名P〖彼女の恋(修正版)〗その19
名P〖彼女の恋(修正版)〗その19
その18 2018/11/12
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)は今野奈々(こんの・なな:22歳)のアパートのすぐ目の前の公園に後輩の村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)を誘い、今までのことを話しました・・・・。以前奈々と付き合っていたこと・・・。僕の方から一方的に別れたこと・・・。再会してからの2人のこと・・・。僕の気持ち・・・。奈々には彼氏がいることを・・・。
そして昨夜、その彼氏から電話があって、【もう奈々に会うな】と言われたこと・・・。しかし、僕は男と奈々のセックスのことは話しませんでした・・・・健次は最後まで真剣に聞いてくれ、理解しようと何度も頷いています。〔でも先輩、奈々ちゃんが本当に好きなのは、先輩ですよ。〕健次の口から思わぬ言葉が飛び出しました・・・・。
健次の言葉に僕はびっくりする。
「なんだよ・・・それ?」
〔なに言ってるんですか? 奈々ちゃんを見ていれば誰だってわかりますよ。一緒の時は先輩ばかり見ているし、先輩と一緒の時はあんなに嬉しそうだし・・・・それに・・・先輩が居ない時も先輩の話しばっかりでしたよ。・・・幸せそうにいつも笑顔で、『久志くんは、久志くんは』って・・・。好きじゃなけりゃ、なんなんですか・・・。〕
僕は初めて知りました・・・・。
〔奈々ちゃん、彼氏は居ないって言ってました・・・。俺達は、先輩と奈々ちゃんが早くくっつかないかと待っていたんですよ・・・・。〕
そう言う健次の言葉がささります・・・。
「俺だって・・・・・・健次、奈々に会わせてくれないかな・・・。奈々が心配なんだ。」
こんどは健次も反対しません。僕と健次は共だって奈々のアパートに向かいました。奈々の家に上がり、奥に進みます。奈々の寝室に奈々と住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんがいました。
僕と健次を見るなり、健次とアイコンタクトをした杏奈ちゃんはそっと奈々から離れ、僕のためにスペースを空けてくれる。奈々はどうやら疲れて寝ているようだ。〚さっき、やっと寝たんだよ・・・。〛杏奈ちゃんと健次の密やかな会話が聞こえるくらい、その場は静かだった。
僕は眠っている奈々の隣に座り、顔を覗き込む。かなり泣いたのか、目が腫れぼったくなり、すっぴんの顔は色が白く、不健康そうに見えた。髪はボサボサで、いつものひまわりのような彼女からは想像出来ない容姿に、今の奈々の状態がわかります。
僕は胸が痛くなり、無意識に奈々の髪を撫でていました。その感触で目を覚ました奈々は、
僕を見つけるなり、驚きの目を見開き、毛布の中に素早く潜り込んでしまいます・・・。その瞬間の奈々の表情を・・・僕は忘れられないのでした・・・・。
『やだ・・やだ・・やだっ、なんで久志くんが・・ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。』
何度も何度も謝りながら、奈々は泣いています。 その20に続く
2018/12/17
その18 2018/11/12
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)は今野奈々(こんの・なな:22歳)のアパートのすぐ目の前の公園に後輩の村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)を誘い、今までのことを話しました・・・・。以前奈々と付き合っていたこと・・・。僕の方から一方的に別れたこと・・・。再会してからの2人のこと・・・。僕の気持ち・・・。奈々には彼氏がいることを・・・。
そして昨夜、その彼氏から電話があって、【もう奈々に会うな】と言われたこと・・・。しかし、僕は男と奈々のセックスのことは話しませんでした・・・・健次は最後まで真剣に聞いてくれ、理解しようと何度も頷いています。〔でも先輩、奈々ちゃんが本当に好きなのは、先輩ですよ。〕健次の口から思わぬ言葉が飛び出しました・・・・。
健次の言葉に僕はびっくりする。
「なんだよ・・・それ?」
〔なに言ってるんですか? 奈々ちゃんを見ていれば誰だってわかりますよ。一緒の時は先輩ばかり見ているし、先輩と一緒の時はあんなに嬉しそうだし・・・・それに・・・先輩が居ない時も先輩の話しばっかりでしたよ。・・・幸せそうにいつも笑顔で、『久志くんは、久志くんは』って・・・。好きじゃなけりゃ、なんなんですか・・・。〕
僕は初めて知りました・・・・。
〔奈々ちゃん、彼氏は居ないって言ってました・・・。俺達は、先輩と奈々ちゃんが早くくっつかないかと待っていたんですよ・・・・。〕
そう言う健次の言葉がささります・・・。
「俺だって・・・・・・健次、奈々に会わせてくれないかな・・・。奈々が心配なんだ。」
こんどは健次も反対しません。僕と健次は共だって奈々のアパートに向かいました。奈々の家に上がり、奥に進みます。奈々の寝室に奈々と住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんがいました。
僕と健次を見るなり、健次とアイコンタクトをした杏奈ちゃんはそっと奈々から離れ、僕のためにスペースを空けてくれる。奈々はどうやら疲れて寝ているようだ。〚さっき、やっと寝たんだよ・・・。〛杏奈ちゃんと健次の密やかな会話が聞こえるくらい、その場は静かだった。
僕は眠っている奈々の隣に座り、顔を覗き込む。かなり泣いたのか、目が腫れぼったくなり、すっぴんの顔は色が白く、不健康そうに見えた。髪はボサボサで、いつものひまわりのような彼女からは想像出来ない容姿に、今の奈々の状態がわかります。
僕は胸が痛くなり、無意識に奈々の髪を撫でていました。その感触で目を覚ました奈々は、
僕を見つけるなり、驚きの目を見開き、毛布の中に素早く潜り込んでしまいます・・・。その瞬間の奈々の表情を・・・僕は忘れられないのでした・・・・。
『やだ・・やだ・・やだっ、なんで久志くんが・・ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。』
何度も何度も謝りながら、奈々は泣いています。 その20に続く
2018/12/17
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