中A〔トライアングル〕 第6章の7〖エピソードⅣ-4〗
中A〔トライアングル〕 第6章の7〖エピソードⅣ-4〗
俺は二人に悪い(?)と思いながらも、玄関を開けて外に出て行く“ふり”をする。俺が居なくなってからすぐに二人の楽しそうな会話が聞こえてきた。さっきとは違い、翠もリラックスしているようだった。俺は浴室に近付いて聞き耳を立てる。
〔翠ちゃん、洗ってよ。〕
『え~、マジで?・・・。どうしよっかな~(笑)。』
そのまま一切音がしなくなった。英人が〔洗って〕と言うのは、まず間違いなく自分のペニスの事だろう。翠は拒んでいるのだろうか?俺は耳に神経を集中してじっとしていた。
〔ああ、上手いよ・・・。そこ・・・。おぉ、気持ちいい・・・。〕
『・・・・・・。』
唸るような英人の声が聞こえてくる。恐らく、翠は英人のあそこを泡まみれにして、両手で扱くように洗っているのだろう。〔うぉぉ、だの、うぅぅ、だ。〕のと英人は呻くばかり。翠の声は一切聞こえない。
〔ねえ~翠ちゃん、裏側、袋もやって。〕と英人の甘えた声。
『・・・・・・。』
〔あ~、そこそこ・・・。それ。〕
曇りガラスにそっと近付いて見ると、水着を着た翠が少し屈むようにしていた。
〔あぁ、それそれ、あ~ヤバい、お尻の穴・・・。〕
『・・・やだ・・・もう・・・。』
お尻の穴?・・・。翠は英人の肛門まで指で洗っているのか?俺はだんだんと胸が苦しくなってきた。(比較するとセックスよりもキスとかこういった動作の方が苦しいかも・・。)
〔お、それ、上手いよ、マジで・・・。覚えていてくれたんだね~。〕
『・・・・・・・・・。』翠は無言だが何かを咥える音はしていた。
〔ヤバいヤバい・・・。ヤバいって、出るよ・・・。マジでさ。〕
『・・・。・・・。・・・。』シャワーの流す音がする。
〔・・・。ありがと・・・。今度、俺が洗ってやるよ。〕
『私はいいよ、汗かいてないし。いいってば・・・。・・・。キャー、触るな!もう(笑)。』
〔いいじゃん、やってやるって。てか、やらせてくれ~(笑)。〕
『もう~、英人さんエロいよ~(笑)。』
〔昔よく洗いっこしたじゃん。あぁ~気持ちいい~、スベスベ~。〕
『あん、もう・・・。やだって・・・。んん・・・。』
ここからは今度は英人が黙ってしまい、代わりに翠の、『ん、ん、ん。』て言う感じの我慢するような喘ぎ声だけが断続的に聞こえてきた。
2015/02/03
俺は二人に悪い(?)と思いながらも、玄関を開けて外に出て行く“ふり”をする。俺が居なくなってからすぐに二人の楽しそうな会話が聞こえてきた。さっきとは違い、翠もリラックスしているようだった。俺は浴室に近付いて聞き耳を立てる。
〔翠ちゃん、洗ってよ。〕
『え~、マジで?・・・。どうしよっかな~(笑)。』
そのまま一切音がしなくなった。英人が〔洗って〕と言うのは、まず間違いなく自分のペニスの事だろう。翠は拒んでいるのだろうか?俺は耳に神経を集中してじっとしていた。
〔ああ、上手いよ・・・。そこ・・・。おぉ、気持ちいい・・・。〕
『・・・・・・。』
唸るような英人の声が聞こえてくる。恐らく、翠は英人のあそこを泡まみれにして、両手で扱くように洗っているのだろう。〔うぉぉ、だの、うぅぅ、だ。〕のと英人は呻くばかり。翠の声は一切聞こえない。
〔ねえ~翠ちゃん、裏側、袋もやって。〕と英人の甘えた声。
『・・・・・・。』
〔あ~、そこそこ・・・。それ。〕
曇りガラスにそっと近付いて見ると、水着を着た翠が少し屈むようにしていた。
〔あぁ、それそれ、あ~ヤバい、お尻の穴・・・。〕
『・・・やだ・・・もう・・・。』
お尻の穴?・・・。翠は英人の肛門まで指で洗っているのか?俺はだんだんと胸が苦しくなってきた。(比較するとセックスよりもキスとかこういった動作の方が苦しいかも・・。)
〔お、それ、上手いよ、マジで・・・。覚えていてくれたんだね~。〕
『・・・・・・・・・。』翠は無言だが何かを咥える音はしていた。
〔ヤバいヤバい・・・。ヤバいって、出るよ・・・。マジでさ。〕
『・・・。・・・。・・・。』シャワーの流す音がする。
〔・・・。ありがと・・・。今度、俺が洗ってやるよ。〕
『私はいいよ、汗かいてないし。いいってば・・・。・・・。キャー、触るな!もう(笑)。』
〔いいじゃん、やってやるって。てか、やらせてくれ~(笑)。〕
『もう~、英人さんエロいよ~(笑)。』
〔昔よく洗いっこしたじゃん。あぁ~気持ちいい~、スベスベ~。〕
『あん、もう・・・。やだって・・・。んん・・・。』
ここからは今度は英人が黙ってしまい、代わりに翠の、『ん、ん、ん。』て言う感じの我慢するような喘ぎ声だけが断続的に聞こえてきた。
2015/02/03
中A〔トライアングル〕 第6章の8〖エピソードⅣ-5〗42
中A〔トライアングル〕 第6章の8〖エピソードⅣ-5〗42
第6章の7〖エピソードⅣ-4〗41
〔石鹸なのか何なのか分からんくらいヌルヌルだよ。〕
『もう・・・。やめよ・・・。智浩、戻ってくるよ・・・。』
〔・・・・・・・・。〕
そのまま暫く無言が続いた後、いきなり妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)の甲高い声。
『あっ!・・・。あっ、あっ、・・・。ダメ・・・。やばっ・・・。・・・。あぁぁ!』
〔逝っちゃえって!〕と英人はSの口調。
『はぁっ!・・・。逝く・・・。逝くっ・・・。ゥゥ・・・。』
懸命に声を押し殺したまま翠は逝ってしまったようだ。曇りガラスの向こうには、津田英人(つだ・ひでと:30歳)の大きな背中が映っていた。
俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は物音を立てないように外へ出て、大きく深呼吸した。頭がボーッとして息苦しかったのが幾分楽になる。「狭い浴室で男女がエロい事を・・・なんて不健康なんだろう。」などど、じじくさい事を無理矢理考え、勃起を収めようとした。勃起が収まったので、勢いよくドアを開けた。
わざとらしく「ただいま~。」って言いながら俺が玄関に入ると、正面のリビングにはタオルを腰に巻いた英人、そして右隣の浴室方向には、まだ水着を着たままの翠が立っていた。
『あ、おかえりなさい。』
って返事をしながらタオルで身体を拭く翠(みどり)だが、タオルの間から見えた彼女の顔は、何となく赤く火照った頬、そして目もトロンとしていたように見える。どんなに拭いても濡れたままの水着は乳首をくっきりと浮き立たせ、思わずガン見してしまった。
それに気付いた翠はさっとタオルで前を隠してしまう。「俺の嫁なのに・・・。英人には好きなように弄ばれていたはずなのに・・・。」この時、翠の気持ちは一時的に英人寄りになっていたのかもしれない。或いは、昔に戻った感覚だったのかもしれない。俺に好かれていると感じていながらも、そんな事には目もくれず英人に首ったけだったあの頃のように。
『もう・・・。どこ見てるの・・・。ね~飲み物なに買ってきたの?』
俺はハッとした。勿論、買い物なんかには行ってないからだ。慌てて口から出た言葉が、
「ごめん、財布を持っていくのを忘れたんだ・・・。」
『もう、慌て者ね。』
「今度は車でスーパーまで買い出しに行ってくるわ。」
何とも締まらない言い訳だったが、車に乗りながら、《これはこれで良かったかも。》と思い始めた。ビデオはセットしてあるし、二人にとってもスンナリとセックスに移行できるはずだと。俺はまた途中から入れば良いからと。
英人にメールした。≪30分は戻らないから、うまくやっといてくれ。≫だが、返信は無かった。ひょっとして、もう始めているのか・・・?スーパーに着いてから飲み物を物色、アイスコーヒーやらビール等を適当にカゴに突っ込み、車に戻った時にスマホが鳴った。英人からのメールだった。
特に本文は無く、珍しく写メールが添付されていた。中身を見るまでも無く、何となく想像はついたけど。やはり翠の写メール。水着を着たままポーズを取る翠がそこにいた。顔は写ってなかったが、首から下、太腿くらいまでの写真。
勿論その画像を見て勃起はしたが、翠がそんな写真を撮らせる事が信じられなかった。そしてすぐに第二弾が着信。今度は翠がお尻を軽く突き出す恰好の写メール。そして最後にふざけた感じでベーっと舌を出す翠の顔のアップ。
なんだか遊ばれている感じがして、少しだけ苛立った。すぐに英人にリメールしたが無反応。ムキになった俺は翠にもメールしようとした。その時、またもや英人からメールが着信。今度は、だいぶブレてはいるが、なんとカメラ側に向かって翠が四つん這いになっている写真だった。水着は着たまま、リビングでフェラチオをしているのが容易に想像できる。
こんな写真、翠は絶対に撮らせない。俺は四枚目がこっそり撮った(最近は撮影の音がしないアプリもあるそうだ。)ものだと思った。最初の三枚ですら、〔誰にも見せないから。〕とかうまく言って撮った可能性もある。でも、もしそうならば、「翠は、そこまで英人に気を許しているのか・・・。」と、結構鬱な気分になる。
第6章の9〖エピソードⅣ-6〗43
2015/02/06
第6章の7〖エピソードⅣ-4〗41
〔石鹸なのか何なのか分からんくらいヌルヌルだよ。〕
『もう・・・。やめよ・・・。智浩、戻ってくるよ・・・。』
〔・・・・・・・・。〕
そのまま暫く無言が続いた後、いきなり妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)の甲高い声。
『あっ!・・・。あっ、あっ、・・・。ダメ・・・。やばっ・・・。・・・。あぁぁ!』
〔逝っちゃえって!〕と英人はSの口調。
『はぁっ!・・・。逝く・・・。逝くっ・・・。ゥゥ・・・。』
懸命に声を押し殺したまま翠は逝ってしまったようだ。曇りガラスの向こうには、津田英人(つだ・ひでと:30歳)の大きな背中が映っていた。
俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は物音を立てないように外へ出て、大きく深呼吸した。頭がボーッとして息苦しかったのが幾分楽になる。「狭い浴室で男女がエロい事を・・・なんて不健康なんだろう。」などど、じじくさい事を無理矢理考え、勃起を収めようとした。勃起が収まったので、勢いよくドアを開けた。
わざとらしく「ただいま~。」って言いながら俺が玄関に入ると、正面のリビングにはタオルを腰に巻いた英人、そして右隣の浴室方向には、まだ水着を着たままの翠が立っていた。
『あ、おかえりなさい。』
って返事をしながらタオルで身体を拭く翠(みどり)だが、タオルの間から見えた彼女の顔は、何となく赤く火照った頬、そして目もトロンとしていたように見える。どんなに拭いても濡れたままの水着は乳首をくっきりと浮き立たせ、思わずガン見してしまった。
それに気付いた翠はさっとタオルで前を隠してしまう。「俺の嫁なのに・・・。英人には好きなように弄ばれていたはずなのに・・・。」この時、翠の気持ちは一時的に英人寄りになっていたのかもしれない。或いは、昔に戻った感覚だったのかもしれない。俺に好かれていると感じていながらも、そんな事には目もくれず英人に首ったけだったあの頃のように。
『もう・・・。どこ見てるの・・・。ね~飲み物なに買ってきたの?』
俺はハッとした。勿論、買い物なんかには行ってないからだ。慌てて口から出た言葉が、
「ごめん、財布を持っていくのを忘れたんだ・・・。」
『もう、慌て者ね。』
「今度は車でスーパーまで買い出しに行ってくるわ。」
何とも締まらない言い訳だったが、車に乗りながら、《これはこれで良かったかも。》と思い始めた。ビデオはセットしてあるし、二人にとってもスンナリとセックスに移行できるはずだと。俺はまた途中から入れば良いからと。
英人にメールした。≪30分は戻らないから、うまくやっといてくれ。≫だが、返信は無かった。ひょっとして、もう始めているのか・・・?スーパーに着いてから飲み物を物色、アイスコーヒーやらビール等を適当にカゴに突っ込み、車に戻った時にスマホが鳴った。英人からのメールだった。
特に本文は無く、珍しく写メールが添付されていた。中身を見るまでも無く、何となく想像はついたけど。やはり翠の写メール。水着を着たままポーズを取る翠がそこにいた。顔は写ってなかったが、首から下、太腿くらいまでの写真。
勿論その画像を見て勃起はしたが、翠がそんな写真を撮らせる事が信じられなかった。そしてすぐに第二弾が着信。今度は翠がお尻を軽く突き出す恰好の写メール。そして最後にふざけた感じでベーっと舌を出す翠の顔のアップ。
なんだか遊ばれている感じがして、少しだけ苛立った。すぐに英人にリメールしたが無反応。ムキになった俺は翠にもメールしようとした。その時、またもや英人からメールが着信。今度は、だいぶブレてはいるが、なんとカメラ側に向かって翠が四つん這いになっている写真だった。水着は着たまま、リビングでフェラチオをしているのが容易に想像できる。
こんな写真、翠は絶対に撮らせない。俺は四枚目がこっそり撮った(最近は撮影の音がしないアプリもあるそうだ。)ものだと思った。最初の三枚ですら、〔誰にも見せないから。〕とかうまく言って撮った可能性もある。でも、もしそうならば、「翠は、そこまで英人に気を許しているのか・・・。」と、結構鬱な気分になる。
第6章の9〖エピソードⅣ-6〗43
2015/02/06
中A〔トライアングル〕 第6章の9〖エピソードⅣ-6〗43
中A〔トライアングル〕 第6章の9〖エピソードⅣ-6〗43
この時俺は悪い方悪い方に考え、鬱と嫉妬で気が変になりそうだった。二人のセックスを目の当たりにしている時よりも憔悴感が酷かった。車を飛ばして15分程かかる家に急いだ。こういう時に限って渋滞・・・。イライラが募るばかり・・・。と、ここで英人から音声着信。そっと耳を当てた。
“ジュルッ・・・。ジュルッ・・・。”フェラチオをしているような音が微かに聞こえた。さっきの写メールからずっとフェラチオしていたのか?・・・。
〔翠ちゃん、本当においしそうにシャブってくれるよね。〕
『・・・ジュポッ・・・。ジュルッ・・・。』
〔智浩のに比べたら細いから咥え応えないでしょ?〕
『ジュッ・・・。そんなの・・・。ジュルッ・・・。どうだっていいし・・・ジュポッ。』
〔本当は太い方がいいんだろ?〕
『どっちだって・・・。ジュルッ・・・。いいって、そんなの・・・。ジュルルッ。』
〔・・・・・・・・・。〕
しばらく無言になる。
『あのさ。ジュルッ・・・。変な事聞いてイイ?』
〔何だよ?〕
『なんかさ・・・英人さんのコレって、前より大きくなってない?』
〔は?あり得ないし・・・。前と変わらないよ。〕
『・・・ん、そうよね・・・。』
〔何でそんな事思った?〕
『いや、いいの・・・。』
英人がしつこく訊く。渋る翠(みどり)。それで、根負けした翠が言った。
『以前より奥に強く当たるよ。昔より気持ちが良いかも。』
「翠ちゃん、それって、智浩に開発されたって事だろうよ」
『そうなのかな?・・・。』
この話を聞いて少し嬉しくなった。(俺やるジャン)って車の中で小さくガッツポーズ。《でも、よく考えてみたら・・・俺は英人とのセックスで翠が気持ち良くなってもらう為に開発したのか?大体、英人のペニスが大きくなるはずもない。》
《俺としかずっとしてなかったから、俺のペニスの長さに翠の膣が合ってきたから、要は普段短い俺としかしてないから英人のが長く感じただけなのでは?結局のところ、俺と英人と、どっちとした方が気持ちいいのだ?過去に英人としている時の、ちょっと異常な位の感じ方をしている翠を何度も見ている俺としては、ちょっと、いやかなり複雑で、何となく結論を聞きたくないような気持ちになった。》そして思いっきり鬱な気分、でも勃起もしていた・・・。電話はそこで切れた。
自宅の駐車場に車を停めた頃、またスマホが鳴った。なんと表示は翠からだ。
「もしもし?翠?」
『うん・・・。』
「どうしたの?」
『・・・。うん・・・。別に・・・。』
俺はすぐにピンときた。翠は英人に愛撫されながら、無理矢理に電話をかけさせられているのだろうと。
「英人は?」
『う、ん・・・。いるよ・・・。けど・・・。』
「けどって?なに?」
『あ・・・。ん・・・。ゴメン・・・。切るね・・・。ゴメンね・・・。』
翠の声が上ずっていた。電話の向こう側で今まさに英人を受け入れている最中だと想像する声に凄く興奮をした。
2015/02/11
この時俺は悪い方悪い方に考え、鬱と嫉妬で気が変になりそうだった。二人のセックスを目の当たりにしている時よりも憔悴感が酷かった。車を飛ばして15分程かかる家に急いだ。こういう時に限って渋滞・・・。イライラが募るばかり・・・。と、ここで英人から音声着信。そっと耳を当てた。
“ジュルッ・・・。ジュルッ・・・。”フェラチオをしているような音が微かに聞こえた。さっきの写メールからずっとフェラチオしていたのか?・・・。
〔翠ちゃん、本当においしそうにシャブってくれるよね。〕
『・・・ジュポッ・・・。ジュルッ・・・。』
〔智浩のに比べたら細いから咥え応えないでしょ?〕
『ジュッ・・・。そんなの・・・。ジュルッ・・・。どうだっていいし・・・ジュポッ。』
〔本当は太い方がいいんだろ?〕
『どっちだって・・・。ジュルッ・・・。いいって、そんなの・・・。ジュルルッ。』
〔・・・・・・・・・。〕
しばらく無言になる。
『あのさ。ジュルッ・・・。変な事聞いてイイ?』
〔何だよ?〕
『なんかさ・・・英人さんのコレって、前より大きくなってない?』
〔は?あり得ないし・・・。前と変わらないよ。〕
『・・・ん、そうよね・・・。』
〔何でそんな事思った?〕
『いや、いいの・・・。』
英人がしつこく訊く。渋る翠(みどり)。それで、根負けした翠が言った。
『以前より奥に強く当たるよ。昔より気持ちが良いかも。』
「翠ちゃん、それって、智浩に開発されたって事だろうよ」
『そうなのかな?・・・。』
この話を聞いて少し嬉しくなった。(俺やるジャン)って車の中で小さくガッツポーズ。《でも、よく考えてみたら・・・俺は英人とのセックスで翠が気持ち良くなってもらう為に開発したのか?大体、英人のペニスが大きくなるはずもない。》
《俺としかずっとしてなかったから、俺のペニスの長さに翠の膣が合ってきたから、要は普段短い俺としかしてないから英人のが長く感じただけなのでは?結局のところ、俺と英人と、どっちとした方が気持ちいいのだ?過去に英人としている時の、ちょっと異常な位の感じ方をしている翠を何度も見ている俺としては、ちょっと、いやかなり複雑で、何となく結論を聞きたくないような気持ちになった。》そして思いっきり鬱な気分、でも勃起もしていた・・・。電話はそこで切れた。
自宅の駐車場に車を停めた頃、またスマホが鳴った。なんと表示は翠からだ。
「もしもし?翠?」
『うん・・・。』
「どうしたの?」
『・・・。うん・・・。別に・・・。』
俺はすぐにピンときた。翠は英人に愛撫されながら、無理矢理に電話をかけさせられているのだろうと。
「英人は?」
『う、ん・・・。いるよ・・・。けど・・・。』
「けどって?なに?」
『あ・・・。ん・・・。ゴメン・・・。切るね・・・。ゴメンね・・・。』
翠の声が上ずっていた。電話の向こう側で今まさに英人を受け入れている最中だと想像する声に凄く興奮をした。
2015/02/11
中A〔トライアングル〕 第6章の10〖エピソードⅣ-7〗44
中A〔トライアングル〕 第6章の10〖エピソードⅣ-7〗44
俺は荷物を持って玄関の前まで来たところで郵便受けに耳を当ててみた。何も聞こえない。微かに風の流れを隙間から感じられるのみ。俺は音を立てない様にドアを開け、ゆっくり中へ入って行く。廊下から繋がるガラス張りのリビングのドア越しに中をそっと覗いた。ソファに不自然に脚を広げながら座った翠(みどり)の間に、中腰で腰を振る英人(ひでと)の後ろ姿が見える。少しずつドアを開いたが、その時の木のきしみ音、摩擦音をかき消す程の翠(みどり)の声が耳に入って来た。
〔逝くよ!まじて、出すよ!〕
『いいよ!・・・。あっあっあっあっ・・・。いいよぉぉ、いいよぉ!』
バフンバフンッと、英人は激しく腰を叩きつけると、慌てるようにソファに片足を乗せて、翠の顔付近にペニスを近付けて、前後に激しく振った。
〔あぁ!、出るっ!出るっ!〕
『んはっ・・・。んん・・・。んご・・・・・・。ジュッポッ・・・。』
フィニッシュは口内射精だった。英人の股間の隙間から見える翠の喉が上下に何度も大きく動くのがはっきり見えた。全て飲み込んだ後、ゆっくりとペニスを抜いてディープキスをする二人。『あぁぁ、あん・・・。』呻きながら下から呼び込む様に腕を回す翠が切なかっ
た。
俺も翠の口内に射精する事は過去に数回はある。でも翠には悪いが、その直後にキスをした事は無かった。気分的に高まっているのか、翠からせがまれた事はあるのだが、どうもその気にはなれなくて。今思うと、英人と付き合っていた時には、こういう事はごく普通
の事だったのかもしれない。
俺の気配を感じたのか、英人が振り向いて俺と目が合った。
〔ああ、ゴメン、気付かんかった・・・。〕
「いや、つい見入っちゃった・・・。」
妻の翠は口元を拭う様な仕草をしていたが、目は潤みきっており、虚ろな視点は定まっていない感じだった。
〔智浩さ、俺、生でしちゃったよ?いいんだよな?〕
「え?ああ、翠が良いってんならいいよ・・・。」
翠の水着だが、下は着ておらず、ブラは付けていたものの、上から窮屈そうに乳房がはみ出しており、乳首は見た目にも完全に勃起したままの状態だった。翠はフラフラと立ち上がると、ブラを直しながら俺には目もくれず、すぐ横を通って台所に入って行った。
俺は英人の前のテーブルにペットボトルのお茶を一つ置いて、翠を追いかける。[台所で水着のパンツを履いていた翠に話しかけた。
「大丈夫か?」
『う、うん・・・。』
翠は伏せ目がちに返事をすると、台所で手を洗い始めた。二人の涎やら愛液やら精液がこびりついているのか・・・。
「翠、今日が最後だろ?」
『そうだよね?うん、分かってる・・・。』
「・・・なあ・・・。凄く気持ち良さそうだよね・・・。」
『・・・・・・。別に・・・。』
2015/02/17
俺は荷物を持って玄関の前まで来たところで郵便受けに耳を当ててみた。何も聞こえない。微かに風の流れを隙間から感じられるのみ。俺は音を立てない様にドアを開け、ゆっくり中へ入って行く。廊下から繋がるガラス張りのリビングのドア越しに中をそっと覗いた。ソファに不自然に脚を広げながら座った翠(みどり)の間に、中腰で腰を振る英人(ひでと)の後ろ姿が見える。少しずつドアを開いたが、その時の木のきしみ音、摩擦音をかき消す程の翠(みどり)の声が耳に入って来た。
〔逝くよ!まじて、出すよ!〕
『いいよ!・・・。あっあっあっあっ・・・。いいよぉぉ、いいよぉ!』
バフンバフンッと、英人は激しく腰を叩きつけると、慌てるようにソファに片足を乗せて、翠の顔付近にペニスを近付けて、前後に激しく振った。
〔あぁ!、出るっ!出るっ!〕
『んはっ・・・。んん・・・。んご・・・・・・。ジュッポッ・・・。』
フィニッシュは口内射精だった。英人の股間の隙間から見える翠の喉が上下に何度も大きく動くのがはっきり見えた。全て飲み込んだ後、ゆっくりとペニスを抜いてディープキスをする二人。『あぁぁ、あん・・・。』呻きながら下から呼び込む様に腕を回す翠が切なかっ
た。
俺も翠の口内に射精する事は過去に数回はある。でも翠には悪いが、その直後にキスをした事は無かった。気分的に高まっているのか、翠からせがまれた事はあるのだが、どうもその気にはなれなくて。今思うと、英人と付き合っていた時には、こういう事はごく普通
の事だったのかもしれない。
俺の気配を感じたのか、英人が振り向いて俺と目が合った。
〔ああ、ゴメン、気付かんかった・・・。〕
「いや、つい見入っちゃった・・・。」
妻の翠は口元を拭う様な仕草をしていたが、目は潤みきっており、虚ろな視点は定まっていない感じだった。
〔智浩さ、俺、生でしちゃったよ?いいんだよな?〕
「え?ああ、翠が良いってんならいいよ・・・。」
翠の水着だが、下は着ておらず、ブラは付けていたものの、上から窮屈そうに乳房がはみ出しており、乳首は見た目にも完全に勃起したままの状態だった。翠はフラフラと立ち上がると、ブラを直しながら俺には目もくれず、すぐ横を通って台所に入って行った。
俺は英人の前のテーブルにペットボトルのお茶を一つ置いて、翠を追いかける。[台所で水着のパンツを履いていた翠に話しかけた。
「大丈夫か?」
『う、うん・・・。』
翠は伏せ目がちに返事をすると、台所で手を洗い始めた。二人の涎やら愛液やら精液がこびりついているのか・・・。
「翠、今日が最後だろ?」
『そうだよね?うん、分かってる・・・。』
「・・・なあ・・・。凄く気持ち良さそうだよね・・・。」
『・・・・・・。別に・・・。』
2015/02/17
中A〔トライアングル〕 第6章の11〖エピソードⅣ-8〗45
中A〔トライアングル〕 第6章の11〖エピソードⅣ-8〗45
第6章の10〖エピソードⅣ-8〗45
黙ってもくもくと何度も手を洗う妻の山路翠(やまじ・みどり:27歳)に俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は思いきって言ってみた。
「最後なんだから、心置き無く抱かれろよ。昔を思い出してさ。」
『智浩・・・。どういう事?』
「恋人同士に戻ったつもりでさ・・・。愛を囁くとか、な? あるだろ、そういうの。」
手を洗い終えた翠が、真正面から俺を見つめながら言った。
『なんで?なんで私にそんな事をさせたいの?』
「う、ん・・・。なんか、身も心も英人に捧げていた頃の翠を見てみたいんだ・・・。」
『変だよ!・・・こんなことで興奮するの?』
「する、と思う・・・。お前も感情移入すればもっと感じられるんじゃないのか?」
『・・・そういう問題?・・・私達夫婦だよね?・・・私は智浩のお嫁さんなんだよ?』
「そうだよ、分かっている。俺はお前を絶対に離さない。今日が最後だから、だからさ・・・。」
『本当に・・・智浩は変態だよ・・・。』
俺は、翠が悲しそうな表情をしたのを見逃さなかった。そして翠はすぐに顔をあげてこう言った。『私・・・心が壊れちゃうかもよ・・・いいの?』翠の瞳がこれ以上無いくらいに潤む。俺が「うん。」と返事をすると同時に涙が一粒こぼれ落ちた。翠はそれを拭うと、何も言わずに俺の前を通り過ぎ、あぐらをかいて座る英人の元へ向かった。
『英人、私にも頂戴!』翠はいきなり英人の膝の上に向かい合って座った。英人はキョトンとしながら事態が飲み込めていない。『ねえ、英人。前みたいに私にも飲ませて。喉乾いた!』英人はドギマギしながらも、お茶を口に含むと、翠の顔を抱えて口移しで飲ませる・・・。
その間、津田英人(つだ・ひでと:30歳)はこの急展開な事態が呑み込めずに俺の方を見ていたが、もはや俺は苦笑いしながらOKサインを出すしかなかった。でも、その指は震えていたかもしれない。
〔翠ちゃん・・・どうしたの?〕
『もう呼び捨てでいいよ。ねえ、隣いこ?』
声も全然違った。さっきまでのぶっきらぼうな喋り方とは正反対、甘える様な可愛い声で英人に話しかける翠だった。
『ねえってばぁ、ね~ぇ英人、隣でイチャイチャしよう?』
それで英人は吹っ切れたように笑顔になり、翠(みどり)をお姫様抱っこして俺達の寝室に入って行った。しかし、あまりの翠の急変ぶりに、俺の心臓は飛び出しそうになっていた。「あの二人はこんな風に付き合っていたのか・・・。」完全に女が男に依存した関係、主従の関係と行ってもいいのかもしれない。普通はどちらかが一方を圧倒的に想っていないと、こんな付き合い方にはならないはず。二人の場合、以前英人に聞いてはいたが、明らかに翠が英人を好きで好きで堪らないって感じ。
寝室に消えた二人をただ目で追うだけの俺。二人は入るとドアを閉めてしまった。閉めたのは翠です。その瞬間、自分の立ち位置が危うくなり、自分の家なのに居場所を見失いそうな感覚になった。自分が置いてきぼりを食らった、なんて生易しいものではなく、自分の存在を二人に否定されたとさえ思えた。
でもここはやっぱり俺の家、【寝取らせ】も俺の考えた事。翠と英人はそれを了知(よく理解する)しての事、そう考えると、少し勇気が出てきた。まぁ、こんな時に勇気云々と言っている時点で馬鹿馬鹿しいけどね。そう言いながらも正直、何となく気が引けたというか、おかしな話だけど、遠慮しながらそっと俺は寝室に一歩踏み入れた。 第6章の12〖エピソードⅣ-9〗46
2015/03/03
第6章の10〖エピソードⅣ-8〗45
黙ってもくもくと何度も手を洗う妻の山路翠(やまじ・みどり:27歳)に俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は思いきって言ってみた。
「最後なんだから、心置き無く抱かれろよ。昔を思い出してさ。」
『智浩・・・。どういう事?』
「恋人同士に戻ったつもりでさ・・・。愛を囁くとか、な? あるだろ、そういうの。」
手を洗い終えた翠が、真正面から俺を見つめながら言った。
『なんで?なんで私にそんな事をさせたいの?』
「う、ん・・・。なんか、身も心も英人に捧げていた頃の翠を見てみたいんだ・・・。」
『変だよ!・・・こんなことで興奮するの?』
「する、と思う・・・。お前も感情移入すればもっと感じられるんじゃないのか?」
『・・・そういう問題?・・・私達夫婦だよね?・・・私は智浩のお嫁さんなんだよ?』
「そうだよ、分かっている。俺はお前を絶対に離さない。今日が最後だから、だからさ・・・。」
『本当に・・・智浩は変態だよ・・・。』
俺は、翠が悲しそうな表情をしたのを見逃さなかった。そして翠はすぐに顔をあげてこう言った。『私・・・心が壊れちゃうかもよ・・・いいの?』翠の瞳がこれ以上無いくらいに潤む。俺が「うん。」と返事をすると同時に涙が一粒こぼれ落ちた。翠はそれを拭うと、何も言わずに俺の前を通り過ぎ、あぐらをかいて座る英人の元へ向かった。
『英人、私にも頂戴!』翠はいきなり英人の膝の上に向かい合って座った。英人はキョトンとしながら事態が飲み込めていない。『ねえ、英人。前みたいに私にも飲ませて。喉乾いた!』英人はドギマギしながらも、お茶を口に含むと、翠の顔を抱えて口移しで飲ませる・・・。
その間、津田英人(つだ・ひでと:30歳)はこの急展開な事態が呑み込めずに俺の方を見ていたが、もはや俺は苦笑いしながらOKサインを出すしかなかった。でも、その指は震えていたかもしれない。
〔翠ちゃん・・・どうしたの?〕
『もう呼び捨てでいいよ。ねえ、隣いこ?』
声も全然違った。さっきまでのぶっきらぼうな喋り方とは正反対、甘える様な可愛い声で英人に話しかける翠だった。
『ねえってばぁ、ね~ぇ英人、隣でイチャイチャしよう?』
それで英人は吹っ切れたように笑顔になり、翠(みどり)をお姫様抱っこして俺達の寝室に入って行った。しかし、あまりの翠の急変ぶりに、俺の心臓は飛び出しそうになっていた。「あの二人はこんな風に付き合っていたのか・・・。」完全に女が男に依存した関係、主従の関係と行ってもいいのかもしれない。普通はどちらかが一方を圧倒的に想っていないと、こんな付き合い方にはならないはず。二人の場合、以前英人に聞いてはいたが、明らかに翠が英人を好きで好きで堪らないって感じ。
寝室に消えた二人をただ目で追うだけの俺。二人は入るとドアを閉めてしまった。閉めたのは翠です。その瞬間、自分の立ち位置が危うくなり、自分の家なのに居場所を見失いそうな感覚になった。自分が置いてきぼりを食らった、なんて生易しいものではなく、自分の存在を二人に否定されたとさえ思えた。
でもここはやっぱり俺の家、【寝取らせ】も俺の考えた事。翠と英人はそれを了知(よく理解する)しての事、そう考えると、少し勇気が出てきた。まぁ、こんな時に勇気云々と言っている時点で馬鹿馬鹿しいけどね。そう言いながらも正直、何となく気が引けたというか、おかしな話だけど、遠慮しながらそっと俺は寝室に一歩踏み入れた。 第6章の12〖エピソードⅣ-9〗46
2015/03/03
中A〔トライアングル〕 第6章の12〖エピソードⅣ-9〗46
中A〔トライアングル〕 第6章の12〖エピソードⅣ-9〗46
妻の翠(みどり)と親友の英人(ひでと)はベッドの隣で立ったまま抱き合い、舌を絡める。何度も顔を傾けて、湿り気のある音を立てながら舌を貪っていた。二人とも目を瞑り、俺の存在を無視。完全に二人だけの世界に入っていく。
おでこを付けたまま唇を離し、見つめあって微笑み、また唇を貪り合う・・・。そんな事を何度も何度も何度も繰り返している。翠はまるで初恋の相手とファーストキスを楽しむかの様な、少女っぽい恥じらいのある表情をしていた。《俺はそんな表情をする翠を見るのは始めてで、それが凄いショックだった。俺の知らない翠を英人は知っている・・・。そう考えただけで頭がおかしくなりそうな程嫉妬をした。》
10分程そんな状態が続いたが、翠がふと俺の方を見た。翠と目があった瞬間、俺は固まった。翠が英人とキスしながら視線だけをこちらに向ける。その俺を見る眼差しは冷めていたと思う。五秒程視線を合わせた後、翠はゆっくりと目を瞑り、再び英人の唾液を吸う事に集中し始める。俺はそれを見てガチガチに勃起してしまった。
《後で翠から聞いた話だが、この時、俺と視線が合った時、翠もゾクゾクするような興奮を覚えたらしい。これを聞いて、「翠も俺と同じ性癖がある。」って思った。》
キスをしたまま、水着の上から両手を入れてお尻を揉みしだいていた英人は、横の紐に手を掛けて、スルッと解いてしまう。翠は一瞬身をよじるようにしたが、完全にハラリと床に落ちてしまった。英人は、両手でお尻の肉を爪の後が残りそうな程深く鷲掴みにし、指が割れ目に深く食い込み、アナルやあそこを刺激するような動きをさせている。
翠は弓なりになりながら英人のキスを受け入れ、『うぅ・・・。ん、ん・・・。』と眉間にしわを寄せながら呻く。涎(よだれ)が溢れ出ているのか、二人の口元はベタベタに濡れ、顎から滴ってくる程だった。
二人はゆっくり唇を離すと透明な糸が引き、それを舌で舐めとるように再び唇を重ねる。もう10分近く唇を貪(むさぼ)っていた。俺はただその状況を見つめ、パンツを濡らしていたヘタレ男・・・。敗北と言うのではなく、絶望と興奮の狭間で行き場を失っていた。
やっとの事で唇を離すと、おでこを付けたまま翠は右手で英人のペニスを握り締め、小刻みに動かしはじめる。『・・・。凄い・・・。凄い、硬い・・・。・・・。』泣きそうな表情で右手を忙しなく上下させる翠。左手は英人の右手を探り、指を絡めていた。〔翠・・・。大胆だな・・・。昔の翠みたいだ・・・。〕
英人はそう呟いて舌を伸ばすと、それに唇で包み込むようにしゃぶりつく翠。英人はキスしたまま翠の背中を支えてベッドに横たえると、上から抱き付いてまたもやディープキス・・・。その間、翠の脚は落ち着きなく動き回っていた。
英人はやっとの思いで唇を離すと、そのままずり下がって翠の股間に顔を埋める。わざとらしく音をたてて吸いまくる英人、翠が悩ましげに声を上げる。
〔翠お前、すげえ濡れてるよ、半端じゃないよ・・・。〕
『いや・・・。言わない、で・・・。もう・・・。あっ・・・。やだ・・・。』
翠は既に息も絶え絶えになっている。《もうイくのか・・・・?》英人は翠の両足の指先を左手で纏めて掴むと、いっきに翠の頭のところまであげて行く。片手で所謂マングリ返しの格好をさせ、舌と右手を駆使して愛撫を開始した。
2015/05/07
妻の翠(みどり)と親友の英人(ひでと)はベッドの隣で立ったまま抱き合い、舌を絡める。何度も顔を傾けて、湿り気のある音を立てながら舌を貪っていた。二人とも目を瞑り、俺の存在を無視。完全に二人だけの世界に入っていく。
おでこを付けたまま唇を離し、見つめあって微笑み、また唇を貪り合う・・・。そんな事を何度も何度も何度も繰り返している。翠はまるで初恋の相手とファーストキスを楽しむかの様な、少女っぽい恥じらいのある表情をしていた。《俺はそんな表情をする翠を見るのは始めてで、それが凄いショックだった。俺の知らない翠を英人は知っている・・・。そう考えただけで頭がおかしくなりそうな程嫉妬をした。》
10分程そんな状態が続いたが、翠がふと俺の方を見た。翠と目があった瞬間、俺は固まった。翠が英人とキスしながら視線だけをこちらに向ける。その俺を見る眼差しは冷めていたと思う。五秒程視線を合わせた後、翠はゆっくりと目を瞑り、再び英人の唾液を吸う事に集中し始める。俺はそれを見てガチガチに勃起してしまった。
《後で翠から聞いた話だが、この時、俺と視線が合った時、翠もゾクゾクするような興奮を覚えたらしい。これを聞いて、「翠も俺と同じ性癖がある。」って思った。》
キスをしたまま、水着の上から両手を入れてお尻を揉みしだいていた英人は、横の紐に手を掛けて、スルッと解いてしまう。翠は一瞬身をよじるようにしたが、完全にハラリと床に落ちてしまった。英人は、両手でお尻の肉を爪の後が残りそうな程深く鷲掴みにし、指が割れ目に深く食い込み、アナルやあそこを刺激するような動きをさせている。
翠は弓なりになりながら英人のキスを受け入れ、『うぅ・・・。ん、ん・・・。』と眉間にしわを寄せながら呻く。涎(よだれ)が溢れ出ているのか、二人の口元はベタベタに濡れ、顎から滴ってくる程だった。
二人はゆっくり唇を離すと透明な糸が引き、それを舌で舐めとるように再び唇を重ねる。もう10分近く唇を貪(むさぼ)っていた。俺はただその状況を見つめ、パンツを濡らしていたヘタレ男・・・。敗北と言うのではなく、絶望と興奮の狭間で行き場を失っていた。
やっとの事で唇を離すと、おでこを付けたまま翠は右手で英人のペニスを握り締め、小刻みに動かしはじめる。『・・・。凄い・・・。凄い、硬い・・・。・・・。』泣きそうな表情で右手を忙しなく上下させる翠。左手は英人の右手を探り、指を絡めていた。〔翠・・・。大胆だな・・・。昔の翠みたいだ・・・。〕
英人はそう呟いて舌を伸ばすと、それに唇で包み込むようにしゃぶりつく翠。英人はキスしたまま翠の背中を支えてベッドに横たえると、上から抱き付いてまたもやディープキス・・・。その間、翠の脚は落ち着きなく動き回っていた。
英人はやっとの思いで唇を離すと、そのままずり下がって翠の股間に顔を埋める。わざとらしく音をたてて吸いまくる英人、翠が悩ましげに声を上げる。
〔翠お前、すげえ濡れてるよ、半端じゃないよ・・・。〕
『いや・・・。言わない、で・・・。もう・・・。あっ・・・。やだ・・・。』
翠は既に息も絶え絶えになっている。《もうイくのか・・・・?》英人は翠の両足の指先を左手で纏めて掴むと、いっきに翠の頭のところまであげて行く。片手で所謂マングリ返しの格好をさせ、舌と右手を駆使して愛撫を開始した。
2015/05/07
中A〔トライアングル〕 第6章の13〖エピソードⅣ-10〗47
中A〔トライアングル〕 第6章の13〖エピソードⅣ-10〗47
第6章の12〖エピソードⅣ-9〗46
『あんっ・・・。やだ・・・。恥ずかしい・・・。あっあっあっ・・・。』苦しそうに悶える妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)。親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)は構わず激しく右手を出し入れする。まるでAVさながらの迫力だった。
『う・・・。逝くッ・・・。』翠が早速逝ってしまう。だが英人は全く動きを止めない。その内、翠の喘ぎ声が悲鳴に近いものになっていった。しかし、それでも辞めない英人。
『やだ! やだやだやだ!・・・。ああ!・・・。あああ!あっあっあっ・・・。また・・・。逝く・・・。い、逝くッ! 逝くゥッ!』
すぐにまた逝き始める翠。しかし、英人の動きは止まらない・・・。
『ひっ・・・。・・・。ゆ、許し、て・・・。いや・・・。ひっ・・・。あ・・・。ぐ・・・。うぐ・・・。ぐ・・・。あ・・・。あ、あ、・・・。あぁぁぁ!・・・。んっ!んっ!』
翠は半泣きで不規則な呼吸をし始める。こんな翠を見るのは初めての俺は、《本当に心配になった。大丈夫なのか?あんな体勢で何度も逝かくされて、呼吸できているのか?》英人がそんな事一切関係なく手を動かす。
翠が絞り出す様に声をあげ、身体をバウンドするように波打たせてまた逝っていた。しかし、それでも英人は止めない。翠は両手でシーツを掴み、引っ張り、ベッドの上は激しく乱れていた。いつの間にかシーツは濡れており、英人の右腕も肘のところまでグッショリと濡れていた。
女友達からも以前似たような話は聞いた事あるし・・・。「やっぱり女って初めての男は忘れられないんだろうか・・・?」翠の初恋は小学生の頃のはず。可愛いものだけど、英人から聞いていた事で一つ気になる事はある。英人の事を、『今まででこんなに好きになった人はいない。』と言っていたらしいという事。《初恋の相手よりも思い出が残っている、なんて事はないと思うけど・・・。》
翠が、『英人のペニスの方が良いな。』と俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)に言った事があります。『奥の方に当たって断然気持ち良い。』と言った事もあります。それは俺にとってはつらい言葉でした。《でも、こんな関係になったからこそ分かった事実です。俺じゃ無理な事でも、英人ならできる事、またその逆もあるでしょう。違う人間なのだから当たり前の話。》
《また、普段の生活でも夫婦は全てを曝け出さなければいけない、なんて事はないですよね。少なからず、最愛の相手にさえも隠している、言いたくない事は俺だってあります。翠が俺に絶対に言いたくない事、それは英人への今だに消える事のない感情です。でもそれは愛情ではないと思います。愛情を一番にそそいでくれる相手は俺ですから。》
《うまく言えませんが、そんな全てをひっくるめて、私は翠の事が大好きなままです。心と体は別かもしれません。一生を添い遂げられる相手、私達はそう思ったから結婚したのです。なんかこういう議論、苦手です。気持ちを上手く表す事ができません。俺達は相手の幸せを自分の幸せと感じることが出来ます。それで十分です。ふとした事で笑い合いながら、二人で一緒に歳を取っていきたいのです。》 第7章の1〖エピソードⅤ-1〗48
2015/05/14
第6章の12〖エピソードⅣ-9〗46
『あんっ・・・。やだ・・・。恥ずかしい・・・。あっあっあっ・・・。』苦しそうに悶える妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)。親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)は構わず激しく右手を出し入れする。まるでAVさながらの迫力だった。
『う・・・。逝くッ・・・。』翠が早速逝ってしまう。だが英人は全く動きを止めない。その内、翠の喘ぎ声が悲鳴に近いものになっていった。しかし、それでも辞めない英人。
『やだ! やだやだやだ!・・・。ああ!・・・。あああ!あっあっあっ・・・。また・・・。逝く・・・。い、逝くッ! 逝くゥッ!』
すぐにまた逝き始める翠。しかし、英人の動きは止まらない・・・。
『ひっ・・・。・・・。ゆ、許し、て・・・。いや・・・。ひっ・・・。あ・・・。ぐ・・・。うぐ・・・。ぐ・・・。あ・・・。あ、あ、・・・。あぁぁぁ!・・・。んっ!んっ!』
翠は半泣きで不規則な呼吸をし始める。こんな翠を見るのは初めての俺は、《本当に心配になった。大丈夫なのか?あんな体勢で何度も逝かくされて、呼吸できているのか?》英人がそんな事一切関係なく手を動かす。
翠が絞り出す様に声をあげ、身体をバウンドするように波打たせてまた逝っていた。しかし、それでも英人は止めない。翠は両手でシーツを掴み、引っ張り、ベッドの上は激しく乱れていた。いつの間にかシーツは濡れており、英人の右腕も肘のところまでグッショリと濡れていた。
女友達からも以前似たような話は聞いた事あるし・・・。「やっぱり女って初めての男は忘れられないんだろうか・・・?」翠の初恋は小学生の頃のはず。可愛いものだけど、英人から聞いていた事で一つ気になる事はある。英人の事を、『今まででこんなに好きになった人はいない。』と言っていたらしいという事。《初恋の相手よりも思い出が残っている、なんて事はないと思うけど・・・。》
翠が、『英人のペニスの方が良いな。』と俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)に言った事があります。『奥の方に当たって断然気持ち良い。』と言った事もあります。それは俺にとってはつらい言葉でした。《でも、こんな関係になったからこそ分かった事実です。俺じゃ無理な事でも、英人ならできる事、またその逆もあるでしょう。違う人間なのだから当たり前の話。》
《また、普段の生活でも夫婦は全てを曝け出さなければいけない、なんて事はないですよね。少なからず、最愛の相手にさえも隠している、言いたくない事は俺だってあります。翠が俺に絶対に言いたくない事、それは英人への今だに消える事のない感情です。でもそれは愛情ではないと思います。愛情を一番にそそいでくれる相手は俺ですから。》
《うまく言えませんが、そんな全てをひっくるめて、私は翠の事が大好きなままです。心と体は別かもしれません。一生を添い遂げられる相手、私達はそう思ったから結婚したのです。なんかこういう議論、苦手です。気持ちを上手く表す事ができません。俺達は相手の幸せを自分の幸せと感じることが出来ます。それで十分です。ふとした事で笑い合いながら、二人で一緒に歳を取っていきたいのです。》 第7章の1〖エピソードⅤ-1〗48
2015/05/14
中A〔トライアングル〕 第7章の1〖エピソードⅤ-1〗48
中A〔トライアングル〕 第7章の1〖エピソードⅤ-1〗48
『ん~!あ~!あああああ~!』
妻の翠(みどり27歳)が凄く大きな声を出し始めた。それは、ちょっと驚く位の大きさだった。
『もうやだ!だめ、だめだめ!そこはもういや!やだぁ!』
〔じゃあ今度はどこをどうして欲しい?〕
『欲しい!もう・・・。欲しい・・・。中に、欲しいぃぃ!』
〔ペニス入れて欲しいのか?〕と、俺(山路智浩30歳)の友人の津田英人(30歳)に尋ねられ、翠が無言で何度も頷く。
〔だったら翠、ちゃんと言わなきゃな。〕
『お・・・。ちん・・・。ち・・・。入れて・・・。早く・・・。早く!』
英人はそれを聞くと何も言わずに正常位でゆっくり腰を進めていった。
〔おお、お前、濡れ過ぎだろ・・・。〕
『はっ、ぁぁぁぁ・・・。くっ・・・。・・・。んんん!』
英人は腰を小刻みにコツコツと動かし始めます。
『いや・・・。そこじゃないわ・・・。もっと・・・。』
〔・・・。・・・。・・・。〕
『ねえ、お願い・・・。お願いだから・・・。』
〔はっきり言えよ!」
『奥!奥!・・・。奥まで、入れて!・・・。』
〔え?クリ擦ってやるよ。〕
『やだ・・・。奥じゃなきゃ・・・。やだぁぁ。』
英人はズズッと腰を進め、完全に全てを入れてしまった。
『あっ・・・。ぐ・・・。、ひっ・・・。ひ・・・。』
また不規則に苦しそうに喘ぐ翠。英人は例の如く、深く挿れたまま、腰を微妙に円を描くように動かし始めます。
『や、ん・・・。あっあっあっ・・・。』
〔なんか腕疲れたよ・・・。翠、こっちへ来て!〕
英人は繋がったまま翠を抱き起こし、座位の形になった。翠は目の前の英人の顔を抱きかかえる様にしてキスを始めた。チュッ・・・。ヂュル・・・。ブチュッ・・・。いやらしい音を立てながら、髪の毛を振り乱しなから腰をグラインドさせる女は、既に翠ではなかった。ただひたすら快感を貪る女・・・。その光景に激しく勃起する俺・・・。
英人がゆっくり横たわると、それにピッタリ上半身を密着させ、腰だけを巧みにグラインドさせる翠。ずっとキスしたままだ。グラインドの合間に、お尻をしゃくりあげるように上下にストロークさせる動きを混ぜる翠。長いペニスがギリギリまで抜かれ、そしてズルズルと根元まで飲み込んでしまう翠の膣。睾丸から裏筋まで丸出しなので、異様な程長く見えた英人のペニス、あんな長いものが全て翠の穴の中に収まる様は、恐ろしささえ感じ程だった。
英人も翠の髪の毛をグシャグシャにしながら唇を貪っており、俺から見てもかなり興奮しているようだ。英人が翠の上体を起こし、乳首をキツくつまむ様に愛撫すると、翠は大きく喘ぎなから腰の動きを早めていった。
2015/09/05
『ん~!あ~!あああああ~!』
妻の翠(みどり27歳)が凄く大きな声を出し始めた。それは、ちょっと驚く位の大きさだった。
『もうやだ!だめ、だめだめ!そこはもういや!やだぁ!』
〔じゃあ今度はどこをどうして欲しい?〕
『欲しい!もう・・・。欲しい・・・。中に、欲しいぃぃ!』
〔ペニス入れて欲しいのか?〕と、俺(山路智浩30歳)の友人の津田英人(30歳)に尋ねられ、翠が無言で何度も頷く。
〔だったら翠、ちゃんと言わなきゃな。〕
『お・・・。ちん・・・。ち・・・。入れて・・・。早く・・・。早く!』
英人はそれを聞くと何も言わずに正常位でゆっくり腰を進めていった。
〔おお、お前、濡れ過ぎだろ・・・。〕
『はっ、ぁぁぁぁ・・・。くっ・・・。・・・。んんん!』
英人は腰を小刻みにコツコツと動かし始めます。
『いや・・・。そこじゃないわ・・・。もっと・・・。』
〔・・・。・・・。・・・。〕
『ねえ、お願い・・・。お願いだから・・・。』
〔はっきり言えよ!」
『奥!奥!・・・。奥まで、入れて!・・・。』
〔え?クリ擦ってやるよ。〕
『やだ・・・。奥じゃなきゃ・・・。やだぁぁ。』
英人はズズッと腰を進め、完全に全てを入れてしまった。
『あっ・・・。ぐ・・・。、ひっ・・・。ひ・・・。』
また不規則に苦しそうに喘ぐ翠。英人は例の如く、深く挿れたまま、腰を微妙に円を描くように動かし始めます。
『や、ん・・・。あっあっあっ・・・。』
〔なんか腕疲れたよ・・・。翠、こっちへ来て!〕
英人は繋がったまま翠を抱き起こし、座位の形になった。翠は目の前の英人の顔を抱きかかえる様にしてキスを始めた。チュッ・・・。ヂュル・・・。ブチュッ・・・。いやらしい音を立てながら、髪の毛を振り乱しなから腰をグラインドさせる女は、既に翠ではなかった。ただひたすら快感を貪る女・・・。その光景に激しく勃起する俺・・・。
英人がゆっくり横たわると、それにピッタリ上半身を密着させ、腰だけを巧みにグラインドさせる翠。ずっとキスしたままだ。グラインドの合間に、お尻をしゃくりあげるように上下にストロークさせる動きを混ぜる翠。長いペニスがギリギリまで抜かれ、そしてズルズルと根元まで飲み込んでしまう翠の膣。睾丸から裏筋まで丸出しなので、異様な程長く見えた英人のペニス、あんな長いものが全て翠の穴の中に収まる様は、恐ろしささえ感じ程だった。
英人も翠の髪の毛をグシャグシャにしながら唇を貪っており、俺から見てもかなり興奮しているようだ。英人が翠の上体を起こし、乳首をキツくつまむ様に愛撫すると、翠は大きく喘ぎなから腰の動きを早めていった。
2015/09/05
中A〔トライアングル〕 第7章の2〖エピソードⅤ-2〗49
中A〔トライアングル〕 第7章の2〖エピソードⅤ-2〗49
『あっあっ!あっあっ!やばっ・・・。当たる・・・。当たるっ!・・・』
〔翠、イっていいんだぞ?イケよ!〕
ベッドのきしみ音が、“ギッシギッシ”というゆっくりしたものから、一気に“ギッギッギッギッ”という悲鳴に似た音に変わる。
親友の津田英人(ひでと:30歳)の指が、柔らかな妻の山路翠(みどり:27歳)の腰回りの肉に埋れていく・・・。座位の形で、その手を振り解こうとする程激しくグラインドさせる。
翠は一心不乱に腰を振りまくると、『イクっ!・・・』と言って、英人の上に倒れてしまった。
すると英人はすぐに起き上がり、正常位で腰を振り出す。
『あっ!やだっ!・・・。ダメだって!・・・』
〔翠。マジでエロいわ、お前。〕
『あ、はっ・・・。ダメ・・・。おかしくなるっ!・・・やめ・・・て・・・!』
〔うおぉぉ、イクぞ!出すぞ!口開けろ!〕
英人はペニスを素早く抜くと、そのまま翠の顔に持っていった。両脚を外す余裕がなかったのか、英人の太もも辺りで翠の脚を押し広げたまま、マングリ返しの窮屈な状態で口内へ向けて射精していた。
翠の股間が真上を向いていた。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)は思わず立ち上がって覗き込んでしまう。陰毛がベットリと白濁、穴はポッカリと口を開けてヒクついていた。そこから白濁した精液を押し出す様に透明な液が流れ出し、翠のアナルを伝って腰から背中へ向けて流れていく。
この世のものとは思えない程の卑猥さ・・・・・・。マングリ返しで小さく丸く押さえつけられ、アナルまで丸見えに晒しているその女が妻の翠だと思うと・・・。興奮を通り越して、ある意味ショッキングな光景だった。英人は射精をしている間、ずっと声を出して唸っていた。《そんなに気持ちよかったのか・・・?》と俺は・・・。
英人がゆっくりと離れると、翠は既に意識を失ったように、虚ろな表情、目が薄く開いたり閉じたりしていた。英人はウエットティッシュを持ってくると、翠の股間から脚、背中までも丹念に拭き取っていた。その間、翠は時折ビクッと反応するのみ。一通り拭き終わると、今度はシーツを取り替えようとしていた。
「英人・・・。何をやってんの?さっきからさ。」
〔いや、ゴメン。シーツとか汚しちゃったからさ・・・。本当にゴメン。〕
《律儀と言うか余裕があると言うか・・・》俺(山路智浩:30歳)は英人を制止し、翠の下にバスタオルを敷いてあげてから妻を残して英人をリビングへ誘った。
「いつもした後、翠の身体を拭いてあげるの?」
〔ううん、最近だよ。昔は絶対しなかった。てか、他の女には絶対にしないよ。〕
有難う、と俺が礼を言うのもおかしな話、ただ英人の強い想いをここでも感じる。
〔なんかさ、翠ちゃん。弾けちゃっていたけど、大丈夫か?〕
「あぁ・・・。まぁ俺が言ったんだよ。英人と付き合っている時を思い出してヤれって。その方が感情移入できていいんじゃない?って。俺も興奮できるしさ・・・。」
〔まじかよ・・・・・・。〕
「うん・・・。でも正直驚いた。ショックと言った方がいいのかな・・・。」
〔あ、潮吹のことか?〕
「うん、まあそれもだけど、メチャクチャ激しいなと思ってさ・・・。いつもあんな感じだったのか?」
〔・・ああ、まぁ、うん、あんなもんかな・・・。やる時は朝まで、みたいな。〕
「あれを朝まで?」
半ば呆れながら俺が訊くと、英人は続けて言った。
〔翠ちゃん、底なしだろ。腰は立たなくなっても振り続けるのは問題無し、みたいな(笑)〕
俺は全く笑えなかった。翠が底なしだなんて知らない。腰が立たなくなる程良くなるなんて知らない。
2016/03/05
〔トライアングル〕 第1章の1 から読みたい方は ⇒ こちら
『あっあっ!あっあっ!やばっ・・・。当たる・・・。当たるっ!・・・』
〔翠、イっていいんだぞ?イケよ!〕
ベッドのきしみ音が、“ギッシギッシ”というゆっくりしたものから、一気に“ギッギッギッギッ”という悲鳴に似た音に変わる。
親友の津田英人(ひでと:30歳)の指が、柔らかな妻の山路翠(みどり:27歳)の腰回りの肉に埋れていく・・・。座位の形で、その手を振り解こうとする程激しくグラインドさせる。
翠は一心不乱に腰を振りまくると、『イクっ!・・・』と言って、英人の上に倒れてしまった。
すると英人はすぐに起き上がり、正常位で腰を振り出す。
『あっ!やだっ!・・・。ダメだって!・・・』
〔翠。マジでエロいわ、お前。〕
『あ、はっ・・・。ダメ・・・。おかしくなるっ!・・・やめ・・・て・・・!』
〔うおぉぉ、イクぞ!出すぞ!口開けろ!〕
英人はペニスを素早く抜くと、そのまま翠の顔に持っていった。両脚を外す余裕がなかったのか、英人の太もも辺りで翠の脚を押し広げたまま、マングリ返しの窮屈な状態で口内へ向けて射精していた。
翠の股間が真上を向いていた。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)は思わず立ち上がって覗き込んでしまう。陰毛がベットリと白濁、穴はポッカリと口を開けてヒクついていた。そこから白濁した精液を押し出す様に透明な液が流れ出し、翠のアナルを伝って腰から背中へ向けて流れていく。
この世のものとは思えない程の卑猥さ・・・・・・。マングリ返しで小さく丸く押さえつけられ、アナルまで丸見えに晒しているその女が妻の翠だと思うと・・・。興奮を通り越して、ある意味ショッキングな光景だった。英人は射精をしている間、ずっと声を出して唸っていた。《そんなに気持ちよかったのか・・・?》と俺は・・・。
英人がゆっくりと離れると、翠は既に意識を失ったように、虚ろな表情、目が薄く開いたり閉じたりしていた。英人はウエットティッシュを持ってくると、翠の股間から脚、背中までも丹念に拭き取っていた。その間、翠は時折ビクッと反応するのみ。一通り拭き終わると、今度はシーツを取り替えようとしていた。
「英人・・・。何をやってんの?さっきからさ。」
〔いや、ゴメン。シーツとか汚しちゃったからさ・・・。本当にゴメン。〕
《律儀と言うか余裕があると言うか・・・》俺(山路智浩:30歳)は英人を制止し、翠の下にバスタオルを敷いてあげてから妻を残して英人をリビングへ誘った。
「いつもした後、翠の身体を拭いてあげるの?」
〔ううん、最近だよ。昔は絶対しなかった。てか、他の女には絶対にしないよ。〕
有難う、と俺が礼を言うのもおかしな話、ただ英人の強い想いをここでも感じる。
〔なんかさ、翠ちゃん。弾けちゃっていたけど、大丈夫か?〕
「あぁ・・・。まぁ俺が言ったんだよ。英人と付き合っている時を思い出してヤれって。その方が感情移入できていいんじゃない?って。俺も興奮できるしさ・・・。」
〔まじかよ・・・・・・。〕
「うん・・・。でも正直驚いた。ショックと言った方がいいのかな・・・。」
〔あ、潮吹のことか?〕
「うん、まあそれもだけど、メチャクチャ激しいなと思ってさ・・・。いつもあんな感じだったのか?」
〔・・ああ、まぁ、うん、あんなもんかな・・・。やる時は朝まで、みたいな。〕
「あれを朝まで?」
半ば呆れながら俺が訊くと、英人は続けて言った。
〔翠ちゃん、底なしだろ。腰は立たなくなっても振り続けるのは問題無し、みたいな(笑)〕
俺は全く笑えなかった。翠が底なしだなんて知らない。腰が立たなくなる程良くなるなんて知らない。
2016/03/05
〔トライアングル〕 第1章の1 から読みたい方は ⇒ こちら
中A〔トライアングル〕 第7章の2〖エピソードⅤ-3〗50
中A〔トライアングル〕 第7章の2〖エピソードⅤ-3〗50
前話49
「翠(みどり)、凄く苦しそうにしていたみたいだけど、辛いんじゃないの?」
〔いや、それは大丈夫でしょ。女なんて皆結構無理矢理みたいなの、喜ぶと思うよ。〕
「・・・。・・・。・・・。」
〔それよりさ、なんて言うか・・・。おれが言っちゃアレだけども・・・。〕
「・・・。はっきり言えよ、なんだ?」
〔おれもさ、昔思い出してラブラブ攻撃してもOK?〕
「なんだそれ? 何する気?」
〔いやその、愛しているだの、お前だけだだの、さ、言葉攻めだよ。そういうの、女って喜ぶでしょ。〕
「マジかよ・・・。」
〔ん、え? いやマジって言うか、マジじゃないって言うか・・・。」
つまり、親友の津田英人(ひでと:30歳)が言うには、〔二人(山路翠と山路智浩)の仲を裂こうなどとは全く思っていないが、セックスの時だけ恋人同士のようにしたい。〕との事。その方がお互い燃えるし、という事らしい。あと、中出しはダメだよな?と聞いてきた。
「それは翠も言ってた事だしな・・・。無理だろ。」
〔そうだな分かった。ゴメン。〕
「・・・・・。ていうか、英人、これからまだスルって事だよな・・・。」
〔そうだけど・・・。ダメか?〕
「いや、いいんだけどさ・・・。また翠、気を失っているぞ。」
〔それは大丈夫、大丈夫。〕
そう言うと、再び寝室に入って行く英人、その後を追う俺(山路智浩:30歳)に急に振り返ってこう言う。〔ここから恋人モードな。〕その英人の顔は真剣だった。それから英人はパンツを脱ぐと、全裸で寝ている妻の山路翠(みどり:27歳)の右隣に横を向いて寝そべる。左肘を付いて、右手は翠の右手を握っている。そして時々頭を優しく撫でていたようだ。俺の位置からは英人の背中しか見えない。
英人は翠の耳元で何かを囁いていた。さっきまでの激しさとは打って変わって、優しく語りかけるように、翠が目を覚ますまで、時折軽いキスをしながら声を掛け続ける。元々眠っている訳ではない翠はすぐに目を覚ましたようだ。
『う~ん・・・。ん・・・。ん?・・・。なに?・・・。ああ・・・。ふふ・・・。』
翠(みどり)が笑いながら英人に話しかける。寝起きは悪いはずなのに・・。そこで俺はまた孤独を感じ始めた。さっきと同じ様に少しずつ俺の存在が薄まっていく。英人に左脚をかけて翠は抱き付いていた。英人の影で見えないが、チュッ・・・。プちゅっ・・・。という唇の触れ合う音も聞こえる。
すると、翠がひょこっと英人の向こうから思い出したように顔を上げてこちらを見た。俺と目が合った。しかし、すぐに顔をおろし、再び英人の影に・・・。それまで英人の足に掛けていた左足も少しずつ元の位置に戻していく。我に帰ったのだろう。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)がそこにいるという事実、ここが俺達の寝室であるという事さえ一瞬忘れ、英人と付き合っていた時の頃に戻っていたのかもしれない。
2016/04/25
前話49
「翠(みどり)、凄く苦しそうにしていたみたいだけど、辛いんじゃないの?」
〔いや、それは大丈夫でしょ。女なんて皆結構無理矢理みたいなの、喜ぶと思うよ。〕
「・・・。・・・。・・・。」
〔それよりさ、なんて言うか・・・。おれが言っちゃアレだけども・・・。〕
「・・・。はっきり言えよ、なんだ?」
〔おれもさ、昔思い出してラブラブ攻撃してもOK?〕
「なんだそれ? 何する気?」
〔いやその、愛しているだの、お前だけだだの、さ、言葉攻めだよ。そういうの、女って喜ぶでしょ。〕
「マジかよ・・・。」
〔ん、え? いやマジって言うか、マジじゃないって言うか・・・。」
つまり、親友の津田英人(ひでと:30歳)が言うには、〔二人(山路翠と山路智浩)の仲を裂こうなどとは全く思っていないが、セックスの時だけ恋人同士のようにしたい。〕との事。その方がお互い燃えるし、という事らしい。あと、中出しはダメだよな?と聞いてきた。
「それは翠も言ってた事だしな・・・。無理だろ。」
〔そうだな分かった。ゴメン。〕
「・・・・・。ていうか、英人、これからまだスルって事だよな・・・。」
〔そうだけど・・・。ダメか?〕
「いや、いいんだけどさ・・・。また翠、気を失っているぞ。」
〔それは大丈夫、大丈夫。〕
そう言うと、再び寝室に入って行く英人、その後を追う俺(山路智浩:30歳)に急に振り返ってこう言う。〔ここから恋人モードな。〕その英人の顔は真剣だった。それから英人はパンツを脱ぐと、全裸で寝ている妻の山路翠(みどり:27歳)の右隣に横を向いて寝そべる。左肘を付いて、右手は翠の右手を握っている。そして時々頭を優しく撫でていたようだ。俺の位置からは英人の背中しか見えない。
英人は翠の耳元で何かを囁いていた。さっきまでの激しさとは打って変わって、優しく語りかけるように、翠が目を覚ますまで、時折軽いキスをしながら声を掛け続ける。元々眠っている訳ではない翠はすぐに目を覚ましたようだ。
『う~ん・・・。ん・・・。ん?・・・。なに?・・・。ああ・・・。ふふ・・・。』
翠(みどり)が笑いながら英人に話しかける。寝起きは悪いはずなのに・・。そこで俺はまた孤独を感じ始めた。さっきと同じ様に少しずつ俺の存在が薄まっていく。英人に左脚をかけて翠は抱き付いていた。英人の影で見えないが、チュッ・・・。プちゅっ・・・。という唇の触れ合う音も聞こえる。
すると、翠がひょこっと英人の向こうから思い出したように顔を上げてこちらを見た。俺と目が合った。しかし、すぐに顔をおろし、再び英人の影に・・・。それまで英人の足に掛けていた左足も少しずつ元の位置に戻していく。我に帰ったのだろう。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)がそこにいるという事実、ここが俺達の寝室であるという事さえ一瞬忘れ、英人と付き合っていた時の頃に戻っていたのかもしれない。
2016/04/25
中A〔トライアングル〕 第7章の3〖エピソードⅤ-4〗51
中A〔トライアングル〕 第7章の3〖エピソードⅤ-4〗51
前話50
現実に戻った瞬間、妻の山路翠(みどり:27歳)はどう感じただろうか? それは安堵か?
それとも落胆か? そして津田英人(ひでと:30歳)はゆっくりと翠の上に乗っかり、両手の指をお互い絡ませて、凄い至近距離から翠を見つめた。
『え?・・・。何?・・・。どうしたの?・・・』
〔・・・。・・・。・・・。〕
英人は無言のまま、30㎝くらいの距離で翠を見つめるのみ。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)なら恥ずかしくてあんな事は絶対に出来ない。英人は顔に自信があるから出来るのだと思った。ドギマギする翠の頬がピンク色に染まっていった。たまに俺の方を見て助け舟を期待しているような素振りも見せている。
『英人・・・。恥ずかしいって・・・。』
翠はその言葉を最後に、一切喋らなくなった。翠も英人を見つめ始める。殆ど瞬きもしないで見つめ合う二人。頬を赤く染めながら、正面から英人を見つめる翠の表情・・・。始めて見せる翠の表情・・・。《俺の見た事のない翠の表情って、いくつあるんだ? 今日だけでいくつ発見しただろう・・・。》でも、間違いなく英人は全てを昔から知っていたはず。
嫉妬で、また呼吸が苦しくなってきた。目がチカチカする・・・。そこから逃げ出したい衝動・・・。壊れるのは俺の方だろうか・・・。多分この間数十秒、俺にとっては何十分にも感じる程辛くて長い時間だったが、英人がこの静寂を破った。ほんの少し、英人が唇を近付けると、それを自然に迎えにいく翠の唇。
二人は軽く口づけた後、再び見つめ合い、そして英人が言った。〔愛しているよ・・・。翠・・・。〕翠の表情が一瞬で変わる。〔翠・・・。やっぱりお前の事が好きだ・・・。愛している・・・。〕
俺は英人に対して、初めて怖ろしさを感じた。その時の英人は、あの場を読めない能天気な英人ではない。イケメンに見つめられ、あんな言葉を掛けられれば落ちない女なんていない。絶対にいない。翠が『こんなに人を好きになった事はない。』と言っていたが・・・。多分英人は他の女にも、何人にも言われていたに違いない。
男として勝負にならないのかも・・・。翠が壊れ、俺も壊れるのか・・・。俺はギリギリの状態で何とか自分自身を保っていた。翠の瞳はこれ以上ない位に潤んでいたが、ゆっくりと俺の方を見る。俺はここで何をすれば良かったんだろうか?・・・「もうやめろ!」と言うべきだったのか? アホみたいに、「頑張れ翠!」か? 結局、俺はただ翠を見つめ返すしかできなかった。
俺の表情を確認した後、翠は向き直り、英人の顔を見る。『私も・・・。愛している・・・。』と、はっきりと言った。自分の意思で。その時、翠の瞳から大粒の涙が一粒流れ落ちたのも見えた。それから二人は何も言わずにディープキスをする。お互いの喉を鳴らしながら、顔を何度も傾けた。 52に続く
2016/07/01
前話50
現実に戻った瞬間、妻の山路翠(みどり:27歳)はどう感じただろうか? それは安堵か?
それとも落胆か? そして津田英人(ひでと:30歳)はゆっくりと翠の上に乗っかり、両手の指をお互い絡ませて、凄い至近距離から翠を見つめた。
『え?・・・。何?・・・。どうしたの?・・・』
〔・・・。・・・。・・・。〕
英人は無言のまま、30㎝くらいの距離で翠を見つめるのみ。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)なら恥ずかしくてあんな事は絶対に出来ない。英人は顔に自信があるから出来るのだと思った。ドギマギする翠の頬がピンク色に染まっていった。たまに俺の方を見て助け舟を期待しているような素振りも見せている。
『英人・・・。恥ずかしいって・・・。』
翠はその言葉を最後に、一切喋らなくなった。翠も英人を見つめ始める。殆ど瞬きもしないで見つめ合う二人。頬を赤く染めながら、正面から英人を見つめる翠の表情・・・。始めて見せる翠の表情・・・。《俺の見た事のない翠の表情って、いくつあるんだ? 今日だけでいくつ発見しただろう・・・。》でも、間違いなく英人は全てを昔から知っていたはず。
嫉妬で、また呼吸が苦しくなってきた。目がチカチカする・・・。そこから逃げ出したい衝動・・・。壊れるのは俺の方だろうか・・・。多分この間数十秒、俺にとっては何十分にも感じる程辛くて長い時間だったが、英人がこの静寂を破った。ほんの少し、英人が唇を近付けると、それを自然に迎えにいく翠の唇。
二人は軽く口づけた後、再び見つめ合い、そして英人が言った。〔愛しているよ・・・。翠・・・。〕翠の表情が一瞬で変わる。〔翠・・・。やっぱりお前の事が好きだ・・・。愛している・・・。〕
俺は英人に対して、初めて怖ろしさを感じた。その時の英人は、あの場を読めない能天気な英人ではない。イケメンに見つめられ、あんな言葉を掛けられれば落ちない女なんていない。絶対にいない。翠が『こんなに人を好きになった事はない。』と言っていたが・・・。多分英人は他の女にも、何人にも言われていたに違いない。
男として勝負にならないのかも・・・。翠が壊れ、俺も壊れるのか・・・。俺はギリギリの状態で何とか自分自身を保っていた。翠の瞳はこれ以上ない位に潤んでいたが、ゆっくりと俺の方を見る。俺はここで何をすれば良かったんだろうか?・・・「もうやめろ!」と言うべきだったのか? アホみたいに、「頑張れ翠!」か? 結局、俺はただ翠を見つめ返すしかできなかった。
俺の表情を確認した後、翠は向き直り、英人の顔を見る。『私も・・・。愛している・・・。』と、はっきりと言った。自分の意思で。その時、翠の瞳から大粒の涙が一粒流れ落ちたのも見えた。それから二人は何も言わずにディープキスをする。お互いの喉を鳴らしながら、顔を何度も傾けた。 52に続く
2016/07/01
中A〔トライアングル〕 第7章の4〖エピソードⅤ-5〗52
中A〔トライアングル〕 第7章の4〖エピソードⅤ-5〗52
前話51
親友の津田英人(ひでと:30歳)の股間から見えていたペニス、さっきまで半立ちの状態だったが、妻の山路翠(みどり:27歳)とキスをしているうちにみるみる大きくなっていき、完全に勃起状態となった。翠とキスをして英人も興奮しているのか・・・。そう考えると、目の前の二人が、どうしようもなくイヤラシイ二人に見え始め、心臓の鼓動がどんどん早くなっていくのを感じる。ビンビンに勃起した英人のペニスの先からは透明な液体が溢れ出て、翠の太腿に滴り落ちていた。
ペニスを勃起させて翠の唇を貪(むさぼ)る英人。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)の呼吸が苦しくなる・・・。《まずい、無理だ・・・。壊れる・・・。》席を立ち、自然とその場から逃げようとした時、翠から声を掛けられた。
『待って!』
俺は驚いて振り向く。俺の存在が彼女の中にまだあったのか・・・。
『智浩、そこに・・・。居て。』
「・・・。・・・。・・・。」
『お願いだから・・・。二人だけにしないで・・・。絶対に!』
翠は泣いていた。
切羽詰まる翠の泣き声。俺が壊れている場合では無かった・・・。元の席に戻り、覚悟を決めた。翠がギリギリのところにいる。壊れる寸前かもしれない。俺は自分の撒いた“種”から逃げてはいけないと思った。いつもなら、ここで英人が申し訳なさそうな顔を俺に向けるのだが、この時は違った。翠以外には目もくれない。
〔翠・・・。俺にしてくれるか?〕
『うん・・・。』
〔俺の気持ち良いところ、覚えているだろ?〕
『うん・・・。分かっている・・・。』
英人が寝そべり、それを追いかける様に翠は英人の足の間に四つん這いになった。
英人のペニスをゆっくり扱き、大量の先走り液を棒全体にまぶしてから亀頭を口に含んだ。口の中で舌を絡めている様な動きをしていた。その間も左手は英人の右手と絡めている。そして、ゆっくりゆっくり、ディープスロートを始めた。
唇とペニスが摩擦される度に透明な涎(よだれ)がペニスを伝って陰毛、睾丸を濡らす。翠(みどり)は、それを手で掬(すく)い取るようにして全体に擦り付ける。そして長いペニスを眉間にシワを寄せながら、喉の奥まで完全に呑み込んでいた。
それから徐々にペースが早くなり、翠はまるで壊れたオモチャの様に大きく頭を上下させる。英人は大きくため息を着くと、ポンっと、翠の肩を叩いた。すると翠はズルズルとベニスから顔を引いた。亀頭と唇に幾重もの涎の架け橋が光って見えた。 53へ続く
2016/07/10
前話51
親友の津田英人(ひでと:30歳)の股間から見えていたペニス、さっきまで半立ちの状態だったが、妻の山路翠(みどり:27歳)とキスをしているうちにみるみる大きくなっていき、完全に勃起状態となった。翠とキスをして英人も興奮しているのか・・・。そう考えると、目の前の二人が、どうしようもなくイヤラシイ二人に見え始め、心臓の鼓動がどんどん早くなっていくのを感じる。ビンビンに勃起した英人のペニスの先からは透明な液体が溢れ出て、翠の太腿に滴り落ちていた。
ペニスを勃起させて翠の唇を貪(むさぼ)る英人。俺(山路智浩:ともひろ:30歳)の呼吸が苦しくなる・・・。《まずい、無理だ・・・。壊れる・・・。》席を立ち、自然とその場から逃げようとした時、翠から声を掛けられた。
『待って!』
俺は驚いて振り向く。俺の存在が彼女の中にまだあったのか・・・。
『智浩、そこに・・・。居て。』
「・・・。・・・。・・・。」
『お願いだから・・・。二人だけにしないで・・・。絶対に!』
翠は泣いていた。
切羽詰まる翠の泣き声。俺が壊れている場合では無かった・・・。元の席に戻り、覚悟を決めた。翠がギリギリのところにいる。壊れる寸前かもしれない。俺は自分の撒いた“種”から逃げてはいけないと思った。いつもなら、ここで英人が申し訳なさそうな顔を俺に向けるのだが、この時は違った。翠以外には目もくれない。
〔翠・・・。俺にしてくれるか?〕
『うん・・・。』
〔俺の気持ち良いところ、覚えているだろ?〕
『うん・・・。分かっている・・・。』
英人が寝そべり、それを追いかける様に翠は英人の足の間に四つん這いになった。
英人のペニスをゆっくり扱き、大量の先走り液を棒全体にまぶしてから亀頭を口に含んだ。口の中で舌を絡めている様な動きをしていた。その間も左手は英人の右手と絡めている。そして、ゆっくりゆっくり、ディープスロートを始めた。
唇とペニスが摩擦される度に透明な涎(よだれ)がペニスを伝って陰毛、睾丸を濡らす。翠(みどり)は、それを手で掬(すく)い取るようにして全体に擦り付ける。そして長いペニスを眉間にシワを寄せながら、喉の奥まで完全に呑み込んでいた。
それから徐々にペースが早くなり、翠はまるで壊れたオモチャの様に大きく頭を上下させる。英人は大きくため息を着くと、ポンっと、翠の肩を叩いた。すると翠はズルズルとベニスから顔を引いた。亀頭と唇に幾重もの涎の架け橋が光って見えた。 53へ続く
2016/07/10
中A〔トライアングル〕 第7章の5〖エピソードⅤ-6〗53
中A〔トライアングル〕 第7章の5〖エピソードⅤ-6〗53
妻の山路翠(やまじ・みどり:27歳)の舌は今度は竿から睾丸へとおりて行き、右手は竿をぬちゃぬちゃと扱(しご)いていた。そのまま睾丸の奥の方にまで舌を這わせると、親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)がそれに呼応するように両足を軽く上げて折り曲げた。翠は両手で英人の両足の膝の裏を押し上げる・・・。
俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)はそれを見たくなかった。翠が他の男の肛門を舐める姿を・・・。舌を伸ばし、翠は顔を小刻みに上下に動かす。時々顔を離しては唾を溜めてから顔を尻の間に埋める・・・。俺の大好きな翠の綺麗な顔の半分が、英人の毛が生えた汚い尻の間に埋まっていく・・・。言葉では到底言い表せない、卑猥な光景。大好きな嫁が・・・。
翠は舌を思いっきり伸ばし、睾丸から肛門へと何度も往復させながら、快感に喘ぐ男の姿を下腹に張り付くペニス越しにじっと見つめていた。『ねえ・・・。英人・・・。私、もう・・・。』そう言い終わらない内に英人は起き上がり、少し乱暴に翠を四つん這いにする。そして、片膝立ちになってペニスをあそこに定めていた。
〔翠・・・。入れて欲しいのか?〕肩越しに振り返り、媚びる様にして頷く翠。その顔は、先程アナルを舐めた時の余韻、翠自身の涎がまだ完全に拭ききれていないように口の周りが光っていた。
〔翠・・・。旦那が見ているのに・・・。いいのか?〕
『やだ・・・。それは・・・。言わないで・・・お願い・・・。』
その瞬間、ビクッと翠の体が跳ねる。英人がペニスでクリを擦り始めていた。
〔じゃ、前みたいに、言えよ!〕
『・・・。・・・。それは・・・。だめ・・・。あっ! あっ! あっ! あっ!』
英人は翠に顔を寄せて、耳元で囁く。
〔ペニスを入れてって、言えよ!〕
『やだぁ・・・。それは・・言えない・・・。本当に・・・。』
英人は両手で胸を乱暴に揉み上げながら、腰を小刻みに揺らし、クリを刺激しているようだった。
〔このままイカせちゃうよ? 中に入れなくてもいいのか?〕
『ぁぁ・・・。もう・・・。お願いだからぁ・・・。・・・。』
〔じゃあちゃんと言えよ! ほら早く言いいなよ!〕
英人が翠の口元に耳を近づける。すると、翠は目を瞑って英人の耳に唇を寄せた。
〔うあっ!・・・。マジで・・翠・・それはやめろって!・・・〕
翠はどうやら英人の耳を舐めているようだ。“ぴちゃぴちゃ、チュチュッ”と音が聴こえてくる。英人は甘んじて翠からの耳への愛撫を受け入れていた。時折キスを混ぜながら・・・。
『英人・・ペニスを・・・。挿れて・・・。』
翠は俺に聞こえないように囁いたつもりかもしれない。でも、自分の声の大きさすらコン
トロールできていないようである。その声は、はっきりと俺にまで聞こえてしまった。
2016/07/28
妻の山路翠(やまじ・みどり:27歳)の舌は今度は竿から睾丸へとおりて行き、右手は竿をぬちゃぬちゃと扱(しご)いていた。そのまま睾丸の奥の方にまで舌を這わせると、親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)がそれに呼応するように両足を軽く上げて折り曲げた。翠は両手で英人の両足の膝の裏を押し上げる・・・。
俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)はそれを見たくなかった。翠が他の男の肛門を舐める姿を・・・。舌を伸ばし、翠は顔を小刻みに上下に動かす。時々顔を離しては唾を溜めてから顔を尻の間に埋める・・・。俺の大好きな翠の綺麗な顔の半分が、英人の毛が生えた汚い尻の間に埋まっていく・・・。言葉では到底言い表せない、卑猥な光景。大好きな嫁が・・・。
翠は舌を思いっきり伸ばし、睾丸から肛門へと何度も往復させながら、快感に喘ぐ男の姿を下腹に張り付くペニス越しにじっと見つめていた。『ねえ・・・。英人・・・。私、もう・・・。』そう言い終わらない内に英人は起き上がり、少し乱暴に翠を四つん這いにする。そして、片膝立ちになってペニスをあそこに定めていた。
〔翠・・・。入れて欲しいのか?〕肩越しに振り返り、媚びる様にして頷く翠。その顔は、先程アナルを舐めた時の余韻、翠自身の涎がまだ完全に拭ききれていないように口の周りが光っていた。
〔翠・・・。旦那が見ているのに・・・。いいのか?〕
『やだ・・・。それは・・・。言わないで・・・お願い・・・。』
その瞬間、ビクッと翠の体が跳ねる。英人がペニスでクリを擦り始めていた。
〔じゃ、前みたいに、言えよ!〕
『・・・。・・・。それは・・・。だめ・・・。あっ! あっ! あっ! あっ!』
英人は翠に顔を寄せて、耳元で囁く。
〔ペニスを入れてって、言えよ!〕
『やだぁ・・・。それは・・言えない・・・。本当に・・・。』
英人は両手で胸を乱暴に揉み上げながら、腰を小刻みに揺らし、クリを刺激しているようだった。
〔このままイカせちゃうよ? 中に入れなくてもいいのか?〕
『ぁぁ・・・。もう・・・。お願いだからぁ・・・。・・・。』
〔じゃあちゃんと言えよ! ほら早く言いいなよ!〕
英人が翠の口元に耳を近づける。すると、翠は目を瞑って英人の耳に唇を寄せた。
〔うあっ!・・・。マジで・・翠・・それはやめろって!・・・〕
翠はどうやら英人の耳を舐めているようだ。“ぴちゃぴちゃ、チュチュッ”と音が聴こえてくる。英人は甘んじて翠からの耳への愛撫を受け入れていた。時折キスを混ぜながら・・・。
『英人・・ペニスを・・・。挿れて・・・。』
翠は俺に聞こえないように囁いたつもりかもしれない。でも、自分の声の大きさすらコン
トロールできていないようである。その声は、はっきりと俺にまで聞こえてしまった。
2016/07/28
中A〔トライアングル〕 第7章の6〖エピソードⅤ-7〗54
中A〔トライアングル〕 第7章の6〖エピソードⅤ-7〗54
また俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)の知らない妻の山路翠(みどり:27歳)を見てしまった。あんな言葉(『ペニスを・・・。挿れて・・・。』)を翠が口にするなんて考えられない。でも、確かに言った。そんなにも親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)のペニスが欲しいという事だろう。プライドも何もかも捨て、自分のあそこを貫いてくれる男の言いなりになる・・・。それは俺の知っている翠がする事ではなかった。
英人は翠の両乳房を鷲掴みにしたまま、器用に腰を揺らしながら前に進めていく。
『はぅっ・・・。うぅぅ・・・。んんんんんっ!』
〔まだ半分しか入ってないよ? 全部欲しい?〕
翠がそれにコクコクと何度も頷く。英人は上体を上げて翠の腰を掴むと、ゆっくり、確実に奥まで押し込んでいった。
『んあああっ! ああああ! あああ!』
ズルッと全部挿れてから、英人はいつものように微妙にグリグリと腰を動かし始める。翠の腰と太腿が微かに痙攣し出す。そして、二人の結合部分から透明な液体がシーツに流れ落ちてきていた。
英人はギリギリまで抜き、再び全部挿れる・・・。そんな動きに変えて、徐々にスピードを上げていった。バチンバチンと肉のぶつかり合う音が大きくなり、翠のお尻の肉が振動で大きく波状に揺れる。翠はシーツを掴みながら、歯を食いしばるようにして果て、英人がペニスを抜くと、翠の腰回りがビクンビクン脈を打った。
それから英人は翠を仰向けにすると両脚を抱え、屈曲位の態勢にする。股間からガチガチに勃起した英人の長大なペニスが見えた。重力に関係なく水平に勃起が維持され、その先には、べっとりと白濁した液が纏わりつく陰毛の奥に、微かに口を開けて挿し込まれるのを待つ翠の“穴”。
英人は手を添える訳でも、見る訳でもなく、感覚だけで腰を前に進めていった。亀頭を“穴”の入り口にピタリと合わせてから、ゆっくりと挿れていく。ズブズブと音がしそうな程の光景だった。英人が深く挿れていくと、膣の中から白く濁った愛液がペニスの隙間から逆流してくる。途中まで挿れて抜き始めると、それまで翠のマンコの肉に包まれていた部分だけ真っ白に白濁し、まるでペニスがツートンカラーになったように見えた。
何度か途中までの出し入れを続けた後、英人は一気に奥まで挿れる。すると翠が顎(あご)をあげて仰け反った。翠の陰毛と英人の陰毛がくっつき、糸を引くような粘り気を帯びている。
『んぁ、あ、あ、あ!・・・い、イク!・・・もう、イク!・・・』
英人がすっと動きを止める。しかし、翠はそれに抗議する事も無く、荒い呼吸をするだけ。
〔なぁ、翠・・・。お願いがあるんだけど・・・。〕
『・・・。・・・。何?・・・』
気だるそうに翠が反応する。
〔また愛し合おうよ。〕
『え?・・・。どういう意味?・・・』
英人はゆっくり動きを再開させながら続けた。
〔やっと気持ちまで一つになれたのに・・・。今日で終わりなんて辛過ぎるよ・・・。〕
『で、でも・・・。・・・。あっ・・・。そこ・・・。』
翠が渋る度に腰を止め、焦らす英人。《約束が違う・・・。》と思ったのは俺だけじゃ無く、ここにいる三人が夫々の立場で思っていただろう。ここまで来たら俺は何も言うつもりは無かったし、言えなかった。この時点で翠も俺に助け舟を期待するような視線を投げかけては来なかった。つまり、翠自身が決めようとしていたという事だろう。 55へ続く
2016/08/19
また俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)の知らない妻の山路翠(みどり:27歳)を見てしまった。あんな言葉(『ペニスを・・・。挿れて・・・。』)を翠が口にするなんて考えられない。でも、確かに言った。そんなにも親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)のペニスが欲しいという事だろう。プライドも何もかも捨て、自分のあそこを貫いてくれる男の言いなりになる・・・。それは俺の知っている翠がする事ではなかった。
英人は翠の両乳房を鷲掴みにしたまま、器用に腰を揺らしながら前に進めていく。
『はぅっ・・・。うぅぅ・・・。んんんんんっ!』
〔まだ半分しか入ってないよ? 全部欲しい?〕
翠がそれにコクコクと何度も頷く。英人は上体を上げて翠の腰を掴むと、ゆっくり、確実に奥まで押し込んでいった。
『んあああっ! ああああ! あああ!』
ズルッと全部挿れてから、英人はいつものように微妙にグリグリと腰を動かし始める。翠の腰と太腿が微かに痙攣し出す。そして、二人の結合部分から透明な液体がシーツに流れ落ちてきていた。
英人はギリギリまで抜き、再び全部挿れる・・・。そんな動きに変えて、徐々にスピードを上げていった。バチンバチンと肉のぶつかり合う音が大きくなり、翠のお尻の肉が振動で大きく波状に揺れる。翠はシーツを掴みながら、歯を食いしばるようにして果て、英人がペニスを抜くと、翠の腰回りがビクンビクン脈を打った。
それから英人は翠を仰向けにすると両脚を抱え、屈曲位の態勢にする。股間からガチガチに勃起した英人の長大なペニスが見えた。重力に関係なく水平に勃起が維持され、その先には、べっとりと白濁した液が纏わりつく陰毛の奥に、微かに口を開けて挿し込まれるのを待つ翠の“穴”。
英人は手を添える訳でも、見る訳でもなく、感覚だけで腰を前に進めていった。亀頭を“穴”の入り口にピタリと合わせてから、ゆっくりと挿れていく。ズブズブと音がしそうな程の光景だった。英人が深く挿れていくと、膣の中から白く濁った愛液がペニスの隙間から逆流してくる。途中まで挿れて抜き始めると、それまで翠のマンコの肉に包まれていた部分だけ真っ白に白濁し、まるでペニスがツートンカラーになったように見えた。
何度か途中までの出し入れを続けた後、英人は一気に奥まで挿れる。すると翠が顎(あご)をあげて仰け反った。翠の陰毛と英人の陰毛がくっつき、糸を引くような粘り気を帯びている。
『んぁ、あ、あ、あ!・・・い、イク!・・・もう、イク!・・・』
英人がすっと動きを止める。しかし、翠はそれに抗議する事も無く、荒い呼吸をするだけ。
〔なぁ、翠・・・。お願いがあるんだけど・・・。〕
『・・・。・・・。何?・・・』
気だるそうに翠が反応する。
〔また愛し合おうよ。〕
『え?・・・。どういう意味?・・・』
英人はゆっくり動きを再開させながら続けた。
〔やっと気持ちまで一つになれたのに・・・。今日で終わりなんて辛過ぎるよ・・・。〕
『で、でも・・・。・・・。あっ・・・。そこ・・・。』
翠が渋る度に腰を止め、焦らす英人。《約束が違う・・・。》と思ったのは俺だけじゃ無く、ここにいる三人が夫々の立場で思っていただろう。ここまで来たら俺は何も言うつもりは無かったし、言えなかった。この時点で翠も俺に助け舟を期待するような視線を投げかけては来なかった。つまり、翠自身が決めようとしていたという事だろう。 55へ続く
2016/08/19
中A〔トライアングル〕 第7章の7〖エピソードⅤ-8〗55
中A〔トライアングル〕 第7章の7〖エピソードⅤ-8〗55
初回から
54
〔なあ翠・・・。お前を愛してる・・・。愛してるから・・・。〕
『・・・。・・・。・・・。』
〔今までみたいに・・・。な?・・・。翠・・・。〕
それでビクッと身体を一瞬震わせて、妻の山路翠(みどり:27歳)は言ってしまった。
『・・・。いい・・・。よ・・・。貴方が・・・。望むなら・・・。』
それを聞いた途端、親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)が全身を使って大きなストロークでペニスを出し入れし始める。対照的に、俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は全身から力が抜けていくのを感じた。
『あぁあ! 凄いっ! 凄・・・。当たる・・・! 当たるからぁぁ!・・・』
〔イケよ! ほら! イケよ、翠!〕
『あぅ・・・。ぅあ・・・。イクッ・・・。イクッ・・・。』
翠はうわ言のように喘ぐと、あっという間に果てる。何度も何度もイっているせいか、声
にも力がないように感じた。目は虚ろになり、宙を彷徨(さまよ)った感じ。精も根も尽き果てそうな翠。その様子をじっと見つめる英人。
そして、英人は優しく語りかける。〔翠、最後だよ。おれも、そろそろ逝くよ。〕そう言うとゆっくりピストン運動を始めた。翠は眉間にシワを寄せながら、再び押し寄せる快感を全身全霊で感じ取ろうとしている。ように見えた。
〔翠のあそこ、凄く絡み付いてくる・・・。凄いよ・・・。〕
『あぅ・・・。あぁぁぁ・・・。あぁぁぁぁ!・・・』
正常位でゆっくり腰を振る英人は、一時(いっとき)も視線を翠から外さない。
腰を振り出してから僅(わず)か数十秒後、すると翠は『あっ・・・。またっ・・・。もうっ・・・。イく・・・。んん・・・。イク・・・。』両腕を英人の首に回して、今にも泣き出しそうな切ない表情で英人を見つめた。翠のお腹が不規則に膨らみ、呼吸が乱れてきているのが見える。
『はぅっ・・・。イクッ・・・。ぅぅぅ・・・。』
〔あぁ、愛してるよ、翠・・・。あああぁ!〕
じっと英人の顔を見つめながら翠がイキ始める。英人のピストン運動が激しさを増してい
く。バチンバチンと音を立てながら、クライマックスへ登ろうとする英人。
〔翠、イくよ・・・。翠・・・。出すよ!〕
『英人・・・。あ、英人!・・・きて!・・・このまま・・・。』
〔翠?・・・いいのか、このままで・・・。〕
『中で・・・。あっ、あぁぁぁ・・・。凄い・・・。お願い・・・。中で・・・。』
・・・既に俺(山路智浩)の想像を超える事が何度も目の前で起きているからか、その時は中出しを妻の翠がせがんだ事を、それ程驚いてはいなかったような気がする。
第7章の8〖エピソードⅤ-9〗56へ続く
2017/03/07
初回から
54
〔なあ翠・・・。お前を愛してる・・・。愛してるから・・・。〕
『・・・。・・・。・・・。』
〔今までみたいに・・・。な?・・・。翠・・・。〕
それでビクッと身体を一瞬震わせて、妻の山路翠(みどり:27歳)は言ってしまった。
『・・・。いい・・・。よ・・・。貴方が・・・。望むなら・・・。』
それを聞いた途端、親友の津田英人(つだ・ひでと:30歳)が全身を使って大きなストロークでペニスを出し入れし始める。対照的に、俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は全身から力が抜けていくのを感じた。
『あぁあ! 凄いっ! 凄・・・。当たる・・・! 当たるからぁぁ!・・・』
〔イケよ! ほら! イケよ、翠!〕
『あぅ・・・。ぅあ・・・。イクッ・・・。イクッ・・・。』
翠はうわ言のように喘ぐと、あっという間に果てる。何度も何度もイっているせいか、声
にも力がないように感じた。目は虚ろになり、宙を彷徨(さまよ)った感じ。精も根も尽き果てそうな翠。その様子をじっと見つめる英人。
そして、英人は優しく語りかける。〔翠、最後だよ。おれも、そろそろ逝くよ。〕そう言うとゆっくりピストン運動を始めた。翠は眉間にシワを寄せながら、再び押し寄せる快感を全身全霊で感じ取ろうとしている。ように見えた。
〔翠のあそこ、凄く絡み付いてくる・・・。凄いよ・・・。〕
『あぅ・・・。あぁぁぁ・・・。あぁぁぁぁ!・・・』
正常位でゆっくり腰を振る英人は、一時(いっとき)も視線を翠から外さない。
腰を振り出してから僅(わず)か数十秒後、すると翠は『あっ・・・。またっ・・・。もうっ・・・。イく・・・。んん・・・。イク・・・。』両腕を英人の首に回して、今にも泣き出しそうな切ない表情で英人を見つめた。翠のお腹が不規則に膨らみ、呼吸が乱れてきているのが見える。
『はぅっ・・・。イクッ・・・。ぅぅぅ・・・。』
〔あぁ、愛してるよ、翠・・・。あああぁ!〕
じっと英人の顔を見つめながら翠がイキ始める。英人のピストン運動が激しさを増してい
く。バチンバチンと音を立てながら、クライマックスへ登ろうとする英人。
〔翠、イくよ・・・。翠・・・。出すよ!〕
『英人・・・。あ、英人!・・・きて!・・・このまま・・・。』
〔翠?・・・いいのか、このままで・・・。〕
『中で・・・。あっ、あぁぁぁ・・・。凄い・・・。お願い・・・。中で・・・。』
・・・既に俺(山路智浩)の想像を超える事が何度も目の前で起きているからか、その時は中出しを妻の翠がせがんだ事を、それ程驚いてはいなかったような気がする。
第7章の8〖エピソードⅤ-9〗56へ続く
2017/03/07
中A〔トライアングル〕 第7章の8〖エピソードⅤ-9〗56
中A〔トライアングル〕 第7章の8〖エピソードⅤ-9〗56
第1章の1http://kinoturayuki.blog.2nt.com/blog-entry-253.html
第7章の7〖エピソードⅤ-8〗55
津田英人(つだ・ひでと:30歳)の腰が異様な程前後に動き始め、山路翠(やまじ・みどり:27歳)は激しく揺さぶられていた。
〔出すぞ! 翠の中に! 出すぞ!〕
『あぁ! 凄い! 大きいっ!・・・大きいっ!・・・あああ!・・・愛してるから!・・・英人! 愛してるぅ!』
〔おれも! 愛してる、翠! おぁぁ・・・。出るっ! 出るっ!〕
二人はベッドが壊れる程腰をぶつけ合い、一気に静まり返る。
息を呑むのを忘れ、俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)はその光景に釘付けになった。《セックスとはこういうものなのか?》二人のセックスを見ていると、俺の今までのセックスがママごとのように思えてくる。例えるなら、表面上な交わりと、はらわたの内側までをもドロドロに交じり合わせ、擦り付け合ってどこまでと溶け落ちていく感じとでも言ったらいいのか・・・。
俺が怒りを感じない理由、それはたぶん相手が津田英人(つだ・ひでと:30歳)だからだと思う。英人と俺の付き合いも長く、そして非常に濃いのでした。英人にピンチ命を救われた事もあり、その逆もある。結構修羅場をくぐり抜けてきている。英人のことは、翠と同じくらい信用しているし、男同士という意味ではもっと絆は強いかもしれない。うまく言えないが、〖寝取らせ〗以外のところでも、何かがあったとしても英人の事で怒りを感じる事はないと思っている。それに英人は俺には絶対に嘘を付かない。
激しく交わった二人は、いつしかベッドにほぼ横向きになっており、シーツも外れそうなくらい、ぐしゃぐしゃに乱れていた。逝った後、そして暫く繋がったままキスを繰り返していたが、下から英人の背中に回された翠の腕が悩ましい。
〔ふー〕と大きく息を吐くと英人は翠の隣に仰向けに寝転がった。長いペニスはグニャリと横倒しになり、愛液とも精液とも思える白い液体にまみれている。英人の下腹から太腿付近まで、何かが乾いた後のように、白く粉をふいたような後もあった。ヘソから下、膝の上位まで、二人のいやらしい液でベタベタになっていたのだろう。足をこちらに向けて、お腹を上下させながら呼吸を整えていく二人。やっと終わったのか・・・。《でもこれからも二人の、いや三人の関係は続くのだろうな・・・。》ボンヤリと考えていた。
その時、俺(山路智浩)の頭の中は、興奮とか嫉妬とか、何も感じていなかったと思う。極度の興奮がパチンと弾けて無になる。そんな感じ。余りにも刺激的で予想を超えた現実を前に、脳が情報の入力を拒否、疲れきっていたのかもしれない。焦点が定まらない。寝転がる二人の姿がボンヤリとしか捉えられなかった。 第7章の9〖エピソードⅤ-10〗57 に続く
2017/03/09
第1章の1http://kinoturayuki.blog.2nt.com/blog-entry-253.html
第7章の7〖エピソードⅤ-8〗55
津田英人(つだ・ひでと:30歳)の腰が異様な程前後に動き始め、山路翠(やまじ・みどり:27歳)は激しく揺さぶられていた。
〔出すぞ! 翠の中に! 出すぞ!〕
『あぁ! 凄い! 大きいっ!・・・大きいっ!・・・あああ!・・・愛してるから!・・・英人! 愛してるぅ!』
〔おれも! 愛してる、翠! おぁぁ・・・。出るっ! 出るっ!〕
二人はベッドが壊れる程腰をぶつけ合い、一気に静まり返る。
息を呑むのを忘れ、俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)はその光景に釘付けになった。《セックスとはこういうものなのか?》二人のセックスを見ていると、俺の今までのセックスがママごとのように思えてくる。例えるなら、表面上な交わりと、はらわたの内側までをもドロドロに交じり合わせ、擦り付け合ってどこまでと溶け落ちていく感じとでも言ったらいいのか・・・。
俺が怒りを感じない理由、それはたぶん相手が津田英人(つだ・ひでと:30歳)だからだと思う。英人と俺の付き合いも長く、そして非常に濃いのでした。英人にピンチ命を救われた事もあり、その逆もある。結構修羅場をくぐり抜けてきている。英人のことは、翠と同じくらい信用しているし、男同士という意味ではもっと絆は強いかもしれない。うまく言えないが、〖寝取らせ〗以外のところでも、何かがあったとしても英人の事で怒りを感じる事はないと思っている。それに英人は俺には絶対に嘘を付かない。
激しく交わった二人は、いつしかベッドにほぼ横向きになっており、シーツも外れそうなくらい、ぐしゃぐしゃに乱れていた。逝った後、そして暫く繋がったままキスを繰り返していたが、下から英人の背中に回された翠の腕が悩ましい。
〔ふー〕と大きく息を吐くと英人は翠の隣に仰向けに寝転がった。長いペニスはグニャリと横倒しになり、愛液とも精液とも思える白い液体にまみれている。英人の下腹から太腿付近まで、何かが乾いた後のように、白く粉をふいたような後もあった。ヘソから下、膝の上位まで、二人のいやらしい液でベタベタになっていたのだろう。足をこちらに向けて、お腹を上下させながら呼吸を整えていく二人。やっと終わったのか・・・。《でもこれからも二人の、いや三人の関係は続くのだろうな・・・。》ボンヤリと考えていた。
その時、俺(山路智浩)の頭の中は、興奮とか嫉妬とか、何も感じていなかったと思う。極度の興奮がパチンと弾けて無になる。そんな感じ。余りにも刺激的で予想を超えた現実を前に、脳が情報の入力を拒否、疲れきっていたのかもしれない。焦点が定まらない。寝転がる二人の姿がボンヤリとしか捉えられなかった。 第7章の9〖エピソードⅤ-10〗57 に続く
2017/03/09
中A〔トライアングル〕 第7章の9〖エピソードⅤ-10〗57
中A〔トライアングル〕 第7章の9〖エピソードⅤ-10〗57
第7章の8〖エピソードⅤ-9〗56
しかし、ぼやけた視界の中で妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)が動き出し、津田英人(つだ・ひでと:30歳)の股間に近付いて行った時に目は再びシャープに物事を捉え始める。ドロドロのペニスに唇を寄せ、ヌルっと吸い込むように口に含む。舌先が下唇から見え隠れする位大きく伸ばしながら、ベトベトのペニスを丹念に舐め始めたのだ。
まだ・・・。するのか? 今度は翠から?・・・。無感情だったはずが、俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は急に切なさで胸が張り裂けそうになる。翠の舌はペニスだけでは無く、下腹部から太腿まで、つまり、粉をふいているところを全て舐めとるようにナメクジのように這い回り始めた。
翠(みどり)が英人(ひでと)の身体を愛おしそうに舐め回す。それは新たな結合を促すためでは無く、愛する男に付着する自分の体液を綺麗にする為のものだった。ただ俺にはその作業が単なるお掃除という趣旨だけではなく、マーキングに近い意味合いを持っているように感じたけど。
翠はお尻をこちらに向けて四つん這いになり、英人の両足の間に入る。ゆっくりとM字に足を曲げる英人の股間に顔をグッと沈めて近付き、背中を弓なりにした時、こちらに向けた翠の割れ目から白いものが溢れ出してきた。翠は一瞬左手を後ろに回して抑えようとしたが、すぐに諦めて、英人の尻付近に顔を押し付けていく。俺が驚いたのはその後の翠の行動だ。
翠は英人の睾丸、お尻の間に左右に妖しく顔を振りながら押し付け、同時に徐々に四つん這いになった両足を開いていく。足の間から翠のおヘソ、重量感のある胸が見える程に足を開き、なんと右手で軽く割れ目を開く様にしていた。明らかに俺に対して見せ付けるように・・・。
『ペニスを入れて!』って言ったり、自らアソコの割れ目を開いたりするなど、全く考えられない行為である。完全に翠(みどり)は変わってしまったのか?それとも英人と付き合っていた時には普通の事だったのか?
翠はあそこから垂れてくる精液を中指でクリトリスに擦り付けるようにまぶしながら、次第に円を描くような動きに・・・。オナニーしているのと同じだ。四つん這いで足を限界まで広げ、右手でクリトリスを触り、顔を突っ伏して舌で男の肛門を舐め上げ、左手でペニスを上下に扱く・・・。
俺はこの光景を見て、始めて自分のペニスを引っ張り出し、扱きたいと思った。過度の勃起で痛いとすら感じる。翠に扱かれ、英人のペニスは何度目かの勃起を始めようとしており、いよいよ俺も我慢できなくなって下着を降ろそうかと思った時、翠が言った。『「はい・・・。綺麗になったよ・・・。』
少しだけ、呆気に取られる俺。何度目かのセックスに突入しようと考えていたはずの英人の表情も似たようなものだった。翠はティッシュをあそこに当てながらタオルケットに潜り、『英人さん、シャワー浴びて来てね。』
再び、『さん』付けで英人の名前を呼んだその声は、どことなくだるかった。ふらふらと立ち上がり、シャワーへ向かう英人は俺にすれ違いざまにこう言った。〔やべ・・・。おれの方が足腰立たんわ(笑)。〕 第8章の1〖エピソードⅤ-11〗58に続く
2017/07/05
第7章の8〖エピソードⅤ-9〗56
しかし、ぼやけた視界の中で妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)が動き出し、津田英人(つだ・ひでと:30歳)の股間に近付いて行った時に目は再びシャープに物事を捉え始める。ドロドロのペニスに唇を寄せ、ヌルっと吸い込むように口に含む。舌先が下唇から見え隠れする位大きく伸ばしながら、ベトベトのペニスを丹念に舐め始めたのだ。
まだ・・・。するのか? 今度は翠から?・・・。無感情だったはずが、俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)は急に切なさで胸が張り裂けそうになる。翠の舌はペニスだけでは無く、下腹部から太腿まで、つまり、粉をふいているところを全て舐めとるようにナメクジのように這い回り始めた。
翠(みどり)が英人(ひでと)の身体を愛おしそうに舐め回す。それは新たな結合を促すためでは無く、愛する男に付着する自分の体液を綺麗にする為のものだった。ただ俺にはその作業が単なるお掃除という趣旨だけではなく、マーキングに近い意味合いを持っているように感じたけど。
翠はお尻をこちらに向けて四つん這いになり、英人の両足の間に入る。ゆっくりとM字に足を曲げる英人の股間に顔をグッと沈めて近付き、背中を弓なりにした時、こちらに向けた翠の割れ目から白いものが溢れ出してきた。翠は一瞬左手を後ろに回して抑えようとしたが、すぐに諦めて、英人の尻付近に顔を押し付けていく。俺が驚いたのはその後の翠の行動だ。
翠は英人の睾丸、お尻の間に左右に妖しく顔を振りながら押し付け、同時に徐々に四つん這いになった両足を開いていく。足の間から翠のおヘソ、重量感のある胸が見える程に足を開き、なんと右手で軽く割れ目を開く様にしていた。明らかに俺に対して見せ付けるように・・・。
『ペニスを入れて!』って言ったり、自らアソコの割れ目を開いたりするなど、全く考えられない行為である。完全に翠(みどり)は変わってしまったのか?それとも英人と付き合っていた時には普通の事だったのか?
翠はあそこから垂れてくる精液を中指でクリトリスに擦り付けるようにまぶしながら、次第に円を描くような動きに・・・。オナニーしているのと同じだ。四つん這いで足を限界まで広げ、右手でクリトリスを触り、顔を突っ伏して舌で男の肛門を舐め上げ、左手でペニスを上下に扱く・・・。
俺はこの光景を見て、始めて自分のペニスを引っ張り出し、扱きたいと思った。過度の勃起で痛いとすら感じる。翠に扱かれ、英人のペニスは何度目かの勃起を始めようとしており、いよいよ俺も我慢できなくなって下着を降ろそうかと思った時、翠が言った。『「はい・・・。綺麗になったよ・・・。』
少しだけ、呆気に取られる俺。何度目かのセックスに突入しようと考えていたはずの英人の表情も似たようなものだった。翠はティッシュをあそこに当てながらタオルケットに潜り、『英人さん、シャワー浴びて来てね。』
再び、『さん』付けで英人の名前を呼んだその声は、どことなくだるかった。ふらふらと立ち上がり、シャワーへ向かう英人は俺にすれ違いざまにこう言った。〔やべ・・・。おれの方が足腰立たんわ(笑)。〕 第8章の1〖エピソードⅤ-11〗58に続く
2017/07/05
中A〔トライアングル〕 第8章の1〖エピソードⅤ-11〗58
中A〔トライアングル〕 第8章の1〖エピソードⅤ-11〗58
第7章の9〖エピソードⅤ-10〗57
今は部屋で妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)と俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)の二人きり。先程まで翠と津田英人(つだ・ひでと:30歳)が悲鳴に近い声を出しながら交尾していたとは思えないような静けさ。ゆっくり顔を出した翠、少し恥ずかしそうに俺の顔を見ていた。『智浩、大丈夫?』って、優しい声。「え?・・・。まぁ、うん、って言うか、なんつうか・・・。大丈夫だけど・・・。翠こそ、大丈夫?」と問い返す。
『クスッ』と笑う翠。今までなら罪悪感で、恐る恐る俺の顔色を伺っていたはずなのに、この時はまるで別人のように。『分かっていると思うけど、お芝居だから、英人さんとのことはね。』「お芝居?」『うん。智浩が「やれっ」と言ったから、なんてもう言わないよ。実際、このお芝居、私結構楽しんじゃっているし。』
「楽しんでる?」
『そう。一応言っとくけど、私が愛しているのは智浩一人だけ! 英人さんの事は付き合っていた時は愛していたよ、勿論。でも、今もこれからも愛し続けたいのは智浩だけだから。』
「・・・。・・・。」
『本当言うとね。英人さんに抱かれている時、頑張って当時の自分になりきろうとしていたんだよ、これでも。だから変な事も言っていると思うけど、そこは勘弁してね・・・。というか、そもそも智浩がそうさせているんだよね(笑)。』
「・・・。・・・。・・・。」
ポンポンと衝撃的な事を言い始める翠、再び俺の頭が追いつかなくなる。『あの・・・。私、正直に言うね・・・。』って、翠が改まって言う。それは真剣な眼差しだった。『英人さんの事なんだけど・・・。嫌いじゃないよ。彼の事、元々嫌って別れたのじゃないし・・・。』と核心中の核心を喋り出す翠。俺は慌てて頭の整理をする為に一旦話を遮り、シャワー室の英人のところへ行って英人に「大事な話をするので暫く出てくるな」と、言っておいた。
「翠、いいよ話しても。何言われても大丈夫だから。」
『うん・・・。って言うか、智浩の顔恐いから(笑)。』
後で翠に聞いたのだけど、その時の俺の顔、死相が出る程深刻な表情をしていたらしい・・・。確かに俺はその時、いろんな意味で覚悟はしていたから。
『もう一度言うね・・・。私、英人さんの事、嫌いじゃない。』
口の中はカラカラ、唾を飲もうにも何もない状態。《ひょっとして俺、振られるの? 離婚かぁ?・・・》俺は何故か心の中で茶化して、無意識の現実逃避。
『貴方に言われて英人さんに抱かれた時、最初の頃はヤバかった。あの頃に心が戻っちゃうんじゃないかと本気で思ったの。』
俺はビデオの映像を思い出した。それは正真正銘、二人っきりのセックス。翠はギリギリのところで踏ん張っていたのかもしれない。ひょっとすると、英人があの時今日みたいに本気で落としにかかっていたら、今の状況はまた違っていたのかもしれない。この時になって始めて、つくづく危険な遊びだったと認識する。 第8章の2〖エピソードⅤ-12〗59へ
2017/07/07
第7章の9〖エピソードⅤ-10〗57
今は部屋で妻(山路翠:やまじ・みどり:27歳)と俺(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)の二人きり。先程まで翠と津田英人(つだ・ひでと:30歳)が悲鳴に近い声を出しながら交尾していたとは思えないような静けさ。ゆっくり顔を出した翠、少し恥ずかしそうに俺の顔を見ていた。『智浩、大丈夫?』って、優しい声。「え?・・・。まぁ、うん、って言うか、なんつうか・・・。大丈夫だけど・・・。翠こそ、大丈夫?」と問い返す。
『クスッ』と笑う翠。今までなら罪悪感で、恐る恐る俺の顔色を伺っていたはずなのに、この時はまるで別人のように。『分かっていると思うけど、お芝居だから、英人さんとのことはね。』「お芝居?」『うん。智浩が「やれっ」と言ったから、なんてもう言わないよ。実際、このお芝居、私結構楽しんじゃっているし。』
「楽しんでる?」
『そう。一応言っとくけど、私が愛しているのは智浩一人だけ! 英人さんの事は付き合っていた時は愛していたよ、勿論。でも、今もこれからも愛し続けたいのは智浩だけだから。』
「・・・。・・・。」
『本当言うとね。英人さんに抱かれている時、頑張って当時の自分になりきろうとしていたんだよ、これでも。だから変な事も言っていると思うけど、そこは勘弁してね・・・。というか、そもそも智浩がそうさせているんだよね(笑)。』
「・・・。・・・。・・・。」
ポンポンと衝撃的な事を言い始める翠、再び俺の頭が追いつかなくなる。『あの・・・。私、正直に言うね・・・。』って、翠が改まって言う。それは真剣な眼差しだった。『英人さんの事なんだけど・・・。嫌いじゃないよ。彼の事、元々嫌って別れたのじゃないし・・・。』と核心中の核心を喋り出す翠。俺は慌てて頭の整理をする為に一旦話を遮り、シャワー室の英人のところへ行って英人に「大事な話をするので暫く出てくるな」と、言っておいた。
「翠、いいよ話しても。何言われても大丈夫だから。」
『うん・・・。って言うか、智浩の顔恐いから(笑)。』
後で翠に聞いたのだけど、その時の俺の顔、死相が出る程深刻な表情をしていたらしい・・・。確かに俺はその時、いろんな意味で覚悟はしていたから。
『もう一度言うね・・・。私、英人さんの事、嫌いじゃない。』
口の中はカラカラ、唾を飲もうにも何もない状態。《ひょっとして俺、振られるの? 離婚かぁ?・・・》俺は何故か心の中で茶化して、無意識の現実逃避。
『貴方に言われて英人さんに抱かれた時、最初の頃はヤバかった。あの頃に心が戻っちゃうんじゃないかと本気で思ったの。』
俺はビデオの映像を思い出した。それは正真正銘、二人っきりのセックス。翠はギリギリのところで踏ん張っていたのかもしれない。ひょっとすると、英人があの時今日みたいに本気で落としにかかっていたら、今の状況はまた違っていたのかもしれない。この時になって始めて、つくづく危険な遊びだったと認識する。 第8章の2〖エピソードⅤ-12〗59へ
2017/07/07
中A〔トライアングル〕 第8章の2〖エピソードⅤ-12〗59
中A〔トライアングル〕 第8章の2〖エピソードⅤ-12〗59
第8章の1〖エピソードⅤ-11〗58
『(津田)英人(つだ・ひでと:30歳)さん、昔と違って優しくしてくれたから・・・。意外性なのかな、本当に気持ちが持っていかれそうになった事が何度かあったわ・・・。』って、妻の山路翠(やまじ・みどり:27歳)は何となく遠くに視線を置いて話し続ける。
『でもね、どんなに気持ちの良いセックスをしても、考えるのは貴方(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)の事ばかり。“申し訳ない”、という気持ちもあったと思うけど、英人さんに抱かれれば抱かれる程、付き合い始めた頃のように寝ても覚めても貴方の事ばかり考えていた。ちょっと異常なくらいね。』
『それで私ね、考えたんだ、何でだろうって。そしたら分かったの。考える方が無駄だって。意味ないって。やっぱり貴方は私の一部なんだって。誰も私達の事を切り離す事はできないんだって。理屈じゃないんだと分かった。だって実際に智浩の顔が頭から離れなかったんだもん。最近は英人さんとしている最中に智浩を想っていた事もあるんだよ。まぁ信じてもらえないかもだけど。』翠は澄んだ瞳の笑顔で言ってくれる。
《理屈じゃない・・・。俺は何で翠が好きなのだ?キッカケはルックスだけど今は・・・。考えると、確かに理屈じゃないのかもしれない。翠の笑顔が好きだから、サラサラの長い髪が好きだから、エッチな体が好きだから、優しくて気が少し強いところが好きだから・・・。これらを全て満たした女性なら誰でもいいのか?いい訳はない。翠だから好きなんだ・・・。理屈じゃないという事は、そういう事なんだろう・・・。》そんな事を考えていると、目頭が熱くなっていく。しかしその思いに浸る間もなく、翠はショッキングな事を言い始めた。
『あとね、なんって言うか、最初は認めたくなかったから、ひょっとして私って・・・。なんて否定していたけどね。』って意味不明な翠の話。それを問いただすと、『絶対絶対に、ひかないでね。』って念押しされ、カミングアウトをされる。
『・・・・私ね、ヤバイかも・・・。智浩の事、言ってられないかも。』
「どういう意味?」
『私ね、智浩に見られているとき、むっチャ興奮していたの・・・。』
翠のカミングアウトには物凄く驚いた。《変な性癖は全くない》と思っていたのに。
『「英人に抱かれていいよ」と最初に言われた時、めちゃくちゃ腹が立ったの。智浩、頭がおかしくなったと思った・・・。でも、すぐに悲しくなって、私の事が嫌いになったのだって。もう私、離婚を言い渡されるんだってね。』
『でも英人さんに何度か抱かれても一向に智浩は変わらずいつものままで、寧ろ以前にも増して優しくなった智浩が不思議で仕方なかった。』
『私が英人さんに抱かれているところ見ると興奮する、と智浩が言っていた事を思いだして、私も開き直ろうと思った。思いっきり英人さんに抱かれちゃおうって。でもね、やっぱり落ち着かなくて・・・。』
『そんな中途半端な気持ちで抱かれ続けていたのだけど、ある時ね、気付いちゃったの。智浩が途中で部屋を出て行く時があったでしょ。そしたらね、途端に気分が乗らなくなるというか。勿論最初の頃は違ったの、英人さんと二人っきりでセックスしていても気持ち良かった。でもね、なんかずっと智浩がそばにいてくれないと安心できないの。心から感じる事ができないの、英人さんとだけではね。それで、四人で会った時の夜を思い出したのよ・・・。私、やっぱり普通じゃなかったのだってね。』 第8章の3〖エピソードⅤ-13〗60に
2017/12/02
第8章の1〖エピソードⅤ-11〗58
『(津田)英人(つだ・ひでと:30歳)さん、昔と違って優しくしてくれたから・・・。意外性なのかな、本当に気持ちが持っていかれそうになった事が何度かあったわ・・・。』って、妻の山路翠(やまじ・みどり:27歳)は何となく遠くに視線を置いて話し続ける。
『でもね、どんなに気持ちの良いセックスをしても、考えるのは貴方(山路智浩:やまじ・ともひろ:30歳)の事ばかり。“申し訳ない”、という気持ちもあったと思うけど、英人さんに抱かれれば抱かれる程、付き合い始めた頃のように寝ても覚めても貴方の事ばかり考えていた。ちょっと異常なくらいね。』
『それで私ね、考えたんだ、何でだろうって。そしたら分かったの。考える方が無駄だって。意味ないって。やっぱり貴方は私の一部なんだって。誰も私達の事を切り離す事はできないんだって。理屈じゃないんだと分かった。だって実際に智浩の顔が頭から離れなかったんだもん。最近は英人さんとしている最中に智浩を想っていた事もあるんだよ。まぁ信じてもらえないかもだけど。』翠は澄んだ瞳の笑顔で言ってくれる。
《理屈じゃない・・・。俺は何で翠が好きなのだ?キッカケはルックスだけど今は・・・。考えると、確かに理屈じゃないのかもしれない。翠の笑顔が好きだから、サラサラの長い髪が好きだから、エッチな体が好きだから、優しくて気が少し強いところが好きだから・・・。これらを全て満たした女性なら誰でもいいのか?いい訳はない。翠だから好きなんだ・・・。理屈じゃないという事は、そういう事なんだろう・・・。》そんな事を考えていると、目頭が熱くなっていく。しかしその思いに浸る間もなく、翠はショッキングな事を言い始めた。
『あとね、なんって言うか、最初は認めたくなかったから、ひょっとして私って・・・。なんて否定していたけどね。』って意味不明な翠の話。それを問いただすと、『絶対絶対に、ひかないでね。』って念押しされ、カミングアウトをされる。
『・・・・私ね、ヤバイかも・・・。智浩の事、言ってられないかも。』
「どういう意味?」
『私ね、智浩に見られているとき、むっチャ興奮していたの・・・。』
翠のカミングアウトには物凄く驚いた。《変な性癖は全くない》と思っていたのに。
『「英人に抱かれていいよ」と最初に言われた時、めちゃくちゃ腹が立ったの。智浩、頭がおかしくなったと思った・・・。でも、すぐに悲しくなって、私の事が嫌いになったのだって。もう私、離婚を言い渡されるんだってね。』
『でも英人さんに何度か抱かれても一向に智浩は変わらずいつものままで、寧ろ以前にも増して優しくなった智浩が不思議で仕方なかった。』
『私が英人さんに抱かれているところ見ると興奮する、と智浩が言っていた事を思いだして、私も開き直ろうと思った。思いっきり英人さんに抱かれちゃおうって。でもね、やっぱり落ち着かなくて・・・。』
『そんな中途半端な気持ちで抱かれ続けていたのだけど、ある時ね、気付いちゃったの。智浩が途中で部屋を出て行く時があったでしょ。そしたらね、途端に気分が乗らなくなるというか。勿論最初の頃は違ったの、英人さんと二人っきりでセックスしていても気持ち良かった。でもね、なんかずっと智浩がそばにいてくれないと安心できないの。心から感じる事ができないの、英人さんとだけではね。それで、四人で会った時の夜を思い出したのよ・・・。私、やっぱり普通じゃなかったのだってね。』 第8章の3〖エピソードⅤ-13〗60に
2017/12/02