短Ⅳ16〖不純な決心〗その4
短Ⅳ16〖不純な決心〗その4
その3 2018/07/13
セックスが終わり、腕枕をしてやると、10分も経たずに妻(山藤綾子:やまふじ・あやこ:34歳)は寝息を立てます。これも毎回の事ですが、私(山藤孝志:やまふじ・たかし:37歳)は綾子が眠ったのを確認すると、撮影した画像をチェックしてみました。予想していたよりも画質は良いようでしたが、なにせ不慣れなのでほとんどがブレています。私はまだこの時、この妻の画像を部長(矢口清太郎:やぐち・せいたろう:53歳)に見せようという気持ちはありませんでした。
大晦日を迎え、私達夫婦は温泉旅館で一年の締め括りを過ごしています。旅館ではのんびりと温泉につかり、一年の垢を落としていました。《今年も色々あったなぁ・・・。》そんな事を思い返していると、部長の顔が浮かんできました。小会議室での部長からの依頼・・私の妻の裸が見たい、写真で構わないから・・・。《他人の妻の裸を見て何をするんだろう?》バツイチで独り身の部長、〔もっぱら自慰で性欲を慰めている。〕と私に告白してきます。《私の妻を自慰のオカズにするのか・・・。》しかし、それでも怒り・嫉妬・哀れみという感情の中に性的興奮が全く無かったと言ったら嘘になるでしょう。
私は温泉を出て部屋に戻りました。長湯をする妻はまだ戻っておらず、冷蔵庫からビールを取出し一息いれます。テーブルの上には私の携帯がありました。2日前に妻の裸体を撮影した画像の入った携帯です。私は携帯を手に取り、メール作成画面を操作しました。送信先は部長のアドレスです。一年間のお礼を軽く述べた文章の最後に、「よろしければ御覧になってください。」と付け加え、私は乳房と恥ずかしがる綾子の顔がはっきりと撮影できた一枚を、添付したのでした。
送信ボタンを押すのに、5分くらい間があったでしょう。《このくらいで部長に貸しを作れるなら安い事だ・・・。》そんな風に自分に言い聞かせ、送信ボタンを押しました。なにか一つの仕事をやり終えたような、妙にすっきりした気持ちになり、温泉から上がってきた妻と、ビールを飲みいい気分でほろ酔いになります。夕食が済み、一服していると綾子が『もう一度温泉に入ってくるわ。』って言い残し部屋を出ました。
それで私は携帯を開きます。矢口部長からの返信メールがありました。そこには綾子の顔と体を誉め讃える文章が踊っていて、〔恥かしながら奥さんの乳房を見つめて何度も自慰をしたよ。〕とまで書いてあります。それを見て私の中に妙な感覚が生まれました。自分にしか見る事のできない妻の裸体を、他人が目にし、性欲の処理に使っている。そんな妻に対して興奮している自分がいました。さらに、妻を誉め讃えられる事の優越感・・・。《写真くらいなら、見せていってもいいんじゃないか?》そんな考えを持ち始めます。 その5へ続く
2018/07/30
その3 2018/07/13
セックスが終わり、腕枕をしてやると、10分も経たずに妻(山藤綾子:やまふじ・あやこ:34歳)は寝息を立てます。これも毎回の事ですが、私(山藤孝志:やまふじ・たかし:37歳)は綾子が眠ったのを確認すると、撮影した画像をチェックしてみました。予想していたよりも画質は良いようでしたが、なにせ不慣れなのでほとんどがブレています。私はまだこの時、この妻の画像を部長(矢口清太郎:やぐち・せいたろう:53歳)に見せようという気持ちはありませんでした。
大晦日を迎え、私達夫婦は温泉旅館で一年の締め括りを過ごしています。旅館ではのんびりと温泉につかり、一年の垢を落としていました。《今年も色々あったなぁ・・・。》そんな事を思い返していると、部長の顔が浮かんできました。小会議室での部長からの依頼・・私の妻の裸が見たい、写真で構わないから・・・。《他人の妻の裸を見て何をするんだろう?》バツイチで独り身の部長、〔もっぱら自慰で性欲を慰めている。〕と私に告白してきます。《私の妻を自慰のオカズにするのか・・・。》しかし、それでも怒り・嫉妬・哀れみという感情の中に性的興奮が全く無かったと言ったら嘘になるでしょう。
私は温泉を出て部屋に戻りました。長湯をする妻はまだ戻っておらず、冷蔵庫からビールを取出し一息いれます。テーブルの上には私の携帯がありました。2日前に妻の裸体を撮影した画像の入った携帯です。私は携帯を手に取り、メール作成画面を操作しました。送信先は部長のアドレスです。一年間のお礼を軽く述べた文章の最後に、「よろしければ御覧になってください。」と付け加え、私は乳房と恥ずかしがる綾子の顔がはっきりと撮影できた一枚を、添付したのでした。
送信ボタンを押すのに、5分くらい間があったでしょう。《このくらいで部長に貸しを作れるなら安い事だ・・・。》そんな風に自分に言い聞かせ、送信ボタンを押しました。なにか一つの仕事をやり終えたような、妙にすっきりした気持ちになり、温泉から上がってきた妻と、ビールを飲みいい気分でほろ酔いになります。夕食が済み、一服していると綾子が『もう一度温泉に入ってくるわ。』って言い残し部屋を出ました。
それで私は携帯を開きます。矢口部長からの返信メールがありました。そこには綾子の顔と体を誉め讃える文章が踊っていて、〔恥かしながら奥さんの乳房を見つめて何度も自慰をしたよ。〕とまで書いてあります。それを見て私の中に妙な感覚が生まれました。自分にしか見る事のできない妻の裸体を、他人が目にし、性欲の処理に使っている。そんな妻に対して興奮している自分がいました。さらに、妻を誉め讃えられる事の優越感・・・。《写真くらいなら、見せていってもいいんじゃないか?》そんな考えを持ち始めます。 その5へ続く
2018/07/30
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