名S『わたしも・・大好き・・・。』第6話
僕(天野准一:あまの・じゅんいち:35歳)は、妻(天野梨華子:あまの・りかこ:33歳)の髪を撫でながら梨華子の息が整うのを待ちます。いつもより大きく逝ってしまったようで、息が落ち着くまでに少し時間がかかった。
「すごくイッちゃったね」
『・・うん・・はー・・凄かった・・ふふっ・・。』
その後、ノーパンの話題にはあえて触れずに普通に正常位でセックスをします。ただ、僕も妻もいつもよりかなり興奮していた。
『・・なんかね、いつもより大きくて硬いわよ・・・。』
「そうだね・・・。僕もすごく興奮した。」
『ふふっ・・・。そーなんだ・・ちょっと変態だね・・。』
「ははっ、変態だよな・・・。でもすごい興奮をする・・・。」
『ふふっ・・・。そーなんだ・・。』
そして僕は、いつもより早く果ててしまったが、梨華子もいつもと違う興奮を見せながら、僕と一緒に逝ってしまった。すでに寝息を立てている妻を見ながら、《ひょっとしたらもう一押しすればOKがでるかも?》と思いながら僕も眠りにつきます。
翌日の朝、ベッドの上で目を覚ますともう梨華子は横にいなかった。時計を見ると、午前9時です。《目覚ましをかけなくていい朝は格別だな。》と思いながら階下に降りました。妻の姿を期待したが、見当たりません。テーブルの上にはフレンチトーストとウインナーの皿。その脇にメモが置いてあった。
『おはよー、おばあちゃんの家に行ってるよ、ご飯食べててね~。』
文末にハートマークが添えられています。それを見て、昨日から妻の実家に泊まっている子供の様子を見に行ってるのだと分かった。
《まあ、買い物に出かける時間ぐらいまでには戻ってくるだろう・・・。》
朝食を食べ終わり、髭を剃っていると玄関に鍵が差し込まれる音がします。梨華子が戻っ
てきます。
『おはよー ・・ご飯食べた?』
「食べたよ、ありがとう・・。何時に出る?」
『30分後でどうかな?』
「オッケー。」
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20200315