼を取り戻そうと、行動で意思表示
をしているのでしょう。 14話に続く
2019/01/17
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