長6≪MとS≫ 第20話
長6≪MとS≫ 第20話
第19話 20180129
浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんに胸をしつこいくらい揉まれ、妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)の脚が何度も組み変えるように動く。もちろんスカートに隠れている。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)の思い違いかもしれない。しかし、完全にそうとしか見えない動きを画面の中の成美は見せているのだ。
《この時、成美のスカートの中。さらにはパンティの中はどんな状態になっていたのだろう?》
「この時・・・もう濡れていたの?」と成美に問う。私が装着しているヘッドフォンからは音が流れている為に成美の返事は聞こえない。しかし、成美は私にその返事を返す方法を知っている。ビデオを見始めてから何度も繰り返している、私のペニスを握っている手に力を入れるという行為だ。
でも私の言葉を聞いてもその手に反応はない。「ん? 本当に濡れてなかったのか? 握っていてわかるだろ・・・ 俺は今成美を観てこんなに興奮しているんだ。正直に答えて・・・。この時感じてもう濡らしていたのか?」と、再度尋ねた私の言葉に成美は痛いくらいの力を込めた返事(合図)をしてきた。
《口内に浅尾さんの舌を受け入れ、胸や臀部を愛撫されていた時からそうであったのだろうか?》確かに私達はセックスの回数が減ってきていた。子供が生まれてからは行為そのものだけになっていたことが多かったかもしれない。浅尾さんの執拗なねっとりとした愛撫は、そんな成美の女の部分を引き出してしまったのだろうか?
画面の中では胸から手を離した浅尾さんの両手がセーターの裾を握っていた。〔さあ・・・背筋を伸ばすように立ってごらん。そう・・・いい子だ。〕感じ始めていた成美は浅尾さんのそんな言葉も素直に従った。
スカートを捲り上げた時と同じように、セーターがゆっくりと持ち上げられる。雪国育ちの白い成美の肌が露出し始める。大きな胸の膨らみが見え始めた時、成美は思わず両手で胸を隠してしまう。〔ダメだよ・・・成美さんは今胸を、私達に見せようとしてるんじゃないんだよ。桐山さんに見てもらうんだからね。〕と浅尾さんは成美の耳元で囁いていた。
おそらく浅尾さんは成美の弱い部分(Mの性質)をしっかりと見つけたのだろう。それは私のことを話し、私が喜ぶためと成美を諭すことだ。その浅尾さんの思惑は、あの車の中から見事な成果を上げている。その効果はセーターを捲り上げられようとしているこの時も変わらなかった。
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20191130
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