中18〚目覚め〛パート10
中18〚目覚め〛パート10
〔あの、(河村)澄夫君と(古川)怜奈さんが、(河村)瑠璃子さんの目の前でイチャついたらどうでしょうか?〕と村上一郎が提案してくる。
〚えぇー! 私ぃ?〛って古川怜奈(こがわ・れな)は驚いていた。
〔はい。瑠璃子さんは、さっきの媚薬の事、結構意識していると思うんですよ。そこで、
怜奈さんが媚薬のせいって事で、かなりキワどい事をしたら余計に暗示にかかると思うんだよね。〕
『キワどい事をするの? 私(怜奈)と澄夫君が?』
〔ええ、別に僕とでもイイですが、それだと澄夫君と瑠璃子さんが盛り上がるだけです。僕が瑠璃子さんと仲良くするタイミングが難しいんですよね。〕
「キワどいってどれくらいの事をするんだ?」と村上君に僕(河村澄夫:すみお)は訊いた。
〔もう、出来るだけです。理想としてはそのままふたりがHをしてくれれば・・・瑠璃子さん
は目の前で他の人のHなんて見た事無いハズです。しかも相手が澄夫君なら嫉妬もするだろうし、上手く行けば対抗意識なんかを燃やしちゃったりして、かなり興奮すると思うんですよね。〕
〚え! Hは無理! 絶対に無理!〛
〔じゃぁHはしなくても、そのギリギリでいいから。もう他に方法は無いと思うんですけど・・・・。〕
「えへへ、怜奈ちゃん。瑠璃子と一郎君に目の前でHをさせるなんて恥ずかしい事計画しておいて、自分は無傷で済まそうって思っていたんだろ? でも、それは甘いんじゃない?」
〚な、なによぉ! だいたいコレは澄夫君への罰なんですから! 私が恥ずかしい思いをする必要無いじゃないですか!〛
「瑠璃子だって、僕への罰で恥ずかしい思いをする必要は無いだろ? まっ、怜奈ちゃんがイヤなら別にやめてもいいけどサ。」
怜奈はキッと僕をにらむが、少し考えて、〚わかったわ、一郎。それでいきましょう。〛
と承諾をした。
〔お願いします。あ、それと怜奈さんの方から澄夫君にセマって下さいね。〕
〚えぇ! 私からぁ? なんでぇ?〛
〔だって澄夫さんの方からセマったら、たぶん瑠璃子さんに怒られて、止められるだけで、ギリギリなんて絶対に無理ですよ。でも怜奈さんからセマったなら、瑠璃子さん、文句は言うと思いますが、彼氏の僕が怒らないと、なかなか止めにくいと思うんですよね。〕
〚そ、そんなぁ・・・。〛
怜奈はまた考え込む様にしていたが、洗面所で手を洗う音がしたので、そこで3人のミーティングは終了になった。妻の瑠璃子が戻り、また4人で他愛も無い話に興じていたが、僕や村上一郎はチラチラと怜奈を見ていた。怜奈もその視線を感じているのだろうが、決して僕達と視線を合わせない様にしている。
僕は、瑠璃子の一郎に対する態度を見て、早い段階からこの計画が失敗に終わると確信していた。だから、先程の瑠璃子へのイタズラも、本当にその気にさせようとは思ってはいない。当然、今度の作戦も、瑠璃子の事は全く心配しておらず、僕は単純に怜奈にイヤらしい事が出来る事に喜んでいた。
だって考えてみて欲しい。怜奈は色っぽい雰囲気のかなりのセクシー系美人だ。スタイル
も少し痩せ過ぎな気はするが、それでも、今日のように下着の様な薄い生地の服を着ていると、結構存在感のある胸をしている。それにヒラヒラの黒いミニから伸びる脚は長くて綺麗だ。
性格は少し気が強く、下ネタも笑い飛ばす余裕を見せるものの、自分のHな話題には顔を赤らめる様な恥じらいも覗かせる。そんな彼女が、僕にセマってくるって言うんだから男として楽しみにするのは当然だろう。《そうだ! 今なら諦めていたあの夢も叶うかも・・・・》
やがて、怜奈が気持ちを決めたのか、グラス中のワインを一気に飲み干すと、僕の首にぶら下がるように抱きついてきた。そして僕の腹あたりに柔らかい感触が押し付けられる。
〚うぅん~。なんか媚薬が効いているみたぁい~!〛
『ちょ、ちょっと!怜奈何してるのよ?』
瑠璃子が慌てて怜奈の服を横から引っ張っている。
2016/03/16
〔あの、(河村)澄夫君と(古川)怜奈さんが、(河村)瑠璃子さんの目の前でイチャついたらどうでしょうか?〕と村上一郎が提案してくる。
〚えぇー! 私ぃ?〛って古川怜奈(こがわ・れな)は驚いていた。
〔はい。瑠璃子さんは、さっきの媚薬の事、結構意識していると思うんですよ。そこで、
怜奈さんが媚薬のせいって事で、かなりキワどい事をしたら余計に暗示にかかると思うんだよね。〕
『キワどい事をするの? 私(怜奈)と澄夫君が?』
〔ええ、別に僕とでもイイですが、それだと澄夫君と瑠璃子さんが盛り上がるだけです。僕が瑠璃子さんと仲良くするタイミングが難しいんですよね。〕
「キワどいってどれくらいの事をするんだ?」と村上君に僕(河村澄夫:すみお)は訊いた。
〔もう、出来るだけです。理想としてはそのままふたりがHをしてくれれば・・・瑠璃子さん
は目の前で他の人のHなんて見た事無いハズです。しかも相手が澄夫君なら嫉妬もするだろうし、上手く行けば対抗意識なんかを燃やしちゃったりして、かなり興奮すると思うんですよね。〕
〚え! Hは無理! 絶対に無理!〛
〔じゃぁHはしなくても、そのギリギリでいいから。もう他に方法は無いと思うんですけど・・・・。〕
「えへへ、怜奈ちゃん。瑠璃子と一郎君に目の前でHをさせるなんて恥ずかしい事計画しておいて、自分は無傷で済まそうって思っていたんだろ? でも、それは甘いんじゃない?」
〚な、なによぉ! だいたいコレは澄夫君への罰なんですから! 私が恥ずかしい思いをする必要無いじゃないですか!〛
「瑠璃子だって、僕への罰で恥ずかしい思いをする必要は無いだろ? まっ、怜奈ちゃんがイヤなら別にやめてもいいけどサ。」
怜奈はキッと僕をにらむが、少し考えて、〚わかったわ、一郎。それでいきましょう。〛
と承諾をした。
〔お願いします。あ、それと怜奈さんの方から澄夫君にセマって下さいね。〕
〚えぇ! 私からぁ? なんでぇ?〛
〔だって澄夫さんの方からセマったら、たぶん瑠璃子さんに怒られて、止められるだけで、ギリギリなんて絶対に無理ですよ。でも怜奈さんからセマったなら、瑠璃子さん、文句は言うと思いますが、彼氏の僕が怒らないと、なかなか止めにくいと思うんですよね。〕
〚そ、そんなぁ・・・。〛
怜奈はまた考え込む様にしていたが、洗面所で手を洗う音がしたので、そこで3人のミーティングは終了になった。妻の瑠璃子が戻り、また4人で他愛も無い話に興じていたが、僕や村上一郎はチラチラと怜奈を見ていた。怜奈もその視線を感じているのだろうが、決して僕達と視線を合わせない様にしている。
僕は、瑠璃子の一郎に対する態度を見て、早い段階からこの計画が失敗に終わると確信していた。だから、先程の瑠璃子へのイタズラも、本当にその気にさせようとは思ってはいない。当然、今度の作戦も、瑠璃子の事は全く心配しておらず、僕は単純に怜奈にイヤらしい事が出来る事に喜んでいた。
だって考えてみて欲しい。怜奈は色っぽい雰囲気のかなりのセクシー系美人だ。スタイル
も少し痩せ過ぎな気はするが、それでも、今日のように下着の様な薄い生地の服を着ていると、結構存在感のある胸をしている。それにヒラヒラの黒いミニから伸びる脚は長くて綺麗だ。
性格は少し気が強く、下ネタも笑い飛ばす余裕を見せるものの、自分のHな話題には顔を赤らめる様な恥じらいも覗かせる。そんな彼女が、僕にセマってくるって言うんだから男として楽しみにするのは当然だろう。《そうだ! 今なら諦めていたあの夢も叶うかも・・・・》
やがて、怜奈が気持ちを決めたのか、グラス中のワインを一気に飲み干すと、僕の首にぶら下がるように抱きついてきた。そして僕の腹あたりに柔らかい感触が押し付けられる。
〚うぅん~。なんか媚薬が効いているみたぁい~!〛
『ちょ、ちょっと!怜奈何してるのよ?』
瑠璃子が慌てて怜奈の服を横から引っ張っている。
2016/03/16
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