短Ⅳ15〚情婦〛第9話
短Ⅳ15〚情婦〛第9話
第8話 2018/10/16
私(服部則之:はっとり・のりゆき:41歳)は背中から妻(服部有紀子:はっとり・ゆきこ:37歳)の体に巻き付き、強く挿入しながら荒い息で言った。
「君を悩ませて悪いと思ってる。君も戸惑ってるんだろう? でも心配しなくていいんだ。俺は君を愛してる。これは罠なんかじゃない。」
『罠?』
「俺は本当に君が好きなんだ。だから石井(卓司:いしい・たくじ:41歳)に抱かれて欲しいんだ。」
『そんなのって・・・。』
「そういう願望があるんだ。その方が今よりももっと君を大切に思えるんだ」
『おかしいよ・・・。』
「君だって今まで何度も石井との昔の話を俺に聞かせて、俺がすごく興奮してたのを分かってるだろ?」
『だからって・・・。』
「わかってるんだったら命令したとおりにしてくれ。」
『命令なんて・・・。』
「わかった。じゃあ、君の気持ちのままにすればいい。俺は何も命令しないから、君が望
んでるとおりにしてくれればいい。」
『私が望んでること?』
私はさらに激しく後ろから突いた。
「そうだ。君の、この、ぐちゃぐちゃに濡れてるところに、あいつの堅いのを挿れられたいんだろ。」
『あああ、そんな・・言わないで・・・。』
「俺はわかってるんだ。君のここが、あいつを欲しがってるのを。」
『もう言わないで・・・。』
「だめだ、もっともっと言うぞ。君のここは、あいつにガンガン突かれたいんだ。」
『・・・やめて・・・。』
「俺のより太い、あいつのを、奥の奥まで挿れられたいんだろ?」
『あ・・・ だめ・・・ 許して。』
「だめだ、許さない。石井を思って感じてるくせに!」
『あ・・・ いく・・・!』
妻は私の激しい責め文句で逝ってしまう。しかし、私はそこで止めずに、今度はゆっくり
動きながら言い聞かせた。
「明日は土曜日だ。夕方、石井が来るから、飲みながらゆっくり話そう。飲んだあと、俺
は酔い覚ましに外に出るから。そしたらしばらく戻らない。だから君は石井と話をして、
過去の清算をすればいいよ。話の邪魔になるから俺はいない方がいいだろ。」
『今さら話すことなんて・・・。』
「嘘言うな。たくさん思いがあったんだろ。そして望んでるとおりにすればいい。」
『望んでなんか・・・。』
「嘘だ。もう一度抱かれたいだろ。
『今さら相手にされないわ。』
「そんなことない。あいつは君に悪かったと思ってるから、君が望めば応えてくれる。」
『だって奥さんがいるじゃない?』
「いない。もう離婚したんだよ。
妻の言葉が止まる。有紀子の心が動いた瞬間だった。 第10話に続く
2018/11/27
第8話 2018/10/16
私(服部則之:はっとり・のりゆき:41歳)は背中から妻(服部有紀子:はっとり・ゆきこ:37歳)の体に巻き付き、強く挿入しながら荒い息で言った。
「君を悩ませて悪いと思ってる。君も戸惑ってるんだろう? でも心配しなくていいんだ。俺は君を愛してる。これは罠なんかじゃない。」
『罠?』
「俺は本当に君が好きなんだ。だから石井(卓司:いしい・たくじ:41歳)に抱かれて欲しいんだ。」
『そんなのって・・・。』
「そういう願望があるんだ。その方が今よりももっと君を大切に思えるんだ」
『おかしいよ・・・。』
「君だって今まで何度も石井との昔の話を俺に聞かせて、俺がすごく興奮してたのを分かってるだろ?」
『だからって・・・。』
「わかってるんだったら命令したとおりにしてくれ。」
『命令なんて・・・。』
「わかった。じゃあ、君の気持ちのままにすればいい。俺は何も命令しないから、君が望
んでるとおりにしてくれればいい。」
『私が望んでること?』
私はさらに激しく後ろから突いた。
「そうだ。君の、この、ぐちゃぐちゃに濡れてるところに、あいつの堅いのを挿れられたいんだろ。」
『あああ、そんな・・言わないで・・・。』
「俺はわかってるんだ。君のここが、あいつを欲しがってるのを。」
『もう言わないで・・・。』
「だめだ、もっともっと言うぞ。君のここは、あいつにガンガン突かれたいんだ。」
『・・・やめて・・・。』
「俺のより太い、あいつのを、奥の奥まで挿れられたいんだろ?」
『あ・・・ だめ・・・ 許して。』
「だめだ、許さない。石井を思って感じてるくせに!」
『あ・・・ いく・・・!』
妻は私の激しい責め文句で逝ってしまう。しかし、私はそこで止めずに、今度はゆっくり
動きながら言い聞かせた。
「明日は土曜日だ。夕方、石井が来るから、飲みながらゆっくり話そう。飲んだあと、俺
は酔い覚ましに外に出るから。そしたらしばらく戻らない。だから君は石井と話をして、
過去の清算をすればいいよ。話の邪魔になるから俺はいない方がいいだろ。」
『今さら話すことなんて・・・。』
「嘘言うな。たくさん思いがあったんだろ。そして望んでるとおりにすればいい。」
『望んでなんか・・・。』
「嘘だ。もう一度抱かれたいだろ。
『今さら相手にされないわ。』
「そんなことない。あいつは君に悪かったと思ってるから、君が望めば応えてくれる。」
『だって奥さんがいるじゃない?』
「いない。もう離婚したんだよ。
妻の言葉が止まる。有紀子の心が動いた瞬間だった。 第10話に続く
2018/11/27
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