特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第16節1章 96
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第16節1章 96
第15節3章 20161216
俺(福山大輔:ふくやま・だいすけ) 妻の葵(あおい)
向井浩人(むかい・ひろと)さん
『葵さんと向井さんのスペックを再度教えてもらえますか?』
葵は普通の20歳代後半の普段は真面目な(?)女性です。スペックですが、身長は157㎝で体重が44㎏です。バストはCカップ(乳首は小さく薄桃色)。透き通るような色白。
黒髪ストレートです。顔はかなり可愛いので正直自慢ではあります。
性格は複雑かな?勝気でサバサバした面と親しい人には優しい面(従属的なというかM的な面がある)が同居している。
向井さんの年齢は32歳。身長は180㎝で体重は75㎏。アウトドアが好きで各種のスポーツを趣味にしている。小さい建設会社の社長なのでいかつい系統ですが、若手経営者らしいカッコイイ仕事できる人って感じの風貌です。イケメンタイプだが、まだ独身。向井さんもかなり仕事が順調らしくとりあえず仕事という面では充実していました。
『大輔さんたちのプレイ回数が増えていませんか?』
向井さんなどとプレイをする頻度とかそういう事なのでしょうか?そうですね、感想で言われているほど凄く濃密ではないですね。前にも述べたかも知れないが、大体 1カ月に1度のペースでプレイをしています。これが多いかどうかは俺には分かりません。
結局、だからこそこういう趣味(性癖)って(人それぞれだと思いますが)個人的には例えば毎週とかは無理だと思っています。で、ちょっと思うのですがこういうのって毎日の趣味、定期的な趣味ではなく、期間の開けた位の感覚の方がいいと思います。
ただ、向井さんとは数週間~月に一度の頻度で、不定期に土日の昼間の数時間を使って『飲み会(と称する反省と企画会議)』で会って(スポーツも含めて)います。
『大輔(俺)さんが前戯で、向井さんが本番となってしまっているのでは?』
そういう例え方っていうのがピンとこないのです。セックスの回数にしても断然に俺の方が多い。(回数ばかりでなく質も内容もいいとは思っている。)だから、月に1度程度のプレイである浩人が『本番』ではないと思っている。
夫である俺にしても、葵を向井さんに安心して託すことが出来た。彼には他人に抱かれる背徳の自責と躊躇(ためら)いを超える以上の性の悦びを妻に与えて欲しい。一方、葵にはセックスをした背徳感と夫(大輔)以外の男に征服されていく喪失感を感じ(彼女はM体質だから)ながらもセックスの喜び・快楽で狂ってほしい。と心の中で願っている。
という事で、ちょっともし俺の例を参考に~とか思われている方がいれば、実際やってみればすぐ判るとは思うのですがそこら辺がポイントになると思う。後向井さんタイプを目指す方もいればそういう視点は大事だと思っている。
第16節2章 97へ
20210415
中F[愛しい妻と僕の性癖について]その20
中F[愛しい妻と僕の性癖について]その20
その19←
妻(伊藤恵梨香:いとう・えりか:27歳) 僕(伊藤瑛司:いとう・えいじ:29歳)
食事が終わり後片付けを二人でしている時。恵梨香が僕に、『ね~ 瑛司君。AMAZONで買い物してもいいかな?』って甘えてきた。「良いけど。何か買うの?」とたずねると、『ちょっと恥ずかしいな・・・。』って言い渋る。
「良いけど。何か買うの?」
『ちょっと恥ずかしいな・・・。』
「言ってみてよ。」
『ほら瑛司君はプライム会員(年会費を払うとお急ぎ便などが無料になる。)だから、今日たのんだら明後日までには届くじゃない。』
「そんなに急ぐの?」
『うん。連休中に欲しいなと思ったの。』
「分かったよ。」
僕は部屋からノートパソコンを持ってきてリビングのテーブルで、AMAZONのサイトを開いた。実はこの2年間の半分は体が思うように動かせず、また雑踏の中を歩いて目的の店を探したり、車の運転(その時は運転に自信がなかったし、恵梨香は免許を持っていない。)が出来なかったので遠くに買い物が行けない。そんなとき唯一の楽しみになっていたのが、インターネットで、(恵梨香には知られたくないサイトもあったが)、AMAZONは妻の了解(財政的に苦しかったので恵梨香のカードを使用。)で良く利用していた。
『ごめん。一人で注文したいから、瑛司君はソファで座っていてくれる。』って妻にお願いされ、「なんだよ? 何買うの?」と言いながらも、ソファへ移動する。その時、ふいにパソコンの〔ファイル〕を思い出した。恵梨香に知られないように、〔営業―新規開拓①〕とニセのタイトルにしてあるが、本当は同人ゲーム《ヤブヌマ》というのだった。
主人公の浅岡智(とも)と妻の咲美(さくみ)は結婚5年目で、3歳の娘(智美)もいるごく普通の夫婦。ある夜に、街で偶然にも咲美のパート先の上司である藪沼幹夫(やぶぬま・みきお)と出会った。藪沼は小太りで〔醜い男〕はいわゆるスワッピング(夫婦交換)の愛好者だった。その日から智は【ヤブヌマに咲美を抱かせてみたい。】という歪(ゆが)んだ妄想(もうそう)を抱くようになる。
それは、〘この日、自分の中に芽生えた狂気。あるいは藪沼∐=ヤブヌマでなければ、こんな妄想は生まれなかったかも知れない。僕は咲美のことを分かっているつもりだ。彼女の性格も、好みも。気が強く口は少し悪いが、心根は優しく、僕と娘だけを愛し、清廉で、間違ったことは他人事にも口をはさむ性格で、浮気なんてもってのほか。そう、藪沼のような男は、咲美のもっとも嫌うタイプである。だからこそ僕は……、藪沼と咲美が…………交わるた。〙という妄想。
あらゆる可能性を探り、妻の咲美とヤブヌマを結ばせようと試みるのだが、勘の鋭い咲美はこれに気づき、激怒の末に家出をしてしまう。“離婚の危機”とも言える別居状態が続いた。 ところが、ある日帰ってきた咲美が告げた。『わたし、ヤブヌマに抱かれる。』それは夫の『智の“願望”を叶(かな)えるためではなく、“夫の愛”を確かめるため。』だ。
しかし、智はあれだけ望んでいたはずだった【妄想の実現】に戸惑っている。いざ実現しそうになると心が掻き毟(むし)られ、狂おしい嫉妬に耐え切れない思いだった。しかし、咲美の決意は固く、温泉宿で智を部屋に残して、ついに妻の咲美はヤブヌマに身体を開く。しかも、約束の時間になっても夫が待つ部屋には戻らず、朝方までヤブヌマに貫かれ続けた。
ヤブヌマが咲美には内緒で撮影をしたDVDには、凄(すさ)まじいセックスの様子が写されていた。咲美は我を忘れ、オルガスムス(男女性交の際,性快感が次第に増大し,極点に達した状態。)と引き換えに、【再会】の約束を了承してしまう。
そんな内容だった。と記憶している。
その21へ
20210414
名U トライアングル・リレーション 第21話
名U トライアングル・リレーション 第21話
第20話←
僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳)
嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
うまく言えないが、嫁が悠馬と付き合っていた頃を僕は想い出している。あの頃は、忘れようとすればする程優希の事が頭から離れず、友人の彼女なのだから振り向いてくれるはずもないのに、心の中で必死に優希の事を求めていた。悠馬に優希との付き合いの中身を聞かされる度に胸を掻き毟(むし)りたくなる様な嫉妬、青臭い青春の日々を思い出していたのである。
《結婚をして僕の一番近くに居る人なのに、優希が何故か逃げて行くのでは?》との不安心もあったのかも知れない。兎に角、嫁との仲が深まるに連れ、改めて優希を追い求めるようになっていた。そんな優希が、僕の嫁が、昔大好きだった男と一緒に歩いて行く後ろ姿を見て、情けない事に涙が出そうになる。
今更ながら、これから起きる事に対して臆病になった僕は、いたたまれず、「用事思い出したので出てくるよ。適当に戻るので、気にしないで。」とメモを書いている最中指が震えていた。そして、そのまま部屋を出る。僕は近所のコンビニに寄って雑誌を立ち読みをした。しかし、時間の経過が恐ろしく遅くて、一人でいると、あれこれと嫌な事ばかり考えてしまう。辛抱が出来ずに30分程してから部屋に戻る事にした。
悠馬の部屋の前で深呼吸をして耳を傾ける・・・。人の気配を感じない。僕はゆっくりドアノブを回した。玄関には二人の靴がある。リビングはカーテンを閉めたのか薄暗く、目が慣れてから足音を立てない様に中に入ったが誰も居ない。バスルームも覗いたが居なかった。やはり、奥の寝室か・・・。(心臓の音が聞こえるほど緊張してくる。)
不自然に半分開いた寝室のドア。そこから微かに聞こえる静かな洋楽。僕はドアの隙間から中を覗いてみる。ベッドの上で、69の形でお互いの性器を舐め合う二人が見えた。
寝室の暗さに目が慣れると二人の姿がはっきりと見えてくる。悠馬が下になっていたのだが、嫁の上半身には白いタオルケットがかけられており、優希の腰から下の下半身だけが露わになっていた。そこに悠馬が両手でお尻を開くようにしてしゃぶりついている。すごい光景だった。なんというか・・・。上手く表せないんだけど、とにかく卑猥としか言いようがない。気分とは反して、すぐに僕のあそこは硬くなった。
その時、僕は悠馬と目が合う。すると彼は嫁のタオルケットをバッとめくり、上下逆さまに重なり合う二人の姿を晒した。浅黒い悠馬の体に対して真っ白な優希の体。一瞬、嫁が一人で四つん這いになっているようにも見える。
悠馬のペニスが優希の顔に突き刺さる様がはっきりと見えたが、嫁は慌ててタオルケットを掛け直した。僕の存在には気付いていないようだが、こんな変な事をするのは、僕が戻ってきた時に直に見られるのが嫌だからなのだろう。
悠馬の股間辺りでゆっくりと上下に盛り上がるタオルケット。悠馬も再び優希の性器の愛撫に集中し始め、部屋中に涎をすする様な音だけが響いている。何となく中途半端な自分の立ち位置、そして見るに堪えない程の光景で、僕はリビングに引っ込んでしまった。二人には見ると言ってある。それなのに・・・。
少し経ってから、〔よし、入れるよ。〕と言う比較的大きな声が聞こえた。明らかに悠馬らしい僕に対するアピール。〔早く見に来い!〕、という事である。動けないほどの重い体、しかしあそこはガチガチに硬いまま、なんとかして寝室のドアに近付いた時、思わず足が竦(すく)んでしまった。
『あっ、あぁぁぁ・・・。』
悠馬のペニスが優希の穴の中に挿し込まれた“合図”である。
〔優希ちゃんの中、温かいよ~〕
悠馬は大袈裟に声を出している。
『・・・・あ、ん!・・・。んんっ!あ、いやっ!』
〔気持ちいい? 優希ちゃん、気持ちいいの?〕
『・・・・ん・・・。・・・・あっ!ぁぁいいぃ!・・・。』
悠馬の腰と嫁のお尻がぶつかり合うバチンバチンという音が聞こえてきた。
〔優希ちゃん、今日はもっと声を出していいんだよ。一幸が戻ってきたら、ちゃんと聞かせてあげないとな!〕と悠馬が優希を軽くいたぶる。
『あ、ん・・・。や、やだぁ・・・。そんなの・・・。無理・・・。』
〔じゃないと、もうやめちゃうよ?〕
『それは・やだぁ、もぅ・・・。早く、ね?・・・。早く逝かせて・・・。もう、私・・・。』
悠馬は完全に優希をコントロールしていた。イかせる寸前で止め、落ち着いたところで動くという・・・。その繰り返し。悠馬のわざとらしい演技が延々と続いたが、恐らく僕が寝室に入ってくるまで続けるつもりだったのだろう。既に何度も焦らされていた優希は、悠馬の会話に答える余裕もない程に、ひたすら喘ぐのみ、息も絶え絶えの状態になっている。
第22話へ
20210413
短Ⅲ30 友人と友人の夢そして僕 第2話
短Ⅲ30 友人と友人の夢そして僕 第2話
第1話←
僕(田所裕平:たどころ・ゆうへい:36歳:独身) 友人(青山啓一郎:あおやま・けいいちろう:36歳) 友人の嫁(青山果穂:あおやま・かほ:29歳)
僕も青山のことが気になっていたからそれまでよりも多く連絡するようにしていた。僕はあまり自動車事故のことは触れずに普通に接するようにしています。友達もその話はしなかったが僕もなんて言っていいか判らないから探り探りの所もあった。
ある時ちょっとしたシモネタとか話していた時に青山がぽつっとつぶやきます。
〔あんまヤらなくなったからなぁ…。〕
《あ、でもSEXは出来んだ・・。》
「僕も最近結構ヤってねえよ。」
段々青山がその手の話するようになって、
僕も聞き手に回ってよくよく聞いていたら、
嫁さんの浮気が心配って話をしたいみたいだった。
青山は普通に仕事はしていたけれど残業とか出来る状態じゃなかったし、
色々と出費も多いから家計もけっこう厳しい感じみたいです。だからか果穂ちゃんも結構頑張って働いてて客先とかにも結構行くハードな仕事だから夜遅くなることが多いみたいでした。
実際果穂ちゃんの方が収入も多くて、青山としては忸怩たる思いもあったみたいです。《青山自身も大きな会社だったから余計そういうのもあったのかな。》その気持ちは何となく僕も判るって思いながら聞いていた。
このとき青山はかなり言いづらそうに話していたけれど、僕がじっくり話聞いてたらぽつぽつとそんな話をし始め、話としてはかなりとっちらかっていました。
〔おれが遊びにもあんまり連れてってやれないし、嫁が結構夜遅くなることもあって、
家に一人でいると何か気が滅入るっていうか。〕
青山はそういう言い方をしながら、徐々に
〔嫁も結構飲みとか誘われたりするからさ。〕とか脈絡なく挟んできます。《ああ、こいつ果穂ちゃんが浮気してるかどうか気にしてるんだな。》って思った。
「その手のことは気にするとキリがねえよ。」
〔…まあ、そうだよな。〕
その会話の後にぽつっと
〔お前、嫁とデートしたいって思う?〕
「ん?」
〔あー、デートっていうかおれが遊びとかに連れていけねえから、映画とかまあ、ちょっと連れてって貰ったりとかだけど。〕
「いや、僕は良くても果穂ちゃんがいいかどうかは判んないだろ?」
〔あ、うん、まあ、嫁には聞いとくけどさ。〕
「え、それ決定なの?」って感じで畳み込まれます。
第3話へ
20210311
名T 嫁の淫靡な内面 第1話
(原題:不明 投稿者:117 投稿日:20180308)
僕(門倉正孝:かどくら・まさたか:29歳) 嫁(門倉杏奈:かどくら・あんな:27歳)
今、僕と嫁は神戸に住んでいる。杏奈と知り合ったのは神戸に行く前の東京です。僕の友達の遠藤がやっているバンドのライブを見に行った時のことだった。知り合った当時、杏奈はその友達と付き合っていたし、僕にも彼女がいたのです。
杏奈のことを《美人だな。》とは思ったものの、高嶺の花だと割り切っていた。皆で飲みに行ったり、ライブの打ち上げに行った帰りに、彼女と遠藤がタクシー乗るのを見送りながら、ちょっと切ない気持ちになります。僕は《あー これからセックスするんだろな。》と興奮をした。いま思えば、その頃から寝取られに興奮する性癖があったのです。
杏奈は気が強い所があって、女に尽くされるのに慣れていた遠藤とは合わなかったみたいで、割とあっさり別れてしまった。僕も恋人にフラれたので、しばらくは二人とも独り身同士だったのです。ちょくちょく二人で飲みに行ったりしているうちに「付き合おうか。」という話になり、彼女に『付き合うなら結婚も考えてよね。』って言われ、僕は「もちろん結婚前提でお願いします。」とで交際することとなった。
僕と付き合うまで杏奈は、《セックスが嫌なもの、痛いもの。》っていう認識だった。友達とも『ムード無かったし、やたら命令された。それでも付き合ってるから仕方なくする。』感じだったそうです。
交際するようになってからは、仕事明けに迎えに行ったクルマの中でキスしたり、東京ディズニーランドのホンテッドマンションの乗り物の中で触り合ったり、友達の結婚式に着ていったというチャイナドレスやセクシーな下着を着せてセックスしたりしている内にセックスに対する拒否反応は無くなっていった。
彼女はフェラチオとかもどんどん上手くなっていきます。また最初はクリトリスでしか逝けなかったのに、徐々にGスポットでも逝けるようになってきた。でも奥は痛かったみたいで、『あんまりしないで欲しい。』って言われて以来、責めないようにしています。
付き合い始めて半年くらいした後、僕は東京から神戸に転勤になりました。しかし、1年間遠距離恋愛したのちに結婚します。杏奈はそれまでの会社を辞めて、元町にある会社にパートで勤めるようになった。嫁はそのころちょっと冷え症で、よく元町にあるリフレクソロジーに通っていた。『肩とか揉まれるのはくすぐったいけど、足ツボなら大丈夫なの。』って、あと、退職前からヨガに興味があったって言って、自分でスクールを見つけて行き出します。
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20201129
中L 寝とらせの行方vol.25
中L 寝とらせの行方vol.25
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
それで僕が「もらったことは怒ってないよ(内心は金で買われたような気分にはなったが)。美人人妻のエスコート代としては妥当じゃやないかな。」と冗談めかして言うと、典子は『なんか和真の今の発言は、ひどくない! 私がそんな商売しているみたいじゃない。』って、むくれる。僕は慌てて「いやいや誤解だよ。そんなつもりで言ってないよ。ごめん。」と素直に頭を下げると、突然、典子が笑い出した。『嘘芝居だよ。わ~い引っかかった。』て、「なんだ~ やられたな。典子の演技はエミー賞(エミー賞は、米国テレビ芸術科学アカデミーの主催で、アメリカのテレビドラマを始めとする番組のほか、テレビに関連する様々な業績に与えられる賞)級だね。」と感心する。
典子が『でもそれにしても3万円は多いよね?』て首をひねった。「きっと典子とみのりと僕の3人分じゃないかな。」、『うんそうかも。やっぱりお金持ちは違いますな~』って云いながら又冷蔵庫から今度は缶チューハイを取りだし、グビグビと飲みだした。『やっぱ庶民はこれですね。』て云う。「すまん安月給で。」とまた頭をさげると、『もう成田さんにメール打った?』って訊ねてくる。「いやまだだけど、それが?」と逆に訊くと、『ならOKと返信して。美人妻がまた商品券を稼ぐから・・和真~ 早く~』酔って言っているのか本気(まじ)なのか?でも僕の性癖を確実に刺激していたのは間違いない。
僕は心の内で《典子は典子なりに、社長から商品券を次でも頂けたら、少しは家計の足しになるとか、贅沢ができるかな。とおもったんだろう。その気持ちは尊い。それと同時に僕の公認とはいえ男性と“準デート”をする罪悪感があるだろう。それを成田社長は意識的か無意識なのか、“仕事に対する正当な対価”として、商品券を渡す。それで典子には当然の報酬ということで罪悪感を薄めさせることができる。多少僕らとは金銭感覚という
かお金の価値観が違うので半日ほどの時間に3万円も出す。その根底には典子に対しての下心がある。》と考えていた。
僕は典子に「ちょっと部屋で成田社長にメールをしてくるよ。」と云うと、『ほら和真いそげ~』って楽しそうにしている典子の目が真剣だったのに気が付く。それが何を意味するのかまでは分からない。
「夜分にすいません。妻とも話し合って、連れて行っていただく。という結論になりました。ついては詳しい段取りの方は妻にメールをくだされば幸いです。また、昨日は過分なものを頂戴いたしまして御礼申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。」と馬鹿丁寧なメールを成田社長に返信をしました。
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20201125
中L 寝とらせの行方vol.24
中L 寝とらせの行方vol.24
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
「僕は典子に嘘をつかれると惨めになる。それでも正直に話してくれたから許すよ。これからは正直になんでも話してくれるね。」と告げると、典子は少し涙ぐみ『うん。本当にごめんなさい。これからは絶対に嘘や隠し事はしないと誓うわ。』って答えてくれた。そこへ、みのりが可愛い人形を抱えて走り寄ってくる。〚パパ! ママ! みのりこれにする~。いいでしょ!〛って云うので、三人で売り場のレジに向かった。百貨店で僕はネクタイを買ってもらい、典子は腕時計を買った。そのあとで8階のレストランで食事をして、みのりが観たがっていたアニメ映画を堪能して家路につく。
夕食を済ませ、興奮の1日をすごした娘のみのりは、お風呂場で寝てしまった。典子を呼んで引き取ってもらう。リビングのソファでビールを飲んでくつろいでいると、典子が『よっぽど楽しかったんでしょうね。寝言で〚おにんきょうさんをかってもらったよ。〛て、きっとお友達に夢の中で自慢しているのね。』って伝えた。
「そうか、これも典子が稼いできたからだな。」と、ちょっとからかい半分で言うと、『もう言わないで。反省は充分しているんだから・・・。』て、しょげ返る(ひどく落ち込む)。「ごめんよ。そんなつもりで言ったんじゃないからさ。」と僕は謝った。すると妻がニッコリして『ねぇ和真は私を愛してる?』って訊きながら身を寄せてくる。僕は「もちろんだよ。世界で一番愛しているよ。」と云うと、体を離して『私もビール飲もうっと! 和真もう1本飲む?』、「ありがたいな。財布のひも・・うん、ありがとう。」また余計なことを言いそうになったがなんとか誤魔化した。
『じゃ~ 乾杯しましょ!』て開けた缶ビールを近づける典子に、「なにに乾杯なの?」と訊ねると『もちろん世界一愛し合っている二人によ。かんぱい~』って云いながら典子はグイグイ飲んだ。『わっ~ おいしい。』僕が「ご機嫌だね。」と振ると、『それはね。昨日から言おうか、いつ言えばいいか悩んでいたから、それが言えたからほっとしてるの・・。』、「もう怒ってないから訊くけどなぜ僕に言えなかったの?」と返すと、『うーーん、ただ娘さんへの誕生日プレゼントを一緒に買いに行っただけで、ほらケーキで十分と思っていたのに、帰りのタクシーで封筒の中をみたら商品券3万円分もあるから驚いたの。これを正直に和真に言うと気分を悪くさせるような気がして、本当の事が言えなかった・・・。』て、妻がまた涙声になりかけた。
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20201124
名U トライアングル・リレーション 第20話
第19話←
僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳)
嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
これは奇妙な三角関係が始まって三カ月位経った頃の話である。いつも僕の自宅で会っていたので、〔たまには映画を見に行きたい。〕と悠馬が言い出した。三人で映画を見てから悠馬の部屋に行く、と言う計画である。僕はこの提案を悠馬から聞いた時、勿論映画なんてどうでも良く、悠馬の部屋で真昼間から優希が抱かれる姿を想像していた。悠馬の部屋で“セックスする”という事を誰も口にしないが、三人が集まればそうなる、という事は既にこの時は暗黙の了解であった。
映画について僕は中身なんて全く覚えていない・・・。何故なら、気持ちは既に次に飛んでい
たという事もあるけど、映画を見ている最中ずっと悠馬と優希が手を握り合っていたのを僕は知っていたからである。嫉妬と興奮で二時間イライラドキドキしっ放しだった。
軽めのランチを取ってから悠馬のマンションへ移動をする。悠馬の2LDKの部屋は始めてだった。家具調度品はシンプルで、リビングには趣味のエレキギターが置いてある。ソファについてからビールを勧められたが断わった。また寝てしまったら元も子もないから・・・。西日が建物に隠れ、部屋が急に薄暗くなる夕方まで3人で他愛の無い話をしていたが、話題が尽きた様に暫くの沈黙する。そして悠馬が〔さて、シャワー浴びてくるかな・・・。〕っと言った。
悠馬がおもむろに立ち上がる。その時、僕は咄嗟に意味不明なことを言ってしまう。
「優希、一緒に入ってきたら?」
『はっ?・・・。』
一瞬固まる二人。優希は怒る、と言うよりも困惑している表情で僕を見つめた。しかし、すぐに悠馬を見上げ、その表情は媚びる様なものになっている。悔しいが、一瞬二人が見つめ合い、すぐに意思疎通したように見えた。《まだ悠馬の事が好きなのかな・・・。》
〔優希ちゃん、狭いけど・・・・一緒に入る?・・・・〕と悠馬が言う。自分から提案しといて矛
盾しているが、僕は優希に《断わってくれ。》と心の中で叫んでいた。『・・・・うん・・・。』って嫁は立ち上がって悠馬の後を追う。その時に僕の方を振り返り、涙がこぼれそうな程に潤んだ瞳で見つめこう言った。『これで・・・いいんだよね?』
僕は言葉を返す事が出来なかった。そんな僕を見つめながら優希がバスルームの奥へ消える。瞳が潤んでいたのは《泣きたいからではなく、恥ずかしさからだった。》と思う。恥ずかしさ、イコール嬉しさか・・・。《その時はそう思っていたのだ。》この関係が始まってから僕達二人の夫婦仲は一段と深まる。二人でいる時には優希は僕から離れようとしない。結
婚して暫く経ち、安心した気分にすっかり浸っていた僕も、何時の間にか優希を必死に求めていた。
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20201123
長11〖Mの彼女と彼氏の僕〗その15
長11〖Mの彼女と彼氏の僕〗その15
僕(森山大志:もりやま・たいし:28歳)と僕の彼女(今井沙羅:いまい・さら:21歳)
早坂(哲朗:はやさか・てつろう:43歳)さん
それからも沙羅と早坂さんの逢瀬(ランチに行って、ホテルへ行って、バイト先の近くまで送る)が続きました。沙羅からは早坂さんと会うという報告はされますが、あくまでもランチしてお話ししてきました程度です。この時の僕は、早坂さんからの報告を聞き、いろんな感情をぎゅっと凝縮して同じ夜に沙羅を抱くそんなセックスライフに幸せを感じていました。
早坂さんの三回目の沙羅との寝とりセックスの報告を聞いている時です。
〔大志くん、沙羅ちゃんね。一生懸命、私に奉仕してくれてるよ(笑)なぜだかわかる?〕
もともと沙羅は僕とのセックスでも一生懸命なんですが、やはり他の男に奉仕してるなんて聞くとドキドキしてしまいました。ただ、初回と二回目の寝とりセックス報告の内容はあくまでも早坂さんが沙羅を攻めるという内容です。
「なぜでしよう? 慣れたからとか?』
〔ふふふ(笑)前に大志くんが、なかなか逝かないって沙羅ちゃんが気にしてるって言ってたじゃないですか。〕
確かに、僕の遅漏と沙羅の感じ易さのせいでなかなか逝くタイミングが合わず、沙羅は自分に魅力が無いのではと悩んでいた話しをしてました
〔だから、あえて私も逝くの我慢して逝かずに終わらせてたんですよ。すると、沙羅ちゃんは[自分だけ気持ちよくなってしまった]罪悪感から次のデートでも関係を迫ればセックスまで行けると思ったんです(笑)。〕
〔さらに嬉しいことに、なんとか私を逝かせようとベッドでも一生懸命頑張るって特典までついてきました(笑)大志くん、沙羅ちゃんは本当に素晴らしい女性ですよ。〕
早坂さんがセックスの時に、沙羅が逝ったら自分が逝かずとも終わりにしていたのにはそんなワケがあったのかぁ!
〔それにね三回目のセックスで初めて私も射精をしたんだけどね。沙羅ちゃんが目を潤ませて喜んでたんだ。あの表情、たまらないよね(笑)。〕
僕は沙羅と早坂さんのセックスを聞くより、こういった沙羅のことを誉める早坂さんの言葉に、とても煽られます。そして嫉妬のためにズボンの中のペニスはパンパンに勃起していました。
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20201111
中F[愛しい妻と僕の性癖について]その19
僕(伊藤瑛司:いとう・えいじ:29歳) 妻(伊藤恵梨香:いとう・えりか:27歳)
『私(恵梨香)に浮気させて、瑛司君も若い子と遊ぼうとか? 思ってない?』
「そんな君を裏切るようなこと・・・しない。」
『でも私は瑛司君を裏切ってもいいのよね。』
僕は内心、《わぁ~朝から恵梨香のやつ、凄い勢いだな。この“計画”は慎重に進めなきゃな。》と思った。だから「心は僕に置いていてほしいんだ。僕の我儘だけど・・。」と返答するのが精いっぱいである。『私のからだは主任さんのものなの?』ってまた攻められた。「いやいや。僕が満足させてあげれないから・・。」と言い訳する。
妻は美人だが、だから僕は顔も好きだが、その可愛らしい声としっとりとした女性らしい仕草が気に入っていた。恵梨香よりもスタイルが良くて顔だちも美人な人はいるけれど、どうしても耳障りな声が嫌だったり、ふとした立ち振る舞いが乱暴な人はどれほどきれいな女性でも好きになれない。妻は内容が辛辣な言葉でもその声で聞き入ってしまった。
『今日はどこへ行く? 買い物に付き合ってね。』すこしほっとして、「あ・いいよ。」と答える。お昼前に車で少し距離はあったが大型ショッピングモールへ出かけた。やはり連休
で混んではいたが予想したよりは少ない。快晴だったので行楽地へ行く人の方が多い。早めの昼食を済ませ、買い物をした後で、併設されているシネマコンプレックス(複合映画館)で話題の作品を観た。久しぶりに心も体もリラックス・リフレッシュできる。
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20201101
名U トライアングル・リレーション 第19話
名U トライアングル・リレーション 第19話
第18話←
親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身) 僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳)
しかし、そのままで悠馬が黙っている訳がない。〔優希ちゃんにキスをしようとしたら、何も言わずに手を引かれ、寝室へ案内された。そこで何も言わずにいきなり優希ちゃんにキスされた。〕それで、理性が無くなり僕を無視してセックスに突入・・・。悠馬は〔久しぶりに三回もしちゃった。ゴメン。〕三回?・・・。僕が見たのは二回だったので、僕の目が覚める前に一回していたのである。
〔優希ちゃんにさ一幸が起きてたら3Pやりたかったな。って言ったら、『絶対無理。』って断られたよ。〕
「当たり前だ。僕だってお前のペニスなんて見たくないさ。でもさ、出来ればセックスする時は僕を起こしてくれないか?」
〔でもな優希ちゃん嫌がるんじゃない?〕
「かも知れないけど、僕が知らないところでしてたら意味ないんだよ。」
そんな話をしながら悠馬を駅に送り届け、自宅にもどった時に開口一番、優希に聞かれた。
『悠馬さん、何か言ってなかった?』
「何かって、何を?」
『もう・・・。意地悪だね・・・。』
「って言うか、僕は優希の口から聞きたいんだ。」
優希はモジモジしながら、『しちゃったよ・・・。悠馬さんと・・・。』小さな声で言う。僕はそれ以上は深く聞かない。それどころか正直に言ってくれたお礼を言うと、優希は安堵の表情を浮かべていた。
この後、ほぼ2週に一度の割合で悠馬と優希は僕の家でセックスをしている。ただ残念ながら、優希がセックスをしているところを見る事はなく、僕が寝てしまってから寝室でする事が前提となった。
しかし“前提”はあくまでも前提であって、悠馬は勿論だが嫁も隣で僕が聞き耳を立てている事には気付き始めている。僕の性癖を理解してか、或いは優希自身の性癖の為なのか、優希は気付いていないふりをし続けていた。そして僕はある日、正直に「セックスが見たい。」と二人に告げる。悠馬は〔問題なし。〕って応えた。優希は複雑な表情を浮かべ『恥ずかしいな。』って言ったものの、明確には拒絶はしない。
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20200909
名U トライアングル・リレーション 第18話
名U トライアングル・リレーション 第18話
第17話←
嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身) 僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳)
他愛の無い会話が続いていたが、既に時計は5時を指している。間もなく静まり返った。ようやく眠りについたようである。それで眠れない僕はトイレへ向かおうと立ち上がった時、再び寝室からベッドの軋む音が聞こえてきた。《また始めるのか?》
『あっ・・・。はっ、あ、ん・・・。』て優希が喘いでいる。
〔もう明るくなってきたからすぐイカせてやるよ。〕
『凄い・・・ やっぱ凄いよ・・・。あああっ・・・。はぁぁん・・・。』
〔何が凄いって?〕
『あ、やだ、そこっ! んんんん、あぁぁ! 何これ・・・凄い・・。あ、ぁぁぁん」』
〔だから、何が、凄いんだよ?〕
『悠馬さんのが・・当たる・・凄い、あたるの・・・。奥に・・・。届く・・・。』
その後、寝室は優希の『ヒーッ!』っていう押し殺したような苦しげな声を最後に静まりかえった。僕はその後もしばらく耳を澄ませていたが、尿意を我慢できずにトイレへ。勃起したアレを下に向けるのに苦労する・・・。やっとの思いで放尿した後、少し悩んだが努めて自然に、寝室のドアをこっそりと開けた。ムッとするような男と女のにおいが充満している。二度目のセックスを終えた優希だけがベッドの上で眠っていた。悠馬はアリバイつくりのようにベッドの下で寝ている。僕はリビングに戻ってソファで眠りに墜ちた。
嫁に起こされたのは朝の10時である。既に悠馬も身支度を終えていた。優希は何事も無かった様に振る舞う。しかし悠馬はどこかぎこちない。こういう時、女は堂々としたものだ・・・。台所で朝食を作る嫁に聞こえない様に悠馬へ「昨日はしたのか?」と聞いた。悠馬は申し訳なさそうに小さな声で〔ゴメン。〕と言って片手を顔の前に出して詫びてくる。
三人で朝食を取ったが、悠馬だけオドオドしていた。僕の方が落ち込んでいる。その様子
を見て優希が不安そうな表情を浮かべていた。ただし、僕が落ち込んでいた理由は、再び優希が悠馬に抱かれて逝かされたことなのである。
遅い朝食が終わった後、僕は車で悠馬を駅まで送る事にした。助手席の悠馬が昨夜の事をいろいろ話してくれる。僕が「いつ始まったんだよ?」と訊くと〔夜中に優希に起こされたのがキッカケでセックスをしてしまった。〕と言う。「そうすると優希が誘ったのか?」と少し驚く。よく聞くと〔優希に起こされた、とは言っても、『和室に布団を敷いたからパジャマに着替えて寝てくれる。』と言われた。〕って「僕は優希に起こされてないぞ。」、と言ったが、〔そんな事は知らん。〕と言われる。
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20200730
名P〖彼女の恋(修正版)〗その44
その43←
- 僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳) 僕の恋人(今野奈々:こんの・なな:22歳)
奈々は僕と逢う度に、秘密があるのが苦しかったと言います。そんな中、あの夜のことがありました。熊野はよく目隠しをしてセックスするのですが、その日も目隠しされて厭らしい言葉をかけながら挿入されます。・・・・いつものことだった・・・・ことが終わり、目隠しを取ると熊野が自分のスマホで誰かと話していました。
僕が奈々と熊野のセックス実況を聴かされた日のことです。(その15参照)奈々は熊野の行動が最初は理解できず、頭がハッキリしてから急いで自分のスマホを見ました。その時には電話は切れていて、履歴を見たら久志くんの名前。本当に目の前が真っ暗になります。
《・・・なんのために熊野の言うことに従っていたのか・・・久志くんに捨てられる・・・久志くんに逢えなくなる・・・ 久志くんと・・・》狂ったように泣き出した今野奈々に熊野健次は、[オレのモノだったのに、他の奴にしっぽ振っているからだ。お前はまたオレのモノになればいいんだよアイツといたら苦しいだけだろ。]と、笑いながら言った。
『あの時・・・、久志くんに捨てられなくて・・本当に嬉しかった・・・。汚い私を・・大好きって
言ってくれて嬉しかった・・・。本当にごめんなさい。』
今野奈々は泣きじゃくりながら僕に何度も謝りました。
「最近、ドタキャンだったり、連絡とれなかったりした時はアイツ(熊野健次)といたの?」
僕の質問に奈々は無言で頷きます。
「昨日、電話の向こうで男の声がしたけど、あれはアイツの声?」
やはり無言で頷く奈々・・・。
「昨日の夜は・・・セックスをしたの?・・・」
『・・久志くん・・・。』
「・・したの? アイツと・・・。」
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20200729
名P〖彼女の恋(修正版)〗その43
その42← 20200206
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳) 僕の恋人(今野奈々:こんの・なな:22歳)
僕は、奈々の言う『地獄の日々が始まった。』っていう言葉に納得できず、どういうことな
のか問い質します。海へ行った日に熊野健次(くまの・けんじ)に偶然会ってしまった。あの色の黒い、見事な腹筋をしていた男のことでした。熊野との事、子供の事、乱れていた性生活の事・・・。いろんなことが頭の中に浮かびあがったそうです。
子供のことや、大学中退のことは時期をみて僕に話すつもりだったようですが、この頃は僕に再会したばかりだったので、僕が空白の2年のことを知って奈々を嫌悪し、また捨てられるのが怖かったようでした。それから数日後のことです。奈々のスマホに知らない番号から電話が・・最初は出なかったのですが、何度となくかかって来ると番号を変えた友人や、かなり大事な用事のある知り合いかもという気になり、出てしまうと、それは熊野からでした。
熊野健次はもう数少なくなった大学の時代の友人を通じて奈々の電話番号を知ったそうです。熊野からの電話の内容は、久しぶりに見た奈々が綺麗だったとまず誉め、その後に当時の思い出という形で奈々との痴態の数々を言って来た。その後、海で見た僕のことに触れ、名前で奈々の元カレと気づいて[また付き合っているのか?]と聞かれます。早く電話を終わらせたい奈々は『(僕が)好きだ。』ってハッキリ伝えた。すると熊野は、[芝崎って奴は奈々の妊娠のこと知ってるの?]
奈々はこの言葉に固まった。[でもあんな気弱そうな奴じゃあ、ビックリすんだろな。また、フラれちゃうんじゃない? 黙っててやるから・・時間作れよ!]これで心がガタガタと崩れた奈々は住んでいる駅を教えてしまい、駅まで来た熊野に奈々のアパートで犯されました。この奈々の話しを聞いた時、僕はかなり動揺をしました。すぐには受け入れることが出来ずにいて、実際は、時間をかけて飲み込んだ感じです。そうしないといけないほど、奈々に惚れていたのでした。
アパートで犯された奈々は、その日のことは忘れようと思ったそうです。しかし、熊野はそれから何かにつけ奈々に連絡をしてきました。最初は駅やアパートで待ち伏せ、[周防が知ったら・・・。]と言われ、カラダの関係を迫られます。
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20200728
中L 寝とらせの行方vol.23
中L 寝とらせの行方vol.23
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
妻の典子に思いを寄せる成田社長は、着々と手を打って(将来を予測して必要な対策を講ずる。)きている。僕もとりあえず対策を講じなければならないが今のところは頭の中に何一つ浮かばなかった。《もちろん嫁を寝取らせる方向には向いているのは良いことだ。》先ずは、いま来たメールを典子に見せることにする。
嫁にスマホを渡し「成田社長からこんなメールが届いたよ。」と告げた。『ほらね。昨日私
が話したとおりでしょ。どうするの?』って訊ねてくる。僕は「どうするって? 典子が
行きたけりゃ行けばいいよ。」と答える。そうすると、『行きたくないって言ったら大森君
はどうするの?』って意味深な笑いを添えて訊いてきた。
横で遊んでいた娘のみのりが〚ママきょうもおでかけ?〛て聞いてくる。典子が『今日はみのりとパパとママで買い物に行くよ。』って言うと、みのりは万歳をして〚ワッ~ やった~ やった~〛って大騒ぎ。『メールの返事は和真に任せたわ。私は和真のいう通りにするから。ほら、みのりとお出かけの支度をしなけりゃね。和真も急いでよ。』て足早にみのりを連れて行ってしまった。
取り残された僕は、買い物から帰ってから“返事”を考えようと着替えに取り掛かる。百貨店って子どもの時分から何かしらワクワクさせるものがあった。両親が子どもと来るのは何か食べさせるか買い与えるかの目的があってだろう。そこを子どもは本能的に察知する。三人で渋谷の百貨店にやってきた。娘のみのりははしゃいでいる。「う~ん感性が鋭いな。」と妙に感心をした。
軍資金の一部は昨日成田社長から典子が頂いた全国の百貨店で使える1万円分の商品券である。典子が『今日は和真のも買ってあげるからね。』て言ってきた。僕は「1万円がベースだからみのりと典子だけでいいよ。」と答える。すると申し訳なさそうな顔で『ごめんなさい。本当は成田さんから貰ったのは3万円の商品券なの・・怒るよね。』って妻に云われ、なぜだか変な嫉妬を覚えたが、典子を金で買われたようなマゾ的な感覚に襲われた。
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20200727
中L 寝とらせの行方vol.22
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
僕が「乾杯しようか?」と言うと、『えっ? 何に?』って妻が不思議そうにみつめている。「寝取らせの第一歩にかな?」と告げると、典子は『ほんと和真は変態さんだね。それで今日の事を酔わせて聞こうとしていない? 何もなかった記念日に乾杯~!』ってグラスを合わせた。
「え~? 何もなかったの?」と、つまらない顔をすると、典子は勢いよくグラスのワインを半分ほど飲み『困った旦那さんね。昼間の銀座で何を期待してるの?』って笑う。「それは手をつないだり・・・。」、『キスしたり?』て典子が言うので、「キ、キスしたの?」と慌てふためく僕に、『キスしたらどうするの?』ってワインを全部飲み干した。
「そ、そんなこと・・・。」会社では優秀な営業マンと言われている僕だが、最近の典子には会話では全然敵わない。典子は空になった自分のグラスにピンク色のワインを注いだ。そのワインを口に含み僕へキスをしてくる。口の中にワインと典子の唾液がまじり、さらに舌を絡めてくる感触が堪らなかった。抱きついた胸はノーブラなのだろうか?豊満で弾力ある胸を押し付けてくる。
『何もなかったことはないよ。あのね・・・。』と言いかけた。「な、なにかあったの?・・」と問いかける。『ほら、美味しいパンケーキを戴いたじゃない。その時にね。成田さんが〔大森君の許可を得るから、今度映画かお芝居を一緒に観に行きませんか?〕と誘われたの。』、「典子はなんて返事をしたの?」と訊ねた。『主人がいいと言うなら、私はいいですよ。』って典子は返答する。僕は成田社長がじわじわと僕と嫁の領域を侵食してくるのを感じた。
日曜日の朝に成田社長から僕のスマホにメールが入る。〔昨日は奥さんにプレゼント選びを手伝って頂いてありがとう。恐縮なのですが、また大森君にお願いがあります。再来週の土曜日に又奥さんをお借りできないかな。ゆっくり考えて返事を下さい。休日にメールして申し訳ありません。〕
女性って自分の容貌に自信がないとよく言うが、案外自分の魅力については自覚があるらしい。典子も『私は普通のおばちゃんよ。』て言うが、僕からすれば顔は可愛いし、それに夫だけがわかる“脱いだらスゴイんです”ボディーなのだ。どうすれば魅力が発揮できるのかを知っているのかも・・・。それと夫以外の異性から好印象を持たれることはやはり気分がいいのだろう。
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20200726
中L 寝とらせの行方vol.21
中L 寝とらせの行方vol.21
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
成田社長は土曜日に関わらず午後から商談があると、地階に移りスイーツ店でフルーツゼリーの詰め合わせとロールケーキ(ストロベリーヨーグルト)を買って下さり、社長は〔これは留守番をしているみのりちゃんへのお土産それと本日のお礼として1万円の商品券です。〕と丁寧に頭を下げられたので受け取った。加えて、〔これでお家に帰ってください。〕ってタクシーチケットまで下さる。
それで百貨店の前で成田社長は迎えの車に乗って行き、典子は滅多に来ない百貨店なのでウインドショッピングの後、頂いたタクシーチケットで帰宅した。典子曰く『優雅でリッチな気分ながら慣れないタクシーに緊張した。』
娘のみのりは、思いがけない“三時のおやつ”に大喜びである。僕は典子の報告を聞きながら複雑な感情を持っていた。それは高校時代に片思いだった子が休日に別の男と手をつないでいるのを見た時と同じような気分である。それと自分と成田社長を対比して、やっぱり財力、スマートさなど男として負けている劣等感も感じていた。
ただ、妻が魅力ある男性(今回なら成田社長)にモテるといった状況は僕の性癖にマッチする。典子に対する僕の信頼は揺るがない。だから、どんなに口説かれても典子が堕ちないと思っていた。そうだけれど、もし典子が男性の誘いを受け入れることになればと妄想する。そして、いまのところはそうなることへの覚悟がないのだが、万が一受け入れたとしても肉体面(セックス)のみで心の部分はいつも僕のことを思っていて欲しいと・・・。
その日、夕食を済ませ、僕がみのりをお風呂に入れる。今日は一日パパと遊べたので大満足の様子ではしゃぎすぎたのか、お風呂から上がるとすぐ眠ってしまう。典子は夕食の後片付けをして、みのりをこども部屋に寝かしつけると、お風呂に入った。
典子が出てくると、僕が「今日はお疲れ様でした。」と妻を労(ねぎら)う。『うん。やっぱり緊張していたのかな? なんだか疲れたわ。』って肩をまわした。「典子、ワインでも飲もうか?」と次のことを考えて勧めてみる。『いいわね。用意するね。』てキッチンに行き、簡単なおつまみとポルトガル産のロゼワインを運んできた。
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20200725
名N〖壊れかけた二人2017年版〗第8回
第7回←
僕(住谷涼:すみたに・りょう:29歳) 嫁(住谷梨花:すみたに・りか:27歳)
友人(長谷将生:はせ・まさき:29歳)
ギシギシギシ。ギシギシギシ。と、ベッドが軋む音がリズミカルになります。合わせたように『ん・・・ は・・・ あ・・・・・あ・・・。』て、梨花の喘ぎ声を出した。クチュクチュって、音も聞こえてきます。『あ、あ・・・・・り、りょうくん・・・。』って、呼んでくる梨花の手を僕は強く強く握り直した。
『りょうくん、み・・・ 見ないで・・・ お願い・・。』
「だ、大丈夫だって・・・ 見えてないよ。」と、僕が答えます。
『あ、あの・・・ そう・・・じゃなくて・・・ 恥ずかしいの・・・ お願い。』
て、梨花が懇願した。
「え? 何?」
それを将生が補足して〔この部屋に居ないで欲しいんだよな?〕と、梨花に向けて言います。それから数秒の沈黙。でもベッドは軋み続けていた。『は、あ、あ、ん、あ。』って、嫁のあえぎ声が続いた。〔そうだよな? 梨花ちゃん。〕と再び将生が呟きます。そして掛け布団の中から〔ちゅっ〕と、キスをする音がして、〔だってさ。涼!〕と、今度は僕に向けてつぶやいた。その時の僕は、ふごー、ふごーって感じの鼻息だったと思います。
『あ、あ、あ・・・ ごめん、ね・・・ ああ、あ。』って、喘ぎ声が強まるとともに、僕の手を握る嫁の手が緩まった。『ち、違うの・・・ は、恥ずかしい・・・ から・・・。』って、梨花が言い訳してきます。《私(梨花)が恥ずかしいと思ったのは事実、でも長谷君のペニスを受け入れて、夫とは違うセックスの気持ち良さが後ろめたい気持ちだった。》
僕はそっと嫁の手を離して「何かあったら僕、リビングルームにいるから・・・。」と、梨花に言いつつ、「・・・あと絶対に無理矢理なこととかすんなよ。」と、将生には警告をしておいた。将生が〔わかってるっよ。〕と、応えます。
僕が、二人に背中を向けて部屋を出ようとしたときに、梨花の申し訳無さそうな、でも上擦った声で『あっ、あっ、んっあ・・・ り、りょうくん・・・ご、ごめんね・・・。』と将生の〔梨花ちゃんって超締まり良いよな。〕と、いう囁きが聞こえてきた。将生の囁きはきっと僕に対して言ったと思います。友人の妻を征服している優越感から長谷はSの気分になっていた。
20200724
名N〖壊れかけた二人2017年版〗第7回
第6回←
僕(住谷涼:すみたに・りょう:29歳) 嫁(住谷梨花:すみたに・りか:27歳)
友人(長谷将生:はせ・まさき:29歳)
『・・・りょうくぅん・・・ ねっ、ほんとにするの?』って、掛け布団の中からか細い梨花の声がした。ちなみに嫁は僕のことを『あなた、涼、りょうくん』などと呼びます。(第三
者には上記+旦那とか主人とか夫とか使い分けをする。)「ど、どうした?」梨花が『・・・やっぱ、するのいやだぁ。』て、訴えてきた。
僕は、それに対して返答が出来なくて、コンドームを着けている将生をじっと見つめます。
(長谷のちんこが僕と同じ位に見えたので少しガッカリする。)なぜなら、すごくでかい
ちんこでセックスされる梨花を見たかったのだ。その反対に心のどこかで安心します。
このプレイを決断した理由が、将生が梨花のことを散々に、〔そんなに美人じゃないよ。〕、〔おれのタイプじゃない。〕などと、失礼なことを言っていたので、それだからこそ僕は、安心して抱かせる決心が出来たのです。清純で貞淑な私の嫁(梨花)が友人とするセックスを見たり想像した時の強烈なまでの嫉妬心と、客観的に見た梨花の感じている姿とが入り混じって興奮に変わっていった。
嫁が掛け布団の中から右手を出してきます。僕はその手ぎゅっと握った。再度『りょうくん・・・ 絶対私のこと嫌いにならないでよ?』って、梨花も握り返してきて問います。僕は「絶対にならないよ。約束するから。」と、しっかり返答をした。梨花がすごく切羽詰った感じの口調だったのでおもわず約束をします。
将生が、掛け布団を少しめくりました。めくられた瞬間、嫁の白い両脚がだらしなく開い
ています。梨花の下半身とへそくらいまでが露(あらわ)になった。そしてその性器は薄
い恥毛のためにすっかり露わになり、心なしか濡れているようにみえます。
嫁は、僕の強い視線を感じたのだろうすぐに下半身を閉じた。将生がそれをまた拡げてちんこを梨花の下腹部に当てがいます。『いや、いや、恥ずかしいから・・・ か、隠して!』と慌てた様子の声でした。それを聞いた将生は、掛け布団に潜り込み、また二人の姿が僕と握っている梨花の手以外は全部掛け布団の中に隠れます。
それからギシっと少しベッドが軋んだ。『・・・ ん。』って、梨花が声を出します。それからゆっくりとギシギシ・・とベッドが軋み始めた。梨花の手はメチャクチャ強く僕の手を握りしめます。掛け布団の中から『ん・・・ ん・・・・・。』って、鼻から息が漏れているような声が聞こえてきた。
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20200723
名N〖壊れかけた二人2017年版〗第6回
名N〖壊れかけた二人2017年版〗第6回
第5回← 20170823
僕(住谷涼:すみたに・りょう:29歳) 嫁(住谷梨花:すみたに・りか:27歳)
友人(長谷将生:はせ・まさき:29歳)
僕が「それじゃあ、寝室へいこっか。」と促し、嫁の手を引いて寝室へ向かいます。だが梨花の足取りが超重いので無理矢理に引っ張っていく感じだった。長谷が、その後を付いて来て、〔おまえらの寝室に入るのは初めてだな。〕とつぶやく。「そうかな?」と、僕が返す。将生は〔ここが二人の愛の巣ですか~〕と、言いながら部屋を見渡す。《僕たちは最近、セックスをしていなかったからちょっと気まずかった。》
梨花は、ちょこんとベッドの端に座ります。将生がその横に並んで座った。僕は、それを離れたとこに立って二人を見ます。梨花はじっと僕を見つめていた。将生は、嫁の顎を掴んでキスした時もずっと僕を見ています。しかし、将生が梨花の服の下から身体を触り始めた時から目を伏せた。
将生が、また梨花の耳元でしつこく〔何センチあるの?〕と、尋ねます。服の下では胸の辺りでモゾモゾと将生の手が蠢(うごめ)いていた。嫁はかすれた声で『・・・わかんないよ。』て、だけ答えます。梨花をベッドに押し倒すと将生は、少しずつ衣服を脱がせていった。下着姿だけになった梨花の白いブラジャーを取ろうとすると、梨花が『全部は・・・ 脱がない。』って、か細い声で拒否をします。
その時に僕の視線を感じた嫁が、慌てて掛け布団の中に潜り込んだ。将生もその中へと続きます。モゾモゾと動く掛け布団の中から、やがて白のショーツが掛け布団の中から吐き出された。長谷の〔梨花ちゃんの超濡れてるんですけど~〕と、冗談っぽい声がします。僕は落ち着き無く部屋中歩き回り心臓をバクバクさせていた。
『いやー 恥ずかしぃ!』って梨花が掛け布団の中でバタバタと動きます。将生は〔梨花
ちゃんの裸ってホント白いな~〕、梨花が『いや~ いや~』ってくすぐったそうな声を
出します。僕はが「ね~ 梨花、掛け布団を取ってもいい? 全然見えなくて邪魔なんだ
けれど」と、提案したが『絶対だめ!』て、梨花は拒否した。
将生だけが掛け布団の端から顔を出す。その際、長谷の顔の先には梨花の下半身が見えた。クンニリングスをしていたのだろう。将生が〔涼! ゴムある?〕と、尋ねます。その時の僕は、ベッドの下にうずくまるように座っていた。僕が「お、おう、あるよ。」と、返事をして立ち上がり引き出しの中にあるコンドームを将生に渡します。
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20200722
名U トライアングル・リレーション 第17話
名U トライアングル・リレーション 第17話
第16話←
嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身) 僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳)
嫁と親友の二人は腰をぶつけ合いながらも会話を続けていた。
〔まじ気持ちいいよ。酔っているのにすぐ出ちゃいそう・・・。〕
『あんっ! あんっ! あんっ・・・。あっ、あっ・・・。』
〔やべえよ、本当に出るかも・・・。〕
『だめ・・・・まだ逝かないで・・・。奥、もっと奥に・・・。』
〔・・うっ・・・・・。〕悠馬は凄い勢いで腰を打ちつける。
『あっ! ああぁぁぁ! やだぁ、そこ、ん、ん、ん!』
〔ここか? ん? そう! ここだろ?〕
『そう、そこっ! 逝くッ・・・。もう逝く・・・。』
〔はは、もうイクのか? 僕も出しちゃうよ? いい?〕
『いいよ・・・・来て・・・・あっあっ・・逝っちゃう・・・。』
ベッドがガタガタと震えだし、そして一気に静まり返った。あと聞こえるのは二人の呼吸だけになり、自然とピロートークになる。
〔優希ちゃん、イク時の声大きすぎだよ。〕
『そうかな?・・・・だって・・・。気持ち・・・・いいんだもん・・・。』
〔まぁ昔っから声の大きい女だとは思っていたけどな。〕
『やだぁ、誰かさんと間違えてるよ。』
まるで恋人同士の様な、じゃれ合う会話が続いていた。
〔さっきの声で一幸起きたかもな?〕
『え? まじ?・・・。』
優希がこちらにくる足音がしたので、僕は慌ててその場で寝たふりをする。ドアが開く音、
沈黙、静かに締まった。そして遠ざかる足音。寝室のドアが閉じられる。
ドアが閉まってしまったので、少し聞き辛かった・・。
『大丈夫だったよ。』って優希が悠馬に告げている。
〔そうなんだ。結構酔っていたからな、あいつも。起きていたら3Pでもしたかったな。〕
『・・・3Pって、それ一幸が言ったの?』
〔いいや。もし一幸がいいならいいの? やっても?〕
『それは無理。絶対やだ。』
〔イイじゃん。普通こんなありえない三角関係は無いんだしさ。〕
『恥ずかし過ぎるよ。』
〔でもこないだは一幸にバッチリ見られてたじゃん。〕
『・・・もう・・・馬鹿・・・。』
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20200721
名U トライアングル・リレーション 第16話
名U トライアングル・リレーション 第16話
第15話←
僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
五分以上続いたところで悠馬が言った。
〔有難う、疲れただろ?〕
『もういいの?』
〔もう入れたいから・・・。〕
『・・・・そうね・・・。カチカチだもんね・・・。悠馬さんの・・・。』
〔あのさ、“さん付け“はやめてくれない? “ゆうま”で良いよ、昔みたいにさ。おれも呼び捨てにするから。〕
『う~ん。今はやっぱり呼び捨てはしたくないよ。』
〔そうか・・・。一幸の事が好きなんだな・・・。〕
『“一幸”しか呼び捨てにしないし、一幸以外にわたしも呼び捨てにされたくないかも。」
〔ラブラブじゃん・・・。〕
悠馬がコンドームの箱を開ける音が聞こえる。
〔いいセックスしてそうだよね。〕
『え? 何のことを言ってるの・・・。』
〔ほら一幸のペニスって亀頭の部分がデカいだろ?・・・。僕の“新幹線N700系”とは大違いだよ・・・。〕
『その例えが分からないけど、そんな事気にするんだね。形や大きさはあんまり関係ないと思うよ・・・。』
〔そうかな・・・。でも優希ちゃん、長いのが好きじゃなかったっけ?〕
『もう、馬鹿ね・・・。それは昔のことだからね・・・。』
チュッ・・・。と、キスの音が聞こえて、ほぼ同時に二人が溜息混じりに「あぁ~・・・。」という感じで声を上げた。そこから微かにベッドの軋む音が断続的に聞こえ始める。
《優希はやっぱり長いのが好きなのか・・・。こないだ見た事もないくらいに喘いでいたのは悠馬の長いアレで奥を圧迫されていたからなのか・・・。》
それで妙に納得するのと同時に自分の短さが気になった。
《優希は僕では満足していないんじゃないだろうか? 今までの僕とのセックスは全て演技なんじゃないだろうか? 他人に嫁を抱かれるそのすぐ隣でウジウジする情けない夫。それは元を言えば身から出た錆びなんだけれど・・・。》乗り越えられない壁のようなものを感じると同時に例えようのない興奮が押し寄せてきた。
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20200720
名U トライアングル・リレーション 第15話
名U トライアングル・リレーション 第15話
第14話←
僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
少し遅れて店に入ってきた優希は、黒のスーツ姿で下はパンツルック。髪は後ろで纏めてあった。気のせいかもしれないが、いつもよりは妙に色っぽい感じがする。《これから他人に抱かれるからだろうか?》優希は僕の隣に座ったが、思いっきり悠馬を意識しているのが丸分かりだ。このぎこちない雰囲気に耐えかねて、僕はおちゃらけながら二人の緊張を解こうとする。《何で僕がこんな事をしてるんだ?》とは思うが、《バカバカしくなる。》ので考えないようにした。
悠馬がやっと話の主導権を握り始める。場が和んで来た頃には三人とも程よく酔っていた。
頃合いかなと「じゃあ僕の家で飲みなおそうか?」と声をかけると、優希が真顔(真剣な顔つき)になって緊張する。それを無視して自宅へタクシーで直行した。直ぐにでも始まるかと思いきや、悠馬が〔飲み足りないからもっと飲もうぜ一幸。〕と言うのでピッチをあげてガバガバ飲み出す男二人。おつまみを調理して戻って来た優希は呆れて『二人とも飲み過ぎだよ。わたしお風呂に入ってくるわ。』って浴室に去って行く。
あとで訊ねてみると、嫁が少し長いお風呂からあがると、(案の定、二人とも飲み過ぎて猛烈な睡魔に襲われてしまっていた。)、悠馬はイビキをかき、僕も眠ってしまっていたらしく、優希は二人にタオルケットを掛けたらしい。結局、この時も二人がセックスを始めているところで目を覚ました。悠馬に悪意はないにしろ、僕が寝ている間に黙って始めてしまう。優希もそれを受け入れてしまうというところが何ともジェラシーを掻き立てられた。
僕が“ゴトッ”という音で目を覚ましたのは朝の4時で、その音は隣の寝室から聞こえてくる。少しだけ開いているドアの側に行くと、そこから悠馬の声が漏れてきた。
〔大丈夫? シャワー浴びてないけど?〕
『・・・・大丈夫だよ・・・。』
《僕達の寝室でふたりはセックスをしているのか?》僕はドアの隙間から中を覗いてみたが、タンスの陰になって二人の姿が見えない。深酒(度を過ごして酒を飲むこと)で軽い頭痛がしたが、神経を耳に集中し、中の様子を探った。そして、フェラチオ特有の音“ジュッ、ジュッ、ジュポッ、ジュッルル。”がはっきりと聞き取れる。
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20200719
名U トライアングル・リレーション 第14話
名U トライアングル・リレーション 第14話
第13話← 20200712
僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
そのまま眠りに付こうとする嫁に僕が話し掛けた。
「なぁ、また悠馬を呼んでもいいかな?」
『・・・。それって、どういう意味? 私が悠馬さんにまた抱かれるっていうこと・・・?』
「うん、まぁ・・・。そういう事かな・・・。」
『・・・・・・・。』優希はしばらく言葉を発しない。
そして、優希が少し悲しそうな表情で、口を開く。
『・・・・そんな事・・・・悠馬さんが嫌だと云うに決まってるじゃない。』
「あいつはまだ優希の事を好きだと思う。あいつさえ良ければいいって事だね?」
『・・・・・・。』嫁は返事をしなかった。
「悠馬が良いなら優希もいいんだな?」
『・・・・もう一幸の勝手にすれば・・・。』
この瞬間に夫公認の奇妙な“トライアングル・リレーション(三角関係)”が出来上がる。
僕が翌日すぐに悠馬に連絡をすると、電話の向こうでは飛び上がるほど悠馬が喜ぶ声が聞こえていた。僕はというと、これから起こり得る事に対して興奮するのと同時に、少しの後悔もあり、複雑な心境である。ひょっとすると、《人としての道を踏み外したかな。》と思ったが、もう後戻りする気は無かった。
《一年前の公認から、少なくとも隔週に一度は会わせています。だからこの一年で20回以上?かな・・・。つまり、〖エピソード〗もそれだけあったという事です。この一年、心臓が鷲掴みにされるような苦しさを味わったけど、同じかそれ以上の、正に“異常なくらいの興奮”もあった。勿論、今でもその関係は続いています。》
【公認関係】となってから始めて悠馬を家に呼んだ時の事でした。金曜日の夜、仕事を終えてから居酒屋で待ち合わせる事になる。優希は遅れてくるそうだ。既にテーブルで待っていた悠馬はテンションが高く、よく喋る。僕は少し引いていた。
「悠馬さ、お前やけにテンション高くない?」
〔そりゃ当たり前だろ。〕
「本当は、もっと若い女の子ナンパしていた方が良いんじゃないの?」
〔しないしない、もうナンパなんかしない。優希ちゃん一筋!〕
「・・・・お前、そんなに優希がいいの?」
〔だってそうだろ。美人だし、ダイナマイトボディだもん。〕
「じゃあ何で振ったの?」
〔それは・・・。若かったから・・・。今から思うと失敗したと思ったよ、マジで。〕
悠馬はかなり後悔しているようだった。《あれから何年も経っているのに・・・。》とは思う。
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20200718
短Ⅲ30 友人と友人の夢そして僕 第1話
短Ⅲ30 友人と友人の夢そして僕 第1話
(原題:友達の嫁さんを友達公認でデートしたり抱かせてもらってる 投稿者・投稿日:不明)
僕(田所裕平:たどころ・ゆうへい:36歳:独身) 友人(青山啓一郎:あおやま・けいいちろう:36歳) 友人の嫁(青山果穂:あおやま・かほ:29歳)
青山と僕は大学の同期で、卒業以降1年に1回位の割合で会っている関係です。青山は一部上場の会社に勤めているのだけれど、あまり社交的なタイプじゃなくて定期的に会っている友達は僕くらいだった。
4年前に青山が結婚した時にお嫁さんの果穂ちゃんは25歳です。僕は「若くていいなぁ!」なんて風に茶化しながら スピーチして結構盛り上げられて好評だった。人数少ない静かな結婚式だったから、営業畑の僕みたいなタイプに喋ってもらえてよかったって青山の親にも感謝された。
果穂ちゃんの印象は可愛いのだけど、てきぱき仕事できそうな感じがします。頭良さそうでセクハラ発言とかすると怒られそうというか、
職場にいたら後輩だとしても気を使うだ
ろうなって感じに見えた。
「若くて美人でいいなあ!」と青山に言いつつ、《正直よく青山が口説けたな、でも青山を選んだとはこの子見る目あるなあ。》と両方感じたのを覚えています。青山は男友達と遊ぶ時に女を連れてくるタイプじゃなかった。果穂ちゃんも付いてくるタイプではないです。
僕も果穂ちゃんとは結婚式の時にちょっと喋った位で以後は一度も対面したことはなかった。その後結婚して2年位で青山が事故ります。事故と言っても青山は被害者で連絡が来たのが退院した後だったから状況は良く判らないけど結構大変だったそうだ。
何か脳みそが腫れちゃって開頭手術して、
取った頭蓋骨を暫く太腿かどっかに入れておいてまた戻すみたいな事をしたって話です。今は車椅子は使っているけど全く脚が動かない訳でもないって所までは回復した。
そして、会社も理解のある大きい会社だから普通に仕事にも戻れます。また車椅子に乗りながら運転できるような車を買って外にも出られるようになった。そうなるまでは友人も会いたがらなかったから、車買ったあたりから青山も自信がついたらしくまた会うようになります。
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20200718
超短Ⅱ29 アブノーマル 第8話(完結)
超短Ⅱ29 アブノーマル 第8話(完結)
第7話←
妻(立花美穂:たちばな・みほ:28歳) 私(立花明彦:たちばな・あきひこ:31歳)
深山(勝久:みやま・かつひさ:45歳)さん
妻が失禁しながら果ててしまいました。私はぐったりして動かない美穂が心配でしたが意識はあるようなので、そっとしておきます。
〔初めてでここまで出来る女はなかなかいません。調教したら面白そうですね~(笑)。素質はあるからご主人次第で凄い淫乱になると思いますよ。〕
「そうなんですか? 今までノーマルな事しかしてなかったから…。」
〔多分奥さんはアブノーマルに凄い興味あるんだけど、恥ずかしくて言えないんだと思います。そうじゃなかったら普通ここまで乱れないですよ。〕
「そうなのかなぁ?」
〔試しに今日の帰りは下着だけで帰ってみたら? 家に着く頃にはびしょびしょに濡れてるか
も(笑)。〕
「そうかぁ。やってみるかなぁ。」
深山さんとそんな会話をして私は妻を起こし三人ともシャワーを浴びてホテルを出た。その時に私は美穂にこう告げます。
「下着だけでウチの近くまで帰ろうか。」
『え?! 近所はマズイよ!』
「じゃあ、ちょっと遠回りして帰るから少しの間だけ裸で車に乗って。もう夜中だし郊外だから車も少ないから大丈夫だよ。」
『じゃあ、ちょっとだけよ。』
下着姿のままホテルを出た妻が助手席に座り、最初に待ち合わせした場所で深山さんを降ろします。〔また機会あったら誘って下さい。今日はどうもでした。〕そう挨拶した深山さんと別れ、私達は自宅近くの海辺に向かってドライブしました。付近に家などは無いが、たまに車が通る場所に車を止め、対向車線側にあった自動販売機を指指して「ジュース買ってきて。」と千円札を渡します。
妻も吹っ切れて楽しんでいるのかニコッと笑って勢いよく自販機に向かっていきました。ガコンッとジュースの落ちる音が聞こえ、お釣りが一枚一枚落ちている時、対向車線の遠くにトラックのライトが見えます。しかし妻は焦る様子もなくジュースとお釣りを手にと
り、トラックが通り過ぎるのを待ってから車に戻ってきました。
「度胸あるなぁ。」
『何か大丈夫な気がしたよ(笑)。あぁ、垂れてきた。』
確認してみると確かにマン汁が太股を伝うほどに濡れています。そして、この場所で服を着せて帰宅しました。
「今日どうだった? 俺は興奮し過ぎて疲れた。」
『凄く気持ちよかった。』
「また深山さんとしたい?」
『パパだけでいいよ。けど、たまにはアブノーマルな事もしたいなぁ。』
「アブノーマルにはずっと興味あったの?」
『ん~。いつからかわかんないけど、ミニスカートとか穿いて外出した時に他の人からエ
ッチな視線向けられると何か興奮しちゃう自分に気付いて… 今日初めて露出してみたら
凄い気持ち良くて最後は楽しんでたかな(笑)。』
「そうだったんだ。気付いてあげてれば良かったなぁ。アナルはどうだったの?」
『正直よくわかんない(笑)。たまにならいいかなぁって感じ。』
「そっか。パイパンは本当に美穂がOKしたの?」
『うん(笑)。ちょっと興味あったから♪」
「次はどんな事したい?」
『そういうのはパパが決めて♪ 私はちゃんと付いてくよ(笑)。』
「じゃあ夫婦二人で外出する時は露出しよう! リモコンバイブとかも仕込んで(笑)。」
今回の寝取られを経験して妻の新しい一面を発見し、より一層夫婦仲が良くなったように思えます。今後、寝取られは程々にして妻とアブノーマルな世界に踏み込んでいきたい。
20200717
中L 寝とらせの行方vol.20
中L 寝とらせの行方vol.20
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長
『今度成田さんの娘さんが8歳のお誕生日なんだって、最近の女の子の欲しいものがさっぱりなので、デパートへ一緒に買い物に行ってほしい。そういうメールが来てるんだけど、行っていいよね? 3時間程度だって、その間みのりの面倒をみてくれる? ファイナルアンサー?』って半強制的な問いかけに、僕は「いいけど。いつなの?」と、言うや否や『来週の土曜日10時集合。明日お返事しとくね。』やけに弾んだ声に僕の嫉妬は120%を超えていた。
今週は僕が意識していたかも知れないが、早く過ぎたように感じる。そして土曜日の朝9時前に典子は成田社長の指定通りにミニのワンピース姿で出かけて行った。直前に妻が『心配しないで。要件が済んだらすぐに帰ってくるから。みのりをよろしくね。お昼ごはんは作っておいたから、お願いします。』って言われる。娘が「ママ、どこへいくの?みのりもいく~ いくよ~」って駄々を捏(こ)ねた。僕は「みのり。パパと一緒に公園へ行こうか? 行く?」と誘うと、僕と遊ぶのが大好きな娘は典子のことは一時記憶喪失になる。「みのりね。パパとお出かけするからママはバイバイ・・。」て手を振って送り出した。
妻は午後2時に帰ってきた。詳しいことは夜に聞くことにして、概要だけの報告を受ける。午前10時に開店する銀座の百貨店で待ち合わせをした。そのまま買い物に行くと思ったら、紳士服のブランド店や有名雑貨の店がある階に向かった。その階にある有名なカフェで、“ストロベリーパンケーキ”を食べたそうである。パンケーキの上にフレッシュな苺とミント、バター、そしてキャラメルソース。典子は料理好きなのでメニューやパンケーキも、スマホで写真(店の方には断ったそうです。)を撮ってきた。
成田さんが〔昨日も夜遅く台湾から帰国して、朝起きたら約束の時間ギリギリで朝食を食べている時間がなかった。〕とのこと。ふんわりながらもしっかりとした生地で結構ボリュームはあった。それから上の階に移動をして、玩具売り場で成田社長の娘さんの誕生日プレゼントを一緒に選び、やはり娘さんお年代が何をほしがっているのか社長は分からないようで、典子が事前にリサーチしたディズニーの人形を社長も気に入り購入してギフト発送した。
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20200717
中Ⅲ3「好きで好きでたまらない」その12話
その11話← 20200223
僕(谷口和樹:たにぐち・かずき:28歳) 僕の妻(谷口夏織:たにぐち・かおり:28歳) 稲川貞美(いながわ・さだみ:58歳)
僕は次の日の日曜日、バイブを買いに家をでました。しかし、いざ買うとなるとどこで買っていいのかわかりません。《稲川に聞いてみようかな…。》ゾクゾクしながらメールしました。
「稲川ひま?」
〔いそがしいよ、今作戦考えてる。どうしたの?〕
「バイブを買いたいんだけど、どこで売ってるんですか?」
〔ちょっと待て! それ夏織さん用?〕
「そうですよ。今から買いたいんだけど、いいとこしりませんか?」
〔カズくん俺に選ばせてよ、お願い! いいとこ知ってるから!〕
「いいですよ。じゃあコンビニの前まで来てください。」
〔すぐ行く!〕
マンションから離れてなかったので、稲川はすぐにやって来ます。
〔ハァハァ久しぶりに走ったわ! 夏織さんがバイブとか超びっくりなんだけど!〕
「今回の事も秘密てすよ、さあ車に乗ってください。」
〔うん、わしがDVDを買いよる店にいっぱいあるぞ!〕
稲川は店に着くまでの車の中で大騒ぎし、かなり興奮していました。わたしもそれ以上に興奮してしまいます。
目的の店に入り、大人のおもちゃコーナーに行くと、あるわあるわ色々な種類が並べられていました。
〔どれがいいかな? カズくんはどんなのがいいの?〕
「でかいのがいいな。稲川ぐらいのやつ。」
〔うほほっ! じゃあ、こんくらいになるで!〕
稲川が選んだのは、並んだバイブの中で一番、太く長く、棒の中でパールが回転して、クリトリスとアナルを同時に刺激する凶暴なやつです。
「じゃあそれにしますよ。」
〔うほほ、見て見て!〕
稲川は自分の股間を指差しました。
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20200716
中L 寝とらせの行方vol.19
vol.18← 20191224
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長
僕の性癖は〖寝取らせ〗である。これは自分の管理下で妻の同意あるいは相手の同意も得て行う非常にゲーム性が高いプレイだ。しかし、高まる欲望や刺激を求める性癖に歯止めが駆けれなくなる可能性が高い。さらに、コントロールしているつもりが、相手に管理されより深い男女関係に発展し取り返しのつかないことになる。
インターネットの世界では、1番多いのは〖寝取られ〗だ。これにまつわるサイトや体験
談(創作を含む)が多数存在する。よくこれだけあるなと思うが、男女(最近では男男とか女女も)の世界ではそうした事例が起こり得ることは理解ができる。僕はこの〖寝取られ〗は嫌だなと感じていた。
結果的には、愛する人が夫や彼あるいは友達を裏切り(或いは強制的な関係を強いられ)、肉体的に(この場合は元に戻る場合がある。)も精神的に(完全に支配・コントロールをされる。)も寝取られる。インターネットは大原則が“匿名”にあり、虚実ないまぜの世界。どこに真実があって、何が嘘であるかは判然とはしない。しかし、セックスを介在する男女が普通の精神状態でおられる筈がないことは自明である。
平凡な家庭、平凡な夫婦、平凡極まりない人生。人は異状・異常・異様な世界に惹かれる生き物かも知れない。大半の人は小さな冒険をして、すぐに引き返す。決して自分の妻を“差し出したり”はしない。だけど、綱渡りに胸がドキドキするように自分の妻が次第に別の男の色に染まっていくのを確認するプレイが〖寝取らせ〗。気付かぬうちに染められてしまうのが〖寝取られ〗。《僕には本物の覚悟があるのだろうか? 手をつないだり、キス、これは空想しただけで胸が痛む行為なのだが・・・。で動揺して、妻の典子が成田に抱かれることは興奮の極致だが精神的に耐えられるだろうか? 全然自信はない。》
《こんなヘタレ(臆病者。弱虫。意気地なし。)が大金持ちで男前、セレブの男にどこを対比しても勝てない。取られたらもう取り返すことなど、典子が僕を愛しているという脆(もろ)い根拠で闘うしか術はない。》などと夢想していたら、急に胸を圧迫されます。気がつけばソファーでうたた寝をしていた僕の上で娘のみのりが「パパ、パパ公園へ行こうよ。」て催促していた。
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20200715
長11〖Mの彼女と彼氏の僕〗その14
長11〖Mの彼女と彼氏の僕〗その14
その13← 20200619
僕(森山大志:もりやま・たいし:28歳)と僕の彼女(今井沙羅:いまい・さら:21歳)
早坂(哲朗:はやさか・てつろう:43歳)さん
早坂さんは動きません。沙羅は目を閉じて、荒い呼吸を調えようと、白い胸とお腹を上下させています。沙羅の呼吸が修まりだした頃、早坂さんはゆっくりと、まだ怒張しているペニスを引き抜きました。
『はぅっ!!???』
沙羅は潤んだ目と紅く紅潮した頬のせいか、幼く見えたそうです。
〔沙羅ちゃん、大丈夫? 気持ちよかったかい?〕
『??? なんで?』
沙羅は困惑した顔で聞いたのでした。
『あ、あの。早坂さん、まだ。』
早坂さんは射精していません。
〔私なら大丈夫だよ。それより沙羅ちゃんは気持ちよくなれた?〕
沙羅はコクンっと小さくハッキリとうなずいた。そして、ゆっくりカラダを起こし、小さな手で早坂さんのチンチンをシゴこうとしたそうです。早坂さんは優しく沙羅の手を止めて、抱きしめてベッドに横になりました。
〔いいんだよ(笑)。今日は私のおチンチンを知ってもらうために来たんだから。〕
『でも・・。』
戸惑う沙羅を、早坂さんは優しく抱いて、時間までまったり沙羅のカラダを撫でていたそうです。
ヴヴヴヴヴ、早坂さんのアラームが鳴りました。沙羅がバイト先に向かうために準備する時間です。沙羅は閉じていた目を開け、早坂さんを見上げると、『ちゅっ』てフレンチキスを自らして来たのです。
『あの、今日はありがとうございました(笑)。』
その時の沙羅の笑顔がまぶしいくらいに可愛いかった。早坂さんは今でもそう言います。
初めての早坂さんとのセックスについて、沙羅からの報告はありませんでした。それで早坂さんから詳しく聞きたく、いつもより遅くに沙羅のバイト先である居酒屋へ行きましたが、この日は早坂さんはいません。沙羅はいつも通り、顔を赤くしながらちょこちょこ動いてました。そう、いつも通りだったのです。
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20200714