短Ⅲ6[寝取られの森へ迷う]第5回
短Ⅲ6[寝取られの森へ迷う]第5回
妄想の世界の中で妻(佐野杏奈:あんな:27歳)が他の男に弄ばれている姿を想像していると、私(佐野秀一:しゅういち:33歳)は信じ難いほど興奮してくる。ネットに溢れているコラージュ(写真などを元に加工した画像)された柏木由紀を見ていると、まるで杏奈がそうされているようで頭の中が真っ白になっていた。
30歳を過ぎてアイドルで自慰行為というのも、他人に言えたものではないが、それがしかも妻がオカズというと理解してくれる人が世の中にいるのかと思ってしまう。<妻フェチ>こんな言葉も知った。私は杏奈を愛していて、だからこそこんな異常行為に興奮するのだと自分に言い聞かせる。そしてそれは恐らく間違いではなかった。
その夜は、私の最近芽生えた不思議な感情について妻の杏奈に全てを話した。「杏奈を誰よりも愛している。だから他の男に色目で見られていると思うと、狂おしい嫉妬と興奮を覚えるんだ。そうした感情を世間の人たちは<寝取られ>と名付けている。」と目を白黒させながら、私の話を聞いてくれる妻に申し訳ない気持ちになった。
出不精の私とはサッカー観戦しか行ったことがないのに、必死で選手名鑑や応援歌を覚えてくれ、自分が望んだかのように楽しんでくれる杏奈。誰よりも私を大切にしてくれる、愛おしい妻。その妻に、いったい自分は何を望んでいるのかと思うと自己嫌悪で吐きそうになる。
『あーこの前のHなゲームってもしかして、その流れで買ったの?』
「えっ知っていたの・・・。」
『本と一緒に重ねていたからつい見ちゃったの。』
<タイトル:愛する妻、真理子が隣室で抱かれるまで>私はAVなどを特に隠すでもなく、無造作にしまってあるがさすがにこのゲームの存在を知られたのは恥ずかしかった。
「・・・やってみる?」
『これって何をするゲームなの?・・うわっ! 私の名前が入れてある!?・・・勝手に使わないでよぅ・・あっ・・えっ!?・・・何この人、奥さんが浮気して興奮しているの?・・・・あなたもこんな趣味なの?・・うそでしょぅ!?』
改めて言われると、何も言い返せなくなる。どちらかと言えば、いやかなり私の性癖はSだ。だから、余計に意外だったのだろう。その時、「他の男とデートしてくれないか!!」と自分でも驚くくらい大きな声で私は叫んでいた。
『えっ!? あなたはどうしているの・・・?』
「家で待っている・・・。」
『あはは・・変なの。女房が他の人と浮気して、それであなたは嬉しいの・・?』
杏奈の口から『他の人と浮気して』という台詞を聞いて、恥ずかしい話、本当に恥ずかしいのだがそれだけで、私の下半身は尋常ではないくらい熱くなっていた。私は覚悟を決めて、「うん。」と大きく頷く。それで杏奈は私の顔を不思議そうに見つめていた。 第6回へ続く 2016/08/09
妄想の世界の中で妻(佐野杏奈:あんな:27歳)が他の男に弄ばれている姿を想像していると、私(佐野秀一:しゅういち:33歳)は信じ難いほど興奮してくる。ネットに溢れているコラージュ(写真などを元に加工した画像)された柏木由紀を見ていると、まるで杏奈がそうされているようで頭の中が真っ白になっていた。
30歳を過ぎてアイドルで自慰行為というのも、他人に言えたものではないが、それがしかも妻がオカズというと理解してくれる人が世の中にいるのかと思ってしまう。<妻フェチ>こんな言葉も知った。私は杏奈を愛していて、だからこそこんな異常行為に興奮するのだと自分に言い聞かせる。そしてそれは恐らく間違いではなかった。
その夜は、私の最近芽生えた不思議な感情について妻の杏奈に全てを話した。「杏奈を誰よりも愛している。だから他の男に色目で見られていると思うと、狂おしい嫉妬と興奮を覚えるんだ。そうした感情を世間の人たちは<寝取られ>と名付けている。」と目を白黒させながら、私の話を聞いてくれる妻に申し訳ない気持ちになった。
出不精の私とはサッカー観戦しか行ったことがないのに、必死で選手名鑑や応援歌を覚えてくれ、自分が望んだかのように楽しんでくれる杏奈。誰よりも私を大切にしてくれる、愛おしい妻。その妻に、いったい自分は何を望んでいるのかと思うと自己嫌悪で吐きそうになる。
『あーこの前のHなゲームってもしかして、その流れで買ったの?』
「えっ知っていたの・・・。」
『本と一緒に重ねていたからつい見ちゃったの。』
<タイトル:愛する妻、真理子が隣室で抱かれるまで>私はAVなどを特に隠すでもなく、無造作にしまってあるがさすがにこのゲームの存在を知られたのは恥ずかしかった。
「・・・やってみる?」
『これって何をするゲームなの?・・うわっ! 私の名前が入れてある!?・・・勝手に使わないでよぅ・・あっ・・えっ!?・・・何この人、奥さんが浮気して興奮しているの?・・・・あなたもこんな趣味なの?・・うそでしょぅ!?』
改めて言われると、何も言い返せなくなる。どちらかと言えば、いやかなり私の性癖はSだ。だから、余計に意外だったのだろう。その時、「他の男とデートしてくれないか!!」と自分でも驚くくらい大きな声で私は叫んでいた。
『えっ!? あなたはどうしているの・・・?』
「家で待っている・・・。」
『あはは・・変なの。女房が他の人と浮気して、それであなたは嬉しいの・・?』
杏奈の口から『他の人と浮気して』という台詞を聞いて、恥ずかしい話、本当に恥ずかしいのだがそれだけで、私の下半身は尋常ではないくらい熱くなっていた。私は覚悟を決めて、「うん。」と大きく頷く。それで杏奈は私の顔を不思議そうに見つめていた。 第6回へ続く 2016/08/09
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