超短Ⅱ7【ほんとに?】第1話
超短Ⅱ7【ほんとに?】第1話
(原題:予期せぬ現実 投稿者:たけ雅彦 投稿日:2006/10/12)
私(上原雅彦:うえはら・まさひこ)と妻(上原柚希:うえはら・ゆずき)は共に36歳で結婚12年と早い結婚でありながら、変わる事無くとても仲の良い夫婦です。変わった事といえば、最近私がこの性癖(妻が他人に抱かれる妄想に興奮する)を持っている事に気づいた事くらいでした。妻にも私の性癖を何度か打ち明けた事もあるのですが完全拒否・・・です。諦めモードでインターネットサイトを見ては妄想して、一人楽しむ日々でした。しかしこの妄想が現実になる日が突然やってきたのです。
それは、夏休みを利用し子供が妻の実家へ泊まりにいった週末、柚希は久しぶりに学生時代の友だちと食事へ行く事になっていたので夕方から出掛けました。私も近所に住む友人(今西淳二:いまにし・じゅんじ:37歳)を誘い近くの居酒屋へ。彼とは高校時代からの付き合いで現在はバツイチ。決してイケメンでは無いのですが巧みな話術をもっている為か、女性には苦労しない男なのです。
その日はいつにも増して会話も弾み、私の家で飲みなおす事になり途中コンビニで酒を買出し自宅へ向かいました。午後9時前・・・妻はまだ帰宅していません。自宅に友人と2人で飲み続け、相変わらずくだらない会話に花が咲きます。途中で、私はたばこを切らしたので買いに出掛けご機嫌に部屋に戻ると、私は今西の予想外な行動に凍り付いてしまった。私のPCを開き履歴から何といつものサイトを見ていたのです。
〔へー。雅彦ってこんな趣味あったんだな?〕
とニヤニヤしながら私を見ていました。
「え?・・・ いや・・・ まぁ・・・。」
今西にこの性癖を知られ恥ずかしいやら何やらで私はしどろもどろになってしまう。すると、彼がこういうのです。
〔実はさぁ、俺、柚希ちゃんってタイプなんだよー。雅彦の希望聞いてあげるから俺に口説かせてもらえないかな?〕
「・・・ 堕ちたら好きにしてもいいよ。」
その時の私は予期せぬ事態に強がってしまった・・・。
こうなると話術の上手い今西は自分のペースでどんどん話を進めていくのです。そもそも
Sっ気の強い彼は私のM気質を見透かしていた。
〔柚希ちゃんは何時頃帰って来るの?〕
「分かんないけど10時には帰って来るんじゃないかな?・・・ いつも帰宅途中にメールが入るけど・・・。」
〔ふーん。そしたらさ、こう言えよ。「今日居酒屋で飲みすぎてダウンしちゃったから、今西に家まで送り届けてもらったって」それでお前は既に寝てる事にして寝室に隠れていろよ!〕
「お前は?」
〔俺は柚希ちゃんが帰って来るまで一人にしとくのが心配だから付き添ってた事にする。後は俺が巧く口説くだけだ。そこの襖を少し開けておくから覗いていいよ。〕
そういって居間と廊下仕切る襖を指差す。その時、私は〔妻を堕とせる。〕と、やけに自信に満ちた今西の態度にかなり不愉快になりました。 第2話へ
2018/03/19
(原題:予期せぬ現実 投稿者:たけ雅彦 投稿日:2006/10/12)
私(上原雅彦:うえはら・まさひこ)と妻(上原柚希:うえはら・ゆずき)は共に36歳で結婚12年と早い結婚でありながら、変わる事無くとても仲の良い夫婦です。変わった事といえば、最近私がこの性癖(妻が他人に抱かれる妄想に興奮する)を持っている事に気づいた事くらいでした。妻にも私の性癖を何度か打ち明けた事もあるのですが完全拒否・・・です。諦めモードでインターネットサイトを見ては妄想して、一人楽しむ日々でした。しかしこの妄想が現実になる日が突然やってきたのです。
それは、夏休みを利用し子供が妻の実家へ泊まりにいった週末、柚希は久しぶりに学生時代の友だちと食事へ行く事になっていたので夕方から出掛けました。私も近所に住む友人(今西淳二:いまにし・じゅんじ:37歳)を誘い近くの居酒屋へ。彼とは高校時代からの付き合いで現在はバツイチ。決してイケメンでは無いのですが巧みな話術をもっている為か、女性には苦労しない男なのです。
その日はいつにも増して会話も弾み、私の家で飲みなおす事になり途中コンビニで酒を買出し自宅へ向かいました。午後9時前・・・妻はまだ帰宅していません。自宅に友人と2人で飲み続け、相変わらずくだらない会話に花が咲きます。途中で、私はたばこを切らしたので買いに出掛けご機嫌に部屋に戻ると、私は今西の予想外な行動に凍り付いてしまった。私のPCを開き履歴から何といつものサイトを見ていたのです。
〔へー。雅彦ってこんな趣味あったんだな?〕
とニヤニヤしながら私を見ていました。
「え?・・・ いや・・・ まぁ・・・。」
今西にこの性癖を知られ恥ずかしいやら何やらで私はしどろもどろになってしまう。すると、彼がこういうのです。
〔実はさぁ、俺、柚希ちゃんってタイプなんだよー。雅彦の希望聞いてあげるから俺に口説かせてもらえないかな?〕
「・・・ 堕ちたら好きにしてもいいよ。」
その時の私は予期せぬ事態に強がってしまった・・・。
こうなると話術の上手い今西は自分のペースでどんどん話を進めていくのです。そもそも
Sっ気の強い彼は私のM気質を見透かしていた。
〔柚希ちゃんは何時頃帰って来るの?〕
「分かんないけど10時には帰って来るんじゃないかな?・・・ いつも帰宅途中にメールが入るけど・・・。」
〔ふーん。そしたらさ、こう言えよ。「今日居酒屋で飲みすぎてダウンしちゃったから、今西に家まで送り届けてもらったって」それでお前は既に寝てる事にして寝室に隠れていろよ!〕
「お前は?」
〔俺は柚希ちゃんが帰って来るまで一人にしとくのが心配だから付き添ってた事にする。後は俺が巧く口説くだけだ。そこの襖を少し開けておくから覗いていいよ。〕
そういって居間と廊下仕切る襖を指差す。その時、私は〔妻を堕とせる。〕と、やけに自信に満ちた今西の態度にかなり不愉快になりました。 第2話へ
2018/03/19
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