名P〖彼女の恋(修正版)〗その13
名P〖彼女の恋(修正版)〗その13
その12 2018/04/10
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)は、しばらく待って、帰って来ないようなので帰ることにします。「急に誘ってゴメン。今日は仕事だったかな? また日を改めます。仕事ガンバって!」と今野奈々(こんの・なな:22歳)にラインを送って、駅まで歩きました。そして、駅の近くまで来た時です。(あっ・・・ あの男だ!)それは海で見かけた男でした。《やっぱりこの駅の近くに住んでいるのか?》奈々に馴れ馴れしかったと聞いていたのであまり良い気持ちにはなりません。
《今日は散々だなぁ・・・。》なんて考えていた時です。驚くことに男のすぐ後ろを奈々が歩いて来た・・・。足が長く、歩くのが速い男の後をちょっと小走りぎみについて行く。服装もいつもの彼女とは違い、明るい緑のシャツに紺系のインナー。白のミニスカートから伸びる脚には黒のハイソックス。夜目に奈々の白い太ももが飛び込んで来ます。
《あんなにオシャレして・・・・・?》彼女は僕には気づいていないみたいだ。それで僕は二人の後をふらふらとついて行きます。どうやら奈々のアパートに向かっているみたいでした。歩くのが速い男に彼女は困ったのか、男のシャツの端を手でつまんで歩いています。僕の中にイヤな感情が膨れだしました。
二人は奈々のアパートに到着し、そのまま彼女の部屋へ入って行きます。その時、僕は奈々の部屋の窓の灯りをただただ呆然と見ているだけでした・・・。どのくらいたったでしょう・・・。10分、20分?もしかしたら1、2分だったかも・・・。僕は彼女の部屋の窓を見つめていた・・その時に、僕のスマホが鳴ります。それは奈々からのラインでした。『久志くん、ごめん。今日はまだ帰れなそうにないの。本当にごめんね。』・・・・なんで嘘を・・・・奈々は僕の目の前にいるのに・・・。
「おつかれさま。僕もごめん。急に誘って、奈々の都合とか考えてなかった・・・。今日はアルバイトなの?」と返信。すぐに、『久志くんからお誘いがあるってわかってたら休んじゃったのに。誘ってくれて、すっごい嬉しいです。』って、僕のラインへ返事が来ます。「今日は遅くなるの?」しかし・・・・・これに対する・・奈々からの返事は来ません。そして、すぐに奈々の部屋の窓の灯りが消えました・・・。その日は何も考えられず、とぼとぼ帰ることにします。最寄りの駅に着く頃には、僕は泣いてしまっていました。頭に浮かぶのは奈々の笑顔です・・・。それと、あの男の黒い肌と割れた腹筋・・・。僕とは正反対の男とあんなにオシャレをして・・・。
家についても何もする気になれず、もう寝ようと布団にもぐった時です。僕のスマホが鳴りました。(奈々かも?)しかし、村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)からのラインです。〔おつかれさまです先輩、今日はめちゃ早く帰ったみたいですけど、もしかして・・今頃、抜け駆けして奈々ちゃんの部屋なんてことないですかぁ? 俺らもさっきまでいつもの店で飲んでまして、これから奈々ちゃん家行こうと思うんですが先輩はどうですか? ちなみに・・・もうコンビニです。〕
僕はびっくりして、すぐ健次に電話をしました。 その14に続く
2018/08/10
その12 2018/04/10
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)は、しばらく待って、帰って来ないようなので帰ることにします。「急に誘ってゴメン。今日は仕事だったかな? また日を改めます。仕事ガンバって!」と今野奈々(こんの・なな:22歳)にラインを送って、駅まで歩きました。そして、駅の近くまで来た時です。(あっ・・・ あの男だ!)それは海で見かけた男でした。《やっぱりこの駅の近くに住んでいるのか?》奈々に馴れ馴れしかったと聞いていたのであまり良い気持ちにはなりません。
《今日は散々だなぁ・・・。》なんて考えていた時です。驚くことに男のすぐ後ろを奈々が歩いて来た・・・。足が長く、歩くのが速い男の後をちょっと小走りぎみについて行く。服装もいつもの彼女とは違い、明るい緑のシャツに紺系のインナー。白のミニスカートから伸びる脚には黒のハイソックス。夜目に奈々の白い太ももが飛び込んで来ます。
《あんなにオシャレして・・・・・?》彼女は僕には気づいていないみたいだ。それで僕は二人の後をふらふらとついて行きます。どうやら奈々のアパートに向かっているみたいでした。歩くのが速い男に彼女は困ったのか、男のシャツの端を手でつまんで歩いています。僕の中にイヤな感情が膨れだしました。
二人は奈々のアパートに到着し、そのまま彼女の部屋へ入って行きます。その時、僕は奈々の部屋の窓の灯りをただただ呆然と見ているだけでした・・・。どのくらいたったでしょう・・・。10分、20分?もしかしたら1、2分だったかも・・・。僕は彼女の部屋の窓を見つめていた・・その時に、僕のスマホが鳴ります。それは奈々からのラインでした。『久志くん、ごめん。今日はまだ帰れなそうにないの。本当にごめんね。』・・・・なんで嘘を・・・・奈々は僕の目の前にいるのに・・・。
「おつかれさま。僕もごめん。急に誘って、奈々の都合とか考えてなかった・・・。今日はアルバイトなの?」と返信。すぐに、『久志くんからお誘いがあるってわかってたら休んじゃったのに。誘ってくれて、すっごい嬉しいです。』って、僕のラインへ返事が来ます。「今日は遅くなるの?」しかし・・・・・これに対する・・奈々からの返事は来ません。そして、すぐに奈々の部屋の窓の灯りが消えました・・・。その日は何も考えられず、とぼとぼ帰ることにします。最寄りの駅に着く頃には、僕は泣いてしまっていました。頭に浮かぶのは奈々の笑顔です・・・。それと、あの男の黒い肌と割れた腹筋・・・。僕とは正反対の男とあんなにオシャレをして・・・。
家についても何もする気になれず、もう寝ようと布団にもぐった時です。僕のスマホが鳴りました。(奈々かも?)しかし、村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)からのラインです。〔おつかれさまです先輩、今日はめちゃ早く帰ったみたいですけど、もしかして・・今頃、抜け駆けして奈々ちゃんの部屋なんてことないですかぁ? 俺らもさっきまでいつもの店で飲んでまして、これから奈々ちゃん家行こうと思うんですが先輩はどうですか? ちなみに・・・もうコンビニです。〕
僕はびっくりして、すぐ健次に電話をしました。 その14に続く
2018/08/10
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