中6〖不倫の代償〗第2章4話 12
中6〖不倫の代償〗第2章4話 12
〚篠田さん、ちょっと聞いてもいい?〛
「何?」
〚嫌なら答えなくても良いですよ。〛
その瞬間、私(篠田隆弘:38歳)には彼女(深田宏美:ひろみ:27歳)の質問はおおよそ察しがつきました。
〚奥さん、浮気していますよね?〛
「多分・・・。」
〚多分って!どういうことです?〛
雰囲気がそうさせたのでしょう、私は今までの経緯を詳細に話しました。一通り話し終えると、宏美さんは私の向かい側に座りため息を一つつきます。
〚そこまでハッキリしているんだから、篠田さんは如何(どう)するの?〛
暫く答えることが出来ずに居ると、宏美さんが立ち上がり私のてお引き、ベッドへと誘いました。
〚私で良ければ、奥さんに仕返しをして!〛
正直どこかの段階で、私の方からそうなっていただろう事は否定しませんが、宏美さんの方から行動を起こすとは、予想の範囲を超えていました。
「いいの?」
彼女は何も言いません、後で聞いた話ですが、同情心から始まったのかもしれないが、〚前に飲んだときから、篠田さん(私)の事が気になってしょうがなかった。〛らしい。〚部屋での飲み直しを提案したときから、わたし(彼女)はこうなることを覚悟していた、いや望んでいたと。〛
私は、宏美さんのジャケットを脱がせると、シルクのブラウスの上から、乳房を軽く揉んだ。その時彼女の首筋には、鳥肌のように小さな突起が無数に浮かび上がり、ピンク色に染まっていくのがわかる。“妻への仕返し”というよりは宏美さんの程よく張りのる、若くて白く透き通るような体を獣のように貪った。結局その日、宏美は自分の部屋へ帰ることは無かった。
朝を迎え、状況を理解したのか、宏美とはそれ以上の会話はなく、朝食を済ませチェックアウトをしてホテルを出ると地元に帰った。最後に最寄駅で宏美さんとは携帯電話の番号とメールアドレスを交換して帰宅した。家に着いたのは、午後5時頃です。私が玄関に入ると、妻(千遥:ちはる:35歳)が迎えに出てきました。
『お帰りなさい。』
「ただいま。」
『お風呂にします?ご飯を先に食べますか。』
「風呂に入るよ。」
『ご飯を用意しておきますね。』
「頼む。」
風呂に入りながら、自問自答を始めました、万が一妻の千遥が浮気をしていたとしても、私も同じ事をしてしまった。千遥に浮気されたからという理由で、それが許されるのか?この二日間で私は、妻と同じ立場に立ってしまった。千遥は私の不貞を知らない、また私も妻が不貞をした確証を掴んではいない。その段階で私は、自分の立場を優位にしようという自己保身の行動を取ろうと考え始めていたのかも知れない。
2015/11/20
〚篠田さん、ちょっと聞いてもいい?〛
「何?」
〚嫌なら答えなくても良いですよ。〛
その瞬間、私(篠田隆弘:38歳)には彼女(深田宏美:ひろみ:27歳)の質問はおおよそ察しがつきました。
〚奥さん、浮気していますよね?〛
「多分・・・。」
〚多分って!どういうことです?〛
雰囲気がそうさせたのでしょう、私は今までの経緯を詳細に話しました。一通り話し終えると、宏美さんは私の向かい側に座りため息を一つつきます。
〚そこまでハッキリしているんだから、篠田さんは如何(どう)するの?〛
暫く答えることが出来ずに居ると、宏美さんが立ち上がり私のてお引き、ベッドへと誘いました。
〚私で良ければ、奥さんに仕返しをして!〛
正直どこかの段階で、私の方からそうなっていただろう事は否定しませんが、宏美さんの方から行動を起こすとは、予想の範囲を超えていました。
「いいの?」
彼女は何も言いません、後で聞いた話ですが、同情心から始まったのかもしれないが、〚前に飲んだときから、篠田さん(私)の事が気になってしょうがなかった。〛らしい。〚部屋での飲み直しを提案したときから、わたし(彼女)はこうなることを覚悟していた、いや望んでいたと。〛
私は、宏美さんのジャケットを脱がせると、シルクのブラウスの上から、乳房を軽く揉んだ。その時彼女の首筋には、鳥肌のように小さな突起が無数に浮かび上がり、ピンク色に染まっていくのがわかる。“妻への仕返し”というよりは宏美さんの程よく張りのる、若くて白く透き通るような体を獣のように貪った。結局その日、宏美は自分の部屋へ帰ることは無かった。
朝を迎え、状況を理解したのか、宏美とはそれ以上の会話はなく、朝食を済ませチェックアウトをしてホテルを出ると地元に帰った。最後に最寄駅で宏美さんとは携帯電話の番号とメールアドレスを交換して帰宅した。家に着いたのは、午後5時頃です。私が玄関に入ると、妻(千遥:ちはる:35歳)が迎えに出てきました。
『お帰りなさい。』
「ただいま。」
『お風呂にします?ご飯を先に食べますか。』
「風呂に入るよ。」
『ご飯を用意しておきますね。』
「頼む。」
風呂に入りながら、自問自答を始めました、万が一妻の千遥が浮気をしていたとしても、私も同じ事をしてしまった。千遥に浮気されたからという理由で、それが許されるのか?この二日間で私は、妻と同じ立場に立ってしまった。千遥は私の不貞を知らない、また私も妻が不貞をした確証を掴んではいない。その段階で私は、自分の立場を優位にしようという自己保身の行動を取ろうと考え始めていたのかも知れない。
2015/11/20
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