短Ⅲ6[寝取られの森へ迷う]第7回
短Ⅲ6[寝取られの森へ迷う]第7回
半日で50件のメールが届く。《一体どれだけくるんだ!?・・・》しかし、その中には、正直、まともな神経じゃない応募者がいた。≪お前の妻を性奴隷にしてやる!》とか、男性器の写真が添付してあったり、また50代とか60代とか《本当に相手にされるとでも思っているのだろうか?・・・》私(佐野秀一:しゅういち:33歳)はため息をつきながら、改めて別のページの募集欄を開き、そこにこう条件をつけた。“妻とはデートをするだけで、肉体関係をご希望の方はご遠慮願います。”
それでも、この条件を無視して、男性器の画像を送ってくるメールは未だにあるが(迷惑メールにして以後ブロックする)、件数は急激に減っていった。その中に、フルネームと携帯番号が記してあるメールがあり私は驚く。《こんなメールに携帯番号なんて記して大丈夫なのか・・・?》と。
≪そちらがリスクを背負っている以上、こちらも個人情報を公開させて頂きます。≫
その一文で、この人にメールを送ってみようと考え、何度かメールを交わした後、その男性と直接会うことにした。
何だか妙にドキドキする待ち合わせです。
〔あの? 佐野さんでしょうか?〕
そこに現れた男はプロレスラーのような男だった。顔も猿というかゴリラ顔。喫茶店に入ると、男は〔ヨロシクお願いいたします。〕と名刺を差し出してきた。
「えっ!? 平気なんですか・・・?」
〔はい。私はぜひ奥様の彼氏にして頂きたいと思っておりますので、ご主人に怪しいものではないということをわかって頂きたいのです。〕
男の名前は羽賀克之。43歳というが身体付きのせいか5歳は若く見えます。
話を聞いてみると、羽賀さんは“バツ1”で今は特定の彼女はいないそうだ。大手流通グループ会社の子会社で部長をしている。私は途中から羽賀さんの言葉に夢中になっていた。
〔ご主人のような寝取られマゾの方は嫉妬することに興奮をするのです。激しいプレイをするのではなく、ご主人の嫉妬心を煽るようなプレイを心がけたいと思っています。〕
「妻と肉体関係にはならなくてもいいのですか?」
〔ええ構いません。お金で買う玄人女ではなく、人妻さんとのデートだけでドキドキ出来たらと思っております。〕
「羽賀さん、私を嫉妬させてくれるプレイって例えばなんですか?」
《目の前で行われる性行為とか、男に貸し出される妻》そんなプレイを考えていた私にとって羽賀さんの言葉はあまりに衝撃的だった。ニヤリと笑った後、羽賀さんがはっきりとこう言った。〔奥様とわたしで結婚式を挙げたいと思います。〕それで私は唖然とした後、ゆっくり息を飲んだ。 第8回へ続く
2016/08/25
半日で50件のメールが届く。《一体どれだけくるんだ!?・・・》しかし、その中には、正直、まともな神経じゃない応募者がいた。≪お前の妻を性奴隷にしてやる!》とか、男性器の写真が添付してあったり、また50代とか60代とか《本当に相手にされるとでも思っているのだろうか?・・・》私(佐野秀一:しゅういち:33歳)はため息をつきながら、改めて別のページの募集欄を開き、そこにこう条件をつけた。“妻とはデートをするだけで、肉体関係をご希望の方はご遠慮願います。”
それでも、この条件を無視して、男性器の画像を送ってくるメールは未だにあるが(迷惑メールにして以後ブロックする)、件数は急激に減っていった。その中に、フルネームと携帯番号が記してあるメールがあり私は驚く。《こんなメールに携帯番号なんて記して大丈夫なのか・・・?》と。
≪そちらがリスクを背負っている以上、こちらも個人情報を公開させて頂きます。≫
その一文で、この人にメールを送ってみようと考え、何度かメールを交わした後、その男性と直接会うことにした。
何だか妙にドキドキする待ち合わせです。
〔あの? 佐野さんでしょうか?〕
そこに現れた男はプロレスラーのような男だった。顔も猿というかゴリラ顔。喫茶店に入ると、男は〔ヨロシクお願いいたします。〕と名刺を差し出してきた。
「えっ!? 平気なんですか・・・?」
〔はい。私はぜひ奥様の彼氏にして頂きたいと思っておりますので、ご主人に怪しいものではないということをわかって頂きたいのです。〕
男の名前は羽賀克之。43歳というが身体付きのせいか5歳は若く見えます。
話を聞いてみると、羽賀さんは“バツ1”で今は特定の彼女はいないそうだ。大手流通グループ会社の子会社で部長をしている。私は途中から羽賀さんの言葉に夢中になっていた。
〔ご主人のような寝取られマゾの方は嫉妬することに興奮をするのです。激しいプレイをするのではなく、ご主人の嫉妬心を煽るようなプレイを心がけたいと思っています。〕
「妻と肉体関係にはならなくてもいいのですか?」
〔ええ構いません。お金で買う玄人女ではなく、人妻さんとのデートだけでドキドキ出来たらと思っております。〕
「羽賀さん、私を嫉妬させてくれるプレイって例えばなんですか?」
《目の前で行われる性行為とか、男に貸し出される妻》そんなプレイを考えていた私にとって羽賀さんの言葉はあまりに衝撃的だった。ニヤリと笑った後、羽賀さんがはっきりとこう言った。〔奥様とわたしで結婚式を挙げたいと思います。〕それで私は唖然とした後、ゆっくり息を飲んだ。 第8回へ続く
2016/08/25
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