短30〖寝取らせて興奮〗その7話
短30〖寝取らせて興奮〗その7話
その6話
《行っちゃった・・か・・。》私(前田正俊:まえだ・まさとし:38歳)は布団から起き上がり、パジャマのままタバコを持って外に出ました。玄関脇の隅っこに新婚旅行で買った、アロハと書かれたガラス製に灰皿が置いてあります。ここが私に許された我が家で唯一の喫煙スペースなのでした。
私はメビウス・ライトを一本取り出し、火をつけます。塀の上に、いつもやって来る大きな顔をしたドラ猫があくびをしながら座っていました。向かいの定年を迎えたご主人が家庭菜園に水をやっています。近く高校のブラスバンド部の楽器の音が風に乗って聞こえてきました。《いつもと変わらない日曜の朝だな。》
夕方5時、駅前にある居酒屋天心の前は、電車を利用する人々や商店街で買い物をする主婦達でごった返しています。私は向かいにあるドラッグストアで、買いもしないヘアマニュキュアの説明書を読むふりをして、妻(前田優希:まえだ・ゆき:36歳)が来るのをこっそり待っていました。午後5時にアルバイトが終わり、その後ゆっくり歩いてきたとしても、10分程で着いてしまう距離です。
虫コナーズの箱を取り上げた時、バイト先のコンビニの方から優希がこちらに歩いて来る
のが見えました。コンビニで着替えたのか、出かける時はジーンズにTシャツだったのが、今はネイビーの小花柄が可愛いチュニックの膝丈ワンピースに黒のパンプス、ゆったりした胸ぐりからシルバーのネックレスがチラチラ見え隠れしています。《優希のスカート姿なんて何年ぶりだろう。子供の入学式以来じゃないかな。しかし、こうやって見ると三十代半ばの人妻には見えないな。振り返って見てる奴も結構いるぞ。》
優希は誰かを探すように、あたりをキョロキョロしながら居酒屋天心の前まで来ると、突然すぐ後ろを歩いていた男が、優希の肩に抱きつきました。《あっ! あの大学生だ!》後ろから抱きついた男は、紛れもない先日コンビ二で妻を口説いていた大学生でした。《やっぱり晴香と食事なんて嘘だったんだ。嘘だと思っていたけど・・・。》
『何!? ちょっとやめてよー! びっくりするじゃない。』
〔来ないかと思ったよ。でも来てくれて超うれしい!〕
『もう、これが最後ね。ちょっと飲んだらすぐに帰るから。』
〔はいはい。それでOKOK。〕
二人が[天心]と書かれたのれんをくぐって店の中に消えた後、しばらくおいてから私も二人の後を追って店の中に入ります。まだ夕方の早い時間の為か、客は少なく店の中は静かでした。店員の女の子がやって来て、[おひとりですか?]って尋ねて来る。「ねえ。 今、若い男と三十歳位の女性のカップルが来たでしょ。自分は浮気の調査員なんだ。だから、そのカップルの隣の席に座りたいんだ。いいかな?」と、千円札二枚を四角く折って、女の子にそっと握らせるとすべて解った様な含み笑いを浮かべて、[OK! 任せて!]ぐっと親指を立てました。 その8話へ続く
2017/06/24
その6話
《行っちゃった・・か・・。》私(前田正俊:まえだ・まさとし:38歳)は布団から起き上がり、パジャマのままタバコを持って外に出ました。玄関脇の隅っこに新婚旅行で買った、アロハと書かれたガラス製に灰皿が置いてあります。ここが私に許された我が家で唯一の喫煙スペースなのでした。
私はメビウス・ライトを一本取り出し、火をつけます。塀の上に、いつもやって来る大きな顔をしたドラ猫があくびをしながら座っていました。向かいの定年を迎えたご主人が家庭菜園に水をやっています。近く高校のブラスバンド部の楽器の音が風に乗って聞こえてきました。《いつもと変わらない日曜の朝だな。》
夕方5時、駅前にある居酒屋天心の前は、電車を利用する人々や商店街で買い物をする主婦達でごった返しています。私は向かいにあるドラッグストアで、買いもしないヘアマニュキュアの説明書を読むふりをして、妻(前田優希:まえだ・ゆき:36歳)が来るのをこっそり待っていました。午後5時にアルバイトが終わり、その後ゆっくり歩いてきたとしても、10分程で着いてしまう距離です。
虫コナーズの箱を取り上げた時、バイト先のコンビニの方から優希がこちらに歩いて来る
のが見えました。コンビニで着替えたのか、出かける時はジーンズにTシャツだったのが、今はネイビーの小花柄が可愛いチュニックの膝丈ワンピースに黒のパンプス、ゆったりした胸ぐりからシルバーのネックレスがチラチラ見え隠れしています。《優希のスカート姿なんて何年ぶりだろう。子供の入学式以来じゃないかな。しかし、こうやって見ると三十代半ばの人妻には見えないな。振り返って見てる奴も結構いるぞ。》
優希は誰かを探すように、あたりをキョロキョロしながら居酒屋天心の前まで来ると、突然すぐ後ろを歩いていた男が、優希の肩に抱きつきました。《あっ! あの大学生だ!》後ろから抱きついた男は、紛れもない先日コンビ二で妻を口説いていた大学生でした。《やっぱり晴香と食事なんて嘘だったんだ。嘘だと思っていたけど・・・。》
『何!? ちょっとやめてよー! びっくりするじゃない。』
〔来ないかと思ったよ。でも来てくれて超うれしい!〕
『もう、これが最後ね。ちょっと飲んだらすぐに帰るから。』
〔はいはい。それでOKOK。〕
二人が[天心]と書かれたのれんをくぐって店の中に消えた後、しばらくおいてから私も二人の後を追って店の中に入ります。まだ夕方の早い時間の為か、客は少なく店の中は静かでした。店員の女の子がやって来て、[おひとりですか?]って尋ねて来る。「ねえ。 今、若い男と三十歳位の女性のカップルが来たでしょ。自分は浮気の調査員なんだ。だから、そのカップルの隣の席に座りたいんだ。いいかな?」と、千円札二枚を四角く折って、女の子にそっと握らせるとすべて解った様な含み笑いを浮かべて、[OK! 任せて!]ぐっと親指を立てました。 その8話へ続く
2017/06/24
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