短J〔危険な想い〕パート6
短J〔危険な想い〕パート6
パート5
「うまくホテルがとれた。K駅のすぐ近くのホテルだからとりあえずチェックインしよう。」
ホテルにチェックインした。ツインの部屋だが少し狭いかもしれない。でもその方が好都合か?
「もう少し酒を飲もう、今夜は飲みたい気分だから、由惟も周りのことは気にせずドンドン飲めよ、知っている人に会う心配はないんだから。」
『そうね、私も初めてなの、今まで一度もK駅で降りたことなかったから全然知らないわ。今日は思い切り飲んじゃうぞ!! 酔ったら介抱してね?』
妻(椎名由惟:しいな・ゆい:27歳)はご機嫌です。
「由惟、お願いがあるんだ。さっき買った、ブラジャーとショーツを着けてくれないか? かなり色っぽいと思うんだ。誰も知り合いがいないんだから、大丈夫だから!」
『こんなイヤラシイ下着、私恥ずかしいわ。誰かに見られたら困る!』
「大丈夫、俺と一緒だし、見ず知らずの土地だろう。たとえ見られても、平気だよ!」
『本当に着けていくの? 誰かに見られてもあなたの責任だからね。怒らないでよ。』
「当たり前だろ。俺が着けっていったんだからね。以前、梶原と飲んだ時と違って、今日は梶原がいないんだから見られることもないさ?」
私(椎名一樹:しいな・かずき:32歳)は何とか由惟に承諾させました。
ベッドの上にそれとなくポルノショップで買った物が入った紙袋を置きます。白いブラジャーとティーバックのショーツを由惟が着けました。上は、淡いピンクのタンクトップに少し短めの白いミニスカートです。それからホテルの近くの小さなカラオケスナックに行き飲み始めた。15分ぐらいたった頃、秋山幸平(あきやま・こうへい:32歳)とその連れ(児嶋有一:こじま・ゆういち:36歳)が何食わぬ顔で店に入って来て、私たちのボックスの隣に座り飲み始めます。
由惟が化粧室に行っている間に、児嶋さんとは初対面なので「よろしく頼みます。」と挨拶をして軽く打ち合わせをしました。確かに児嶋は背が低く頭は禿げ上がりかなりのデブである。こんな男に由惟が抱かれると思うと、《やっぱり止めようか。今なら頭を下げて中止にすることができる。やっぱり中止にしよう。》かと逡巡(決心がつかず、ためらうこと)しているとき、由惟がご機嫌で戻ってきました。
私は、「いまこの人たちと仲良くなったんだよ。」と、秋山と児嶋を由惟に紹介する。
『初めまして由惟です。』
〔私たちは東京から出張で来ているんです。奥さんはとっても若くて綺麗ですね。旦那さんが羨ましいな!〕と秋山が由惟に話しかけた。
『そんなことないです。お世辞がお上手ね。みんなで一緒に飲みましょう。』
由惟はやけに機嫌良く秋山と話し始める。秋山は若い頃かなり遊んでいたので、女の扱いはとても上手です。私は児嶋とくだらない話をしながら、由惟のことが気になっていました。《やっぱり中止にしよう。今なら間に合う。》でも、なかなかそれを言い出せないでいるうちに、由惟と秋山がデュエット曲を歌いに、ステージの方へ行ってしまった。そして、由惟は秋山に肩を抱かれ楽しそうに歌っています。《こうなったら成り行きに任せよう。》と決めました。 パート7
2016/09/06
パート5
「うまくホテルがとれた。K駅のすぐ近くのホテルだからとりあえずチェックインしよう。」
ホテルにチェックインした。ツインの部屋だが少し狭いかもしれない。でもその方が好都合か?
「もう少し酒を飲もう、今夜は飲みたい気分だから、由惟も周りのことは気にせずドンドン飲めよ、知っている人に会う心配はないんだから。」
『そうね、私も初めてなの、今まで一度もK駅で降りたことなかったから全然知らないわ。今日は思い切り飲んじゃうぞ!! 酔ったら介抱してね?』
妻(椎名由惟:しいな・ゆい:27歳)はご機嫌です。
「由惟、お願いがあるんだ。さっき買った、ブラジャーとショーツを着けてくれないか? かなり色っぽいと思うんだ。誰も知り合いがいないんだから、大丈夫だから!」
『こんなイヤラシイ下着、私恥ずかしいわ。誰かに見られたら困る!』
「大丈夫、俺と一緒だし、見ず知らずの土地だろう。たとえ見られても、平気だよ!」
『本当に着けていくの? 誰かに見られてもあなたの責任だからね。怒らないでよ。』
「当たり前だろ。俺が着けっていったんだからね。以前、梶原と飲んだ時と違って、今日は梶原がいないんだから見られることもないさ?」
私(椎名一樹:しいな・かずき:32歳)は何とか由惟に承諾させました。
ベッドの上にそれとなくポルノショップで買った物が入った紙袋を置きます。白いブラジャーとティーバックのショーツを由惟が着けました。上は、淡いピンクのタンクトップに少し短めの白いミニスカートです。それからホテルの近くの小さなカラオケスナックに行き飲み始めた。15分ぐらいたった頃、秋山幸平(あきやま・こうへい:32歳)とその連れ(児嶋有一:こじま・ゆういち:36歳)が何食わぬ顔で店に入って来て、私たちのボックスの隣に座り飲み始めます。
由惟が化粧室に行っている間に、児嶋さんとは初対面なので「よろしく頼みます。」と挨拶をして軽く打ち合わせをしました。確かに児嶋は背が低く頭は禿げ上がりかなりのデブである。こんな男に由惟が抱かれると思うと、《やっぱり止めようか。今なら頭を下げて中止にすることができる。やっぱり中止にしよう。》かと逡巡(決心がつかず、ためらうこと)しているとき、由惟がご機嫌で戻ってきました。
私は、「いまこの人たちと仲良くなったんだよ。」と、秋山と児嶋を由惟に紹介する。
『初めまして由惟です。』
〔私たちは東京から出張で来ているんです。奥さんはとっても若くて綺麗ですね。旦那さんが羨ましいな!〕と秋山が由惟に話しかけた。
『そんなことないです。お世辞がお上手ね。みんなで一緒に飲みましょう。』
由惟はやけに機嫌良く秋山と話し始める。秋山は若い頃かなり遊んでいたので、女の扱いはとても上手です。私は児嶋とくだらない話をしながら、由惟のことが気になっていました。《やっぱり中止にしよう。今なら間に合う。》でも、なかなかそれを言い出せないでいるうちに、由惟と秋山がデュエット曲を歌いに、ステージの方へ行ってしまった。そして、由惟は秋山に肩を抱かれ楽しそうに歌っています。《こうなったら成り行きに任せよう。》と決めました。 パート7
2016/09/06
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