短Ⅳ3《妻とのメール》第1話
短Ⅳ3《妻とのメール》第1話
(原題:妻の本音 投稿者:悩む男 投稿日:2005/06/29)
私たちは結婚10年を迎え、多少のイザコザはあったものの平凡ですが《まぁ幸せかな!》というレベルの生活をしてきました。妻とは転職する前の会社で出会いました。現在私(三島一成:みしま・かずなり:36歳)と妻(三島百合子:みしま・ゆりこ:34歳)、そして子供が2人。私には愛しい家族です。
しかし結婚生活を振り返った私は、《妻は私とのセックスに満足しているのだろうか?》、《私と付き合う前に当然いた彼氏とのセックスはどんなものだったのだろう?》等と今更ながらの疑問が生じ始めました。そのようなことを訊いたところ妻は、『馬鹿ね。満足よ。』、『そんな昔のこと忘れちゃったわよ。』って全く取り合ってくれません。
それで私は会社のPC(パーソナルコンピュータ)から間違いメールのふりをして、妻の携帯へ送信しました。その夜、百合子が私に『今日ね、間違いメールがきたの。それで≪間違いですよ。≫って返信をしたら、丁寧に謝ってくれてすごく感じのいい人だったの。』って言ってきました。気がつくかとも思いましたが大丈夫みたいです。
翌日から第三者(片桐博巳:かたぎり・ひろみ)を名乗った私と、それに気がつかない妻とのメールのやり取りが始まりました。片桐が〔下の名前を教えてください。〕と乞うと妻は『文乃(あやの)です。』って名乗ります。(妻は“子”がついている名前が嫌だと前から言っていた。)そしてメールの回数を重ねるごとに次第にHネタへと移っていき、ついに妻の本音と過去の経験を聞くことができました。
〔ご主人と出会うまでの経験は何人?〕と片桐になりすました《私》がメールをします。
『5人かな? 少ないでしょ。』
《えっ?? 2人って聞いたことがあるぞ?》
〔文乃さんは不倫経験があるの?〕
『ふふふ、結婚前にね。相手は当時の上司、つまり主人の上司だったの。』
《おいおいっ! それも聞いてないよぉ!》
〔その人のことはホントに好きだったの?〕
私は勇気を奮って訊いてみる。
『うん。だって本当はその人の子供を生みたかったくらいだもん。』
〔『本当は』って?〕
『妊娠しちゃって、中絶しているのよ。でも今は良かったと思っているわ。主人と結婚できて、今はとても幸せだから。』
この日は私がショックを引きずったまま終了した。妻の本音と過去が気になり始めたものの直接訊き出せない私としては、卑怯な手段ですが訊き出すことに成功します。しかし、その真実は衝撃でした。 第2話へ続く
2017/05/06
(原題:妻の本音 投稿者:悩む男 投稿日:2005/06/29)
私たちは結婚10年を迎え、多少のイザコザはあったものの平凡ですが《まぁ幸せかな!》というレベルの生活をしてきました。妻とは転職する前の会社で出会いました。現在私(三島一成:みしま・かずなり:36歳)と妻(三島百合子:みしま・ゆりこ:34歳)、そして子供が2人。私には愛しい家族です。
しかし結婚生活を振り返った私は、《妻は私とのセックスに満足しているのだろうか?》、《私と付き合う前に当然いた彼氏とのセックスはどんなものだったのだろう?》等と今更ながらの疑問が生じ始めました。そのようなことを訊いたところ妻は、『馬鹿ね。満足よ。』、『そんな昔のこと忘れちゃったわよ。』って全く取り合ってくれません。
それで私は会社のPC(パーソナルコンピュータ)から間違いメールのふりをして、妻の携帯へ送信しました。その夜、百合子が私に『今日ね、間違いメールがきたの。それで≪間違いですよ。≫って返信をしたら、丁寧に謝ってくれてすごく感じのいい人だったの。』って言ってきました。気がつくかとも思いましたが大丈夫みたいです。
翌日から第三者(片桐博巳:かたぎり・ひろみ)を名乗った私と、それに気がつかない妻とのメールのやり取りが始まりました。片桐が〔下の名前を教えてください。〕と乞うと妻は『文乃(あやの)です。』って名乗ります。(妻は“子”がついている名前が嫌だと前から言っていた。)そしてメールの回数を重ねるごとに次第にHネタへと移っていき、ついに妻の本音と過去の経験を聞くことができました。
〔ご主人と出会うまでの経験は何人?〕と片桐になりすました《私》がメールをします。
『5人かな? 少ないでしょ。』
《えっ?? 2人って聞いたことがあるぞ?》
〔文乃さんは不倫経験があるの?〕
『ふふふ、結婚前にね。相手は当時の上司、つまり主人の上司だったの。』
《おいおいっ! それも聞いてないよぉ!》
〔その人のことはホントに好きだったの?〕
私は勇気を奮って訊いてみる。
『うん。だって本当はその人の子供を生みたかったくらいだもん。』
〔『本当は』って?〕
『妊娠しちゃって、中絶しているのよ。でも今は良かったと思っているわ。主人と結婚できて、今はとても幸せだから。』
この日は私がショックを引きずったまま終了した。妻の本音と過去が気になり始めたものの直接訊き出せない私としては、卑怯な手段ですが訊き出すことに成功します。しかし、その真実は衝撃でした。 第2話へ続く
2017/05/06
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