名U トライアングル・リレーション 第10話
名U トライアングル・リレーション
第10話
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僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
男に圧倒的に支配される女。僕は目の前の女が嫁の優希であるという現実を受け入れるのに時間がかかった。
『ああああ! 逝くッ!・・・。かずゆき見ないで・・・。』
優希は背中を反らせなが逝き始める。後ろから悠馬が指を優希の口に入れると、一瞬咥え、舌を動かすように見えた。
顔を枕に押し付けてお尻だけを高く上げた状態で優希は荒い呼吸を繰り返す。悠馬は僕の方を見向きもせずに、今度は優希を仰向けにし、再び重なりあっていく。
『ええ?・・・。終わりって・・・。言ったじゃない・・・。』
〔ダメ! 僕は逝ってないんだよ。〕
優希の両脚を抱えてズズッと挿入。そのストロークが長い。これは悠馬のペニスが長い事を意味する。ゆっくりと出し入れしていたが、奥の方までグッと入れると同時に嫁の顎も上がり、必死に何かを堪えているような感じだった。痛いのか、それとも・・・。悠馬が腰を押し付けたまま、グリグリと上下左右に微妙に動くと、優希がついに絶えきれずに声を出す。
『・・・。んあっ!・・・。あぁぁ~、ぁぁぁぁ~!』
〔これだろ? ここだろ、優希ちゃん、奥がいいんだろ?〕との問いにコクコクと嫁が頷く。
『あっ・・・。ぐっ・・・。い、イグッ・・・。見な・・・。いで・・・。・・・。アグッ!』
ピストンをさせずに女がイク姿を始めて見た。優希は苦しそうに呼吸をするだけで、目は虚ろである。身体の柔らかい優希の両脚は、カエルのように開き切っており、わざわざ悠馬が抱えるまでもない状態だった。完全に弛緩しきった嫁に対し、悠馬が本格的なピストン運動を再開する。途中、優希の意識がハッキリしてきた所で、悠馬は舌を伸ばしながらキスしようとした。だが、それに気付いた優希は顔を背け、拒否をする。僕を目の前に、悠馬に対するささやかな抵抗なのだろうと思った。
悠馬の腰の動きが激しさを増し、“ぐっちゃぐっちゃ”という卑猥な音が部屋中に響き始めた時、堪らず優希も声を上げ始める。『いやぁ、いやぁ・・・。もう・・・。ヤダぁ・・・。・・・。あぁぁぁぁぁ、お願い・・・。』それは半分泣いている感じだった。
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20200707
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