短30〖寝取らせて興奮〗その6話
短30〖寝取らせて興奮〗その6話
その5話
あの一件があって一週間が過ぎました。その間、妻(前田優希:まえだ・ゆき:36歳)の様子にも、特に変わったところは見受けられなかったので、私(前田正俊:まえだ・まさとし:38歳)の気持ちの中に巣くった【寝取られ】に対する嫉妬や異様なドキドキ感は少し薄れていきます。
金曜日の飲み会でまた飲みすぎた私は、土曜日の朝から布団の中で頭を抱えていました。子供はいつもの友達の家に遊びに行き、優希もバイト先のコンビニに出勤する為、身支度を整えています。それはいつもと変わらない日曜の朝の光景でした。妻があのことを切り出すまでは・・。
『ねえ、パパ。今日バイトが終わってから、友達と食事して来るから。よろしくね。』
「うーん何?」
『だから、晴香と駅前の・・なんだっけ・・この前出来たばっかりの・・居酒屋テン・・てん・・。』
「天心?」
『そうそう、その天心に行ってくるから、正ちゃんお願いね。』
「天心がどうしたって?」
『ちゃんと聞いてよ、もう・・ 晴香と天心に行って来るの、前から約束していたし。』
「こないだ出来たばっかりなのに、前から約束?」
『だーかーらー、食事する事を前から約束してたの!』
《あれ? もしかしてこれか? いよいよ来る時が来たのか!》私は二日酔いの事など完全に忘れ、来るべき時をとうとう迎えた事に、内心ドキドキしながらも、冷静さは失わないように落ち着いた口調で返事をしました。
「まあ・・楽しんでおいで。でもあんまり飲み過ぎないでよ。」
『はーい。わかってまーす。夜は冷蔵庫からなんか適当に食べてね。』
「・・優希・・キスしてよ。」
『はぁ? なんで? やだァ。』
「いいから・・しないと飲みに行くことは許可しないよ。」
『変なパパ・・?』
妻は、仰向けになっている私にそっと顔を重ねて、おずおずと唇を合わせてきます。うっすらコロンの甘い香りが鼻をくすぐりました。あの大学生と逢う為に、こんな香水まで付ける妻に無性に腹が立った私は、妻の顔を両手で押さえて動けなくし、無理やり舌をこじ入れると、妻の舌をからめ捕り吸い付きます。
『あーん・・ダメダメ・・もう行かなくちゃ・・。』
身体を入れ替えて本格的にセックスになだれ込もうと手を離した隙に、素早く妻は起き上がり、慌てて私から離れると髪や服を整えながら、部屋を出て行ってしまいました。
『お酒臭い人とは、キスしませーん。行って来まーす。』
しばらく廊下をパタパタと慌てた様子で走る音や玄関や自転車の鍵のかちゃかちゃ擦れ合う音がしていましたが、玄関のドアがバッタンと閉まった音と同時に、家中が急に静かになりました。 その7話へ続く
2017/02/24
その5話
あの一件があって一週間が過ぎました。その間、妻(前田優希:まえだ・ゆき:36歳)の様子にも、特に変わったところは見受けられなかったので、私(前田正俊:まえだ・まさとし:38歳)の気持ちの中に巣くった【寝取られ】に対する嫉妬や異様なドキドキ感は少し薄れていきます。
金曜日の飲み会でまた飲みすぎた私は、土曜日の朝から布団の中で頭を抱えていました。子供はいつもの友達の家に遊びに行き、優希もバイト先のコンビニに出勤する為、身支度を整えています。それはいつもと変わらない日曜の朝の光景でした。妻があのことを切り出すまでは・・。
『ねえ、パパ。今日バイトが終わってから、友達と食事して来るから。よろしくね。』
「うーん何?」
『だから、晴香と駅前の・・なんだっけ・・この前出来たばっかりの・・居酒屋テン・・てん・・。』
「天心?」
『そうそう、その天心に行ってくるから、正ちゃんお願いね。』
「天心がどうしたって?」
『ちゃんと聞いてよ、もう・・ 晴香と天心に行って来るの、前から約束していたし。』
「こないだ出来たばっかりなのに、前から約束?」
『だーかーらー、食事する事を前から約束してたの!』
《あれ? もしかしてこれか? いよいよ来る時が来たのか!》私は二日酔いの事など完全に忘れ、来るべき時をとうとう迎えた事に、内心ドキドキしながらも、冷静さは失わないように落ち着いた口調で返事をしました。
「まあ・・楽しんでおいで。でもあんまり飲み過ぎないでよ。」
『はーい。わかってまーす。夜は冷蔵庫からなんか適当に食べてね。』
「・・優希・・キスしてよ。」
『はぁ? なんで? やだァ。』
「いいから・・しないと飲みに行くことは許可しないよ。」
『変なパパ・・?』
妻は、仰向けになっている私にそっと顔を重ねて、おずおずと唇を合わせてきます。うっすらコロンの甘い香りが鼻をくすぐりました。あの大学生と逢う為に、こんな香水まで付ける妻に無性に腹が立った私は、妻の顔を両手で押さえて動けなくし、無理やり舌をこじ入れると、妻の舌をからめ捕り吸い付きます。
『あーん・・ダメダメ・・もう行かなくちゃ・・。』
身体を入れ替えて本格的にセックスになだれ込もうと手を離した隙に、素早く妻は起き上がり、慌てて私から離れると髪や服を整えながら、部屋を出て行ってしまいました。
『お酒臭い人とは、キスしませーん。行って来まーす。』
しばらく廊下をパタパタと慌てた様子で走る音や玄関や自転車の鍵のかちゃかちゃ擦れ合う音がしていましたが、玄関のドアがバッタンと閉まった音と同時に、家中が急に静かになりました。 その7話へ続く
2017/02/24
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