超短20[どうする?]4話
超短20[どうする?]4話
長い長いキス・・・。私(寺本雅樹:てらもと・まさき:35歳)は瞬(まばた)きをするのさえ惜しいような気がして、夢中で見入っていました。目を瞑(つむ)っている妻(寺本里英:りえ:32歳)とは反対に、友人の糸川啓一郎(いとかわ・けいいちろう:36歳)は目を開けて時々私の方を確認します。
糸川からしてみれば、私の願望とはいえ友達の嫁とキスしているわけです。[どこまで進めて良いのか?][私が実際はどんな気持ちでいるのか?]それで気にもなるのでしょう。ただ私としても何とも言いようが無く、確かに興奮はしていたのですが、私自身はその展開にどう応じれば良いのか迷っている部分もありました。
糸川と里英の唇がやっと離れます。直後の妻の目が明らかに潤んでいて、何かスイッチが入ったような状態であるのはわかりました。
〔で・・・どうなんだ?〕
糸川が問い掛けてきます。妻は少し目を伏せて黙っていました。
〔里英ちゃんとおれがキスしているの見て、興奮したのか?〕
私は咳払いしてから「複雑な気持ちではあるが、確かに興奮している。それに嫉妬のような思いもしている。」と答えます。すると妻の里英がクスッと笑って、『興奮しながらヤキモチも妬くの?』と聴きます。おかしいようですが、確かに複雑な興奮でした。
そしてさらに心の底から湧き上がってきたのは・・・。《この先も見てみたい・・・。》そんな感情でした。糸川は私の心の内を見透かしたように、薄まってしまったハイボールを一気に飲み干すと、〔俺は正直興奮している。やっぱり友達のカミさんだしな。キスをしているうちにチンコが起っちゃったよ。〕と宣言します。
〔マサキがまだ構わないなら行けるとこまで行っていいか? 里英ちゃんはいい?〕
少し呆気に取られている妻に糸川が確認をします。
『え~? 行くとこまでって・・・マサキはほんとにいいの? って言うか、ほんとに見たいの?』
今度は里英が私に問い掛けました。
《行くとこまでって・・・つまりセックスまでか?・・・でも見てみたい。それで、本当に良いのか?・・・》かなりの葛藤があり、なかなか答えを出せない優柔不断な私に、糸川は再び妻を抱き寄せる・・・。
〔よし。どうしてもやめて欲しかったら言えよ。里英ちゃんも本当に嫌になったら言っていいから。〕
そう言い放ち、勢いに押された妻はこっくりと頷きました。
酒盛りのテーブルを端に退かすと、糸川は三度目のキスを始めたのです。今度は短いキスを交わし、糸川は妻の首筋に舌を這わせ始めました。糸川の荒い鼻息が聞こえ、それに加わって妻の吐息が聞こえます・・・。 5話へ続く
2016/08/22
長い長いキス・・・。私(寺本雅樹:てらもと・まさき:35歳)は瞬(まばた)きをするのさえ惜しいような気がして、夢中で見入っていました。目を瞑(つむ)っている妻(寺本里英:りえ:32歳)とは反対に、友人の糸川啓一郎(いとかわ・けいいちろう:36歳)は目を開けて時々私の方を確認します。
糸川からしてみれば、私の願望とはいえ友達の嫁とキスしているわけです。[どこまで進めて良いのか?][私が実際はどんな気持ちでいるのか?]それで気にもなるのでしょう。ただ私としても何とも言いようが無く、確かに興奮はしていたのですが、私自身はその展開にどう応じれば良いのか迷っている部分もありました。
糸川と里英の唇がやっと離れます。直後の妻の目が明らかに潤んでいて、何かスイッチが入ったような状態であるのはわかりました。
〔で・・・どうなんだ?〕
糸川が問い掛けてきます。妻は少し目を伏せて黙っていました。
〔里英ちゃんとおれがキスしているの見て、興奮したのか?〕
私は咳払いしてから「複雑な気持ちではあるが、確かに興奮している。それに嫉妬のような思いもしている。」と答えます。すると妻の里英がクスッと笑って、『興奮しながらヤキモチも妬くの?』と聴きます。おかしいようですが、確かに複雑な興奮でした。
そしてさらに心の底から湧き上がってきたのは・・・。《この先も見てみたい・・・。》そんな感情でした。糸川は私の心の内を見透かしたように、薄まってしまったハイボールを一気に飲み干すと、〔俺は正直興奮している。やっぱり友達のカミさんだしな。キスをしているうちにチンコが起っちゃったよ。〕と宣言します。
〔マサキがまだ構わないなら行けるとこまで行っていいか? 里英ちゃんはいい?〕
少し呆気に取られている妻に糸川が確認をします。
『え~? 行くとこまでって・・・マサキはほんとにいいの? って言うか、ほんとに見たいの?』
今度は里英が私に問い掛けました。
《行くとこまでって・・・つまりセックスまでか?・・・でも見てみたい。それで、本当に良いのか?・・・》かなりの葛藤があり、なかなか答えを出せない優柔不断な私に、糸川は再び妻を抱き寄せる・・・。
〔よし。どうしてもやめて欲しかったら言えよ。里英ちゃんも本当に嫌になったら言っていいから。〕
そう言い放ち、勢いに押された妻はこっくりと頷きました。
酒盛りのテーブルを端に退かすと、糸川は三度目のキスを始めたのです。今度は短いキスを交わし、糸川は妻の首筋に舌を這わせ始めました。糸川の荒い鼻息が聞こえ、それに加わって妻の吐息が聞こえます・・・。 5話へ続く
2016/08/22
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