短Ⅲ17<嫁の微笑み> 第5話
短Ⅲ17<嫁の微笑み> 第5話
第4話
“ずり、ずり”って敷き布団が動く音がゆっくり聞こえる。それ以外の音は聞こえない。俺(畠田弘文:はただ・ひろふみ:31歳)にはやっぱり現実感がなかった。《隣で何やってんだろ?》と思ったくらい。それで、「見ていい?」と訊いてみたけど返事が無い。
「なぁ?」って再度訊いたら俺への言葉なのに、初めて小声で『・・・だぁめ。』って嫁(畠田未來:はただ・みらい:28歳)が答えた。すっごく掠(かす)れた声っていうか、いかにもエッチ中の声です。って感じが可愛かった。この時、《俺すっごいなぁ》と笑ってしまった。周りからみたら すごいキモかったと思う。でも、本当に超可愛いって思った。
布団とが動く音が次第に激しくなっていく。ゆっさゆっさって揺れていた。たまに“にゅる、にゅる”って音も聞こえてくる。ああ嫁はちゃんと感じているんだなって思って不思議と安心した。ただでさえこんな事させているのに気持ち良くないとかだったら、嫁にとっては踏んだり蹴ったりである。前島伸治(まえじま・しんじ:29歳)も気にするだろう。
次第に前島の動きは激しくなっていく。布団が動く音だけじゃなくて、もう床そのものがぎっぎっぎって揺れていた。ちょっとだけど ぱしんぱしんっと肉がぶつかる音。それから、くっついて離れるような音もする。嫁が、『ちょ、ちょっと待って・・・待って。』って囁いた。
二度目の待っては小声だけどかなり強い口調である。少し時間置いて嫁が深く息を吐く音が聞こえた。『ねぇ? いる?』って聞いてくる。「いるよ。」、『動いていない?』俺としては終始明るい雰囲気に努めようって心に決めていた。「ずっと正座だから足が痺れている。」と冗談を言う。《まぁ本当といえば本当のことだけど》
そうしたら嫁と前島が大爆笑して、未來が『な、なんで正座〜!』ってすっごく笑いながら『やばい写メ取りたい〜!』って超ご機嫌。しばらく嫁と前島ははまっていた。繋がりながら笑いあっている二人の襖1枚を挟んだ隣室で正座をしている俺。《シュールな構図だよな。その時はちょっと惨めだと落ち込んだけど、今では良いオナニーのネタになっている。》
笑い声が無くなると『本当にまだ正座してんの?』って未來に聞かれたから、「うん。」と答えたら『意味わかんないわ。』ってまた笑われた。その後に、『いいよ。』って囁く声がする。すると、ゆさゆさとの振動音。セックスが再開した必みたいだった。床が揺れる音とかでもそれなりに興奮するのだけど、やっぱりじれったくて、でも無断で覗くのは絶対駄目だなってわかっている。
「前島〜!」
〔はい。〕
「どう?」
俺は前島と会話することで、プレイに参入することにした。
〔どうって言われても?〕
前島の声は少し息が弾んでいる。それに喋っている時は床が軋(きし)む音とかが中断するから、《あ、本当に嫁とエッチしてたんだ〜》と実感した。 第6話へ続く
2017/06/23
第4話
“ずり、ずり”って敷き布団が動く音がゆっくり聞こえる。それ以外の音は聞こえない。俺(畠田弘文:はただ・ひろふみ:31歳)にはやっぱり現実感がなかった。《隣で何やってんだろ?》と思ったくらい。それで、「見ていい?」と訊いてみたけど返事が無い。
「なぁ?」って再度訊いたら俺への言葉なのに、初めて小声で『・・・だぁめ。』って嫁(畠田未來:はただ・みらい:28歳)が答えた。すっごく掠(かす)れた声っていうか、いかにもエッチ中の声です。って感じが可愛かった。この時、《俺すっごいなぁ》と笑ってしまった。周りからみたら すごいキモかったと思う。でも、本当に超可愛いって思った。
布団とが動く音が次第に激しくなっていく。ゆっさゆっさって揺れていた。たまに“にゅる、にゅる”って音も聞こえてくる。ああ嫁はちゃんと感じているんだなって思って不思議と安心した。ただでさえこんな事させているのに気持ち良くないとかだったら、嫁にとっては踏んだり蹴ったりである。前島伸治(まえじま・しんじ:29歳)も気にするだろう。
次第に前島の動きは激しくなっていく。布団が動く音だけじゃなくて、もう床そのものがぎっぎっぎって揺れていた。ちょっとだけど ぱしんぱしんっと肉がぶつかる音。それから、くっついて離れるような音もする。嫁が、『ちょ、ちょっと待って・・・待って。』って囁いた。
二度目の待っては小声だけどかなり強い口調である。少し時間置いて嫁が深く息を吐く音が聞こえた。『ねぇ? いる?』って聞いてくる。「いるよ。」、『動いていない?』俺としては終始明るい雰囲気に努めようって心に決めていた。「ずっと正座だから足が痺れている。」と冗談を言う。《まぁ本当といえば本当のことだけど》
そうしたら嫁と前島が大爆笑して、未來が『な、なんで正座〜!』ってすっごく笑いながら『やばい写メ取りたい〜!』って超ご機嫌。しばらく嫁と前島ははまっていた。繋がりながら笑いあっている二人の襖1枚を挟んだ隣室で正座をしている俺。《シュールな構図だよな。その時はちょっと惨めだと落ち込んだけど、今では良いオナニーのネタになっている。》
笑い声が無くなると『本当にまだ正座してんの?』って未來に聞かれたから、「うん。」と答えたら『意味わかんないわ。』ってまた笑われた。その後に、『いいよ。』って囁く声がする。すると、ゆさゆさとの振動音。セックスが再開した必みたいだった。床が揺れる音とかでもそれなりに興奮するのだけど、やっぱりじれったくて、でも無断で覗くのは絶対駄目だなってわかっている。
「前島〜!」
〔はい。〕
「どう?」
俺は前島と会話することで、プレイに参入することにした。
〔どうって言われても?〕
前島の声は少し息が弾んでいる。それに喋っている時は床が軋(きし)む音とかが中断するから、《あ、本当に嫁とエッチしてたんだ〜》と実感した。 第6話へ続く
2017/06/23
- 関連記事
-
- 短Ⅲ12『OKをした嫁』その7 (2017/04/17)
- 短Ⅲ11『挑発する妻の視線』第6話 (2017/04/21)
- 短Ⅲ21《交わり》4回 (2017/04/23)
- 短Ⅲ19〖Mの彼女〗その7 (2017/04/25)
- 短Ⅲ11『挑発する妻の視線』第7話 (2017/04/26)
- 短Ⅲ1<妻の微笑み>第5回 (2017/05/03)
- 短Ⅲ1<妻の微笑み>第6回 (2017/05/12)
- 短Ⅲ17<嫁の微笑み> 第5話 (2017/06/23)
- 短Ⅲ19〖Mの彼女〗その8 (2017/06/29)
- 短Ⅲ17<嫁の微笑み> 第6話 (2017/08/12)
- 短Ⅲ21《交わり》5回 (2017/08/18)
- 短Ⅲ11『挑発する妻の視線』第8話 (2017/08/20)
- 短Ⅲ22 【寝取られの体験】第2話 (2017/09/04)
- 短Ⅲ23 〖夫婦の危ない体験〗その1 (2017/09/05)
- 短Ⅲ5〖あなた。よく見ていてね!〗第3回 (2017/11/09)
コメント
コメントの投稿