中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第34話
中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第34話
第33話 20181201
「何でこんな写真(上半身ブラジャーだけの画像)を撮ったの?」と僕(前島真悟:まえじま・しんご:30歳)が優しくたずねた。そうすると妻(前島天音:まえじま・あまね:28歳)は『ほら帰ってきたら真悟君が楽しそうに矢継ぎ早に質問したじゃない。わたしのことが心配でなくて、どう進行しているのかが気になっているのが癪に障ったの。』って、説明する。
真相を聞いてみれば《なん~だ、そうだったのか。》とホッとした。今度は僕が「天音を誰よりも愛してるよ。天音のことは1番に心配してる。だけど誤解するようなことをしてゴメン。」と頭を下げた。
『えっへへっ~』彼女が笑いながら、『どうだった?』って聞いてくる。僕は意味が分からずに「何が?」と聞き返した。『写真よ。ちょっと過激だった?』って心配そうな顔をした。僕は平気なフリをして、「ちょっとエロいけど、もっと脱いだのが見たいな。」というと天音は笑顔に戻り、『ホントに変態君だ。でも前に写真撮って(第23話)、とお願いしたのはわたしだから、夫婦そろって変態さんかな?』って自虐気味につぶやく。
『ねぇねぇ真悟君! あのときの写真どうした?』って僕に聞いてきた。「どうしたって、まだカメラの中のメモリーカードにあるよ。」とこたえる。天音が『IDとパスワードで認証ができるブログって作れる?』って訊ねてきた。僕は「たぶん出来るよ。アクセス制限をかけるやつだよね? それをどうするの?」と、妻は『そのブログにアルバムをつくりたいの。どこでもみられるアルバム。真悟君つくってよ~』って甘えてくる。
僕はこの会話でふと思い当たることがあった。妻は元来の人見知りなのだが、陸上選手をしていたこともあって人前で肌を晒すのにそれほど抵抗感がないみたいである。ただ日常生活では目立つことが苦手らしくて、派手なものやセクシー系の服装は自分の中でNGだったようだ。でも自分の裸の写真には抵抗感は全くなく、むしろ《鑑賞》したいし、僕にも観てもらいたいらしい。ひょっとすると他人にも・・・・。
その夜、僕はHな夢を見た。シティホテルの一室、天音が窓辺で外の景色を見ながら佇んでいる。服はミニのワンピース。長い足がすらっと伸びていた。不意にこちらを向いて笑顔で話しかけたので僕は答えようとしたが声は出ない。
すると僕の背後から左側を通って、長身の男が現れ、天音に話しかけてきた。不思議なことに二人の会話が全く聞こえない。それに二人は僕の姿がみえないのか気付きもしない。男は妻のからだを引き寄せ突然にキスをした。僕は「あっっ!」と驚きの声をあげるが“音”がでない。まるで無声映画の1シーンのように進行する。
心の中では「やめろ」と思っている自分と、初めて妻が他人とキスをしていることに嫉妬し、それ以上に興奮している自分がいた。これは現実ではないという感覚があるが、やけにリアルなのである。長いキスが終わり、蕩け切った顔をした天音はなぜか自分からワンピースを脱いでいた。白の上下の下着が眩しい。
男が(でも顔の輪郭だけではっきり見えない。)ベッドに腰をおろしブラジャーをはずされた天音の背後から両手で揉んでいる。瞬間にもっと大きな声で「やめてくれ~!」と叫ぶ自分の声でガバッと目をさました。《え~ え~ なに? なに!》と、夢・・ユメなのか?・・現実に戻って変な汗が湧いてくる。というかパジャマが汗で冷たくなってしまい、着替えざるを得なかった。 第35話へ続く
20190503
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