名P〖彼女の恋(修正版)〗その12
名P〖彼女の恋(修正版)〗その12
その11
終電の時間になり、次の日朝から予定のある僕は帰ることにします。健次が、〔コンビニに行くついでに駅まで送ります。〕と言ってついて来たのですが、アパートを出てすぐに〔先輩、もしかして、奈々ちゃんと付き合っているんすか?〕いきなりの質問にびっくりして健次の頭を叩いてしまいました。
「つ、付き合ってないよ!!・・・・・ なんで?」
〔あれぇ・・・? すみません・・・ いや・・・ 違うなら、大丈夫っす。〕
村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)はなにやら口ごもります。
「・・・なんだよ?」
問い詰める僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)に、答えない健次、結局そのまま駅に着き電車に乗りました。
しかし僕は、なんだか・・・ 不安が頭をもたげて、落ち着きません。家にもう少しで着くって時にスマホが鳴りました。今野奈々(こんの・なな:22歳)からのラインです。『久志くん、さっきはお見送りできなくてゴメンね。もう、おうちに着いたかな? 久志くんと話すと、イヤなこととか忘れて楽しい気持ちになれます。久志くんはわたしの癒し系だねいつも、ありがとうございますでわでわ、おやすみなさい♪』いつもよりテンションの上がっていました。いつもなら嬉しいのに、何か胸につかえます。それで僕はただ「おやすみなさい。」とだけ返事をしました。
それから、しばらくはいつもと変わらない毎日です。今野奈々(こんの・なな:22歳)はマメに連絡をくれました。そのラインや電話に僕はいつも癒やされます。ですが、やっぱり“不安”という胸のシコリがたまに出てきて心配になります。
奈々には今現在、彼氏はいないと住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃん経由で確認が取れていました。健次はあの夜以来、その話題を僕とするのを避けているようです・・・。僕はいつまでも心配ばかりするのが居たたまれず、奈々に自分の気持ちを伝えようと、「おつかれさま。今日、仕事が早く終わりそうなのだけど、時間があったらご飯でもどうかな?」しかし、僕の送ったラインに奈々からの返事はありませんでした。
それで、僕は仕事を早く片付けて、定時に退社し、途中で花を買い彼女のアパートへ向かいます。不安で心配で、奈々が居る居ないなんて考えず、奈々の気持ちが知りたかった。しかし、案の定、奈々はアパートにいません。僕は彼女の部屋のベルを鳴らしてから気づいたのです。《急に来て居ないのは当たり前かぁ。時間的に仕事だったらまだまだ帰って来ないよなぁ・・・。僕は・・・ 何しているんだろ・・・。》急に冷静になった僕は、しばらく待って、帰って来ないようなので帰ることにしました。 その13に
2018/04/10
その11
終電の時間になり、次の日朝から予定のある僕は帰ることにします。健次が、〔コンビニに行くついでに駅まで送ります。〕と言ってついて来たのですが、アパートを出てすぐに〔先輩、もしかして、奈々ちゃんと付き合っているんすか?〕いきなりの質問にびっくりして健次の頭を叩いてしまいました。
「つ、付き合ってないよ!!・・・・・ なんで?」
〔あれぇ・・・? すみません・・・ いや・・・ 違うなら、大丈夫っす。〕
村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)はなにやら口ごもります。
「・・・なんだよ?」
問い詰める僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)に、答えない健次、結局そのまま駅に着き電車に乗りました。
しかし僕は、なんだか・・・ 不安が頭をもたげて、落ち着きません。家にもう少しで着くって時にスマホが鳴りました。今野奈々(こんの・なな:22歳)からのラインです。『久志くん、さっきはお見送りできなくてゴメンね。もう、おうちに着いたかな? 久志くんと話すと、イヤなこととか忘れて楽しい気持ちになれます。久志くんはわたしの癒し系だねいつも、ありがとうございますでわでわ、おやすみなさい♪』いつもよりテンションの上がっていました。いつもなら嬉しいのに、何か胸につかえます。それで僕はただ「おやすみなさい。」とだけ返事をしました。
それから、しばらくはいつもと変わらない毎日です。今野奈々(こんの・なな:22歳)はマメに連絡をくれました。そのラインや電話に僕はいつも癒やされます。ですが、やっぱり“不安”という胸のシコリがたまに出てきて心配になります。
奈々には今現在、彼氏はいないと住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃん経由で確認が取れていました。健次はあの夜以来、その話題を僕とするのを避けているようです・・・。僕はいつまでも心配ばかりするのが居たたまれず、奈々に自分の気持ちを伝えようと、「おつかれさま。今日、仕事が早く終わりそうなのだけど、時間があったらご飯でもどうかな?」しかし、僕の送ったラインに奈々からの返事はありませんでした。
それで、僕は仕事を早く片付けて、定時に退社し、途中で花を買い彼女のアパートへ向かいます。不安で心配で、奈々が居る居ないなんて考えず、奈々の気持ちが知りたかった。しかし、案の定、奈々はアパートにいません。僕は彼女の部屋のベルを鳴らしてから気づいたのです。《急に来て居ないのは当たり前かぁ。時間的に仕事だったらまだまだ帰って来ないよなぁ・・・。僕は・・・ 何しているんだろ・・・。》急に冷静になった僕は、しばらく待って、帰って来ないようなので帰ることにしました。 その13に
2018/04/10
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