《妻とおじさん 第12回》
長B《妻とおじさん 第12回》
私が目覚めた時、妻の姿はなく、ふすま越しに声だけが聞こえて来ました…。
『もう!言わないで…そんなことない…ふふふ…してないってば…。』
《いいじゃないか真希ちゃん…夫婦なんだから、恥ずかしいことじゃないよ…みんなやってることだ。》
『もう…おじさんは!口にしていい事と、言わない方がいい事ってあるでしょ。』
「お~い、真希…。」
『は~い!起きたの~…ご飯、もうすぐだから…。』
居間に行くと…
《あっ…兄ちゃんおはよう…。》
「おはよう……シャワー浴びてくるわ…。」
出て来ると、朝食が出来ていました。
《真希ちゃん、料理うまいなぁ…。》
『ハハハ…お魚焼いて、玉子焼いて、ほうれん草、茹でただけよ。』
「味つけしてないのが、うまい…みそ汁はインスタント?」
『ひど~い!ちゃんと作ったわよ。…和風出しだけど…。』
「やっぱり!うまいなぁ。」
朝食も終り、おじさんを二人で送ります。その日は、朝から快晴で、気持ちのいい風が吹い
ていました。真希は淡い水色のワンピースに、白いサンダルの軽装…黒髪が揺れていました。
《真希ちゃん……きれいだなぁ…背も高いし…。》
『えー?なによーおじさん。昨日から見ているのに…でも、ありがとう。』
《外で見ると、なおさら、きれいだ…兄ちゃんが惚れたはずだぁ…。》
三人でぶらぶら歩きました…途中、見知らぬ小路を通ったり、小さな喫茶店を見つけたり…土曜日でしたから、人通りもかなりありました。15分も歩いた頃、昨夜の公園が見えてきました。
《真希ちゃん、俺の住んでる家…あんまり小さいからびっくりするよ…。》
『ぅふ…楽しみ…。』
公園に着く手前の小路を右手に曲がりました…
《あそこの、電信柱の……ん!?…ヨネ?…何で…?》
〔コバさ~ん…〕
おじさんより先に先方から声をかけてきました。近づくと、人の良さそうな背の高い男性。私は、ピン!ときました。おじさんの、裸踊りの仲間…外人並のペニスを持つ男。
《おめぇ…なにやってんだ?…なんか用か?》
〔なにかじゃねぇよ…コバさん、昨日酔って、途中で帰ったから…家に寄っても居ねぇしよ…。〕
《あぁー心配して来てくれただか?…悪い悪い…。》
〔昨日は帰らなかっただか?…どこさ行ってた?〕
《どこって…知り合いのとこさ…。》
ふたりの会話に割り込むように私が挨拶をする。
「自分の家に来ていました…初めまして、新堂です。」
『妻の真希です。』
〔アッ!はぃ!米村です…小林さんと同じ会社で…郷里も同じで…はぃ!…したが…コバさん?…東京で知り合い居たか?〕
『ぅふ…おじさん、なんて答えたらいいの?』
《公園で知り合っただ…。》
〔えっ?公園?…〕
2014/12/23
私が目覚めた時、妻の姿はなく、ふすま越しに声だけが聞こえて来ました…。
『もう!言わないで…そんなことない…ふふふ…してないってば…。』
《いいじゃないか真希ちゃん…夫婦なんだから、恥ずかしいことじゃないよ…みんなやってることだ。》
『もう…おじさんは!口にしていい事と、言わない方がいい事ってあるでしょ。』
「お~い、真希…。」
『は~い!起きたの~…ご飯、もうすぐだから…。』
居間に行くと…
《あっ…兄ちゃんおはよう…。》
「おはよう……シャワー浴びてくるわ…。」
出て来ると、朝食が出来ていました。
《真希ちゃん、料理うまいなぁ…。》
『ハハハ…お魚焼いて、玉子焼いて、ほうれん草、茹でただけよ。』
「味つけしてないのが、うまい…みそ汁はインスタント?」
『ひど~い!ちゃんと作ったわよ。…和風出しだけど…。』
「やっぱり!うまいなぁ。」
朝食も終り、おじさんを二人で送ります。その日は、朝から快晴で、気持ちのいい風が吹い
ていました。真希は淡い水色のワンピースに、白いサンダルの軽装…黒髪が揺れていました。
《真希ちゃん……きれいだなぁ…背も高いし…。》
『えー?なによーおじさん。昨日から見ているのに…でも、ありがとう。』
《外で見ると、なおさら、きれいだ…兄ちゃんが惚れたはずだぁ…。》
三人でぶらぶら歩きました…途中、見知らぬ小路を通ったり、小さな喫茶店を見つけたり…土曜日でしたから、人通りもかなりありました。15分も歩いた頃、昨夜の公園が見えてきました。
《真希ちゃん、俺の住んでる家…あんまり小さいからびっくりするよ…。》
『ぅふ…楽しみ…。』
公園に着く手前の小路を右手に曲がりました…
《あそこの、電信柱の……ん!?…ヨネ?…何で…?》
〔コバさ~ん…〕
おじさんより先に先方から声をかけてきました。近づくと、人の良さそうな背の高い男性。私は、ピン!ときました。おじさんの、裸踊りの仲間…外人並のペニスを持つ男。
《おめぇ…なにやってんだ?…なんか用か?》
〔なにかじゃねぇよ…コバさん、昨日酔って、途中で帰ったから…家に寄っても居ねぇしよ…。〕
《あぁー心配して来てくれただか?…悪い悪い…。》
〔昨日は帰らなかっただか?…どこさ行ってた?〕
《どこって…知り合いのとこさ…。》
ふたりの会話に割り込むように私が挨拶をする。
「自分の家に来ていました…初めまして、新堂です。」
『妻の真希です。』
〔アッ!はぃ!米村です…小林さんと同じ会社で…郷里も同じで…はぃ!…したが…コバさん?…東京で知り合い居たか?〕
『ぅふ…おじさん、なんて答えたらいいの?』
《公園で知り合っただ…。》
〔えっ?公園?…〕
2014/12/23
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