名U トライアングル・リレーション 第13話
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僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
『何となくは、分かっていたけど・・・。困った変態さんだね・・・。』優希が僕の手は握ったまま、天井を見ながら呟く。見間違えかもしれないけど、ほんの少しだけ微笑んだように見えた。《許してくれたのかな?》と、勝手に解釈した僕は、「昨日、どうだった? 悠馬は・・・。」と恐る恐る聞いてみる。
暫く黙った後、嫁が小さく溜息をつきながら言った。
『男ってそんな事ばかり気にして・・・。馬鹿みたいね。』
「・・・。・・・。・・・。」
『あのね。すっごく、気持ち良かったよ。貴方よりずっ~とね。』
僕は心臓が止まりそうになる。そんな僕の表情を見て、プッと笑う優希。
『一幸は・・・・って言って欲しいんでしょ? アハハハ。』
ドッと汗が出る僕。僕の性癖を優希は完全にお見通しなのかもしれない。優希の掌の上で遊ばれているような感覚だった。正直、優希の意外な一面を見た気がして、益々動揺してしまった。
『ほらね、悠馬さんとは昔付き合ってたじゃない。はっきり言って知らない仲ではないし。』
「それって、どういうことなの?」
『私にそこまで言わせるか(笑)。お互いの事は分かっているって事。ツボというか・・・。もう言わせないで!』
僕は無性に興奮するのと同時に不安にもなった。嫁のポイントぐらい僕だって分かってい
るつもりなのに・・・。でも、昨夜の優希の感じ方は普通ではなかった。それで、メラメラと抑えきれない、不健康な性欲が湧き上がり、僕は優希の股間に手を延ばした。一瞬払いのけようとする優希の手を潜り抜け、あそこに触れると・・・。なんとヌルヌルに濡れていた。
「優希・・・。なんで? 悠馬の話していたから、こうなったの?」
『そんなじゃないよ・・・。』って彼女が恥ずかしそうに横を向く。
僕は無我夢中で嫁に抱きつき、正常位で繋がった。二人とも異常に興奮していたと思う。お互い数分で絶頂を迎えてしまった。
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20200712
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