短Ⅳ18[これからの物語]第3回
短Ⅳ18[これからの物語]第3回
第2回 2018/06/17
週末のある日、私(荒井隆行:あらい・たかゆき:41歳)は宮崎(慎吾:みやざき・しんご:45歳)さんとホルモン屋で落ち合います。まず、お互いに、近況を報告しあうと、食事とビールが進むにつれて、自然と風俗の話になりました。風俗店の女性の質やら、値段やら、店内の嗜好やら、サービスの良しあしやら、〔俺は巨根すぎて、風俗嬢に嫌われたことがある。〕という宮崎さんの真偽不明な自慢話?やら、彼の飽くことのない風俗トークで盛り上がります。
私はタイミングを見計らって、本題を切り出しました。
「宮崎さん、経験豊富そうだけど3Pってやったことあります?」
〔3Pかあ、俺、早漏だから二人も相手できるかなあ~。〕
どうやら、宮崎さんは男性一人に女性二人の3Pをイメージしたようです。
「い、いやー、そうじゃなくて、男性二人で女性一人を攻める、みたいな。」
〔あ、そっちか! うーん、やってみたいけど金がかかりそうですねえー。〕
「どうですか、今度、私の奢りで・・。」
〔え、マジすか。ていうか、そんなプレイさせてくれる店って、どこっすか?〕
手ごたえを宮崎さんから感じた私は、笑みを浮かべてゆっくりとした口調で
「実は馴染みのデリヘル嬢から、すでに3PのOKもらってるんですよ。」
〔すげえ、荒井さん、見かけによらず、けっこう遊んでいるじゃないですか、タダでさせてもらえるなら、飛んでいきますよー!〕
案ずるより産むが易し、簡単に話がまとまりました。
宮崎さんと約束をした日がやってきます。妻(荒井薫子:あらい・かおるこ:28歳)は“デリヘル嬢ぽい洋服”を着て、メイクも玄人に似せて完璧でした。まず薫子を自家用車の助手席に乗せ駅に向かい、この駅で妻を降ろしてそこに待たせます。それから宮崎さんの住んでいる古い2階建てのアパートに着くと、宮崎さんはすでに表に出て私を待っていました。
私に気付くと、宮崎さんがふかしていたタバコを急いで靴底で消して、車の助手席に乗り込んできます。寸前まで吸っていたタバコの匂いが車内に広がりました。
〔荒井さん、この日のために一週間もオナ禁しちゃいましたよ(笑)。〕
宮崎さんも期待して、この日を待っていたようです。
〔荒井さん、これ飲みませんか? バイアグラのバッタもんですけど、風俗仲間にもらったものです。〕
宮崎さんは私に錠剤を差し出しました。
「宮崎さんは飲んだんですか?」
〔ばっちり、飲んできましたよ!〕 第4回へ続く
2018/08/22
第2回 2018/06/17
週末のある日、私(荒井隆行:あらい・たかゆき:41歳)は宮崎(慎吾:みやざき・しんご:45歳)さんとホルモン屋で落ち合います。まず、お互いに、近況を報告しあうと、食事とビールが進むにつれて、自然と風俗の話になりました。風俗店の女性の質やら、値段やら、店内の嗜好やら、サービスの良しあしやら、〔俺は巨根すぎて、風俗嬢に嫌われたことがある。〕という宮崎さんの真偽不明な自慢話?やら、彼の飽くことのない風俗トークで盛り上がります。
私はタイミングを見計らって、本題を切り出しました。
「宮崎さん、経験豊富そうだけど3Pってやったことあります?」
〔3Pかあ、俺、早漏だから二人も相手できるかなあ~。〕
どうやら、宮崎さんは男性一人に女性二人の3Pをイメージしたようです。
「い、いやー、そうじゃなくて、男性二人で女性一人を攻める、みたいな。」
〔あ、そっちか! うーん、やってみたいけど金がかかりそうですねえー。〕
「どうですか、今度、私の奢りで・・。」
〔え、マジすか。ていうか、そんなプレイさせてくれる店って、どこっすか?〕
手ごたえを宮崎さんから感じた私は、笑みを浮かべてゆっくりとした口調で
「実は馴染みのデリヘル嬢から、すでに3PのOKもらってるんですよ。」
〔すげえ、荒井さん、見かけによらず、けっこう遊んでいるじゃないですか、タダでさせてもらえるなら、飛んでいきますよー!〕
案ずるより産むが易し、簡単に話がまとまりました。
宮崎さんと約束をした日がやってきます。妻(荒井薫子:あらい・かおるこ:28歳)は“デリヘル嬢ぽい洋服”を着て、メイクも玄人に似せて完璧でした。まず薫子を自家用車の助手席に乗せ駅に向かい、この駅で妻を降ろしてそこに待たせます。それから宮崎さんの住んでいる古い2階建てのアパートに着くと、宮崎さんはすでに表に出て私を待っていました。
私に気付くと、宮崎さんがふかしていたタバコを急いで靴底で消して、車の助手席に乗り込んできます。寸前まで吸っていたタバコの匂いが車内に広がりました。
〔荒井さん、この日のために一週間もオナ禁しちゃいましたよ(笑)。〕
宮崎さんも期待して、この日を待っていたようです。
〔荒井さん、これ飲みませんか? バイアグラのバッタもんですけど、風俗仲間にもらったものです。〕
宮崎さんは私に錠剤を差し出しました。
「宮崎さんは飲んだんですか?」
〔ばっちり、飲んできましたよ!〕 第4回へ続く
2018/08/22
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