短Ⅳ21『あなたが望むことなら。』5話
短Ⅳ21『あなたが望むことなら。』5話
4話 2018/10/03
「他人に抱かれて欲しい。それを見たいんだ。」
『わかりました。』
私(西脇俊二:にしわき・しゅんじ:49歳)は、嫁(西脇明子:にしわき:あきこ:39歳)に何かを頼むことは少ない。生活に不満がないし、明子がいることだけで満足している部分があったからである。そんな私の頼みなので、結局受け入れてくれたのだと思うが、私の希望はかなり過激なもので、拒否されるのを覚悟して説明したのだが、それも受け入れてもらえた。
自宅で私と二人でいつも通り過ごす中、他に一人男性がいる。そしてその男性は、その日一日、好きなときに好きなように明子を抱いて良いというものだった。まさか受け入れてくれるとは思っていなかったので、正直驚いたので、思わずどうしてOKか聞いてしまった。
『だって・・・。あなたはいつもわたしたちに一生懸命で、自分のことはいつも後回し・・・。 あなたが望むことなら、わたしはどんなことでもします。』
こんなことを言われて、私は思わず涙ぐんでしまった・・・。
そして、これを考えたときから、こいつしかいないと思っていた相手に打ち明ける。私の会社の社員で、大学も高校も私の後輩という、いろいろな意味で信用できる宮本良一(みやもと・りょういち:44歳)だ。バツ1で今は、日々独身生活を楽しんでいるようだ。
打ち明けると、〔先輩にそんな願望があるんですね、意外です。奥さんめちゃ綺麗なのに、そんなこと思っちゃうんですね。俺は全然OKですよ。と言うか、正直ラッキーって感じです。もちろん、誰にも言わないですよ。墓場までってヤツですから、安心してください。〕一見軽い感じだが、仕事も出来るし、責任感も強い男だ。
見た目は、速水もこみちに似た感じで、イケメンの部類だ。身長も高く、細身の体をしている。正直、明子が心まで寝取られてしまうのでは?と、心配なのだが、こんな事を頼めるのは彼しか思いつかなかった。
それから、あっという間にその日が来る。前の晩から緊張している感じの明子だったが、今朝は落ち着かない感じが凄い。立ったり座ったり、ウロウロしたりで、見ていてちょっと笑えてきた。
そして、インターフォンが鳴ってしまう・・・。休みだというのに、宮本はスーツで訪れた。
〔おはようございます! お久しぶりです。〕
さわやかな笑顔とともに宮本が挨拶をする。宮本は、ゴルフで私を迎えに来たときに明子とは何度か顔を合わせたことがある。
だが、挨拶以上の会話すらしたことがない。それなのに、今日はこんな事をさせようとしていた・・・。嫁は見ていてわかるくらいガチガチに緊張している。膝丈のスカートに、白のブラウスを着た明子。清楚で上品な感じだ。だが、ブラウスなどを着ると、胸の大きさが強調される。はち切れそうな胸が、清楚な雰囲気の明子には似つかわしくなかった。
6話に続く
2018/10/12
4話 2018/10/03
「他人に抱かれて欲しい。それを見たいんだ。」
『わかりました。』
私(西脇俊二:にしわき・しゅんじ:49歳)は、嫁(西脇明子:にしわき:あきこ:39歳)に何かを頼むことは少ない。生活に不満がないし、明子がいることだけで満足している部分があったからである。そんな私の頼みなので、結局受け入れてくれたのだと思うが、私の希望はかなり過激なもので、拒否されるのを覚悟して説明したのだが、それも受け入れてもらえた。
自宅で私と二人でいつも通り過ごす中、他に一人男性がいる。そしてその男性は、その日一日、好きなときに好きなように明子を抱いて良いというものだった。まさか受け入れてくれるとは思っていなかったので、正直驚いたので、思わずどうしてOKか聞いてしまった。
『だって・・・。あなたはいつもわたしたちに一生懸命で、自分のことはいつも後回し・・・。 あなたが望むことなら、わたしはどんなことでもします。』
こんなことを言われて、私は思わず涙ぐんでしまった・・・。
そして、これを考えたときから、こいつしかいないと思っていた相手に打ち明ける。私の会社の社員で、大学も高校も私の後輩という、いろいろな意味で信用できる宮本良一(みやもと・りょういち:44歳)だ。バツ1で今は、日々独身生活を楽しんでいるようだ。
打ち明けると、〔先輩にそんな願望があるんですね、意外です。奥さんめちゃ綺麗なのに、そんなこと思っちゃうんですね。俺は全然OKですよ。と言うか、正直ラッキーって感じです。もちろん、誰にも言わないですよ。墓場までってヤツですから、安心してください。〕一見軽い感じだが、仕事も出来るし、責任感も強い男だ。
見た目は、速水もこみちに似た感じで、イケメンの部類だ。身長も高く、細身の体をしている。正直、明子が心まで寝取られてしまうのでは?と、心配なのだが、こんな事を頼めるのは彼しか思いつかなかった。
それから、あっという間にその日が来る。前の晩から緊張している感じの明子だったが、今朝は落ち着かない感じが凄い。立ったり座ったり、ウロウロしたりで、見ていてちょっと笑えてきた。
そして、インターフォンが鳴ってしまう・・・。休みだというのに、宮本はスーツで訪れた。
〔おはようございます! お久しぶりです。〕
さわやかな笑顔とともに宮本が挨拶をする。宮本は、ゴルフで私を迎えに来たときに明子とは何度か顔を合わせたことがある。
だが、挨拶以上の会話すらしたことがない。それなのに、今日はこんな事をさせようとしていた・・・。嫁は見ていてわかるくらいガチガチに緊張している。膝丈のスカートに、白のブラウスを着た明子。清楚で上品な感じだ。だが、ブラウスなどを着ると、胸の大きさが強調される。はち切れそうな胸が、清楚な雰囲気の明子には似つかわしくなかった。
6話に続く
2018/10/12
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