長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第12話
第11話 20190814
妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)の喘ぎ声が収まります。法子の下半身から口をはずして私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)は上を見上げました。妻の口が眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)の口で塞がれています。眞島の手が法子の頭と首にまわり妻の手も眞島の首に巻きついていました。
〔よし、奥さんもう一度しようか・・・。〕
眞島は法子を立たせて壁に手をつかせます。バックから立ったまま妻を抱きました。法子の頭が上下にガクガク揺れ、体は壁側へと眞島の動きに合わせ動きます。眞島の手は妻の尻、そして胸を荒々しく揉みだしていきました。
赤みを帯びた法子の体がいっそう赤く染まりだします。精力の塊のような眞島が、妻の顔を上げさせてキスをしました。おそらく法子も普通の感覚ではもう収まらなかったったのでしょう。まるで私の存在がないようにキスをします。
前回はキスを拒んだ妻が、椅子の上でキスをされても拒みません。舌を絡ませあい結ばれる2人、法子の体が窮屈そうに反り返りました。眞島の口にしっかり入る妻の舌、眞島の舌がいやらしく法子の舌を味わいます。
妻の体が床へと落ちていきました。もう眞島の腰使いに耐えられないようです。そのまま眞島も床へと沈みました。その床でむさぼりあう2人、私だけがまるで観客のように見てるだけです。
そしてベッドに移動する2人を邪魔しないように私は体をどかしました。眞島は法子の上に覆いかぶさり、大きなストロークで動きます。妻は顔を左右に狂ったように振りました。法子の低いうめき声、そして声のトーンがあがっていきます。
『もうだめ・・・ 逝っていい・・・? もう逝く・・・。』
妻が眞島の首に手を回すと、ごく自然に眞島の舌が法子の口に入りました。絡まる舌、そして半開きの口から聞こえる嬌声にも似た声です。妻と同時に眞島も絶頂を迎えようとしていた。大きく息をするように背中が膨らみ法子の上にぐったりと体を預けます。まさに2人だけの世界、ベットの上だけが違う世界に見えました。2人は向こう側の世界の住人、私はこちら側の世界です。 第13話へ続く
20190815
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