短Ⅳ4[淫靡な介護]第1話
短Ⅳ4[淫靡な介護]第1話
(原題:老人と未央27歳 投稿者・投稿日:不明)
『それじゃあ、黒田さん。また来るね。』って角倉茉優(すみくら・まゆ:27歳)はそう言って、老人(黒田丸三郎:くろだ・まるさぶろう:70歳)の住む家から出た。茉優が訪問介護を始めたのは、二カ月前からだった。夫(角倉和宣:すみくら・かずのり:33歳)が上海へ単身赴任してから一年になろうとしている。当初は夫がいない解放感を味わっていた茉優だったが、何か体を動かすことがしてみたくなり、実利も兼ねて“ホームヘルパー2級”資格の取得のために学校に入学、少し苦労をしたが無事2級に合格、在宅老人のヘルパーとして働いているのだった。
《あしたの夕飯は、何を作ろうかな?》
帰りの電車に揺られながら、いつもそんなことを茉優は考えている。自分が介護をしている黒田さんは、寝たきりではないが自己生活能力に欠けていた。最初の一カ月は先輩ヘルパーの手伝いだったが、介護が必要な老人の多さに、一人で任される様になる。茉優(まゆ)がなんとか勤まっているのは、幼い頃に亡くなった祖父の姿を丸三郎にだぶらせているところが大きかった。
『黒田さん! 今日の夕食は黒田さんの好きな肉ジャガですよ!』
茉優は部屋の中にあがり腕まくりをすると、昨日干して置いた洗濯物を取り込んだ。
手際良く掃除機をかけていると
〔茉優さん、すまないけど尿瓶(しびん)を頼むよ。〕
と丸三郎が訴えた。
『ちょっと待ってね、今準備するから…。』
茉優にとってこの作業は苦手である。今年で27歳になる茉優だが、やはり性器をさわるのは抵抗があった。
『じゃあ、黒田さん……はい。』
老人の寝巻きをまくり、下着を脱がしにかかるとそこにはすでに男としての機能は果たさないが隆々とした男根があった。茉優はその丸三郎の男根を恥ずかしそうに支え持つと、尿瓶の口にあてがう。実は丸三郎の手足は不自由ではない。脳梗塞の後遺症はリハビリによって回復し、スクワットや柔軟体操は欠かさない健康体だ。それをヘルパーには隠して介護を頼み、格安で家事をさせている。一度不自由な身体を経験しているので、上手く演技ができるのだ。
〔茉優ちゃん。扱い方上手だねえ。でもご主人が単身赴任でかわいそうだな。〕
『もう、黒田さんたら……。』
茉優は顔を赤らめている。最初の頃こそ、無口で無愛想だった丸三郎だが、自分の世話をすることになった、美人で清楚な茉優に興味をもちはじめ、なにかと下の話をして、茉優がどんな反応をするのか楽しんでいるのだ。 第2話に続く
2017/05/12
(原題:老人と未央27歳 投稿者・投稿日:不明)
『それじゃあ、黒田さん。また来るね。』って角倉茉優(すみくら・まゆ:27歳)はそう言って、老人(黒田丸三郎:くろだ・まるさぶろう:70歳)の住む家から出た。茉優が訪問介護を始めたのは、二カ月前からだった。夫(角倉和宣:すみくら・かずのり:33歳)が上海へ単身赴任してから一年になろうとしている。当初は夫がいない解放感を味わっていた茉優だったが、何か体を動かすことがしてみたくなり、実利も兼ねて“ホームヘルパー2級”資格の取得のために学校に入学、少し苦労をしたが無事2級に合格、在宅老人のヘルパーとして働いているのだった。
《あしたの夕飯は、何を作ろうかな?》
帰りの電車に揺られながら、いつもそんなことを茉優は考えている。自分が介護をしている黒田さんは、寝たきりではないが自己生活能力に欠けていた。最初の一カ月は先輩ヘルパーの手伝いだったが、介護が必要な老人の多さに、一人で任される様になる。茉優(まゆ)がなんとか勤まっているのは、幼い頃に亡くなった祖父の姿を丸三郎にだぶらせているところが大きかった。
『黒田さん! 今日の夕食は黒田さんの好きな肉ジャガですよ!』
茉優は部屋の中にあがり腕まくりをすると、昨日干して置いた洗濯物を取り込んだ。
手際良く掃除機をかけていると
〔茉優さん、すまないけど尿瓶(しびん)を頼むよ。〕
と丸三郎が訴えた。
『ちょっと待ってね、今準備するから…。』
茉優にとってこの作業は苦手である。今年で27歳になる茉優だが、やはり性器をさわるのは抵抗があった。
『じゃあ、黒田さん……はい。』
老人の寝巻きをまくり、下着を脱がしにかかるとそこにはすでに男としての機能は果たさないが隆々とした男根があった。茉優はその丸三郎の男根を恥ずかしそうに支え持つと、尿瓶の口にあてがう。実は丸三郎の手足は不自由ではない。脳梗塞の後遺症はリハビリによって回復し、スクワットや柔軟体操は欠かさない健康体だ。それをヘルパーには隠して介護を頼み、格安で家事をさせている。一度不自由な身体を経験しているので、上手く演技ができるのだ。
〔茉優ちゃん。扱い方上手だねえ。でもご主人が単身赴任でかわいそうだな。〕
『もう、黒田さんたら……。』
茉優は顔を赤らめている。最初の頃こそ、無口で無愛想だった丸三郎だが、自分の世話をすることになった、美人で清楚な茉優に興味をもちはじめ、なにかと下の話をして、茉優がどんな反応をするのか楽しんでいるのだ。 第2話に続く
2017/05/12
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