特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第41章
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俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)と後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんは半年以上、嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)と後藤さんとは約2カ月の関係である。特に後藤さんと俺は友人になっていたから、これを終わらせることになるかもしれないというのはプレッシャーだった。
勿論プレッシャーだけじゃなくて、この日にプレイ(寝取らせ)をちょっと先に進められるかもしれない事にワクワクっていうと変だけど期待感もある。上手く伝わらないけれど、俺が望む(直に博美がセックスしている姿を見る)ような後藤さんと話したことに近づくような期待感と緊張とがない交ぜのようになっていた。
今までは部屋の中で何が起こっているのか?それから嫁がどうされているか?という事がずっと気になっているのが、今から行くことによってどうなるのか?っていう方に頭が一杯になっている。
俺は30分が経ったので部屋に戻った。エレベーターを降りて、部屋の前まではやっぱり凄く緊張する。カードを差し込みドアノブに手を当てた所で、ようやく《博美が今ドアの向こうで、実際に後藤さんにフェラチオしているかもしれないな。》と考えて凄く興奮をした。
その時に“ハッ!”と、いきなり鮮明に《これから博美と後藤さんとのセックスを見るのだ。》と思う。やっぱり気持ちはイッパイイッパイだった。《今向こうで博美が・・・。》と、勿論心の中で判っていたけれど実感としてその時に初めて感じる。
慎重にドアを開けた直後だった。『ああんっ!』って感じている博美の喘ぎ声が聞こえた。
部屋の中は暗かったけれどその声を聞いた途端にいきなり頭が“ガ~ン”ってなる。一気に喉が渇いて心臓がキューっとなって呼吸が苦しくなった。
暗い部屋の中から聞こえる声というのは電話越しとは違って、まず聞こえる声が大きい、そして何よりも足を踏み入れればすぐそこにいる。30分前までは部屋の中で談笑していた博美と後藤さんが暗い部屋の中にいるという事も、部屋の外から入るのと、電話で聞くのとじゃ全然違っていた。ドアからは通路がありベッドが直接見えないのだけど嫁の喘ぎ声が聞こえる。それは廊下に誰かいたら気がつくほどの音量だった。
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