中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第40話
第39話 20190708
僕(前島真悟:まえじま・しんご:30歳)が、ここで畳み込んで「ショーツを取ろうか?
もう天音は濡らしてるんじゃない?」と言うと、妻(前島天音:まえじま・あまね:28
歳)は瞬間“ぴくっ”って体を震わせる。天音は《なぜこんなに興奮をするんだろうか?
いつもと違う夫の言動かも知れない。でも真悟の指摘通りにわたしの大事な部分からは
蜜が溢れそうなの・・・。》すぐにショーツを片足ずつ脱いでいった。
妻の天音が恥ずかしそうに両手で隠していると、真悟は「手をどけて! 片足をソファーに上げて!」とポーズを指示する。次には、まるでヌードモデルかAV女優のように、薄い恥毛の奥にある内部を自らの手で真悟の指示通りに拡げていった。溢れだす愛液がキラキラと輝く。濡れてしまうのでわたしは『ストッキングも脱いでいい?』って伺い、「いいよ。凄い愛液だね。」の言葉に顔が真っ赤になってしまった。
どれだけの枚数を撮ったのか分からない。その上だけブラジャーを着けた天音の片手を引いて僕の部屋に連れて行く。僕は平常心を装ってはいたが、その内面は嫉妬の炎が燃え盛っていたようだ。ベッドに妻を押し倒すと、急いでズボンとパンツを脱ぎ捨て、充分に濡れている天音のアソコにペニスを衝きたてる。
ペニスを動かして、これからというところで急速に硬さを失ってしまった。僕は発病してからこの中折れ経験は幾度もあり、その度にダメージを受けたが、今夜ほど深い精神的ショックを味わったことはない。なんだか自分の存在が小さなものに思え茫然となった。その異変に天音は気付き、『真悟君、はりきりすぎだよ。』って慰めをしてくれるのが更につらい。
それは、明日に天音が村瀬(憲二:むらせ・けんじ:33歳)さんと会うことが一番に影響していたと思う。胸の中に抱いている妻が本当に奪われてしまうような気がした。僕は天音に「シャワー浴びて来るよ。」と告げると、『うん。わたしは自分の部屋で寝るからゆっくりね。』って言われたことさえ無性に孤独感が心の内に宿った。
天音は、ほんの少しだけ、がっかりする。性欲が全くないわけではないがこのところの真悟とのセックスは快楽の頂点を極めるものではないが、心身ともに安らぐセックスだった。ただ、今夜は思いがけず真悟が用意した下着を身に着け、胸の内から妖しい気分のまま撮影をされショーツを脱ぎ下半身だけ裸のままベッドで愛される。その最中の思いもかけない終わりに、体の奥で燃えカスが燻っている感じがしていた。
真悟も浴室で妻とは逆な意味の精神の高ぶりの火が消えてしまったことに茫然としている。今夜“良いセックス”をして、明日天音を送り出したかった。村瀬には、そういう刻印を押した天音と合わせたかったのである。それが真逆で、妻を満足させられないままで【寝取らせ・寝取られ】の階段を昇らせた。一瞬、《明日は中止にしようか・・・。》と、でも変な男のプライドとどうにも止まらない性癖が、それをさせないのである。今夜の事はこのシャワーで流し去りたかった。 第41話に続く
20190709
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