長H《間違えた選択》1章2話
長H《間違えた選択》1章2話
「いいの?知らないよ?どうなっても……。まぁでも明ちゃん、身持ちが堅いから大丈夫かも。」亜希子と夏樹が私に問い掛けます。
2人の言うように、嫁の明帆はかなりの堅物で、私以外の男に触れられる事を激しく拒否していましたから、たかが30分では渋谷は何もする事はできないはずです。【罰ゲームって考えたら良いのかな】そんな感じでドキドキしながらも、比較的落ち着いて制限時間までみんなと飲んで待っていました。
明帆が渋谷に部屋へ連れて行かれて10数分が経過。お酒のせいか、だんだんと2人の事が頭の中から消え、みんなと話すことに夢中になってしまっていました。そのまま暫く話していた時、夏樹がハッとした感じで私に言います。「矢野さん!渋谷君と明ちゃんは!?もう30分経ったのじゃない!?」
時計を見ると2人が別室に行って40分。約束より10分も過ぎています。【ヤバい!!10分も過ぎている!!】私も焦り隣の部屋に繋がる襖を開けようとしました。‥‥しかし開けられません‥‥‥。【ひょっとしてもう】中ではもう嫁と渋谷が淫らな行為をしているかもしれない‥‥。そう思うと襖を開けようとする手が動かなくなっていました。
「ちょっと渋谷君!!もう時間過ぎてるよ!!!」夏樹と亜希子の声でした。私が襖の前で躊躇しているのを見るに見かねて、2人に聞こえるように大きな声で話しかけてくれました。〔‥‥は~い!〕中から渋谷の返事が‥‥。
私は再びドキドキしながら襖が開くのを待ちました。しかしなかなか2人は出てきません。やきもきしながら待っていると、ようやく襖が開き渋谷が出て来ました。私の方を見て、ニヤニヤしながら‥‥。その後に嫁が‥‥。何やら俯いて、しきりに口元を気にしています。顔を見るとひどく紅潮していました。【やっぱり何かあったんだ。】
「渋谷君!明ちゃんは矢野さんオンリーなんだから、変なことしたら許さないよ!」と亜希子と夏樹が渋谷を責めます。〔だって矢野さんが「いいぞ。」って言ったんだよ。それにいくら何でも、みんながいるのにHなことはしないさ(笑)。〕
渋谷の言明(言葉に出して、はっきりと言いきること。)を聞いて、私は少し安心しました。「あ~あ、罰ゲーム考えとったら良かったな。さすがのお前でも、ウチの嫁は30分ではオトせなかったやろ?まぁまた今度、リベンジのチャンスやってもいいぞ(笑)。」
〔えっ!?何も無かったと思っとん?なぁ、明ちゃん(笑)。〕私が明帆の方を見ると、俯いたまま私の顔を見ようとはしません。
「お前、何かされのか?」
『‥‥‥‥‥‥。』
私の問いかけにも答えようとはしません。
〔まーいいじゃない。後で聞いたら?それよりもうこんな時間だし、お開きにしない?もうオレ眠い‥‥‥。〕渋谷の一言で、飲み会は解散になります。各々片付けをして、松浦の家を出ました。
2015/03/15
「いいの?知らないよ?どうなっても……。まぁでも明ちゃん、身持ちが堅いから大丈夫かも。」亜希子と夏樹が私に問い掛けます。
2人の言うように、嫁の明帆はかなりの堅物で、私以外の男に触れられる事を激しく拒否していましたから、たかが30分では渋谷は何もする事はできないはずです。【罰ゲームって考えたら良いのかな】そんな感じでドキドキしながらも、比較的落ち着いて制限時間までみんなと飲んで待っていました。
明帆が渋谷に部屋へ連れて行かれて10数分が経過。お酒のせいか、だんだんと2人の事が頭の中から消え、みんなと話すことに夢中になってしまっていました。そのまま暫く話していた時、夏樹がハッとした感じで私に言います。「矢野さん!渋谷君と明ちゃんは!?もう30分経ったのじゃない!?」
時計を見ると2人が別室に行って40分。約束より10分も過ぎています。【ヤバい!!10分も過ぎている!!】私も焦り隣の部屋に繋がる襖を開けようとしました。‥‥しかし開けられません‥‥‥。【ひょっとしてもう】中ではもう嫁と渋谷が淫らな行為をしているかもしれない‥‥。そう思うと襖を開けようとする手が動かなくなっていました。
「ちょっと渋谷君!!もう時間過ぎてるよ!!!」夏樹と亜希子の声でした。私が襖の前で躊躇しているのを見るに見かねて、2人に聞こえるように大きな声で話しかけてくれました。〔‥‥は~い!〕中から渋谷の返事が‥‥。
私は再びドキドキしながら襖が開くのを待ちました。しかしなかなか2人は出てきません。やきもきしながら待っていると、ようやく襖が開き渋谷が出て来ました。私の方を見て、ニヤニヤしながら‥‥。その後に嫁が‥‥。何やら俯いて、しきりに口元を気にしています。顔を見るとひどく紅潮していました。【やっぱり何かあったんだ。】
「渋谷君!明ちゃんは矢野さんオンリーなんだから、変なことしたら許さないよ!」と亜希子と夏樹が渋谷を責めます。〔だって矢野さんが「いいぞ。」って言ったんだよ。それにいくら何でも、みんながいるのにHなことはしないさ(笑)。〕
渋谷の言明(言葉に出して、はっきりと言いきること。)を聞いて、私は少し安心しました。「あ~あ、罰ゲーム考えとったら良かったな。さすがのお前でも、ウチの嫁は30分ではオトせなかったやろ?まぁまた今度、リベンジのチャンスやってもいいぞ(笑)。」
〔えっ!?何も無かったと思っとん?なぁ、明ちゃん(笑)。〕私が明帆の方を見ると、俯いたまま私の顔を見ようとはしません。
「お前、何かされのか?」
『‥‥‥‥‥‥。』
私の問いかけにも答えようとはしません。
〔まーいいじゃない。後で聞いたら?それよりもうこんな時間だし、お開きにしない?もうオレ眠い‥‥‥。〕渋谷の一言で、飲み会は解散になります。各々片付けをして、松浦の家を出ました。
2015/03/15
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