名P〖彼女の恋(修正版)〗その21
名P〖彼女の恋(修正版)〗その21
その20 2018/12/18
いろいろわからないこと、聞きたいこと、知りたいこと、いっぱいありますが・・・変な話なのですが、僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)の腕のなかで小さな小鳥のように震える今野奈々(こんの・なな:22歳)が僕にしがみついている事実に満足します・・・。それは結局、僕も奈々に嫌われたく無かったのでした。
静かな部屋のせいか、泣きつかれたのか、そのうち奈々は寝てしまいます。僕は奈々にそ
っと毛布をかけて、隣りの部屋にいる2人の所へ向かいました。「・・・2人共ありがとう。いろいろごめんな・・・。」村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)から僕と奈々のことを聞いたらしい住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんは僕に、〚周防さん、健次も言ったと思うけど、奈々は本当に先輩が大好きなんだよ・・・。それだけは、わかってあげて・・・。〛
「・・・杏奈ちゃん、ありがとう。大丈夫だよ。なんかね・・僕の方が奈々のこと大好きだから・・・。」2人を安心させようと作った笑顔は、自分でも上手くできなかった。心配だから、今日は泊まって行くと言ってくれる2人に「僕がついているから大丈夫だよ。2人とも本当にありがとう。・・・感謝している。」と礼を述べて、帰ってもらう。《2人にはこれ以上甘えられないな。》僕はキッチンに入り、奈々が目を覚ましたら何か食べさせようと簡単なものを作っていると足音が聞こえてきた。
『・・・久志くん?』、「なんだ、もう起きちゃったの?もう少し休んでいなよ。あっ、杏奈ちゃんと健次はさっき帰ってもらったよ。あの2人には本当に・・・。」奈々のことを考えてちょっと高めのテンションで明るく話そうとしていた僕に奈々がゆっくり近づいて抱きついてきます。『久志くん、ごめんね・・・ありがとう。』いつの間にかまた泣き出した奈々と目が合うと、どちらともなく顔を近づけ・・・僕は奈々とキスをしていました。
僕と奈々のキスは、健次や杏奈ちゃんと初めて奈々の部屋に泊まった夜以来です。あの時は深夜に突然聞こえて来た健次達のセックスに煽られて、二人とも熱くなっていましたが、今夜のキスはしっかりお互いの存在を確かめ合うようなキスでした。
キスをしながら奈々の涙を指の腹で拭いてやると、彼女は唇を離し、『・・・久志くんは、いつも優しいね・・・。』って笑います。その笑顔は、泣いてはれた目でしたが、僕らが出逢った頃から変わらない、優しい笑顔でした。
くっついてくる奈々を説得して、僕は途中だった料理を仕上げて二人で食べます。『美味しい。』って笑顔で言ってくれるのが嬉しくて、僕も笑顔になった。その夜、奈々をベッドで抱きしめ背中をトントンしてあげながら静かに二人とも寝ます。しかし、セックスはしませんでした・・・・。 その22へ続く
2018/12/26
その20 2018/12/18
いろいろわからないこと、聞きたいこと、知りたいこと、いっぱいありますが・・・変な話なのですが、僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)の腕のなかで小さな小鳥のように震える今野奈々(こんの・なな:22歳)が僕にしがみついている事実に満足します・・・。それは結局、僕も奈々に嫌われたく無かったのでした。
静かな部屋のせいか、泣きつかれたのか、そのうち奈々は寝てしまいます。僕は奈々にそ
っと毛布をかけて、隣りの部屋にいる2人の所へ向かいました。「・・・2人共ありがとう。いろいろごめんな・・・。」村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)から僕と奈々のことを聞いたらしい住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんは僕に、〚周防さん、健次も言ったと思うけど、奈々は本当に先輩が大好きなんだよ・・・。それだけは、わかってあげて・・・。〛
「・・・杏奈ちゃん、ありがとう。大丈夫だよ。なんかね・・僕の方が奈々のこと大好きだから・・・。」2人を安心させようと作った笑顔は、自分でも上手くできなかった。心配だから、今日は泊まって行くと言ってくれる2人に「僕がついているから大丈夫だよ。2人とも本当にありがとう。・・・感謝している。」と礼を述べて、帰ってもらう。《2人にはこれ以上甘えられないな。》僕はキッチンに入り、奈々が目を覚ましたら何か食べさせようと簡単なものを作っていると足音が聞こえてきた。
『・・・久志くん?』、「なんだ、もう起きちゃったの?もう少し休んでいなよ。あっ、杏奈ちゃんと健次はさっき帰ってもらったよ。あの2人には本当に・・・。」奈々のことを考えてちょっと高めのテンションで明るく話そうとしていた僕に奈々がゆっくり近づいて抱きついてきます。『久志くん、ごめんね・・・ありがとう。』いつの間にかまた泣き出した奈々と目が合うと、どちらともなく顔を近づけ・・・僕は奈々とキスをしていました。
僕と奈々のキスは、健次や杏奈ちゃんと初めて奈々の部屋に泊まった夜以来です。あの時は深夜に突然聞こえて来た健次達のセックスに煽られて、二人とも熱くなっていましたが、今夜のキスはしっかりお互いの存在を確かめ合うようなキスでした。
キスをしながら奈々の涙を指の腹で拭いてやると、彼女は唇を離し、『・・・久志くんは、いつも優しいね・・・。』って笑います。その笑顔は、泣いてはれた目でしたが、僕らが出逢った頃から変わらない、優しい笑顔でした。
くっついてくる奈々を説得して、僕は途中だった料理を仕上げて二人で食べます。『美味しい。』って笑顔で言ってくれるのが嬉しくて、僕も笑顔になった。その夜、奈々をベッドで抱きしめ背中をトントンしてあげながら静かに二人とも寝ます。しかし、セックスはしませんでした・・・・。 その22へ続く
2018/12/26
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