中Ⅱ16「俺の嫁さんになってくれ!」第2話
中Ⅱ16「俺の嫁さんになってくれ!」第2話
「修二、お前が誘ったのか?」
〔はい・・・あの日、瞳さんから連絡があって、『治隆(はるたか)さんが仕事行ってつまんないから部屋に来い』と言われて・・・。〕
「・・・・・・。」
〔あの日治隆さん、瞳さんに遅くなるって電話をいれたでしょ? 瞳さん少し不機嫌になって治隆さんが用意したワイン、開けて飲み始めたんですよ・・・僕もかなり飲まされちゃって・・・。〕
俺(筒井治隆:つつい・はるたか:30歳)は片桐瞳(かたぎり・ひとみ:24歳)と部屋で会う時は必ず高価なワインを用意します。瞳がワイン好きなのもあるのですが、酔っ払うとすぐに彼女は眠ってしまうので、セックスレスを紛(まぎ)らわせるには丁度良いという、私の打算もありました・・・。
それで来栖修二(くるす・しゅうじ:20歳)は酔っ払い過ぎで、どのようなキッカケでセックスしてしまったのか、詳しくは覚えていない(本当かどうかは分からないが・・)と言います。ただ、瞳にフェラチオをされている最中に、これはとんでもない事をしている、という事に気付いた。
「フェラって、お前そんな事までさせたのか?」
〔すいません、御免なさい。〕
「・・・でも、そこで我に帰ったんならなんで・・・?」
〔・・・瞳さんがメチャクチャ可愛くて・・・エロくて・・・止められませんでした。ごめんなさい、ごめんなさい。〕
俺はその後、何も聞かずに修二を部屋に返しました。修二は中途半端な私の追及に少し怪訝(けげん)な表情をしますが、彼を返さざるを得ない理由が私にはあったのです。それは、私のぺニスが少しだけですが、反応していた事を悟られない為でした。半年振りに、少しだけですが勃起したのです。瞳の浮気を想像し、俺は極度に興奮してしまったのでした。インターネットで“寝取られ”サイトの投稿を見ても何とも思わなかったのに・・・自分が当事者になってそういう性癖がある事が始めて分かります。
俺はそれから数日間悩みました。以前、この種のサイトで、奥さんを男に寝取らせて、携帯電話でその最中の妻の声を夫に聞かせる、という内容の投稿がありましたが、俺自身、それと同じ事をしたくてたまらなくなっていたのです。異常だと思いました。でも、時間が経つに連れ、その思いはどんどん大きくなっていきます。
俺の勃起不全(ED)が治るかもしれない。そうすれば結果として瞳の為にもなる・・・俺は強引に自分を正当化し、覚悟を決めて修二に協力してもらう事にしました。修二とは一緒に銭湯に行って裸の付き合いをしていましたし、偉そうに女性の悦ばせ方を指南したり、年甲斐もなく下ネタで盛り上がったりした事も何度もあります。だから彼は私の苦悩も理解してくれる筈だと・・・。 第3話へ続く
2016/09/07
「修二、お前が誘ったのか?」
〔はい・・・あの日、瞳さんから連絡があって、『治隆(はるたか)さんが仕事行ってつまんないから部屋に来い』と言われて・・・。〕
「・・・・・・。」
〔あの日治隆さん、瞳さんに遅くなるって電話をいれたでしょ? 瞳さん少し不機嫌になって治隆さんが用意したワイン、開けて飲み始めたんですよ・・・僕もかなり飲まされちゃって・・・。〕
俺(筒井治隆:つつい・はるたか:30歳)は片桐瞳(かたぎり・ひとみ:24歳)と部屋で会う時は必ず高価なワインを用意します。瞳がワイン好きなのもあるのですが、酔っ払うとすぐに彼女は眠ってしまうので、セックスレスを紛(まぎ)らわせるには丁度良いという、私の打算もありました・・・。
それで来栖修二(くるす・しゅうじ:20歳)は酔っ払い過ぎで、どのようなキッカケでセックスしてしまったのか、詳しくは覚えていない(本当かどうかは分からないが・・)と言います。ただ、瞳にフェラチオをされている最中に、これはとんでもない事をしている、という事に気付いた。
「フェラって、お前そんな事までさせたのか?」
〔すいません、御免なさい。〕
「・・・でも、そこで我に帰ったんならなんで・・・?」
〔・・・瞳さんがメチャクチャ可愛くて・・・エロくて・・・止められませんでした。ごめんなさい、ごめんなさい。〕
俺はその後、何も聞かずに修二を部屋に返しました。修二は中途半端な私の追及に少し怪訝(けげん)な表情をしますが、彼を返さざるを得ない理由が私にはあったのです。それは、私のぺニスが少しだけですが、反応していた事を悟られない為でした。半年振りに、少しだけですが勃起したのです。瞳の浮気を想像し、俺は極度に興奮してしまったのでした。インターネットで“寝取られ”サイトの投稿を見ても何とも思わなかったのに・・・自分が当事者になってそういう性癖がある事が始めて分かります。
俺はそれから数日間悩みました。以前、この種のサイトで、奥さんを男に寝取らせて、携帯電話でその最中の妻の声を夫に聞かせる、という内容の投稿がありましたが、俺自身、それと同じ事をしたくてたまらなくなっていたのです。異常だと思いました。でも、時間が経つに連れ、その思いはどんどん大きくなっていきます。
俺の勃起不全(ED)が治るかもしれない。そうすれば結果として瞳の為にもなる・・・俺は強引に自分を正当化し、覚悟を決めて修二に協力してもらう事にしました。修二とは一緒に銭湯に行って裸の付き合いをしていましたし、偉そうに女性の悦ばせ方を指南したり、年甲斐もなく下ネタで盛り上がったりした事も何度もあります。だから彼は私の苦悩も理解してくれる筈だと・・・。 第3話へ続く
2016/09/07
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