長W《妻との性的関係》第1節第2章その3 06
長W《妻との性的関係》第1節第2章その3 06
私(蓮見邦弘:くにひろ:37歳)と同じような小心者の方は、おそらく同じような行動にでると思います。ただ、私はなんとか妻(蓮見栞:はすみ・しおり:29歳)が男性と一緒にいる現実の証拠をつかみたい、そして相手の男性の顔だけでも見たいと思うようになり、思いついた手が“尾行”です。
ある日、会社を早退し妻の栞が仕事を終えると思われる時間に働いている職場まで行くことにしました。会社の名前と住所は妻の名刺を持っているのでわかっていましたけど、実際に職場に行くのは初めてです。
栞は、小さなデザイン・印刷事務所に勤めており、それは雑居ビルの中にありました。今までの妻の会話からすると、15人程度の会社だったので、外で待っていれば、なんとか妻が会社から出てくるときと遭遇するだろうと考えました。
小1時間ほど、会社の近辺でたばこをふかしながら、なんとなく身を隠すように感じで待っていると午後6時をすこしまわったころ、ぱらぱらと雑居ビルから人が出てきて最初の一団の中に妻がいました。
意外と簡単に妻を見つけることができましたが、その日に妻が男性と会うという確証はない。今日会わないなら会わないで、また先になるかもしれないけど、早退できそうなときに、また待ってみようと・・・半分現実ではないかもしれないという変な期待と現実に違いないという執念にも似た変な期待との両方を一度に思っていました。
妻の栞(しおり)は足早に大通りまで出て、信号のある交差点を渡るのかと思いきや、信号が青になっても渡らずに、どうもタクシーを待っている風です。今日必ず会うと直感した私は、妻がタクシーに乗ってしまうと、もう追いかけられなくなるので、《やばい》と思い、とっさに自分の乗れるタクシーを探します。
幸い、妻の会社の前を回ってきた空車のタクシーが妻よりも先に捕まえることができた。栞は半ブロックも先の交差点でまだタクシーを捜している。私が隠れるように乗り込み運転手さんに妻がタクシーを捕まえるまで、すこし待機してもらいました。
幸運だったのか不運だったのか、たぶん、この瞬間の“運”が私たちのこれからの夫婦生
活と私のセックスの終わりを決定付けたのだと思います。1~2分ほどで妻(蓮見栞:はすみ・しおり:29歳)がタクシーを見つけた。すぐに栞のタクシーを追いかけてもらいました。20分ほど走って、ある見慣れた風景の場所までやってくる。そのとき、妻の浮気相手が、大学のときに、栞を紹介してくれた私(蓮見邦弘:37歳)の親友(浅田信行)だとわかりました。
タクシーを降りた妻(蓮見栞:はすみ・しおり:29歳)が、最近も年に何回かは2人で遊びによく来ていた私の親友のマンションに入って行きました。親友は私と同じ学校で同じような仕事についているので、こんな時間に帰れるわけもなく、親友も妻と会うために早退をしているのか、さもなければ妻が鍵を渡されているのか、のどちらかしかないはずです。
5階建てのデザイナーズマンションで10部屋しかありませんが親友の部屋とは限りません。私はとっさに浅田の家に非通知発信(184)で電話します。4回目のコールで女の人がでます。『もしもし・・?』それは確かに妻の栞の声でした。すべてが解き明かされたような、いままで少しだけ不思議に思っていたことも、すべてクリアになったような、そんな気持ちと、まじか?まじか?と思う気持ちの中で揺れていました。
2016/01/17
私(蓮見邦弘:くにひろ:37歳)と同じような小心者の方は、おそらく同じような行動にでると思います。ただ、私はなんとか妻(蓮見栞:はすみ・しおり:29歳)が男性と一緒にいる現実の証拠をつかみたい、そして相手の男性の顔だけでも見たいと思うようになり、思いついた手が“尾行”です。
ある日、会社を早退し妻の栞が仕事を終えると思われる時間に働いている職場まで行くことにしました。会社の名前と住所は妻の名刺を持っているのでわかっていましたけど、実際に職場に行くのは初めてです。
栞は、小さなデザイン・印刷事務所に勤めており、それは雑居ビルの中にありました。今までの妻の会話からすると、15人程度の会社だったので、外で待っていれば、なんとか妻が会社から出てくるときと遭遇するだろうと考えました。
小1時間ほど、会社の近辺でたばこをふかしながら、なんとなく身を隠すように感じで待っていると午後6時をすこしまわったころ、ぱらぱらと雑居ビルから人が出てきて最初の一団の中に妻がいました。
意外と簡単に妻を見つけることができましたが、その日に妻が男性と会うという確証はない。今日会わないなら会わないで、また先になるかもしれないけど、早退できそうなときに、また待ってみようと・・・半分現実ではないかもしれないという変な期待と現実に違いないという執念にも似た変な期待との両方を一度に思っていました。
妻の栞(しおり)は足早に大通りまで出て、信号のある交差点を渡るのかと思いきや、信号が青になっても渡らずに、どうもタクシーを待っている風です。今日必ず会うと直感した私は、妻がタクシーに乗ってしまうと、もう追いかけられなくなるので、《やばい》と思い、とっさに自分の乗れるタクシーを探します。
幸い、妻の会社の前を回ってきた空車のタクシーが妻よりも先に捕まえることができた。栞は半ブロックも先の交差点でまだタクシーを捜している。私が隠れるように乗り込み運転手さんに妻がタクシーを捕まえるまで、すこし待機してもらいました。
幸運だったのか不運だったのか、たぶん、この瞬間の“運”が私たちのこれからの夫婦生
活と私のセックスの終わりを決定付けたのだと思います。1~2分ほどで妻(蓮見栞:はすみ・しおり:29歳)がタクシーを見つけた。すぐに栞のタクシーを追いかけてもらいました。20分ほど走って、ある見慣れた風景の場所までやってくる。そのとき、妻の浮気相手が、大学のときに、栞を紹介してくれた私(蓮見邦弘:37歳)の親友(浅田信行)だとわかりました。
タクシーを降りた妻(蓮見栞:はすみ・しおり:29歳)が、最近も年に何回かは2人で遊びによく来ていた私の親友のマンションに入って行きました。親友は私と同じ学校で同じような仕事についているので、こんな時間に帰れるわけもなく、親友も妻と会うために早退をしているのか、さもなければ妻が鍵を渡されているのか、のどちらかしかないはずです。
5階建てのデザイナーズマンションで10部屋しかありませんが親友の部屋とは限りません。私はとっさに浅田の家に非通知発信(184)で電話します。4回目のコールで女の人がでます。『もしもし・・?』それは確かに妻の栞の声でした。すべてが解き明かされたような、いままで少しだけ不思議に思っていたことも、すべてクリアになったような、そんな気持ちと、まじか?まじか?と思う気持ちの中で揺れていました。
2016/01/17
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