中16〖これでいいのか?〗第7話
中16〖これでいいのか?〗第7話
第6話
妻(吉永茉莉奈:よしなが・まりな:28歳)を寝取られた翌日、私(吉永和彦:よしなが・かずひこ:32歳)は早速松野文也(まつの・ふみや:33歳)に連絡し、「今日時間が取れたら食事でも。」と呼び出しました。当然ながら松野も要件は分かっています。話も込み入った話ですので居酒屋の個室を予約し私は彼より先に店につき、ビールと簡単なツマミを頼み先にやっていました。
10分程遅れて松野がやってきます。
〔ごめんごめん、遅くなって。〕
「お疲れ、忙しいみたいだね。いや、こっちこそ悪いな。」
すぐにでも色々聞き出したいところですが、先ず松野のビールと注文を済ませ、一通り頼んだものが出るまでは落ち着きませんので本題には入らず仕事の話をしました。
頼んだものが一通り出て来て、いよいよ本題に入ります。
〔あ、そうそう昨日はご馳走様でした。〕
「〔ご馳走様〕って、上手いこと言うなお前。」
“妻をご馳走様”と言ったのではないことはわかっていますが、敢えて言ってみました。
〔お前・・・。なんだよそれ・・・。〕
長い付き合いの二人なので、お互いかなり察することが出来る間柄です。
「まあまあ、でどうだった?」
〔やっぱ知っていたんだね? ずっと起きていたの?〕
「いや、本当に寝ていたよ。途中で起きて気がついたんだ。」
〔そっか、どこまでわかってるの? てか良かったのかな? おれも結構酔っていたみたいで・・・。〕
「ああ、俺が言い出したことだから、それは良いんだよ。ただ聞かせて欲しいだけだよ。」
〔・・・えっと、何から言えば良いのかな・・・?〕
「そうだね、初め寝ていたからなんでやれちゃう展開になったのかが良くわかってないんだよ。どういう事そうでなったの?」
〔あ、そこのところか、お前本当に寝ていたんだ。まあいびき凄かったもんな。えっと、お前が「おれとまりなさんでセックスをして欲しい」と言ったでしょ? それからちょっとして寝ちゃってさ・・・。〕
ビールを飲みながら私はやや緊張しながら話を聞きます。
〔で、お前が本気っぽいから、まりなさんはどう思っているのかなという感じで・・・。〕
「ふむふむ。」
〔お前が酔ってあんなこと言ったけど、さすがにおれ相手って無理でしょって言ったんだけど、『知らない人の方が無理。』ってまりなさんが言っててさ・・。〕
「ああ、そうだよ。だからお前に期待したんだ。」
〔みたいだな。で、まりなさんが結構悩んでいたっぽいのね。『主人(お前)がそんなに言うなら考えた方が良いのかな?』とかそんなこと言ってたな。〕
「あ、そうなんだ。」
妻は私にはそんなそぶりも見せず、拒否ばかりだったので正直意外でした。
第8話へ続く
2017/06/14
第6話
妻(吉永茉莉奈:よしなが・まりな:28歳)を寝取られた翌日、私(吉永和彦:よしなが・かずひこ:32歳)は早速松野文也(まつの・ふみや:33歳)に連絡し、「今日時間が取れたら食事でも。」と呼び出しました。当然ながら松野も要件は分かっています。話も込み入った話ですので居酒屋の個室を予約し私は彼より先に店につき、ビールと簡単なツマミを頼み先にやっていました。
10分程遅れて松野がやってきます。
〔ごめんごめん、遅くなって。〕
「お疲れ、忙しいみたいだね。いや、こっちこそ悪いな。」
すぐにでも色々聞き出したいところですが、先ず松野のビールと注文を済ませ、一通り頼んだものが出るまでは落ち着きませんので本題には入らず仕事の話をしました。
頼んだものが一通り出て来て、いよいよ本題に入ります。
〔あ、そうそう昨日はご馳走様でした。〕
「〔ご馳走様〕って、上手いこと言うなお前。」
“妻をご馳走様”と言ったのではないことはわかっていますが、敢えて言ってみました。
〔お前・・・。なんだよそれ・・・。〕
長い付き合いの二人なので、お互いかなり察することが出来る間柄です。
「まあまあ、でどうだった?」
〔やっぱ知っていたんだね? ずっと起きていたの?〕
「いや、本当に寝ていたよ。途中で起きて気がついたんだ。」
〔そっか、どこまでわかってるの? てか良かったのかな? おれも結構酔っていたみたいで・・・。〕
「ああ、俺が言い出したことだから、それは良いんだよ。ただ聞かせて欲しいだけだよ。」
〔・・・えっと、何から言えば良いのかな・・・?〕
「そうだね、初め寝ていたからなんでやれちゃう展開になったのかが良くわかってないんだよ。どういう事そうでなったの?」
〔あ、そこのところか、お前本当に寝ていたんだ。まあいびき凄かったもんな。えっと、お前が「おれとまりなさんでセックスをして欲しい」と言ったでしょ? それからちょっとして寝ちゃってさ・・・。〕
ビールを飲みながら私はやや緊張しながら話を聞きます。
〔で、お前が本気っぽいから、まりなさんはどう思っているのかなという感じで・・・。〕
「ふむふむ。」
〔お前が酔ってあんなこと言ったけど、さすがにおれ相手って無理でしょって言ったんだけど、『知らない人の方が無理。』ってまりなさんが言っててさ・・。〕
「ああ、そうだよ。だからお前に期待したんだ。」
〔みたいだな。で、まりなさんが結構悩んでいたっぽいのね。『主人(お前)がそんなに言うなら考えた方が良いのかな?』とかそんなこと言ってたな。〕
「あ、そうなんだ。」
妻は私にはそんなそぶりも見せず、拒否ばかりだったので正直意外でした。
第8話へ続く
2017/06/14
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