長Ⅱ6〔償い〕第10回
長Ⅱ6〔償い〕第10回
第9回
またもう一人の木内翔子(きうち・しょうこ:46歳)が出てきます。
〚うまく誤魔化したわね、啓吾さんは気がつかなったみたいね。〛
『でも辛いわ、主人(木内啓吾:きうち・けいご:48歳)の顔が見られないの。』
〚そう思うならもうしない事ね。ちゃんと約束できる?〛
『約束できるわ、誘われてももう行かないわ。』
〚本当ね、常務の郷原俊夫(ごうはら・としお:52歳)に誘われると思い出すんじゃないの?〛
『そんな事ないわ、絶対にもう行きません。』
〚解ったわ。約束よ。〛
主人はワインに酔いリラックスしているようです。私(木内翔子)を寝室に誘います。
「今日の君は色っぽいな、こっちへおいで。」
やはり主人は私を何か変に思っているようでした。私のあの部分はまだ火照(ほて)っています。主人に知られたくありませんでした。
『御免なさい、棚卸しで疲れたみたい。その気になれないわ。』
いつもは引いてくれる主人はこの日は強引です。口を吸われ乳房を愛撫されました。さっきバスルームであれだけ感じても、少しの愛撫で直ぐ達してしまいます。女の体って不思議です。もう何も残っていないと思っていても、直ぐに感じてしまいました。直前に感じた体は敏感になっていたのでしょうか?
敏感になってしまった私を悟られないように必死です。口を堅く結んで、声を洩らさないように、感じている事を悟られないように腕も主人の背中に回さなかったのでした。主人は私の中にエキスを放って自分のベッドに戻ります。この前主人が抱いてくれたのはもう一カ月以上も前の事でした。本当は主人の背中を思い切り抱きしめ、『愛している』って言いたかったのです。
でも言えませんでした。先ほど郷原の愛撫で達してしまい、オナニーで郷原の名前を呼ん
でしまったのに余りにも白々しく思えたのです。
「翔子は感じてなかったみたいだね。僕だけ感じてしまって御免な、愛しているよ。おやすみ。」
主人は私を抱いた後必ず「愛している」と言ってくれます。その度に私は主人の愛を感じていました。そう思うとまた涙が出てきます。
〚翔子、何故感じていない振りをしたの?〛
『啓吾さんに解ってしまうのが怖かったの、それに私の気持ちが、今愛していると言えば
嘘になるって言っていたの。』
〚そうかしら? 男はね、自分が感じるより、女に感じてもらう方が嬉しいものなのよ。それも愛している翔子にね。貴方、郷原の方がいいんだ。〛
『違う、そんな事ない。私が愛しているのは啓吾さんだけよ。』
〚その言葉忘れないで。〛
『忘れないわ。』
〚でも啓吾さん寂しそうだったわね。〛
私はベッドで泣きぬれています。でも郷原には最後のものは許さなかったのを言い訳にして眠りに落ちました。 第11回へ続く
2017/12/03
第9回
またもう一人の木内翔子(きうち・しょうこ:46歳)が出てきます。
〚うまく誤魔化したわね、啓吾さんは気がつかなったみたいね。〛
『でも辛いわ、主人(木内啓吾:きうち・けいご:48歳)の顔が見られないの。』
〚そう思うならもうしない事ね。ちゃんと約束できる?〛
『約束できるわ、誘われてももう行かないわ。』
〚本当ね、常務の郷原俊夫(ごうはら・としお:52歳)に誘われると思い出すんじゃないの?〛
『そんな事ないわ、絶対にもう行きません。』
〚解ったわ。約束よ。〛
主人はワインに酔いリラックスしているようです。私(木内翔子)を寝室に誘います。
「今日の君は色っぽいな、こっちへおいで。」
やはり主人は私を何か変に思っているようでした。私のあの部分はまだ火照(ほて)っています。主人に知られたくありませんでした。
『御免なさい、棚卸しで疲れたみたい。その気になれないわ。』
いつもは引いてくれる主人はこの日は強引です。口を吸われ乳房を愛撫されました。さっきバスルームであれだけ感じても、少しの愛撫で直ぐ達してしまいます。女の体って不思議です。もう何も残っていないと思っていても、直ぐに感じてしまいました。直前に感じた体は敏感になっていたのでしょうか?
敏感になってしまった私を悟られないように必死です。口を堅く結んで、声を洩らさないように、感じている事を悟られないように腕も主人の背中に回さなかったのでした。主人は私の中にエキスを放って自分のベッドに戻ります。この前主人が抱いてくれたのはもう一カ月以上も前の事でした。本当は主人の背中を思い切り抱きしめ、『愛している』って言いたかったのです。
でも言えませんでした。先ほど郷原の愛撫で達してしまい、オナニーで郷原の名前を呼ん
でしまったのに余りにも白々しく思えたのです。
「翔子は感じてなかったみたいだね。僕だけ感じてしまって御免な、愛しているよ。おやすみ。」
主人は私を抱いた後必ず「愛している」と言ってくれます。その度に私は主人の愛を感じていました。そう思うとまた涙が出てきます。
〚翔子、何故感じていない振りをしたの?〛
『啓吾さんに解ってしまうのが怖かったの、それに私の気持ちが、今愛していると言えば
嘘になるって言っていたの。』
〚そうかしら? 男はね、自分が感じるより、女に感じてもらう方が嬉しいものなのよ。それも愛している翔子にね。貴方、郷原の方がいいんだ。〛
『違う、そんな事ない。私が愛しているのは啓吾さんだけよ。』
〚その言葉忘れないで。〛
『忘れないわ。』
〚でも啓吾さん寂しそうだったわね。〛
私はベッドで泣きぬれています。でも郷原には最後のものは許さなかったのを言い訳にして眠りに落ちました。 第11回へ続く
2017/12/03
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