名P〖彼女の恋(修正版)〗その24
その23 20190122
後輩の村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)からある程度事情を聞いていた住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんも、僕と奈々の昔のことは知っているだけに、昨日の出来事から急に付き合うまでは行くと思ってなかったらしく、驚きとともにとても喜んでくれました。
祝いと称した4人の宴会も、奈々以外の三人は次の日が仕事ということもあり電車のある内に解散になりました。そして4人で駅まで歩きます。その道中、奈々はずっと僕の小指を握っていました。〔じゃあ、おつかれぇ♪〕杏奈ちゃんたちを先に電車に乗せて見送り、僕は逆のホームへ移動しました。
『・・・久志くん、帰っちゃうんだね・・・。寂しいなぁ・・・。』
寂しげな言葉を発する奈々を僕(周防久志:ひさし:25歳)は抱きしめます。
「またすぐ逢えるよ。帰り道は大丈夫?」
『・・うん、すぐそこだもん。』
「・・・奈々、大好きだよ。」
奈々の背中をさすってから、僕はキスをして、指切りをしました。
『久志くん、またね。』
「・・・うん。」
奈々は見えなくなるまでずっと僕を見つめています。その日から僕は毎日が幸せでした。朝昼夜には今野奈々(こんの・なな:22歳)から電話やラインが届きます。《奈々が好きで好きで・・・》その幸福な気持ちで、仕事もだんだん調子が上がり、周りの同僚達も僕の変化に気づいた。
後輩の健次も、〔先輩、最近元気いっぱいですねぇ!恋すると男も変わっちゃうんすねぇ。〕とからかって来ますが、それすら嬉しく思うのです。そして、付き合い出してからは、週末は奈々の部屋に泊まりに行き、2度目のお泊まりで、僕と奈々は結ばれました。
奈々が作ってくれたご飯を食べ、それぞれ別々にお風呂に入り、2人で借りて来たDVDを寄り添って観ます。奈々はあの夜以来、僕にくっつくようになりました。それで、僕はくっついている奈々の体温と髪のシャンプーの香りにドキドキしてしまい、内容が頭に入って来ません・・・。
すでに僕のペニスはカチカチに反応し、バレないかとドキドキしていたら、何かの拍子に奈々の手がペニスに当たってしまいました。ビクッと手を引っ込めた奈々が僕を見ます。僕も奈々を見ました。どのくらい見つめ合っていたでしょうか、僕達は無言でキスをしていました。 その25に続く
20190206
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