長O「淫らな妻へ」第29話
長O「淫らな妻へ」第29話
第28話
料理とワインを注文する松島(雄一郎:40歳)課長・・・。
〔今週は慌ただしかったですね。でも、契約も取れたし、仕事も一段落したし、良かったよ。〕
『課長さんのお仕事って責任も大きくて大変そうなのに、次から次へ片付けて、わたし、本当に尊敬しています・・・。』
〔嬉しいことを言ってくれるね。川端さんのように有能な人に入ってもらって、本当に助かっているんだよ。〕
『わたしなんか・・・そう言っていただけるだけで光栄です・・・こんな素敵なところでディナーまでご馳走になって、なんだか申し訳ないわ・・・。』
そこにワインが運ばれて来る・・・。
〔じゃあ、首尾よく行った一週間と素敵な夜景と美しい川端さんの今後に乾杯!〕
「そんな、ありがとうございます・・・」
グラスを合わせる妻(川端真由美:43歳)と松島課長・・・。それだけで雰囲気が一気に和らいで行く・・・。
一方、私(川端正巳:まさみ:46歳)はまだ会社にいました。
〚川端さん、またボーッとして、今日は変ですよ、体の調子でも悪いんですか?〛
「すまん、さっさと終わらせよう。」
私は頭から妄想を振り払いパソコンに集中してその日の仕事を終わらせます。時計を見ると7時前になっていたので焦りました。
「今日はここまでにしよう、残りは来週で構わないよ。」
〚いいんですか、ホントに来週で大丈夫ですか?〛
「ああ、月曜日の午前中までに出来上がればいいよ。少し疲れているのかもな、すまん悪いけど、お先に失礼するわ。」
私は車を自宅に走らせながら、妻の真由美と松島課長の進行を一方通行で妄想して、時計が気になります。
松島課長はしばらく仕事の話をして、妻を頼りにしている言葉を並べるのでしょう・・・。
妻はその信頼に答えようとして、『私でよろしければ・・・何でも仰ってください。出来る限りのことはしますから、遠慮なさらないで下さい。』と殊勝な態度を見せる・・・。それこそが松島課長がつけ込む隙なのに・・・。《ワインで乾杯しながらコース料理を食べたとしても、もうそろそろ終わるころだ・・・松島課長がどうやって真由美を部屋に連れ込むのか・・・妻も誘いの言葉を予感している時間だ》
料理が終わり、すっかり打ち解けた雰囲気の中、松島課長が切り出します・・・。
〔川端さんもう少しいいかな? 二人だけで話したいことがあるんだけど・・。〕
松島課長はおもむろにポケットから部屋のキーを取り出してテーブルの上におきます・・・。
『えっ、あの・・・部屋で話すのですか?』
〔ああ、もう少しゆっくり話したくて、二人きりは危険かな?(苦笑)〕
『いえ、危険だなんて・・・わたし、課長さんのことを信用していますから。』
「ありがとう。(笑) それで今からは“課長さん”と呼ばずに名前で呼んでくれないか?」
『えっ、でも松島課長・・・。』
〔課長もいらないよ。普通に“松島さん”でいいからね。〕
『わ、わかりました・・・。』
〔今夜はご主人にはし遅くなるって言ってきたんだろ? 真由美さん。〕
松島課長も妻のことを“真由美さん”と呼びます。
『はい・・・変に疑われるのは嫌だから、課長さんと、あっ、松島さんと松原さんも一緒に3人でって言ってきました・・・。』
〔それなら安心だね。じゃあ、行きましょうか。〕
席を立ちエレベータに向かう二人・・・。私はそんな妄想をしながら車を走らせて、家に着いたのが午後8時でした。
2016/04/19
第28話
料理とワインを注文する松島(雄一郎:40歳)課長・・・。
〔今週は慌ただしかったですね。でも、契約も取れたし、仕事も一段落したし、良かったよ。〕
『課長さんのお仕事って責任も大きくて大変そうなのに、次から次へ片付けて、わたし、本当に尊敬しています・・・。』
〔嬉しいことを言ってくれるね。川端さんのように有能な人に入ってもらって、本当に助かっているんだよ。〕
『わたしなんか・・・そう言っていただけるだけで光栄です・・・こんな素敵なところでディナーまでご馳走になって、なんだか申し訳ないわ・・・。』
そこにワインが運ばれて来る・・・。
〔じゃあ、首尾よく行った一週間と素敵な夜景と美しい川端さんの今後に乾杯!〕
「そんな、ありがとうございます・・・」
グラスを合わせる妻(川端真由美:43歳)と松島課長・・・。それだけで雰囲気が一気に和らいで行く・・・。
一方、私(川端正巳:まさみ:46歳)はまだ会社にいました。
〚川端さん、またボーッとして、今日は変ですよ、体の調子でも悪いんですか?〛
「すまん、さっさと終わらせよう。」
私は頭から妄想を振り払いパソコンに集中してその日の仕事を終わらせます。時計を見ると7時前になっていたので焦りました。
「今日はここまでにしよう、残りは来週で構わないよ。」
〚いいんですか、ホントに来週で大丈夫ですか?〛
「ああ、月曜日の午前中までに出来上がればいいよ。少し疲れているのかもな、すまん悪いけど、お先に失礼するわ。」
私は車を自宅に走らせながら、妻の真由美と松島課長の進行を一方通行で妄想して、時計が気になります。
松島課長はしばらく仕事の話をして、妻を頼りにしている言葉を並べるのでしょう・・・。
妻はその信頼に答えようとして、『私でよろしければ・・・何でも仰ってください。出来る限りのことはしますから、遠慮なさらないで下さい。』と殊勝な態度を見せる・・・。それこそが松島課長がつけ込む隙なのに・・・。《ワインで乾杯しながらコース料理を食べたとしても、もうそろそろ終わるころだ・・・松島課長がどうやって真由美を部屋に連れ込むのか・・・妻も誘いの言葉を予感している時間だ》
料理が終わり、すっかり打ち解けた雰囲気の中、松島課長が切り出します・・・。
〔川端さんもう少しいいかな? 二人だけで話したいことがあるんだけど・・。〕
松島課長はおもむろにポケットから部屋のキーを取り出してテーブルの上におきます・・・。
『えっ、あの・・・部屋で話すのですか?』
〔ああ、もう少しゆっくり話したくて、二人きりは危険かな?(苦笑)〕
『いえ、危険だなんて・・・わたし、課長さんのことを信用していますから。』
「ありがとう。(笑) それで今からは“課長さん”と呼ばずに名前で呼んでくれないか?」
『えっ、でも松島課長・・・。』
〔課長もいらないよ。普通に“松島さん”でいいからね。〕
『わ、わかりました・・・。』
〔今夜はご主人にはし遅くなるって言ってきたんだろ? 真由美さん。〕
松島課長も妻のことを“真由美さん”と呼びます。
『はい・・・変に疑われるのは嫌だから、課長さんと、あっ、松島さんと松原さんも一緒に3人でって言ってきました・・・。』
〔それなら安心だね。じゃあ、行きましょうか。〕
席を立ちエレベータに向かう二人・・・。私はそんな妄想をしながら車を走らせて、家に着いたのが午後8時でした。
2016/04/19
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