超短Ⅱ16『あなた大丈夫だから』その1話
超短Ⅱ16『あなた大丈夫だから』その1話
(原題:気の弱い僕を守るために、妻が上司達に抱かれました 投稿者・投稿日:不明)
僕(新堂直人:しんどう・なおと)は、昔から気が弱く、イジメみたいな事のターゲットになる事が多かったのです。ただ、中学の時から私立に行き、そのままエスカレーターで大学まで行けたので、荒れた中学や高校のようなハードなイジメには遭いませんでした。
そんな僕も、誰でも知っている大手の広告代理店に就職ができ、恋人(鈴木真実:すずき・まみ)もできます。3つ年上の彼女にリードされっぱなしです。しかし、気の弱い僕にとっては、それが心地良くもありました。そして、交際3年目で結婚し、僕は26歳で、彼女は29歳、そろそろ子作りをしようかな? と思っている今日この頃です。
嫁の真実は、身長163センチ、胸とお尻が大きくてウエスト(腰)が括れているナイスバディでした。見た目は、芸能人の優香さんが近いイメージです。癒やし系というか、菩薩みたいなイメージで、優しい印象。でも、中身は気が強く完全に姉さん女房で、ほとんど全ての事は彼女が決定します。
『ほら、早くしないと遅刻しちゃうわよ。もう、いい大人なんだから、しっかりしないと!』
朝、まだ寝ぼけている僕に、真実が少しきつく言いました。朝に弱い僕を起こしてくれるのは、毎朝の事です。寝ぼけながら「おはよう。」という僕に、『朝ご飯、出来てるよ。ほら、今日も忙しいんでしょ? いっぱい食べて、元気つけないと!』 って、まるで母親のように言いました。それで僕は寝ぐせ頭のままベッドを抜け出し、真実が作ってくれた和朝食を食べ始めます。
『美味しい?』って真実は僕が食べるところをニコニコと見ながら、声をかけてきた。僕みたいな陰キャラに、こんなに良い嫁が出来るなんて、人生わからないものだなと思います。僕は、「美味しいよ。」と答えながら、突発的に「どうして僕と結婚したの?」と訊いてしまいました。『はぁ? まだ寝ぼけてるの?』って真実はあきれたような顔で言います。それで、思わず「ごめん。」と言った僕に、『別に謝ることないけど。直人だからだよ。結婚したのは、アンタだからだよ。』って、頬を赤くしながら言ってくれました。僕は、幸せな気持ちで「ありがとう。」と答えます。
『今日は早く帰ってこられる?』って真実に聞かれて、「多分大丈夫だよ。」と答えると、 『じゃあ、今日も子作りしようね。』って、真実ははにかみながら言います。僕は、《楽しみだな。》と思いながら、うんと答えました。
そして会社に行き、いつものように忙しく働いていると、上司の石原(孝太郎:いしはら・こうたろう:42歳)部長に声をかけられます。〔新堂! 今日、三ツ星製菓の黒岩専務と会合な。〕と僕の予定など聞く事もなく、当たり前のように言ってきました。でも、僕は逆らう事も出来ず、「わかりました。」と答えます。
三ツ星製菓の黒岩(潤一:くろいわ・じゅんいち:50歳)専務は、石原部長と気が合うようで、三ツ星製菓は僕の取引先ですが、最近は僕を通さずに連絡を取り合っていました。僕は、黒岩専務の傲慢な態度や口調、黙っていても普通の人じゃないオーラが出ている雰囲気が怖くて、苦手としています。でも、僕の営業成績のほとんどを黒岩専務の会社から得ているのであり、逃げようもありませんでした。 その2話に続く
2018/07/12
(原題:気の弱い僕を守るために、妻が上司達に抱かれました 投稿者・投稿日:不明)
僕(新堂直人:しんどう・なおと)は、昔から気が弱く、イジメみたいな事のターゲットになる事が多かったのです。ただ、中学の時から私立に行き、そのままエスカレーターで大学まで行けたので、荒れた中学や高校のようなハードなイジメには遭いませんでした。
そんな僕も、誰でも知っている大手の広告代理店に就職ができ、恋人(鈴木真実:すずき・まみ)もできます。3つ年上の彼女にリードされっぱなしです。しかし、気の弱い僕にとっては、それが心地良くもありました。そして、交際3年目で結婚し、僕は26歳で、彼女は29歳、そろそろ子作りをしようかな? と思っている今日この頃です。
嫁の真実は、身長163センチ、胸とお尻が大きくてウエスト(腰)が括れているナイスバディでした。見た目は、芸能人の優香さんが近いイメージです。癒やし系というか、菩薩みたいなイメージで、優しい印象。でも、中身は気が強く完全に姉さん女房で、ほとんど全ての事は彼女が決定します。
『ほら、早くしないと遅刻しちゃうわよ。もう、いい大人なんだから、しっかりしないと!』
朝、まだ寝ぼけている僕に、真実が少しきつく言いました。朝に弱い僕を起こしてくれるのは、毎朝の事です。寝ぼけながら「おはよう。」という僕に、『朝ご飯、出来てるよ。ほら、今日も忙しいんでしょ? いっぱい食べて、元気つけないと!』 って、まるで母親のように言いました。それで僕は寝ぐせ頭のままベッドを抜け出し、真実が作ってくれた和朝食を食べ始めます。
『美味しい?』って真実は僕が食べるところをニコニコと見ながら、声をかけてきた。僕みたいな陰キャラに、こんなに良い嫁が出来るなんて、人生わからないものだなと思います。僕は、「美味しいよ。」と答えながら、突発的に「どうして僕と結婚したの?」と訊いてしまいました。『はぁ? まだ寝ぼけてるの?』って真実はあきれたような顔で言います。それで、思わず「ごめん。」と言った僕に、『別に謝ることないけど。直人だからだよ。結婚したのは、アンタだからだよ。』って、頬を赤くしながら言ってくれました。僕は、幸せな気持ちで「ありがとう。」と答えます。
『今日は早く帰ってこられる?』って真実に聞かれて、「多分大丈夫だよ。」と答えると、 『じゃあ、今日も子作りしようね。』って、真実ははにかみながら言います。僕は、《楽しみだな。》と思いながら、うんと答えました。
そして会社に行き、いつものように忙しく働いていると、上司の石原(孝太郎:いしはら・こうたろう:42歳)部長に声をかけられます。〔新堂! 今日、三ツ星製菓の黒岩専務と会合な。〕と僕の予定など聞く事もなく、当たり前のように言ってきました。でも、僕は逆らう事も出来ず、「わかりました。」と答えます。
三ツ星製菓の黒岩(潤一:くろいわ・じゅんいち:50歳)専務は、石原部長と気が合うようで、三ツ星製菓は僕の取引先ですが、最近は僕を通さずに連絡を取り合っていました。僕は、黒岩専務の傲慢な態度や口調、黙っていても普通の人じゃないオーラが出ている雰囲気が怖くて、苦手としています。でも、僕の営業成績のほとんどを黒岩専務の会社から得ているのであり、逃げようもありませんでした。 その2話に続く
2018/07/12
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