名P〖彼女の恋(修正版)〗その4
名P〖彼女の恋(修正版)〗その4
その3
〚こっち! こっちぃ!〛
住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんが僕たちをみつけ、大きな身振りで呼びます。
〔おぅ、ワルい、ワルいつぅか、杏奈たち早くね!〕
〚健次たちが遅いんだよぉ!〛
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)は彼女(今野奈々:こんの・なな:22歳)と目が合う、「よっ!」『うんっ』クスリっと笑う奈々の笑顔で、優しい空気があふれます。奈々は白のジーンズに紺に白の水玉のキャミソールで、スタイル(胸はDカップ)のよくわかるファッションでした。ガヤガヤした店内で奈々は輝いていました。
4人で飲んでいると、しだいに酔ってきたのですがある事に僕も奈々も気づきました。後輩の村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)と杏奈ちゃんが異常にべったりなんです。『・・ふたりってなんか・・そうなの?』「まぁ、そんな感じかな。」健次に別の彼女がいることを知っている僕は言葉を濁しながら答えました。
ふたりは一度見つめあってから、『お似合いだね。』、「そうだよね。」と乾杯してふたりのことを肴にお酒をのみました。あまりに楽しく、明日は休みということも手伝い僕は飲みすぎてしまい、帰るのが億劫になる。「今日は近くのマンガ喫茶にでも泊まるわ。」と言うと、〚奈々の家が近いからみんなで行こうよ。〛と杏奈ちゃんが提案しました。
〔うわぁ、行きたい、行きたいな! 奈々ちゃんの部屋がみたぁい!〕と、健次は大騒ぎ
をしています。『片付けていないから、恥ずかしいよ・・・。』って困惑をしている奈々をよそに〚奈々いいじゃない。みんな行くよ!〛って、いうことで店を後にしました。
駅の方向とは逆にしばらく歩きました。途中のコンビニでお酒とつまみを買います。相変わらず後輩の健次は大きな声で話し、杏奈ちゃんはそれを聞いて笑いが止まらないようでした。奈々はちょっと困り顔でふたりを見ながら、たまに僕を見て“やれやれ”みたいな顔をします。
10分ほど歩いたら、まだ新しい、白い綺麗なマンションに着きました。《ここが奈々の住んでいるところか・・。》『ちょっと片付けるから待っていてくれる?』って言い残して、奈々はそのマンションの2階の一番奥の角部屋へ入って行きます。
僕たちは、廊下でしばらく待ちました。健次は杏奈ちゃんに何か耳打ちし、それで杏奈ちゃんがクスクス笑っています。《それにしても2人は、いつの間に・・こんなに親しい関係に・・・。》漸く奈々が顔を出してOKサインを送って来たので、3人は階段を昇り部屋の中へ入りました。 その5へ
2017/10/17
その3
〚こっち! こっちぃ!〛
住谷杏奈(すみたに・あんな:22歳)ちゃんが僕たちをみつけ、大きな身振りで呼びます。
〔おぅ、ワルい、ワルいつぅか、杏奈たち早くね!〕
〚健次たちが遅いんだよぉ!〛
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)は彼女(今野奈々:こんの・なな:22歳)と目が合う、「よっ!」『うんっ』クスリっと笑う奈々の笑顔で、優しい空気があふれます。奈々は白のジーンズに紺に白の水玉のキャミソールで、スタイル(胸はDカップ)のよくわかるファッションでした。ガヤガヤした店内で奈々は輝いていました。
4人で飲んでいると、しだいに酔ってきたのですがある事に僕も奈々も気づきました。後輩の村瀬健次(むらせ・けんじ:23歳)と杏奈ちゃんが異常にべったりなんです。『・・ふたりってなんか・・そうなの?』「まぁ、そんな感じかな。」健次に別の彼女がいることを知っている僕は言葉を濁しながら答えました。
ふたりは一度見つめあってから、『お似合いだね。』、「そうだよね。」と乾杯してふたりのことを肴にお酒をのみました。あまりに楽しく、明日は休みということも手伝い僕は飲みすぎてしまい、帰るのが億劫になる。「今日は近くのマンガ喫茶にでも泊まるわ。」と言うと、〚奈々の家が近いからみんなで行こうよ。〛と杏奈ちゃんが提案しました。
〔うわぁ、行きたい、行きたいな! 奈々ちゃんの部屋がみたぁい!〕と、健次は大騒ぎ
をしています。『片付けていないから、恥ずかしいよ・・・。』って困惑をしている奈々をよそに〚奈々いいじゃない。みんな行くよ!〛って、いうことで店を後にしました。
駅の方向とは逆にしばらく歩きました。途中のコンビニでお酒とつまみを買います。相変わらず後輩の健次は大きな声で話し、杏奈ちゃんはそれを聞いて笑いが止まらないようでした。奈々はちょっと困り顔でふたりを見ながら、たまに僕を見て“やれやれ”みたいな顔をします。
10分ほど歩いたら、まだ新しい、白い綺麗なマンションに着きました。《ここが奈々の住んでいるところか・・。》『ちょっと片付けるから待っていてくれる?』って言い残して、奈々はそのマンションの2階の一番奥の角部屋へ入って行きます。
僕たちは、廊下でしばらく待ちました。健次は杏奈ちゃんに何か耳打ちし、それで杏奈ちゃんがクスクス笑っています。《それにしても2人は、いつの間に・・こんなに親しい関係に・・・。》漸く奈々が顔を出してOKサインを送って来たので、3人は階段を昇り部屋の中へ入りました。 その5へ
2017/10/17
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