長Ⅱ15「妻には内緒で」第6話
長Ⅱ15「妻には内緒で」第6話
第5話
『はい、あなたもどうぞ。』
妻(大倉彩音:おおくら・あやね:32歳)は私(大倉寛治:おおくら・かんじ:38歳)にワインのお代わりを勧めてくれます。彩音がそんなサービスをしてくれるのは珍しいことでした。妻も心地いい気分になっているのは明らかです。
〔いいですね。こんな素敵な奥さんと一緒になられて、それに料理も上手だから。〕
「いえいえ、細貝さんの奥さんこそ素敵な方でしょ?」
「いやぁ、ウチのは愛想がないし、酒にも付き合ってくれません。」
「お上手ばっかり仰って・・・ブランデーもお飲みになりますか?」
「いえ、今日はワインだけで結構です。肉も頂きたいから、アルコールはこのくらいで。」
細貝さんは酔い過ぎないようにして、早く夕食を終わりたい様子が見え見えでした。
「じゃあ、ブランデーは次回にしましょう。おい、細貝さんにお茶でもお出ししてくれよ。」
『はい。煎茶でいいかしら。』
「いや、せっかくだから抹茶にしようか?」
『分かりました。細貝さん、少しお待ちくださいね。』
〔いなぁ。奥さん茶道も身につけられているんですね。道理で品もいいし和風の魅力にも溢れていますね。〕
『そんなことないです。そんなに褒められたら、恥ずかしいですわ。』
妻の顔がぽっと赤らみます。
私は、《細貝さんはいい雰囲気を作るな》と感心しました。彩音がキッチンで抹茶を立てている間に、細貝さんが妻に聞こえない声で囁いてきました。
〔早くしたいな。奥さんの抵抗が激しくても強引にやっちゃっていいかな?〕
「いえ、失敗は避けたいので妻がシャワーを浴びているとき寝室を確認してください。」
〔わかった。でもホントにもう待ちきれないな。〕
『お待たせしました。デザートと一緒にどうぞ。』
〔このお茶は胃に染みるような味ですね。酔いが程よく和みます。〕
妻の彩音がはにかむような表情を見せたとき、細貝さんの術中にハマりかけている気がしました。抹茶を飲み終わり、次のステップに進みます。
「細貝さんもお疲れでしょうから、そろそろお開きにしましょうか。お風呂へどうぞ。」
細貝さんが入浴中に、後片付けをする妻に対して私も演技を始めました。
「今日はちょっと飲みすぎたから、風呂には入らずに寝るよ。」
『そうなの・・・じゃあ、細貝さんが上がられたら、わたしがお風呂いただくわね。』
妻は客間に寝具の準備をし、夫婦の寝室の布団を敷きます(私の好みで寝室は和室にしたのです)。
〔いいお湯でした。〕
細貝さんは妻が準備した浴衣を着ていますが、よく見ると下腹部が膨らんでいました。彩音に気づかれたらまずいと思い、
「細貝さん、客間の方にどうぞ、私も休ませてもらいますから。」
と二人でリビングを後にしました。 第7話に続く
2017/04/30
第5話
『はい、あなたもどうぞ。』
妻(大倉彩音:おおくら・あやね:32歳)は私(大倉寛治:おおくら・かんじ:38歳)にワインのお代わりを勧めてくれます。彩音がそんなサービスをしてくれるのは珍しいことでした。妻も心地いい気分になっているのは明らかです。
〔いいですね。こんな素敵な奥さんと一緒になられて、それに料理も上手だから。〕
「いえいえ、細貝さんの奥さんこそ素敵な方でしょ?」
「いやぁ、ウチのは愛想がないし、酒にも付き合ってくれません。」
「お上手ばっかり仰って・・・ブランデーもお飲みになりますか?」
「いえ、今日はワインだけで結構です。肉も頂きたいから、アルコールはこのくらいで。」
細貝さんは酔い過ぎないようにして、早く夕食を終わりたい様子が見え見えでした。
「じゃあ、ブランデーは次回にしましょう。おい、細貝さんにお茶でもお出ししてくれよ。」
『はい。煎茶でいいかしら。』
「いや、せっかくだから抹茶にしようか?」
『分かりました。細貝さん、少しお待ちくださいね。』
〔いなぁ。奥さん茶道も身につけられているんですね。道理で品もいいし和風の魅力にも溢れていますね。〕
『そんなことないです。そんなに褒められたら、恥ずかしいですわ。』
妻の顔がぽっと赤らみます。
私は、《細貝さんはいい雰囲気を作るな》と感心しました。彩音がキッチンで抹茶を立てている間に、細貝さんが妻に聞こえない声で囁いてきました。
〔早くしたいな。奥さんの抵抗が激しくても強引にやっちゃっていいかな?〕
「いえ、失敗は避けたいので妻がシャワーを浴びているとき寝室を確認してください。」
〔わかった。でもホントにもう待ちきれないな。〕
『お待たせしました。デザートと一緒にどうぞ。』
〔このお茶は胃に染みるような味ですね。酔いが程よく和みます。〕
妻の彩音がはにかむような表情を見せたとき、細貝さんの術中にハマりかけている気がしました。抹茶を飲み終わり、次のステップに進みます。
「細貝さんもお疲れでしょうから、そろそろお開きにしましょうか。お風呂へどうぞ。」
細貝さんが入浴中に、後片付けをする妻に対して私も演技を始めました。
「今日はちょっと飲みすぎたから、風呂には入らずに寝るよ。」
『そうなの・・・じゃあ、細貝さんが上がられたら、わたしがお風呂いただくわね。』
妻は客間に寝具の準備をし、夫婦の寝室の布団を敷きます(私の好みで寝室は和室にしたのです)。
〔いいお湯でした。〕
細貝さんは妻が準備した浴衣を着ていますが、よく見ると下腹部が膨らんでいました。彩音に気づかれたらまずいと思い、
「細貝さん、客間の方にどうぞ、私も休ませてもらいますから。」
と二人でリビングを後にしました。 第7話に続く
2017/04/30
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