長W《妻との性的関係》第1節第5章その1 17
長W《妻との性的関係》第1節第5章その1 17
〔邦弘さ、学生のころは、よくこうやって飲んだよな。〕
「そうだなあ、お互いに若かったな。」
〔しおりちゃんをどうやって落とすかとか、いろいろ考えたよな。〕
「はははは、そうだな。でもお前が栞を紹介してくれたんじゃないか。」
〔そうだけど、お前に紹介したのを、後から後悔したんだ。〕
「はははは、結婚しないとわからないこともあるさ。」
『ちょっと! それどういうこと?♪』
〔あはははは〕
友人の浅田信行(のぶゆき:38歳)の手は、徐々に妻(蓮見栞:はすみ・しおり:35歳)に近づいていた。団欒をしながら、気づくと浅田は妻の肩に手をやり、半身がくっつくような位置まできていた。栞も楽しい話と焼酎で、特にその距離に違和感を覚えているようではなく、自然にふるまっていたし、私(蓮見邦弘:くにひろ:37歳)も友人が妻の肩に手をかけるのはいままで通り当たり前のような振る舞いをした。
《そろそろだ!》と思った私は、
「干し梅干しなんかないよね?」
『ああ、うちにはないわ。焼酎持ってきてくれるんなら用意しとけばよかったね。』
〔ああ、干し梅干しかあ、あれうまいよなあ。〕
『ごめんね。』
「たしか、駅前のコンビニで売っていたと思うよ。」
『あ、それなら買ってこようか?』
〔あ、無理しなくていいよ。〕
「俺ちょっと酔ったから、風にあたるついでに、買ってくるよ。」
〔そうか、わるいな。〕
「いいって、いいって。片道15分くらいだから30分くらいで戻ってくる。」
うまく外出する機会を作れたと思ってコンビニに向かった。浅田も、話を合わせてくれていることはわかっていたが、コンビニに向かう途中で、妻も望んで話を合わせたんじゃないかと思った。そうすると、無理に家にはないようなもの(干し梅干)を選んで、外に出る必要もなかったのかもしれないと思い、実際には20分くらいで往復できるところを倍の40分くらいかけて戻った。
家に入るときに、玄関を開け、大きな声で私は、「ただいま~~!」と言った。一応念のために、また大きな声で「買ってきたよ~~!」と。奥のリビングからは、特に大きな物音も返事もなくほんの一瞬の間があいたが、すぐに妻の『ご苦労様~~。』という声が聞こえる。その後すぐに浅田の〔おう、すまんな。ありがとう。〕という声が聞こえてきたのを確認して玄関からリビングに向かった。
部屋に入って、異変をチェックしようと部屋全体に一通り目を流したが、それらしき異変は見受けられない。テーブルの上に焼酎と、当てが、出かけたときと同じに散在していた。妻がおもむろに、『じゃあ、干し梅干しもきたし、ちょっとテーブルきれいにするわね。』と言いながら立ち上がり、コンビニのビニール袋を私から受けとり、テーブルをきれいにし始める。
私は、ソファに、腰を掛けて座ると、友人の浅田が、〔しおりちゃん、なにか手伝えることある?〕と言いつつ、ソファから立ち上がり、キッチンにいる妻のそばへ移動した。それで、私の前を通るときに、[私にソファの下を見ろ!]とジェスチャーで促す。浅田がキッチンに行き、妻の栞に手伝いの会話をしているすきに、私は友人からジェスチャーされたとおり、妻と浅田が座っていたソファの下を見た。そこには、妻のブラジャーとパンツが投げ捨てられていた。 18へ続く
2016/07/28
〔邦弘さ、学生のころは、よくこうやって飲んだよな。〕
「そうだなあ、お互いに若かったな。」
〔しおりちゃんをどうやって落とすかとか、いろいろ考えたよな。〕
「はははは、そうだな。でもお前が栞を紹介してくれたんじゃないか。」
〔そうだけど、お前に紹介したのを、後から後悔したんだ。〕
「はははは、結婚しないとわからないこともあるさ。」
『ちょっと! それどういうこと?♪』
〔あはははは〕
友人の浅田信行(のぶゆき:38歳)の手は、徐々に妻(蓮見栞:はすみ・しおり:35歳)に近づいていた。団欒をしながら、気づくと浅田は妻の肩に手をやり、半身がくっつくような位置まできていた。栞も楽しい話と焼酎で、特にその距離に違和感を覚えているようではなく、自然にふるまっていたし、私(蓮見邦弘:くにひろ:37歳)も友人が妻の肩に手をかけるのはいままで通り当たり前のような振る舞いをした。
《そろそろだ!》と思った私は、
「干し梅干しなんかないよね?」
『ああ、うちにはないわ。焼酎持ってきてくれるんなら用意しとけばよかったね。』
〔ああ、干し梅干しかあ、あれうまいよなあ。〕
『ごめんね。』
「たしか、駅前のコンビニで売っていたと思うよ。」
『あ、それなら買ってこようか?』
〔あ、無理しなくていいよ。〕
「俺ちょっと酔ったから、風にあたるついでに、買ってくるよ。」
〔そうか、わるいな。〕
「いいって、いいって。片道15分くらいだから30分くらいで戻ってくる。」
うまく外出する機会を作れたと思ってコンビニに向かった。浅田も、話を合わせてくれていることはわかっていたが、コンビニに向かう途中で、妻も望んで話を合わせたんじゃないかと思った。そうすると、無理に家にはないようなもの(干し梅干)を選んで、外に出る必要もなかったのかもしれないと思い、実際には20分くらいで往復できるところを倍の40分くらいかけて戻った。
家に入るときに、玄関を開け、大きな声で私は、「ただいま~~!」と言った。一応念のために、また大きな声で「買ってきたよ~~!」と。奥のリビングからは、特に大きな物音も返事もなくほんの一瞬の間があいたが、すぐに妻の『ご苦労様~~。』という声が聞こえる。その後すぐに浅田の〔おう、すまんな。ありがとう。〕という声が聞こえてきたのを確認して玄関からリビングに向かった。
部屋に入って、異変をチェックしようと部屋全体に一通り目を流したが、それらしき異変は見受けられない。テーブルの上に焼酎と、当てが、出かけたときと同じに散在していた。妻がおもむろに、『じゃあ、干し梅干しもきたし、ちょっとテーブルきれいにするわね。』と言いながら立ち上がり、コンビニのビニール袋を私から受けとり、テーブルをきれいにし始める。
私は、ソファに、腰を掛けて座ると、友人の浅田が、〔しおりちゃん、なにか手伝えることある?〕と言いつつ、ソファから立ち上がり、キッチンにいる妻のそばへ移動した。それで、私の前を通るときに、[私にソファの下を見ろ!]とジェスチャーで促す。浅田がキッチンに行き、妻の栞に手伝いの会話をしているすきに、私は友人からジェスチャーされたとおり、妻と浅田が座っていたソファの下を見た。そこには、妻のブラジャーとパンツが投げ捨てられていた。 18へ続く
2016/07/28
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