中Ⅱ7〖妻と恋人〗 04
中Ⅱ7〖妻と恋人〗 04
03
僕(尾崎健司:けんじ:32歳)は忙しい毎日を送っている。2週間ほど経つと、イギリス暮らしにも慣れてきたのだが、どうしても食事だけは不満だった。噂には聞いていたが、ここまでまずいとは思わなかったのです。イギリスで生活して、初めて妻(尾崎有希:ゆき:27歳)の手料理の価値に気がついた。帰ったら、もっと色々と褒めるようにしようと反省する。
そんなことを思っていたら、無性に有希の声が聞きたくなった。まだ仕事中だが、ちょっとサボって電話してみる。日本はもうけっこう遅い時間(ロンドンとの時差8時間)だが、まだこの時間なら起きているはずだ。
『もしもし、どうしたの?』
有希の可愛い声がする。この声を聞くと、本当に癒やされる。すぐにでも会いたくなった。
「うん、まだ仕事中だけど、どうしても声が聞きたくなったんだ。会いたいよ。」
『わたしも・・・。』
ちょっと元気がない気がした。
「今何してるの?」
『今ね、バイトが終わって帰るところだよ。』
「えっ、こんな時間まで?」
『うん。暇だから、夜のシフトにも入っているの。』
「へぇ、そうなんだ。でも無理をしないでね。あ、ゴメン、仕事に呼ばれちゃった。またかけるね。愛している。」
『わたしも・・・。早く帰ってきて・・・。またかけてね。』
現地法人の担当に呼ばれて、僕は慌てて電話を切って駆け寄る。《そういえば、さっきの電話では、僕の名前を呼ばなかったし、僕が愛してると言っても、『わたしも』って言うだけで、愛しているって答えなかったな・・・。》と、思った。
一瞬不安になったが、『今バイトが終わって帰るところ』って言っていたので、周りにまだ人がいたのかもしれない。長く離れていると、変な想像をしてしまう。有希に限って、そんなことがあるわけがないのに、バカだなと反省した。
そして、この日も忙しく仕事を終えて、ホテルに戻る。仕事中は気にならなかったが、ホテルに一人になると、また変な想像をしてしまう。・・・有希が他の男と楽しそうにしている姿・・・。・・・他の男とキスをしている姿・・・。そんな想像をしてしまう。電話をかけたくなるが、時間を考えるとそれも出来ない。悶々としたまま、変な想像ばかりしてしまう。
仕方ないので、ペイ(有料)チャンネルのアダルトビデオを見ながら、オナニーでもすることにした。当然洋モノで、スポーツのようなセックスで、イマイチなのだが、アジア系の女優がどことなく有希に似ている。それで、有希が、白人の大きなペニスをくわえていると思うと、自分でも不思議なほど興奮した。
あの可愛らしい小さな口が、僕のではない大きなペニスをくわえている。そう思うと、焦燥感や怒りがこみ上げるが、おかしなくらい興奮もしていた。それから、画面の中では有希に似た女優が、自分から男優にまたがり始める。そして、手慣れた様子で挿入すると、ガンガン腰を振り始めた。
僕は有希と数え切れないくらいのセックスをしてきたが、騎乗位はしたことがない。いつも正常位だけだ。バックは何度かしたことがあるが、有希の顔が見られないので好きではなく、ここ何年も正常位だけだ。
画面の中で、有希に似た女優が騎乗位で腰を振りながら、眉間にしわを寄せて激しく喘いでいる。すると、自分でも驚くほどの快感の中で射精をしてしまった。こんな量が出るのは久しぶりである。有希が他の男としているところを想像して、いつも以上に興奮してしまうなんて、どうかしていると思い反省した。 05へ続く
2016/09/03
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僕(尾崎健司:けんじ:32歳)は忙しい毎日を送っている。2週間ほど経つと、イギリス暮らしにも慣れてきたのだが、どうしても食事だけは不満だった。噂には聞いていたが、ここまでまずいとは思わなかったのです。イギリスで生活して、初めて妻(尾崎有希:ゆき:27歳)の手料理の価値に気がついた。帰ったら、もっと色々と褒めるようにしようと反省する。
そんなことを思っていたら、無性に有希の声が聞きたくなった。まだ仕事中だが、ちょっとサボって電話してみる。日本はもうけっこう遅い時間(ロンドンとの時差8時間)だが、まだこの時間なら起きているはずだ。
『もしもし、どうしたの?』
有希の可愛い声がする。この声を聞くと、本当に癒やされる。すぐにでも会いたくなった。
「うん、まだ仕事中だけど、どうしても声が聞きたくなったんだ。会いたいよ。」
『わたしも・・・。』
ちょっと元気がない気がした。
「今何してるの?」
『今ね、バイトが終わって帰るところだよ。』
「えっ、こんな時間まで?」
『うん。暇だから、夜のシフトにも入っているの。』
「へぇ、そうなんだ。でも無理をしないでね。あ、ゴメン、仕事に呼ばれちゃった。またかけるね。愛している。」
『わたしも・・・。早く帰ってきて・・・。またかけてね。』
現地法人の担当に呼ばれて、僕は慌てて電話を切って駆け寄る。《そういえば、さっきの電話では、僕の名前を呼ばなかったし、僕が愛してると言っても、『わたしも』って言うだけで、愛しているって答えなかったな・・・。》と、思った。
一瞬不安になったが、『今バイトが終わって帰るところ』って言っていたので、周りにまだ人がいたのかもしれない。長く離れていると、変な想像をしてしまう。有希に限って、そんなことがあるわけがないのに、バカだなと反省した。
そして、この日も忙しく仕事を終えて、ホテルに戻る。仕事中は気にならなかったが、ホテルに一人になると、また変な想像をしてしまう。・・・有希が他の男と楽しそうにしている姿・・・。・・・他の男とキスをしている姿・・・。そんな想像をしてしまう。電話をかけたくなるが、時間を考えるとそれも出来ない。悶々としたまま、変な想像ばかりしてしまう。
仕方ないので、ペイ(有料)チャンネルのアダルトビデオを見ながら、オナニーでもすることにした。当然洋モノで、スポーツのようなセックスで、イマイチなのだが、アジア系の女優がどことなく有希に似ている。それで、有希が、白人の大きなペニスをくわえていると思うと、自分でも不思議なほど興奮した。
あの可愛らしい小さな口が、僕のではない大きなペニスをくわえている。そう思うと、焦燥感や怒りがこみ上げるが、おかしなくらい興奮もしていた。それから、画面の中では有希に似た女優が、自分から男優にまたがり始める。そして、手慣れた様子で挿入すると、ガンガン腰を振り始めた。
僕は有希と数え切れないくらいのセックスをしてきたが、騎乗位はしたことがない。いつも正常位だけだ。バックは何度かしたことがあるが、有希の顔が見られないので好きではなく、ここ何年も正常位だけだ。
画面の中で、有希に似た女優が騎乗位で腰を振りながら、眉間にしわを寄せて激しく喘いでいる。すると、自分でも驚くほどの快感の中で射精をしてしまった。こんな量が出るのは久しぶりである。有希が他の男としているところを想像して、いつも以上に興奮してしまうなんて、どうかしていると思い反省した。 05へ続く
2016/09/03
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