短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その9回
短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その9回
その8回 2018/06/03
何日か過ぎたある日。僕(伊藤和弘:いとう・かずひろ:30歳)は仕事の関係で一週間程、出張で留守にすることになります。嫁(伊藤五月:いとう・さつき:28歳)は、『じゃあ、わたしのんびりしよっと。思いっきり羽をのばしてダラダラしてようかなぁ~。』って笑顔で僕を出張に送り出しました。
僕は出張中、何度か嫁にメールと電話をします。「仕事の状況」や「予定通りに終わって帰れそうだ」と連絡しました。しかし、仕事が順調に進んで1日早く帰れることになります。それで嫁にメールを入れました。いつもなら直ぐに返信が来るのですが、今日は返事が来ません。《携帯がそばに無いんだなと、後で電話してみるか。》と思いました。
ガサゴソと荷物をバッグに詰め込んで帰り支度をして嫁の携帯に電話をかけます。呼び出してはいるのですが、つながりません。《おかしいなぁ? 本当に羽のばしてるな。》そう思って電車の時間を気にしながら駅に向かい、そのまま電車に飛び乗りました。《久々に嫁を抱ける。思いっきりSEXをして楽しもう。》そんな思いを募らせ電車に揺られます。
駅からタクシーで自宅に向かいました。見慣れた街並みが過ぎていきます。暫くすると、我が家の明かりが見えました。《ああ、帰った。さて、嫁は待ってるかな。》逸る気持ちを落ち着かせてタクシーを降ります。玄関ドアの鍵を開けてノブを廻してドアを開け玄関に踏み込みました。
「ただいまー」そう言おうとして言葉を飲み込みます。玄関に見慣れない男物の靴が揃えてありました。それは僕の靴ではありません。靴のスタイルも色も僕の好みのタイプと違っていたのです。でも、どこかで見たことのあるような靴だった。《誰か、男が家にいる。》僕は直感的に、《嫁の浮気だ!》そう思いました。
空き巣に入った泥棒のように僕は、足音を忍ばせて玄関から廊下、居間、台所と物色するように覗き込みます。しかし、どこにも嫁の姿は見当たりません。当然、男の姿も見えませんでした。浴室のドアを開けた時。さっきまで使っていた様子が伺えます。そこには熱気が残っていたのでした。《嫁が入浴を済ませて寝室で着替えているのかな。さっきの靴は僕の思い違いで前からあった自分の靴だったのかな?》
僕は2階への階段を登っていきます。すると寝室の方から何か声がするのでした。でも、それは話し声ではありません。嫁がSEXの時に発する声でした。
『あああああ、良いわ~。この感じがたまらない~。あん、もっともっと。止めないで・・。』
僕の周りで時間が止まります。そして嫁のヨガリ声が僕の頭の中に反響しました。 その10回へ続く
2018/07/29
その8回 2018/06/03
何日か過ぎたある日。僕(伊藤和弘:いとう・かずひろ:30歳)は仕事の関係で一週間程、出張で留守にすることになります。嫁(伊藤五月:いとう・さつき:28歳)は、『じゃあ、わたしのんびりしよっと。思いっきり羽をのばしてダラダラしてようかなぁ~。』って笑顔で僕を出張に送り出しました。
僕は出張中、何度か嫁にメールと電話をします。「仕事の状況」や「予定通りに終わって帰れそうだ」と連絡しました。しかし、仕事が順調に進んで1日早く帰れることになります。それで嫁にメールを入れました。いつもなら直ぐに返信が来るのですが、今日は返事が来ません。《携帯がそばに無いんだなと、後で電話してみるか。》と思いました。
ガサゴソと荷物をバッグに詰め込んで帰り支度をして嫁の携帯に電話をかけます。呼び出してはいるのですが、つながりません。《おかしいなぁ? 本当に羽のばしてるな。》そう思って電車の時間を気にしながら駅に向かい、そのまま電車に飛び乗りました。《久々に嫁を抱ける。思いっきりSEXをして楽しもう。》そんな思いを募らせ電車に揺られます。
駅からタクシーで自宅に向かいました。見慣れた街並みが過ぎていきます。暫くすると、我が家の明かりが見えました。《ああ、帰った。さて、嫁は待ってるかな。》逸る気持ちを落ち着かせてタクシーを降ります。玄関ドアの鍵を開けてノブを廻してドアを開け玄関に踏み込みました。
「ただいまー」そう言おうとして言葉を飲み込みます。玄関に見慣れない男物の靴が揃えてありました。それは僕の靴ではありません。靴のスタイルも色も僕の好みのタイプと違っていたのです。でも、どこかで見たことのあるような靴だった。《誰か、男が家にいる。》僕は直感的に、《嫁の浮気だ!》そう思いました。
空き巣に入った泥棒のように僕は、足音を忍ばせて玄関から廊下、居間、台所と物色するように覗き込みます。しかし、どこにも嫁の姿は見当たりません。当然、男の姿も見えませんでした。浴室のドアを開けた時。さっきまで使っていた様子が伺えます。そこには熱気が残っていたのでした。《嫁が入浴を済ませて寝室で着替えているのかな。さっきの靴は僕の思い違いで前からあった自分の靴だったのかな?》
僕は2階への階段を登っていきます。すると寝室の方から何か声がするのでした。でも、それは話し声ではありません。嫁がSEXの時に発する声でした。
『あああああ、良いわ~。この感じがたまらない~。あん、もっともっと。止めないで・・。』
僕の周りで時間が止まります。そして嫁のヨガリ声が僕の頭の中に反響しました。 その10回へ続く
2018/07/29
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