中21〖たった1度の・・・〗第3回
中21〖たった1度の・・・〗第3回
第2回 2015/06/19
どんどん下の方まで見ていくと・・・。《・・・っん!・・・あった!》、妻(神崎理央:かんざき・りお:29歳)の画像が出てきてしまいました・・(汗)。僕(神崎哲治:かんざき・てつじ:31歳)は、まさか知り合いに、しかも一番の親友の黒田清輝(くろだ・きよてる:31歳)に見られるとは・・・。それも自分のパソコンで・・・。
目の前のパソコンに映し出された理央の恥ずかしい姿・・・。そして、それを見る私と清輝・・・。この何とも言えない状況に、私の心臓は爆発しそうです。次々に現れる画像には、一目でこの部屋と分かるようなものも有りました。
《ヤバい・・・。バレるかも・・・。さすがにこのタイミングでバレるのはマズいな・・・。》
私がもし正直に告白すれば、長年の願望である“他人とのセックスに悶える妻”の姿が見
られるかもしれない・・・。しかし、小心者の私には告白する勇気は有りませんでした。
「もうそろそろ限界・・・。気分が悪くなったから、ちょっとトイレ行ってくるわ。お前もぼちぼち寝ろや。」
〔そーだな。時間も時間やし、そろそろ寝るか? じゃあ、パソコン切っとくで。〕
「うん、頼むわ。布団敷くから、ちょっと待っていてくれ・・・。」
何とかバレずにその場を切り抜けることができました。
僕は《正直に友人に打ち明けた方がよかったかな?》と自問しました。打ち明けていれば、違った展開になったかもしれません・・・。でも《これでよかったんだ。》と、その時の私には、これが精一杯でした・・・。トイレの中で小休止・・昂(たかぶ)る気持ちを必死に落ち着けます。《せめて理央(嫁)が寝てからやったら、バレたとしても何もできんで終われた。でもまだ風呂やし・・・。っん? そういや、いつまで風呂入っているんだ?》
妻が風呂に入ってもうかれこれ1時間は経ちます。冬ならまだしも、今は夏・・。いつもなら30分程度で出てくるはずで、心配になった私は急いでトイレを出て、風呂場に向かいました。
「おーい! 起きてるか? 大丈夫か?」
『・・・・・・・・・。』
中からは何の応答もありません。“ガラッ”と風呂の戸を開け中を覗くと、そこには湯船の中で爆睡する妻の姿・・・。
「おい! 起きないか! ノボせるぞっ!」
『・・・・・んーー・・・。』
妻は・・・全然起きません。
《どうしようか? さすがに一人でベッドまで運ぶんはムリだな。とりあえず隠せるだけ隠して、黒田に手伝ってもらおう。》
私はひとまず妻の体を湯船の縁まで引き上げて、タオルや脱衣籠にある妻が脱いだ服を取り、体に巻きつけました。 第4回へ
2017/07/25
第2回 2015/06/19
どんどん下の方まで見ていくと・・・。《・・・っん!・・・あった!》、妻(神崎理央:かんざき・りお:29歳)の画像が出てきてしまいました・・(汗)。僕(神崎哲治:かんざき・てつじ:31歳)は、まさか知り合いに、しかも一番の親友の黒田清輝(くろだ・きよてる:31歳)に見られるとは・・・。それも自分のパソコンで・・・。
目の前のパソコンに映し出された理央の恥ずかしい姿・・・。そして、それを見る私と清輝・・・。この何とも言えない状況に、私の心臓は爆発しそうです。次々に現れる画像には、一目でこの部屋と分かるようなものも有りました。
《ヤバい・・・。バレるかも・・・。さすがにこのタイミングでバレるのはマズいな・・・。》
私がもし正直に告白すれば、長年の願望である“他人とのセックスに悶える妻”の姿が見
られるかもしれない・・・。しかし、小心者の私には告白する勇気は有りませんでした。
「もうそろそろ限界・・・。気分が悪くなったから、ちょっとトイレ行ってくるわ。お前もぼちぼち寝ろや。」
〔そーだな。時間も時間やし、そろそろ寝るか? じゃあ、パソコン切っとくで。〕
「うん、頼むわ。布団敷くから、ちょっと待っていてくれ・・・。」
何とかバレずにその場を切り抜けることができました。
僕は《正直に友人に打ち明けた方がよかったかな?》と自問しました。打ち明けていれば、違った展開になったかもしれません・・・。でも《これでよかったんだ。》と、その時の私には、これが精一杯でした・・・。トイレの中で小休止・・昂(たかぶ)る気持ちを必死に落ち着けます。《せめて理央(嫁)が寝てからやったら、バレたとしても何もできんで終われた。でもまだ風呂やし・・・。っん? そういや、いつまで風呂入っているんだ?》
妻が風呂に入ってもうかれこれ1時間は経ちます。冬ならまだしも、今は夏・・。いつもなら30分程度で出てくるはずで、心配になった私は急いでトイレを出て、風呂場に向かいました。
「おーい! 起きてるか? 大丈夫か?」
『・・・・・・・・・。』
中からは何の応答もありません。“ガラッ”と風呂の戸を開け中を覗くと、そこには湯船の中で爆睡する妻の姿・・・。
「おい! 起きないか! ノボせるぞっ!」
『・・・・・んーー・・・。』
妻は・・・全然起きません。
《どうしようか? さすがに一人でベッドまで運ぶんはムリだな。とりあえず隠せるだけ隠して、黒田に手伝ってもらおう。》
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2017/07/25
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